救う会全国協議会

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北朝鮮に拉致された日本人を救出するための全国協議会

「家族会」、「救う会」 緊急声明(2004/07/06)
★☆救う会全国協議会ニュース★☆(2004.07.06)

■「家族会」、「救う会」 緊急声明

 曽我ひとみさん一家が7月9日、インドネシアのジャカルタ市内で再会することが
決まった。ひとみさんの念願通り「家族と日本で暮らせる」よう、関係者のより一層
の努力を強く求めたい。

 そのためには、ジャカルタでの再会において、北朝鮮金正日政権の影響を完全に排
除した自由な再会が確保されなければならない。その点で、今回北朝鮮当局が数人を
同行させてくることは、強い不安を抱かせるものである。

 金正日政権の影響が少しでも及ぶ状況下では、ひとみさんと家族が自由な会話や意
思確認を行うことはできない。ひとみさん本人も、金正日政権の影響力が強い北京で
の再会を明確に拒否したのである。

 日本の主権下にあるチャーター機内では北朝鮮同行者とひとみさんの家族とを画然
と分離すること、着陸後はひとみさんの家族へのあらゆる方法での接近を阻止するこ
となど、拉致被害国家日本として当然のことながらひとみさん一家の人権を保護する
ことを強く要請する。

 また、ひとみさんの拉致事件だけを考えても、同じ場所で北朝鮮工作員に襲われた
お母さんのミヨシさんは、金正日政権によって一方的に「未入国」とされたままであ
る。政府は、政府認定の10人の拉致被害者やその他多数の未帰還者を早急に救出す
べきである。

 日本政府は日朝首脳会談で北朝鮮が約束した「再調査」の早急な結果報告を求める
とともに、その報告が信じるに足るものかを判断するために、未帰還者に関するあら
ゆる情報を収集分析し救出に備えていただきたい。また、北朝鮮が「再調査」結果を
小泉初訪朝から満2年となる9月17日を過ぎても報告しない場合、あるいは「再調
査」結果が前回同様でたらめなものであった場合、さらには日朝平壌宣言が遵守され
ていないことが確認された場合は、拉致問題の完全解決のために経済制裁を発動する
ことを改めて強く要請する。

平成16年7月6日
北朝鮮による拉致被害者家族連絡会代表 横田 滋
北朝鮮に拉致された日本人を救出するための全国協議会会長 佐藤勝巳


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