読売新聞の報道について(2008/05/09)
★☆救う会全国協議会ニュース★☆(2008.05.09)
本日の読売新聞の1面トップに、「横田さん夫妻 孫娘と韓国で面会案 政府
李政権に仲介要請」との大きな「スクープ」記事が掲載された。しかし、「事
実無根」等と、町村信孝内閣官房長官、中山恭子首相補佐官が否定した。折から、
横田早紀江さんの作詞に関する会見があり、早紀江さんはその場で、「中山さん
から、そんな事実はないと聞きほっとした」と述べた。
■読売新聞の報道について
読売新聞の記事冒頭のリードは以下の通り。
「日本政府が、拉致被害者の横田めぐみさんの娘や元夫と、めぐみさんの両親と
の面会を韓国内で実現できるよう韓国政府に北朝鮮との仲介を要請していたこと
がわかった。日本側は面会が実現すれば、めぐみさんの「遺骨」として北朝鮮か
ら提供された別人の骨を返還する考えも示した。日韓関係筋が8日明らかにした。
拉致問題を巡る日朝交渉が進展しない中、現状を打破するには、日本側から踏み
込んだ提案をする必要があると判断したとみられる」。
この記事につき町村官房長官は、閣議後の会見で、
「中山補佐官は4月25日に韓国を訪問し、韓国政府関係者と意見交換を行った
のは事実でありますけれども、報道されているような遺骨の返還の考えを示した
という事実はございませんし、また、政府全体としてもこうした方針を決定した
ということはまったくございません。本件報道は事実に基づかないものでありま
すし、また、中山補佐官に対して取材も行われていないということ、また、横田
ご夫妻のお気持ちを考えると大変遺憾な記事であるということをあえて申し上げ
ます」と述べた。
また、面会案は全くの事実無根か、と聞かれ
「無根です」
政府内でそういったことが検討に上がったこともないかとの質問に
「おりません」
と答えた(以上産経新聞)。
中山補佐官は9日午前、国会内で記者団に対し、「取引は一切考えていない。
『遺骨』を取引材料に使って何かをするということは関係者の誰の頭にも無いこ
とだ」と述べた(以上読売新聞)。
韓国外交通商省スポークスマンは9日の記者会見で、日本政府が拉致被害者横
田めぐみさんの娘や元夫と、めぐみさんの両親が韓国内で会えるよう韓国政府に
北朝鮮との仲介を要請していたとの日本の一部報道を否定した。中山恭子首相補
佐官(拉致問題担当)は4月25日に訪韓して、統一省高官と会談したが、同ス
ポークスマンによると、会談の席でそうした要請はなかったという(以上時事通
信)。
横田早紀江さんは会見で以下のように述べた。
朝、マスコミの方から電話がありびっくりしました。読んでいなかったのです
ぐ中山さんに電話したところ、中山さんもびっくりされていました。「政府から
は一言もそんなお願いはしていません」と聞いて、ほっとしました。ヘギョンさ
んに会いたいという思いは変わりませんが、今は行かないと決めています。話が
ある時は、救う会の方と相談して一番いい方法で対応したいと思います。どうし
てそういう情報が流れたのかまったく分りません。
◆コメント(平田隆太郎事務局長)
読売新聞の本日の夕刊は、町村官房長官と中山首相補佐官が発表した、同紙記
事への否定のコメントのみを掲載している。しかし、同紙だけが1面トップにス
クープとして掲載した記事である。政府側の否定のコメントにつき何らかの態度
を明らかにすべきではないだろうか。また、当の中山補佐官に何の確認もしない
で記事にしたのは報道モラルに反するのではないか。
横田めぐみさんの拉致情報は、そもそも北朝鮮の情報機関に所属していた脱北
者からの情報を韓国の情報機関が入手したもので、韓国政府からもたらされたも
のであった。その他多くの拉致情報も韓国経由であった。しかし、金大中、盧武
鉉政権10年の間は、あまり情報が得られなかった。中山補佐官の訪韓は、今
後は日韓の政府間で連携ができるよう、その手始めとして訪韓したものと思わ
れる。今後、韓国から新たな拉致情報が得られることを期待したい。
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●福田首相にメール・葉書を
首相官邸のホームページに「ご意見募集」があります。
下記をクリックして、ご意見を送ってください。
http://www.kantei.go.jp/jp/forms/goiken.html
葉書は、〒100-8968 千代田区永田町2-3-1 内閣総理大臣 福田康夫殿
●救う会全国協議会ニュース
発行:北朝鮮に拉致された日本人を救出するための全国協議会(救う会)
TEL 03-3946-5780 FAX 03-3946-5784 http://www.sukuukai.jp
担当:平田隆太郎(事務局長 info@sukuukai.jp)
〒112-0013 東京都文京区音羽1-17-11-905
カンパ振込先:郵便振替口座 00100-4-14701 救う会
みずほ銀行池袋支店(普)5620780 救う会事務局長平田隆太郎
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本日の読売新聞の1面トップに、「横田さん夫妻 孫娘と韓国で面会案 政府
李政権に仲介要請」との大きな「スクープ」記事が掲載された。しかし、「事
実無根」等と、町村信孝内閣官房長官、中山恭子首相補佐官が否定した。折から、
横田早紀江さんの作詞に関する会見があり、早紀江さんはその場で、「中山さん
から、そんな事実はないと聞きほっとした」と述べた。
■読売新聞の報道について
読売新聞の記事冒頭のリードは以下の通り。
「日本政府が、拉致被害者の横田めぐみさんの娘や元夫と、めぐみさんの両親と
の面会を韓国内で実現できるよう韓国政府に北朝鮮との仲介を要請していたこと
がわかった。日本側は面会が実現すれば、めぐみさんの「遺骨」として北朝鮮か
ら提供された別人の骨を返還する考えも示した。日韓関係筋が8日明らかにした。
拉致問題を巡る日朝交渉が進展しない中、現状を打破するには、日本側から踏み
込んだ提案をする必要があると判断したとみられる」。
この記事につき町村官房長官は、閣議後の会見で、
「中山補佐官は4月25日に韓国を訪問し、韓国政府関係者と意見交換を行った
のは事実でありますけれども、報道されているような遺骨の返還の考えを示した
という事実はございませんし、また、政府全体としてもこうした方針を決定した
ということはまったくございません。本件報道は事実に基づかないものでありま
すし、また、中山補佐官に対して取材も行われていないということ、また、横田
ご夫妻のお気持ちを考えると大変遺憾な記事であるということをあえて申し上げ
ます」と述べた。
また、面会案は全くの事実無根か、と聞かれ
「無根です」
政府内でそういったことが検討に上がったこともないかとの質問に
「おりません」
と答えた(以上産経新聞)。
中山補佐官は9日午前、国会内で記者団に対し、「取引は一切考えていない。
『遺骨』を取引材料に使って何かをするということは関係者の誰の頭にも無いこ
とだ」と述べた(以上読売新聞)。
韓国外交通商省スポークスマンは9日の記者会見で、日本政府が拉致被害者横
田めぐみさんの娘や元夫と、めぐみさんの両親が韓国内で会えるよう韓国政府に
北朝鮮との仲介を要請していたとの日本の一部報道を否定した。中山恭子首相補
佐官(拉致問題担当)は4月25日に訪韓して、統一省高官と会談したが、同ス
ポークスマンによると、会談の席でそうした要請はなかったという(以上時事通
信)。
横田早紀江さんは会見で以下のように述べた。
朝、マスコミの方から電話がありびっくりしました。読んでいなかったのです
ぐ中山さんに電話したところ、中山さんもびっくりされていました。「政府から
は一言もそんなお願いはしていません」と聞いて、ほっとしました。ヘギョンさ
んに会いたいという思いは変わりませんが、今は行かないと決めています。話が
ある時は、救う会の方と相談して一番いい方法で対応したいと思います。どうし
てそういう情報が流れたのかまったく分りません。
◆コメント(平田隆太郎事務局長)
読売新聞の本日の夕刊は、町村官房長官と中山首相補佐官が発表した、同紙記
事への否定のコメントのみを掲載している。しかし、同紙だけが1面トップにス
クープとして掲載した記事である。政府側の否定のコメントにつき何らかの態度
を明らかにすべきではないだろうか。また、当の中山補佐官に何の確認もしない
で記事にしたのは報道モラルに反するのではないか。
横田めぐみさんの拉致情報は、そもそも北朝鮮の情報機関に所属していた脱北
者からの情報を韓国の情報機関が入手したもので、韓国政府からもたらされたも
のであった。その他多くの拉致情報も韓国経由であった。しかし、金大中、盧武
鉉政権10年の間は、あまり情報が得られなかった。中山補佐官の訪韓は、今
後は日韓の政府間で連携ができるよう、その手始めとして訪韓したものと思わ
れる。今後、韓国から新たな拉致情報が得られることを期待したい。
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首相官邸のホームページに「ご意見募集」があります。
下記をクリックして、ご意見を送ってください。
http://www.kantei.go.jp/jp/forms/goiken.html
葉書は、〒100-8968 千代田区永田町2-3-1 内閣総理大臣 福田康夫殿
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担当:平田隆太郎(事務局長 info@sukuukai.jp)
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みずほ銀行池袋支店(普)5620780 救う会事務局長平田隆太郎
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