万景峰号入港に抗議集会(2004/12/02)
★☆救う会全国協議会ニュース★☆(2004.12.02-1)
■万景峰号入港に抗議集会
12月1日、再び万景峰号が新潟西港に入港した。どうせ日本は経済制裁はで
きないだろうとたかをくくり敢えて入港を断行したものと見られる。北朝鮮は実
務者協議で死亡診断書等の公式文書の捏造を認めた矢先のことで、誠意ある対応
も反省も行わず、嘘に嘘を重ねた偽証と証拠隠滅に終始した。これに対し、家族
会、救う会、地元新潟救う会は、下記の緊急声明を公表した。
当日の参加者は、家族会から飯塚繁雄副代表、増元照明事務局次長、寺越昭男
さん、内田美津夫さん・内田よお子さん夫妻、救う会全国協議会から佐藤勝巳会
長、平田隆太郎事務局長他各県幹事等16名、馬場吉衛救う会新潟会長他多数、
地元新潟市市民など約100名が参加。また、拉致議連からは東京から深夜の道
路を飛ばして西村眞悟幹事長がかけつけた。
この日、泉田裕彦・新潟県知事が万景峰号を視察した。泉田知事は新潟港の管
理責任者として、今回の万景峰号の入港に対し、これまでのように大音響で入港
しないよう毅然として条件を付けた。その条件が守られるかどうかを視察したも
のであるが、今回万景峰号は無音で接近し、接岸時点で船内に聞こえる程度の音
を流していた。泉田知事の毅然とした対応により、今回は「金日成将軍を称える
歌」などを大音響で流し、集会を威嚇妨害することを防ぐことができた。また、
泉田知事は、拉致被害者家族、特定失踪者家族と短い挨拶を交わし、「問題の重
大性を理解している」と述べた。
なお、新潟県議会では、来年1月1日以降、国際社会に認められた油漏れに関
する保険に入っていない北朝鮮船舶の入港を認めないとする県条例の準備をする
めており、これが成立すれば全国に先駆けての施行となる。この条例により、万
景峰号が適切な保険加入を行わない限り来年以降の入港は認められないことにな
る(保険の概要=次のメール参照)。
その他、抗議行動・集会に寄せられたメッセージは以下の通り。
◆万景峰号入港反対緊急声明
本日また金正日の工作船万景峰号が新潟港に入港いたします。
北朝鮮は、2週間前の第3回日朝実務者協議で、拉致被害者の「死亡」の証拠
として2年前に提出した死亡診断書、死亡台帳はすべて捏造であったことを認め
ました。日本人の大量拉致という重大な国家犯罪を犯しておきながら、北朝鮮は
未だに誠実な回答も反省もしていないのです。
その上、一昨日、北朝鮮は拉致問題を「死亡者問題」と強弁しました。そして
今日、テロ国家の工作船万景峰号を新潟港に入港させています。これは日本を愚
弄する行為です。
私たちは本日、入港反対の抗議活動を中央埠頭で行います。
万景峰号が相変わらず大威張りで市民を威嚇しながら出入りしているというの
に、日本政府は何の態度表明もしておりません。なぜ日本政府は、不誠実な対応
しかしない北朝鮮に対し、強い抗議すらできないのでしょうか。そのことに私た
ちは、無念さとむなしさ、悔しさを感じないわけにはいきません。このような弱
腰の姿勢は主権国家としての尊厳にも関わる問題です。
もう我慢の限界です。私たちは、日本政府に次のことを要請します。
北朝鮮に対し、ただちに経済制裁を発動せよ!
万景峰号の入港を直ちに禁止せよ!
平成16年12月1日
北朝鮮による拉致被害者家族連絡会代表 横田 滋
北朝鮮に拉致された日本人を救出するための全国協議会会長 佐藤勝巳
横田めぐみさん等被拉致日本人救出新潟の会会長 馬場吉衛
他、万景峰号抗議活動参加者一同
◆篠田 昭 新潟市長からのメッセージ(山田洋子新潟市議・救う会新潟副会長
代読)
横田めぐみさんら、北朝鮮に拉致された日本人の救出のため尽力されている皆
様に、心から敬意を表します。
新潟港は、北朝鮮への帰還事情における窓口であり、その後の交流事業のため
の「万景峰92」号の唯一の寄港地であります。
その新潟から、昭和52年11月に当時13歳のめぐみさんが拉致され、既に
27年という気の遠くなるような月日が流れました。
平成14年9月に行なわれた初の日朝首脳会談において、めぐみさんを含めた
多くの拉致の事実を北朝鮮側が認め、その後今日までに曽我ひとみさんら5人と、
その家族の皆様が帰国を果たしました。
しかし、それから2年を経過して行なわれた先の日朝実務者協議を経てなお、
めぐみさんらの消息を確認できる確かな情報がないまま、いたずらに時間が過ぎ
ております。
この間のご両親、ご家族や関係者の心情は察するに余りあるものがあり、私も
憤りを禁じ得ません。
日本国民の生命と人権を守るという観点から、めぐみさんをはじめとする拉致
被害並びに拉致の疑いのある行方不明者の真相解明と全面解決に向けた交渉にあ
たって北朝鮮がこれまでのような不誠実な取り組みを続けるのであれば、政府に
あっては断固とした措置を持って北朝鮮に解決を迫って頂きたいと考えています。
心ならずも今なお異国の地で暮らす多くの拉致被害者の心情に思いを馳せ、一
刻も早い問題解決を心より祈念しメッセージと致します。
平成16年12月1日
新潟市長 篠田 昭
◆土屋たかゆき地方議員の会会長からのメッセージ
同憂各位
万景峰号入港反対の行動にお集まりの皆様に感謝申し上げます。
我が国に敵対行為を続ける北朝鮮船舶である万景峰号の入港に反対するととも
に、強く抗議いたします。
我が国政府及び港を管轄する各地自治体には、国民の真なる声に耳を傾けて、
街頭船舶の入港を拒否していただきたいと存じます。
また、北朝鮮に対する経済制裁を即座に実施して、我が国の覚悟を示さなけれ
ばなりません。
同憂各位には,大同小異の精神で、ますます活発に活動されますことを、お祈
り申し上げます。
平成16年12月1日
北朝鮮に拉致された日本人を奪還する地方議員の会会長
東京都議会議員 土屋たかゆき
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救う会全国協議会ニュース
発行:北朝鮮に拉致された日本人を救出するための全国協議会
TEL 03-3946-5780 FAX 03-3946-5784 http://www.sukuukai.jp
担当:平田隆太郎(事務局長info@sukuukai.jp)
〒112-0013 東京都文京区音羽1-17-11-905
カンパ振込先:郵便振替口座 00100-4-14701 救う会
みずほ銀行池袋支店(普)5620780 救う会事務局長平田隆太郎
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■万景峰号入港に抗議集会
12月1日、再び万景峰号が新潟西港に入港した。どうせ日本は経済制裁はで
きないだろうとたかをくくり敢えて入港を断行したものと見られる。北朝鮮は実
務者協議で死亡診断書等の公式文書の捏造を認めた矢先のことで、誠意ある対応
も反省も行わず、嘘に嘘を重ねた偽証と証拠隠滅に終始した。これに対し、家族
会、救う会、地元新潟救う会は、下記の緊急声明を公表した。
当日の参加者は、家族会から飯塚繁雄副代表、増元照明事務局次長、寺越昭男
さん、内田美津夫さん・内田よお子さん夫妻、救う会全国協議会から佐藤勝巳会
長、平田隆太郎事務局長他各県幹事等16名、馬場吉衛救う会新潟会長他多数、
地元新潟市市民など約100名が参加。また、拉致議連からは東京から深夜の道
路を飛ばして西村眞悟幹事長がかけつけた。
この日、泉田裕彦・新潟県知事が万景峰号を視察した。泉田知事は新潟港の管
理責任者として、今回の万景峰号の入港に対し、これまでのように大音響で入港
しないよう毅然として条件を付けた。その条件が守られるかどうかを視察したも
のであるが、今回万景峰号は無音で接近し、接岸時点で船内に聞こえる程度の音
を流していた。泉田知事の毅然とした対応により、今回は「金日成将軍を称える
歌」などを大音響で流し、集会を威嚇妨害することを防ぐことができた。また、
泉田知事は、拉致被害者家族、特定失踪者家族と短い挨拶を交わし、「問題の重
大性を理解している」と述べた。
なお、新潟県議会では、来年1月1日以降、国際社会に認められた油漏れに関
する保険に入っていない北朝鮮船舶の入港を認めないとする県条例の準備をする
めており、これが成立すれば全国に先駆けての施行となる。この条例により、万
景峰号が適切な保険加入を行わない限り来年以降の入港は認められないことにな
る(保険の概要=次のメール参照)。
その他、抗議行動・集会に寄せられたメッセージは以下の通り。
◆万景峰号入港反対緊急声明
本日また金正日の工作船万景峰号が新潟港に入港いたします。
北朝鮮は、2週間前の第3回日朝実務者協議で、拉致被害者の「死亡」の証拠
として2年前に提出した死亡診断書、死亡台帳はすべて捏造であったことを認め
ました。日本人の大量拉致という重大な国家犯罪を犯しておきながら、北朝鮮は
未だに誠実な回答も反省もしていないのです。
その上、一昨日、北朝鮮は拉致問題を「死亡者問題」と強弁しました。そして
今日、テロ国家の工作船万景峰号を新潟港に入港させています。これは日本を愚
弄する行為です。
私たちは本日、入港反対の抗議活動を中央埠頭で行います。
万景峰号が相変わらず大威張りで市民を威嚇しながら出入りしているというの
に、日本政府は何の態度表明もしておりません。なぜ日本政府は、不誠実な対応
しかしない北朝鮮に対し、強い抗議すらできないのでしょうか。そのことに私た
ちは、無念さとむなしさ、悔しさを感じないわけにはいきません。このような弱
腰の姿勢は主権国家としての尊厳にも関わる問題です。
もう我慢の限界です。私たちは、日本政府に次のことを要請します。
北朝鮮に対し、ただちに経済制裁を発動せよ!
万景峰号の入港を直ちに禁止せよ!
平成16年12月1日
北朝鮮による拉致被害者家族連絡会代表 横田 滋
北朝鮮に拉致された日本人を救出するための全国協議会会長 佐藤勝巳
横田めぐみさん等被拉致日本人救出新潟の会会長 馬場吉衛
他、万景峰号抗議活動参加者一同
◆篠田 昭 新潟市長からのメッセージ(山田洋子新潟市議・救う会新潟副会長
代読)
横田めぐみさんら、北朝鮮に拉致された日本人の救出のため尽力されている皆
様に、心から敬意を表します。
新潟港は、北朝鮮への帰還事情における窓口であり、その後の交流事業のため
の「万景峰92」号の唯一の寄港地であります。
その新潟から、昭和52年11月に当時13歳のめぐみさんが拉致され、既に
27年という気の遠くなるような月日が流れました。
平成14年9月に行なわれた初の日朝首脳会談において、めぐみさんを含めた
多くの拉致の事実を北朝鮮側が認め、その後今日までに曽我ひとみさんら5人と、
その家族の皆様が帰国を果たしました。
しかし、それから2年を経過して行なわれた先の日朝実務者協議を経てなお、
めぐみさんらの消息を確認できる確かな情報がないまま、いたずらに時間が過ぎ
ております。
この間のご両親、ご家族や関係者の心情は察するに余りあるものがあり、私も
憤りを禁じ得ません。
日本国民の生命と人権を守るという観点から、めぐみさんをはじめとする拉致
被害並びに拉致の疑いのある行方不明者の真相解明と全面解決に向けた交渉にあ
たって北朝鮮がこれまでのような不誠実な取り組みを続けるのであれば、政府に
あっては断固とした措置を持って北朝鮮に解決を迫って頂きたいと考えています。
心ならずも今なお異国の地で暮らす多くの拉致被害者の心情に思いを馳せ、一
刻も早い問題解決を心より祈念しメッセージと致します。
平成16年12月1日
新潟市長 篠田 昭
◆土屋たかゆき地方議員の会会長からのメッセージ
同憂各位
万景峰号入港反対の行動にお集まりの皆様に感謝申し上げます。
我が国に敵対行為を続ける北朝鮮船舶である万景峰号の入港に反対するととも
に、強く抗議いたします。
我が国政府及び港を管轄する各地自治体には、国民の真なる声に耳を傾けて、
街頭船舶の入港を拒否していただきたいと存じます。
また、北朝鮮に対する経済制裁を即座に実施して、我が国の覚悟を示さなけれ
ばなりません。
同憂各位には,大同小異の精神で、ますます活発に活動されますことを、お祈
り申し上げます。
平成16年12月1日
北朝鮮に拉致された日本人を奪還する地方議員の会会長
東京都議会議員 土屋たかゆき
★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆
救う会全国協議会ニュース
発行:北朝鮮に拉致された日本人を救出するための全国協議会
TEL 03-3946-5780 FAX 03-3946-5784 http://www.sukuukai.jp
担当:平田隆太郎(事務局長info@sukuukai.jp)
〒112-0013 東京都文京区音羽1-17-11-905
カンパ振込先:郵便振替口座 00100-4-14701 救う会
みずほ銀行池袋支店(普)5620780 救う会事務局長平田隆太郎
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