救う会全国協議会

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北朝鮮に拉致された日本人を救出するための全国協議会

北朝鮮に誠実さなし?日朝作業部会(2007/09/12)
★☆救う会全国協議会ニュース★☆(2007.09.12?2)

 昨日、9月11日、日朝作業部会の日本代表を務めた美根慶樹大使から、家族
会・救う会・調査会が報告を受けた。6者協議の中に設置された5つの作業部会
の一つである、日朝作業部会の第2回会合は9月5、6日ウランバートルで開催
された。

 参加者は、家族会から、飯塚繁雄副代表、増元照明事務局長、横田早紀江代表
夫人、有本明弘・嘉代子、斉藤文代、本間 勝、松本 孟、増元俊子の各氏。救
う会から、佐藤勝巳会長、西岡力常任副会長、平田隆太郎事務局長、山岸丈良事
務局次長、調査会から荒木和博代表、杉野正治常務理事。政府側は、美根大使の
他、中山恭子首相補佐官、外務省・拉致対策本部関係者。

 報告と懇談の概要は以下の通り。

■北朝鮮に誠実さなし?日朝作業部会
美根大使報告
 第2回会合で初めて作業部会に参加した。日本側から、(1)すべての拉致被害者
とその家族の帰国、(2)真相究明、(3)被疑者の引渡しを要求した。北朝鮮は、今回、
「拉致は解決済み」との言葉を使わなかったこと、前回のように途中で席を立た
ず2日間の会合に参加したこと、今後も協議を行うことを除けば、すべて従来の
主張を繰り返した。

 家族会からは、代表団の労をねぎらいつつも、「何回ここに来て説明を受けて
も同じことの繰り返しだ」、「もっと強い態度で当たってほしい」等の発言があっ
た。

コメント(平田隆太郎事務局長)
 今回北朝鮮は、6者協議の枠組み規定により、日朝会談を行うことは行った。
しかし、初めから誠意ある対応をするつもりはなかった。その意味では、日本側
の努力如何に関わらず結果は見えていた。他方、北朝鮮の宋日昊代表は、「何ら
の対応なしで乗り切りれた」と上司に報告しただろう。日本側は、北朝鮮側が誠
意ある対応を行わなかったことにつきもっと厳しい言葉で糾弾し、「そのような
対応では制裁の強化を検討せざるをえない」くらいのことは主張すべきではなかっ
たか。北朝鮮の代表に気楽な上司報告をさせてはならない。宋日昊の首を取るく
らいの覚悟で次回は交渉してほしいものである。


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