救う会全国協議会

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北朝鮮に拉致された日本人を救出するための全国協議会

2つの週刊誌誹謗中傷記事(2007/12/14)
★☆救う会全国協議会ニュース★☆(2007.12.14)

■2つの週刊誌誹謗中傷記事
 今週、家族会・救う会に関わる2つの誹謗中傷記事が出た。

 一つは、12月13日発売の週刊新潮「妻の芝居に動員をかけた『家族会』増
元事務局長」という記事である。

 その記事によると、「『救う会鹿児島』副会長の木村宏次郎氏」が、「東京都
庁での拉致被害者のパネル展や有楽町での署名運動、家族会の集会などにかこつ
けて、(家族会のメンバーを)自分の嫁の舞台に呼んでいる。足代、宿泊費込み
というのも公私混同」とのコメントを掲載している。

 事実関係は以下の通りである。

 12月9日、この日東京都と家族会・救う会・調査会が主催する「写真パネル
展」が開幕した。午前10時、家族会会員と、東京都副知事など都庁の幹部や都
議会拉致議連役員との面談が予定されていた。しかし、地方在住の家族会会員は
前日に出発しなければ10時の面会に間に合わないため、家族会は8日中に東京
に集合することになっていた。そして、8日夜の観劇(増元夫人が出演)を希望
する人は、増元夫妻が無料招待した。

 家族会メンバーは、9日は都庁での面談後、有楽町で街頭署名活動を行い、夜
は翌日の「国際会議」への参加者を歓迎する夕食会、引き続き10日の国際会議
に参加した。

 経過は以上の通りで、週刊誌の見出しにある「動員」には全く根拠がない。ま
た拉致と関係のない観劇ならばともかく、田口八重子さん拉致をテーマにした観
劇に家族会の希望者を、増元夫妻が自費で招待したからといって「公私混同」に
はならない。

「足代、宿泊費込みというのも公私混同」というコメントも上記の通り、事実誤
認に基づく中傷記事である。

 また、「『救う会鹿児島』副会長の木村宏次郎氏」とあるが、同氏は、自ら
「救う会鹿児島」の役員会の開催を求め、12月9日に辞任しており、掲載日に
は副会長ではない。逆に、掲載日を計算して役員会の開催を求め、辞任したとし
か思えない経過であった。

 2つめは、12月10日発売の週刊現代「“北の元工作員”安明進『私の悪行、
日本人の悪行』」という記事である。

 その記事によると、安明進氏が次のような「懺悔告白」をしたとある。

「当初は私が日本のマスコミに出る際のギャラは、ほとんど救う会が受け取って
いました。救う会側に頼まれて白紙の領収証にサインしたこともありましたし、
救う会の関係者から『安明進の名前を使って冷麺屋を出そう』と誘われたことも
あります(救う会側はすべて否定)」。
 
 事実関係は以下の通りである。12月5日に救う会に同誌記者よりFAXが入っ
た。その内容は、「安明進氏にインタビューした」ことが書かれた上で、「ギャ
ラは貴会が受け取っていたか」、「白紙の領収証にサインするように依頼したこ
とがあったか」との質問に回答を求めるものであった。

 救う会は、後日かかってきた電話に対し、そのような事実はなく、取材に応じ
る必要を感じないとして電話を切った。

 その後、救う会が安明進氏に確認したところ、何と「最近日本のメディアの個
別取材は一切受けていない。そもそも白紙領収証の話やギャラを救う会が受け取っ
たという話は事実無根だ」と言っている。

 この二つの記事は、悪質な誹謗中傷記事である。
(平田隆太郎)



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