ムンタポーン・国連北朝鮮人権問題特別報告官が聞き取り調査?家族会・救う会(2008/01/15)
★☆救う会全国協議会ニュース★☆（2008.01.15）
１月１５日、国連北朝鮮人権問題特別報告者であるウィティット・ムンタボー
ン氏が家族会・救う会から聞き取り調査を行った。同氏は、タイのチュラロンコー
ン大学教授でもある。今回は、北朝鮮の人権状況を調査するために来日したが、
その最初の調査で、北朝鮮による拉致問題の調査を行った。同様の調査は今回が
３回目で、３月にジュネーブの人権理事会にこの１年の状況を報告することが目
的。参加者は、家族会から飯塚繁雄代表、横田 滋前代表、有本明弘・嘉代子副
代表夫妻、増元照明・俊子事務局長夫妻が、救う会から平田隆太郎事務局長が参
加した。
■ムンタポーン・国連北朝鮮人権問題特別報告官が聞き取り調査?家族会・救う会
ムンタポーン氏 毎年北朝鮮の人権状況について２つの報告を書いている。一
つは昨年１０月の国連総会への報告で、もう一つは今年３月にジュネーブの人権
理事会に報告する。国連に対し客観的な立場で報告することが私の任務だ。皆様
が感じている懸念、あるいは意見などを聞き、報告書に反映させたい。
皆様とは、このようなヒアリングだけでなく、日本やタイで開催された国際会
議やジュネーブの難民高等弁務官事務所での拉致問題の映画祭など、継続的にお
会いしてきたことが重要なことだったと思っている。国連では北朝鮮への非難決
議がなされたが、私の報告も何らかの有効な役割を果たしたと思う。この１年の
拉致問題の経過について聞きたい。
家族会・救う会からは、同氏の活躍に謝意を表した上で、新たにルーマニア人
拉致問題を立証し、その家族を集会や国際会議に招聘したこと、家族会の高齢化
もあり役員が交代したこと、６者協議が核問題を中心とした会議であるため拉致
問題があまり取り扱われていないこと、日朝協議でも北朝鮮は「拉致問題は解決
済み」と嘘の強弁を続けており政府間の交渉だけでは解決が難しいこと、国内、
国外で様々な活動を行ってきたこと、日本の世論では北朝鮮への制裁継続を当然
と考える人々が圧倒的多数であること、昨年１２月の国際会議で国際拉致解決連
合の結成に合意し連携の強化をすすめていること、日本政府は政権交代後も拉致
問題のみを任務とする拉致問題対策本部が継続して活動しており、その様々な活
動を支持していること、他方拉致問題には全く進展がみられないこと、などが報
告された。その他、昨年の国際会議で来日した脱北者の証言で少なくとも６０人
以上を拉致しているとの証言があったこと、韓国の次期大統領が拉致問題の解決
に言及したこと、韓国にいる脱北者が話し易い状況が生まれつつあること、米国
の対北朝鮮政策が厳しい対応に戻りつつあることへの期待なども表明された。
さらに、北朝鮮における医療状況、食料事情などで、拉致被害者が死に直面す
る可能性が高いことへの懸念が表明された。
ムンタポーン氏は、皆様から聞いたことを自分の言葉で、味のある報告書にし
たいと述べた上で、国連総会では非難決議が通るなどまずまずの成果があったが、
まだ拉致問題は安保理事会に上がっておらず複雑な国際的政治力が働いている、
ジュネーブの国連人権委員会が人権理事会となり３月の報告では特定の国を名指
しで報告することの是非について活発な議論になる可能性があるが被害者家族か
らの情報が力となっている、私の報告書は誰でもホームページで読むことができ
る共有財産となっている、私の報告書も問題解決の一つの窓口になるよう努力し
たい、などと述べた。
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●福田首相にメール・葉書を
首相官邸のホームページに「ご意見募集」があります。
下記をクリックして、ご意見を送ってください。
http://www.kantei.go.jp/jp/forms/goiken.html
葉書は、〒100-8968 千代田区永田町2-3-1 内閣総理大臣 福田康夫殿
●救う会全国協議会ニュース
発行：北朝鮮に拉致された日本人を救出するための全国協議会（救う会）
TEL 03-3946-5780 FAX 03-3946-5784 http://www.sukuukai.jp
担当：平田隆太郎（事務局長 info@sukuukai.jp)
〒112-0013 東京都文京区音羽1-17-11-905
カンパ振込先：郵便振替口座 00100-4-14701 救う会
みずほ銀行池袋支店（普）5620780 救う会事務局長平田隆太郎
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１月１５日、国連北朝鮮人権問題特別報告者であるウィティット・ムンタボー
ン氏が家族会・救う会から聞き取り調査を行った。同氏は、タイのチュラロンコー
ン大学教授でもある。今回は、北朝鮮の人権状況を調査するために来日したが、
その最初の調査で、北朝鮮による拉致問題の調査を行った。同様の調査は今回が
３回目で、３月にジュネーブの人権理事会にこの１年の状況を報告することが目
的。参加者は、家族会から飯塚繁雄代表、横田 滋前代表、有本明弘・嘉代子副
代表夫妻、増元照明・俊子事務局長夫妻が、救う会から平田隆太郎事務局長が参
加した。
■ムンタポーン・国連北朝鮮人権問題特別報告官が聞き取り調査?家族会・救う会
ムンタポーン氏 毎年北朝鮮の人権状況について２つの報告を書いている。一
つは昨年１０月の国連総会への報告で、もう一つは今年３月にジュネーブの人権
理事会に報告する。国連に対し客観的な立場で報告することが私の任務だ。皆様
が感じている懸念、あるいは意見などを聞き、報告書に反映させたい。
皆様とは、このようなヒアリングだけでなく、日本やタイで開催された国際会
議やジュネーブの難民高等弁務官事務所での拉致問題の映画祭など、継続的にお
会いしてきたことが重要なことだったと思っている。国連では北朝鮮への非難決
議がなされたが、私の報告も何らかの有効な役割を果たしたと思う。この１年の
拉致問題の経過について聞きたい。
家族会・救う会からは、同氏の活躍に謝意を表した上で、新たにルーマニア人
拉致問題を立証し、その家族を集会や国際会議に招聘したこと、家族会の高齢化
もあり役員が交代したこと、６者協議が核問題を中心とした会議であるため拉致
問題があまり取り扱われていないこと、日朝協議でも北朝鮮は「拉致問題は解決
済み」と嘘の強弁を続けており政府間の交渉だけでは解決が難しいこと、国内、
国外で様々な活動を行ってきたこと、日本の世論では北朝鮮への制裁継続を当然
と考える人々が圧倒的多数であること、昨年１２月の国際会議で国際拉致解決連
合の結成に合意し連携の強化をすすめていること、日本政府は政権交代後も拉致
問題のみを任務とする拉致問題対策本部が継続して活動しており、その様々な活
動を支持していること、他方拉致問題には全く進展がみられないこと、などが報
告された。その他、昨年の国際会議で来日した脱北者の証言で少なくとも６０人
以上を拉致しているとの証言があったこと、韓国の次期大統領が拉致問題の解決
に言及したこと、韓国にいる脱北者が話し易い状況が生まれつつあること、米国
の対北朝鮮政策が厳しい対応に戻りつつあることへの期待なども表明された。
さらに、北朝鮮における医療状況、食料事情などで、拉致被害者が死に直面す
る可能性が高いことへの懸念が表明された。
ムンタポーン氏は、皆様から聞いたことを自分の言葉で、味のある報告書にし
たいと述べた上で、国連総会では非難決議が通るなどまずまずの成果があったが、
まだ拉致問題は安保理事会に上がっておらず複雑な国際的政治力が働いている、
ジュネーブの国連人権委員会が人権理事会となり３月の報告では特定の国を名指
しで報告することの是非について活発な議論になる可能性があるが被害者家族か
らの情報が力となっている、私の報告書は誰でもホームページで読むことができ
る共有財産となっている、私の報告書も問題解決の一つの窓口になるよう努力し
たい、などと述べた。
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●福田首相にメール・葉書を
首相官邸のホームページに「ご意見募集」があります。
下記をクリックして、ご意見を送ってください。
http://www.kantei.go.jp/jp/forms/goiken.html
葉書は、〒100-8968 千代田区永田町2-3-1 内閣総理大臣 福田康夫殿
●救う会全国協議会ニュース
発行：北朝鮮に拉致された日本人を救出するための全国協議会（救う会）
TEL 03-3946-5780 FAX 03-3946-5784 http://www.sukuukai.jp
担当：平田隆太郎（事務局長 info@sukuukai.jp)
〒112-0013 東京都文京区音羽1-17-11-905
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