6者会合につき佐々江・日本代表より報告(2007/07/25)
★☆救う会全国協議会ニュース★☆ (2007.07.25)
本日、7月25日、6者会合に関し、内閣府会議室において佐々江・6者会合日
本代表から家族会等に説明がなされた。参加者と概要は以下の通り。
参加者 佐々江賢一郎・6者会合日本代表(外務省アジア大洋州局長)他政府関
係者
家族会=横田滋・早紀江代表夫妻、飯塚繁雄副代表、増元照明事務局長、有本明
弘・嘉代子夫妻、本間勝さん、飯塚耕一郎さん、松本孟さん
救う会=西岡力常任副会長、平田隆太郎事務局長、山岸丈良事務局次長
調査会=杉野正治常務理事
■6者会合につき佐々江・日本代表より報告
佐々江代表報告
今回の位置づけは首席代表者会合であった。日程も短かかった。現状の確認と、
今後どうするかについて協議した。拉致問題について早急に解決することを求め、
「進展がない限りエネルギー支援は行わない」ことを重ねて伝えた。また、6者
会合共同声明のバランスよい実施につなげていく必要があると発言した。「バラ
ンス」とは、例えば6者会合、日朝間には色々な問題があり、日朝では拉致問題
が含まれるということだ。
核問題については、北朝鮮が寧辺の核施設の稼動を停止し、IAEAが活動を
開始したので、「次の段階」の措置につき協議したが、「年末までに」等の期限
を設けることについては合意が得られなかった。また、「完全な申告」に何を含
めるか、「無能力化」の態様等について8月末までに作業部会を行い、それを受
けて9月に6者会合第2セッションを行うことで合意した。
19日午後、1時間程度持たれた日朝協議では、6者会合、日朝関係の問題の
解決に向け、共に努力していくことで一致した。また、ただ作用部会が開かれる
だけではだめだから、拉致問題について、北朝鮮が正面から取り組むよう、帰国
後本国によく伝えてほしいと要請した。
出席者からは、「アメリカが拉致問題を置き去りにすることはないか」、「ヒ
ル代表とはどういう人か」、「テロ支援国家指定解除問題はどうなるか」、「中
国、ロシア、韓国は拉致問題についてどういう姿勢か」、「特定失踪者等未認定
の被害者の扱い」等の質問がなされた。
日米協議で、テロ支援国家指定解除問題について米国は、「日本の立場はよく
分かる」と言っている。また、北朝鮮に対し一番明確に日本と協議せよと発言し
たのが米国だ。わが方からは、他の国に対しても拉致問題の解決が必要なことを
訴え、各国からも北朝鮮に対し、「日朝協議を行うべきと伝えた」との報告があっ
た。中国も理解が深まり、できることがあればやると言ってくれた。ロシアはプー
チン政権になってから北朝鮮との関係を改善しつつあり、その分北朝鮮への発言
力も強化している。韓国は以前は、「日本は拉致問題で6者会合の足を引っ張る
な」と言ったが、今は言わなくなった。これらの動きを北朝鮮は圧力と感じたと
思う。6者会合の最終目的は、朝鮮半島の非核化などで北東アジアの平和と安定
をはかることだが、どの国も、拉致問題に決着がつかないと、穴が開くと理解し
ている。拉致問題の解決のための前進が必要と北朝鮮が思うように持って行きた
い。
日本としてはまずは政府認定の被害者につき解決を求めるが、特定失踪者を含
むすべての被害者の問題に真剣に取り組むことに変わりはない。
なお、北朝鮮外務省が6者会合の最中に「備忘録」なる文書を発表し、根拠の
ない日本批判を続けている。「備忘録」については、一つひとつに反論するかは
別として、日本として何らかの形で反論を行うことを考えている。
<参考情報>
本日夜、外務省から、「拉致問題に関する『外務省備忘録』について」との
「外務省報道発表」が発表された。全文は以下の通り。
拉致問題に関する北朝鮮「外務省備忘録」について
平成19年7月25日
1.先般7月19日、北朝鮮は拉致問題に関する「外務省備忘録」を発表した。
2.この備忘録は、「『拉致問題』は終結した」という北朝鮮側の立場を改めて
主張している点、及び拉致問題に関する多くの事実関係を歪曲し、一方的に述べ
ている点において、我々として受け入れることは全くできない。
3.先般20日まで北京にて開催された六者会合首席代表者会合の機会に行われ
た日朝首席代表者間の協議では、六者会合、日朝関係それぞれ問題があるが、そ
れら問題の解決に向け、共に努力していくことで一致したところであり、このよ
うな備忘録はそのような姿勢とは相容れないものである。
4.北朝鮮側が人命、人権、主権に係わる拉致問題を含む日朝間の諸懸案につき、
誠意をもって対応し、8月末までに開催される日朝作業部会において、有意義な
議論が行われることを心から希望する。
(拉致問題参考リンク)
○総理官邸ホームページ
http://www.kantei.go.jp/jp/singi/rati/index.html
○外務省ホームページ
http://www.mofa.go.jp/mofaj/area/n_korea/abd/rachi.html
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●安倍首相にメール・葉書を
首相官邸のホームページに「ご意見募集」があります。
下記をクリックして、ご意見を送ってください。
http://www.kantei.go.jp/jp/forms/goiken.html
葉書は、〒100-8968 千代田区永田町2-3-1 内閣総理大臣 安倍晋三殿
●救う会全国協議会ニュース
発行:北朝鮮に拉致された日本人を救出するための全国協議会(救う会)
TEL 03-3946-5780 FAX 03-3946-5784 http://www.sukuukai.jp
担当:平田隆太郎(事務局長 info@sukuukai.jp)
〒112-0013 東京都文京区音羽1-17-11-905
カンパ振込先:郵便振替口座 00100-4-14701 救う会
みずほ銀行池袋支店(普)5620780 救う会事務局長平田隆太郎
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本日、7月25日、6者会合に関し、内閣府会議室において佐々江・6者会合日
本代表から家族会等に説明がなされた。参加者と概要は以下の通り。
参加者 佐々江賢一郎・6者会合日本代表(外務省アジア大洋州局長)他政府関
係者
家族会=横田滋・早紀江代表夫妻、飯塚繁雄副代表、増元照明事務局長、有本明
弘・嘉代子夫妻、本間勝さん、飯塚耕一郎さん、松本孟さん
救う会=西岡力常任副会長、平田隆太郎事務局長、山岸丈良事務局次長
調査会=杉野正治常務理事
■6者会合につき佐々江・日本代表より報告
佐々江代表報告
今回の位置づけは首席代表者会合であった。日程も短かかった。現状の確認と、
今後どうするかについて協議した。拉致問題について早急に解決することを求め、
「進展がない限りエネルギー支援は行わない」ことを重ねて伝えた。また、6者
会合共同声明のバランスよい実施につなげていく必要があると発言した。「バラ
ンス」とは、例えば6者会合、日朝間には色々な問題があり、日朝では拉致問題
が含まれるということだ。
核問題については、北朝鮮が寧辺の核施設の稼動を停止し、IAEAが活動を
開始したので、「次の段階」の措置につき協議したが、「年末までに」等の期限
を設けることについては合意が得られなかった。また、「完全な申告」に何を含
めるか、「無能力化」の態様等について8月末までに作業部会を行い、それを受
けて9月に6者会合第2セッションを行うことで合意した。
19日午後、1時間程度持たれた日朝協議では、6者会合、日朝関係の問題の
解決に向け、共に努力していくことで一致した。また、ただ作用部会が開かれる
だけではだめだから、拉致問題について、北朝鮮が正面から取り組むよう、帰国
後本国によく伝えてほしいと要請した。
出席者からは、「アメリカが拉致問題を置き去りにすることはないか」、「ヒ
ル代表とはどういう人か」、「テロ支援国家指定解除問題はどうなるか」、「中
国、ロシア、韓国は拉致問題についてどういう姿勢か」、「特定失踪者等未認定
の被害者の扱い」等の質問がなされた。
日米協議で、テロ支援国家指定解除問題について米国は、「日本の立場はよく
分かる」と言っている。また、北朝鮮に対し一番明確に日本と協議せよと発言し
たのが米国だ。わが方からは、他の国に対しても拉致問題の解決が必要なことを
訴え、各国からも北朝鮮に対し、「日朝協議を行うべきと伝えた」との報告があっ
た。中国も理解が深まり、できることがあればやると言ってくれた。ロシアはプー
チン政権になってから北朝鮮との関係を改善しつつあり、その分北朝鮮への発言
力も強化している。韓国は以前は、「日本は拉致問題で6者会合の足を引っ張る
な」と言ったが、今は言わなくなった。これらの動きを北朝鮮は圧力と感じたと
思う。6者会合の最終目的は、朝鮮半島の非核化などで北東アジアの平和と安定
をはかることだが、どの国も、拉致問題に決着がつかないと、穴が開くと理解し
ている。拉致問題の解決のための前進が必要と北朝鮮が思うように持って行きた
い。
日本としてはまずは政府認定の被害者につき解決を求めるが、特定失踪者を含
むすべての被害者の問題に真剣に取り組むことに変わりはない。
なお、北朝鮮外務省が6者会合の最中に「備忘録」なる文書を発表し、根拠の
ない日本批判を続けている。「備忘録」については、一つひとつに反論するかは
別として、日本として何らかの形で反論を行うことを考えている。
<参考情報>
本日夜、外務省から、「拉致問題に関する『外務省備忘録』について」との
「外務省報道発表」が発表された。全文は以下の通り。
拉致問題に関する北朝鮮「外務省備忘録」について
平成19年7月25日
1.先般7月19日、北朝鮮は拉致問題に関する「外務省備忘録」を発表した。
2.この備忘録は、「『拉致問題』は終結した」という北朝鮮側の立場を改めて
主張している点、及び拉致問題に関する多くの事実関係を歪曲し、一方的に述べ
ている点において、我々として受け入れることは全くできない。
3.先般20日まで北京にて開催された六者会合首席代表者会合の機会に行われ
た日朝首席代表者間の協議では、六者会合、日朝関係それぞれ問題があるが、そ
れら問題の解決に向け、共に努力していくことで一致したところであり、このよ
うな備忘録はそのような姿勢とは相容れないものである。
4.北朝鮮側が人命、人権、主権に係わる拉致問題を含む日朝間の諸懸案につき、
誠意をもって対応し、8月末までに開催される日朝作業部会において、有意義な
議論が行われることを心から希望する。
(拉致問題参考リンク)
○総理官邸ホームページ
http://www.kantei.go.jp/jp/singi/rati/index.html
○外務省ホームページ
http://www.mofa.go.jp/mofaj/area/n_korea/abd/rachi.html
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●安倍首相にメール・葉書を
首相官邸のホームページに「ご意見募集」があります。
下記をクリックして、ご意見を送ってください。
http://www.kantei.go.jp/jp/forms/goiken.html
葉書は、〒100-8968 千代田区永田町2-3-1 内閣総理大臣 安倍晋三殿
●救う会全国協議会ニュース
発行:北朝鮮に拉致された日本人を救出するための全国協議会(救う会)
TEL 03-3946-5780 FAX 03-3946-5784 http://www.sukuukai.jp
担当:平田隆太郎(事務局長 info@sukuukai.jp)
〒112-0013 東京都文京区音羽1-17-11-905
カンパ振込先:郵便振替口座 00100-4-14701 救う会
みずほ銀行池袋支店(普)5620780 救う会事務局長平田隆太郎
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