救う会全国協議会

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北朝鮮に拉致された日本人を救出するための全国協議会

伊原参事官が6者協議報告(2007/03/27)
★☆救う会全国協議会ニュース★☆(2007.03.27)伊原参事官が6者協議報告

■伊原参事官が6者協議報告

 3月27日、3月15日から開催された6者協議第一セッションについて、外
務省・伊原純一参事官等から報告を受け、その後家族会、救う会、調査会との質
疑、意見交換があった。以下は伊原三時間の報告概要である。

 参加者は、外務省=伊原参事官、山田重夫北東アジア課長、拉致対策本部=中
山恭子事務局長、藤井参事官、河内隆連絡調整室長、岡田隆政策企画室長、南隆
情報室長など。家族会=横田滋・早紀江代表夫妻、飯塚繁雄副代表、増元照明事
務局長、本間 勝さん。救う会=佐藤勝巳会長、西岡力常任副会長、平田隆太郎
事務局長、山岸丈良事務局次長。調査会=荒木和博代表、真鍋貞樹専務理事。

伊原 今回は、2月13日の合意に従い、30日以内にやるべきことの検証、6
0日以内に実施する措置に関する議論、その後の措置についての初歩的な検討を
予定していた。経済・エネルギー協力作業部会と北東アジアの平和及び安全メカ
ニズム作業部会を1日ずつ行い、非核化作業部会を2日行ったが、北朝鮮が非核
化作業部会の時からバンコ・デルタ・アジア(BDA)問題を提起し、北朝鮮は、
非核化作業部会の2日目には実質審議に入らず中途半端で終わった。

 全体会合では、オープニングの挨拶後に北朝鮮は実質審議を拒んだ。議長国の
中国が、5つの作業部会に関する各国の報告聴取実施を押し切ったが、そこでス
トップしてしまった。そこで、BDA問題の取り組みが行われ、1日延期までし
たが解決されなかった。

 BDA問題は、2月13日の6者合意とは別に、米朝で30日以内に解決する
との別の合意があった。米財務省の調査結果が29日目の3月14日に提出され、
BDAには問題があり米国金融システムへのアクセスを阻止するとしながら、1
5日の6者会合で、凍結されている資金全額を北朝鮮側に返却するとの発表を行っ
た。しかし、技術的・手続き的な問題が解決せず、北朝鮮は、合意に従い、初期
段階の措置を行う用意があるが、全額送金が確認されない限り議論に応じないと
主張した。他の国も、BDA問題が解決すれば、北朝鮮は初期的措置をとる意向
があると思っていた。

 日朝関係では、ハノイでの作業部会で、北朝鮮が誠意ある対応をとらず、席を
立ったことを率直に報告した。これにつき米国は、一方的に席を立つのはよくな
いと強く協議を行うよう述べた。ロシア、中国も協議をきちんと行うべき、懸案
をきちんと話し合うべき、と述べた。これを受けて、北朝鮮は従来の主張を繰り
返した。拉致問題ではやるべきことをやったのに、日本は不幸な過去に関する問
題(強制連行・慰安婦問題)に対応しないなどである。日ロの協議の際、ロシア
側は、拉致問題の解決を重視していると述べたが、他方、一方が知恵を出さない
時は他方が出すべきとも言っていた。

 結論として、拉致問題は、2国間でも6者会合でも各国共通の関心事項として
議論されたということだ。なお、日朝以外の各国は、強く意見を言い、北朝鮮の
姿勢については批判したが、一方、例えば中国は、拉致問題は日朝の努力で前に
進めるべきだという意見だった。我々は、各国の理解についてもさらに努力をす
る必要があると思った。

以上




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