救う会全国協議会

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北朝鮮に拉致された日本人を救出するための全国協議会

アルブール・国連人権高等弁務官と面会(2007/01/26)
★☆救う会全国協議会ニュース★☆(2007.01.26-1)

 本日、1月26日、来日し、麻生外務大臣、塩崎官房長官などと内閣府会議室
で面会したルイーズ・アルブール・国連人権高等弁務官と家族会、救う会、調査
会関係者が面会し、拉致問題について懇談した。アルブールさんとは2年前に面
会しており、今回が2回目。
 参加者は、家族会=横田滋・早紀江代表夫妻、飯塚繁雄副代表、横田拓也事務
局次長、有本明弘・嘉代子夫妻、松本孟さん、救う会=佐藤勝巳会長、平田隆太
郎事務局長、山岸丈良・事務局次長、調査会=荒木和博代表、杉野正治常務理事。
その他拉致対策本部、外務省からも参加した。

■アルブール・国連人権高等弁務官と面会
 アルブール氏は冒頭、「みなさんのこれまでの努力の結果、北朝鮮による拉致
問題が国際社会で大きく扱われるようになった。私は皆様の活動を信頼している。
また、昨年は、強制的失踪に関する新条約が成立し、今年2月パリで署名が行な
われることになっている。強制的失踪に関する国際社会の関心も高まった。その
中でも、外国の権力機関による拉致というのは強制的失踪の中でも特異なものと
認識している」、「条約が前に進めば拉致問題が国際社会の前面に出ることにな
る」と述べた。

 また、この「強制的失踪に関する条約」について、「自発的でない、あるいは
強制的な失踪であり、あらゆる手段で失踪・移動させられたものは強制的失踪だ。
拉致は外国の機関によるものだが、南米では自国政府によるケースが多く、こう
いうのも強制的失踪に含まれ、各国が調査・救出の義務を負うという条約だ」と
説明した。

 さらに、昨年、国連総会が北朝鮮に関し非難決議と制裁決議の2つの決議を行
なったことについて、「2つの決議は大きな成功だった。大きな効果があると考
える」と述べた。
他方、昨年国連人権委員会が改組され国連人権理事会となり、加盟国の人権状況
の定期的な見直しや、深刻な人権侵害について協議する場ができたが、「特定国
の名前をあげて決議することについてはすべての国が賛成するかという問題があ
る。北朝鮮に同情する国があるわけではないが、自国の人権侵害についての非難
となってはねかえることを恐れる問題がある」と述べた。その上で、「だからこ
そみなさんの活動が必要なのだ」と強調し、「継続して北朝鮮に圧力をかけるこ
とが大事だ」と述べた。

 家族会・救う会が制作した写真・パネルの展示や米国で制作された映画「めぐ
みストーリー」の上映をジュネーブの国連内で行なうことはできないかとの質問
について、「3月12日から4週間にわたり、世界各地の人権活動家が集まり、
世界中で起こっている人権侵害について展示したり、映画を上映する場があるの
で、ジュネーブの大使館と協力してほしい」との答えがあった。

 北朝鮮のような国に穀物を援助しても、WFP(世界食糧計画)などが弱者に
配給した直後に権力に取り上げられるため、北朝鮮国民の人権支援のためには、
配給のモニターだけでは不十分で、消費のモニターが必要だ。それは、コメや小
麦のような穀物を支援するのではなく、ご飯やパンを配ることで解決できる、と
の意見について、「実はWFPなどの国連機関も北朝鮮に関しては難しい問題が
あり困っている。結果として適切な支援になっていないと認識している。しかし、
子どもたちなどの弱者になんとか支援しようと懸命になっていることは事実だ。
その意見は是非WFPの同僚に伝えたい」と述べた。
 

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