救う会全国協議会

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北朝鮮に拉致された日本人を救出するための全国協議会

河村官房長官に追加制裁要請?家族会・救う会(2008/11/21)
★☆救う会全国協議会ニュース★☆(2008.11.21)


11月20日、家族会・救う会では、河村建夫・内閣官房長官と首相官邸で面
会し、追加制裁を求める麻生首相への要請文を手渡し、懇談した。河村官房長官
からは追加制裁発動について、できることを検討しているとの趣旨の発言があっ
た。参加者は、家族会から飯塚繁雄代表、増元照明事務局長、救う会から西岡 
力会長代行、平田隆太郎事務局長。全文は以下の通り。

■河村官房長官に追加制裁要請?家族会・救う会
内閣総理大臣 麻生太郎 殿

要請文

拉致被害者市川修一さんのご母堂、市川トミさんが11月15日にご逝去された。
享年91歳であった。長男の健一さんが語られているように、通常であれば「天寿
を全うした大往生」と言えたはずだ。しかし、トミさんにとって昭和53年8月に
次男、修一さんを北朝鮮に拉致されてからの晩年は、言葉にしがたい厳しい日々
だった。

トミさんは2歳年上の夫である平さんと「修一が帰ってくるまで元気でいてや
らなければならない」と強く決意し、食事や運動など健康管理に最大限気を配る
生活をされてきた。それが、拉致という理不尽な国家テロに対する戦いだった。
生き続けて息子の帰りを待つという30年にわたる戦いの末、ついにトミさんは逝
かれた。テレビ局の取材で多くの国民に修一さんたちの不在が家族にとっていか
に残酷なモノなのかを訴え、その番組が放映される日の午後、逝かれた。

葬儀のあった17日、河村建夫内閣官房長官は「存命中に取り戻すことができな
かったことを思うと、慙愧の念にたえない。被害者家族は高齢の方が多く、問題
解決は待ったなしの状況にあると強く認識している」と述べた。

北朝鮮は「秋までに結果を出す」と約束した「調査やり直し」を、一方的に延
期している。私たちは、6月17日、「北朝鮮が約束に反して、調査を引き伸ばす
なら、より強い制裁を課していただきたい」と政府に申し入れしている。

これ以上、トミさんの悲劇をくり返さないためにも、私たちは、北朝鮮の不誠
実な対応に対し、政府に追加制裁発動を強く求める。

平成20年11月20日
北朝鮮による拉致被害者家族連絡会代表 飯塚繁雄
北朝鮮に拉致された日本人を救出するための全国協議会会長 藤野義昭



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●麻生首相にメール・葉書を
首相官邸のホームページに「ご意見募集」があります。
下記をクリックして、ご意見を送ってください。
http://www.kantei.go.jp/jp/forms/goiken.html
葉書は、〒100-8968 千代田区永田町2-3-1 内閣総理大臣 麻生太郎殿

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