救う会全国協議会

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北朝鮮に拉致された日本人を救出するための全国協議会

期限を切って追加制裁を、失踪者目撃証言も?緊急国民集会(2008/09/17)
★☆救う会全国協議会ニュース★☆(2008.09.1)

家族会・救う会・拉致議連では、9月15日、国会に近い星陵会館で、「うそ
と時間かせぎは許さないぞ!すべての拉致被害者をすぐに返せ!緊急国民集会」
を開催した。緊急集会では、「再調査の引き伸ばしを行うことを許さず、期限を
切って追加制裁を」発動すべきとの決議を採択した。10月13日には、わが国
が半年毎に決定し、北朝鮮に課している次の制裁延長期限となるが、その直前の
閣議で再延長を決めるのは当然として、核・ミサイル問題だけでなく、拉致問題
に対する北朝鮮の不誠実な対応を理由に、追加制裁を発動すべきである。また、
元工作員金東赫氏が、特定失踪者である萩本喜彦さんを目撃したとの証言を行っ
た。会場は立ち見が出るほどの満席となった。

■期限を切って追加制裁を、失踪者目撃証言も?緊急国民集会
集会はいつものように、櫻井よしこさん(ジャーナリスト)の切れ味が鋭くか
つ心のこもった司会進行で行われた。まず、3団体の主催者を代表して、飯塚繁
雄・家族会代表、藤野義昭・救う会会長、平沼赳夫・拉致議連会長が挨拶した。

続いて、来賓挨拶では、中山恭子拉致問題担当大臣からのメッセージ(下記)
が朗読された。また、韓国から来日した金聖?・自由北朝鮮放送代表が近況報告
を行った。韓国で逮捕されていたことが公表された北朝鮮の女スパイ元正花は、
黄長燁元書記とともに金聖?氏もターゲットにしていたようで、逮捕直後から6
人の護衛が付けられていたことを公表した。今も韓国、日本で多数の北朝鮮のス
パイが活動しているという。

続いて、島田洋一救う会副会長から、米国が北朝鮮に対しテロ支援国指定解除
を延期していること等につき報告した。

今回は、元北朝鮮工作員金東赫氏が、金日成が拉致を指令していたこと、特定
失踪者問題調査会のリストにある男性(萩本喜彦さん=失跡当時(35)、19
75年に失踪)と「よく似ている特定失踪者を目撃した」と証言した。

この証言につき、荒木和博調査会代表は、「現時点ではあくまで「目撃情報が
ある」ということにとどまるが、注目すべき内容があった。目撃時期は失踪4か
月後であり、当時の萩本さんの雰囲気は調査会ポスター掲載の写真と大きな違い
はないはずである。また、家族から提示された萩本さんの別の写真11枚につい
ても、金氏は自分の見た人物であると証言している。さらに、仮にこの人物が萩
本さんでなかったとしても、萩本さんに似た日本人の拉致被害者がいる可能性が
ある。萩本さんの失踪は自分の意志によるものとは考えられず、何らかの事件に
巻き込まれたことは間違いない」と述べた。

続いて、西岡 力・救う会会長代行が、北朝鮮のこれまで4回の「調査」結果
の虚偽を説明し、日本側が厳しい態度に出るべきと訴えた(詳細はホームページ
に動画掲載)。

家族会からは、17名が参加し、北朝鮮及び日本政府に訴えたいこと、北朝鮮
の拉致被害者への呼びかけを行った。この呼びかけは今後、政府の短波ラジオ
「ふるさとの風」、自由北朝鮮放送の短波ラジオで北朝鮮に放送される。

最後に、松原 仁・拉致議連事務局長代理が「決議案」を読み上げ、決議案は
異議なく承認された(下記参照)。

今回の緊急国民集会の模様は、10月初めをメドに救う会ホームページから動
画で視聴できるように準備中である。

◆緊急国民集会決議
私たちは本日、「うそと時間かせぎは許さないぞ!すべての拉致被害者をすぐ
に返せ!緊急国民集会」を開催した。

北朝鮮は、「拉致は解決済み」との立場を覆し「全面的調査」を約束したが、
福田首相の退陣表明を口実にして調査を先送りにすると表明した。

拉致とは現在進行形のテロであり、許し難い国家犯罪だ。その犯人である北朝
鮮は拉致問題が未解決だと認めておきながら、被害者側の内政を理由に解決を遅
らせようとしている。これは到底許されるものではない。また、わが国内部から、
北朝鮮の今回の対応に「理解を示す」発言が出ていることにも怒りを禁じ得ない。

重大な主権と人権の侵害である拉致については、与党も野党もない。すべての
被害者を即時に返すことを強く求め、対応しない場合はより強い制裁発動を断行
すべきだ。

いま、北朝鮮では金正日の健康問題などで大きな激動も予想されている。何が
起きても、わが国としてはすべての被害者を救出することを最優先とし、「時間
稼ぎとうそはこれ以上許さない」という姿勢からぶれてはならない。

右決議する。


1.北朝鮮はすべての拉致被害者を即時帰せ。
2.わが国政府は、拉致問題解決を国政の最優先課題とし続け、すべての被害者
救出まで制裁圧力をかけ続けよ。
3.北朝鮮が、わが国の内政を理由に、「再調査」の引き伸ばしを行うことを許
さず、期限を切って追加制裁を行え。


平成20年9月15日
うそと時間かせぎは許さないぞ!
すべての拉致被害者をすぐに返せ!緊急国民集会 参加者一同


◆中山恭子拉致問題担当大臣からのメッセージ
本日、家族会・救う会・拉致議連主催の緊急国民大集会にお集まり頂きました
皆様に心から感謝申し上げます。

去る八月の日朝実務者協議においては北朝鮮が実施する拉致問題の調査の具体
的態様や日本側が実施する措置及び双方の措置実施のタイミングについて合意致
しましたが、その後、北朝鮮側から調査のやり直し開始を見合わせるとの通報が
ありました。

今月一日、福田総理は辞任を表明致しましたが、その直後に、総理より「拉致
問題については、政府のとる方針は全く変わりはなく、今後ともしっかり対応し
ていく。この点をご家族の皆様に伝えるように」との連絡がありました。拉致被
害者を帰国させるとの日本政府の対応は、今後政権が交代しても変わらないこと
は明らかです。政府としては、北朝鮮が先の合意に従って、生存者を帰国させる
ための調査のやり直しを開始するよう、引き続き強く働きかけていきたいと考え
ています。

北朝鮮国内の情勢についても、政府としては、関係各国との情報交換、意見交
換を行いつつ、諸般の情勢を注視していくと同時に、これまでどおり、あらゆる
事態に備え、政府全体として、適切な対応をとっていく考えです。

今後とも、皆様と心を合わせ、全ての拉致被害者の一日も早い帰国に向けて真
剣に取り組んでまいります。

以上



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●福田首相にメール・葉書を
首相官邸のホームページに「ご意見募集」があります。
下記をクリックして、ご意見を送ってください。
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葉書は、〒100-8968 千代田区永田町2-3-1 内閣総理大臣 福田康夫殿

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