救う会全国協議会

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北朝鮮に拉致された日本人を救出するための全国協議会

家族会の報告?国民大集会(2009/05/12)
★☆救う会全国協議会ニュース★☆(2009.05.12-3)

引き続き、国民大集会報告です。家族会の飯塚繁雄代表、有本明弘副代表の発言
です。

■家族会の報告?国民大集会

飯塚繁雄(家族会代表、田口八重子さん兄)

◆一致団結して北朝鮮に強いメッセージを

連休のお休みの日にも関わらず、また雨の中にも関わらず、たくさんの方に集
まっていただき、私たちはパワーを感じます。櫻井よしこさんがおっしゃいまし
たように、またこの集会を開かなければならない、この状態は、私たちにとって
必ずしもいい場面ではないということも、心の隅では思っております。

今、拉致問題を取り巻く色々な情勢、そして情報については、私たちにとって
必ずしも有利な話ばかりではありません。今日はもちろん、この会場にお集まり
になられた方々、我々も含めて、一致団結した北朝鮮への強いメッセージを送る
べきだという点で完全に一致していると感じております。取り巻く情勢としては、
拉致問題というのは、本当は国の最重点課題だということは分かってはおります
が、どうしても地味な問題としてとらえられがちなこと、また今回北朝鮮がミサ
イルを打ち上げたとか、あるいは先日アメリカにも行きましたが、オバマ政権に
変わったこととか、さらには国民、ジャーナリストを含めて色々な意見がはびこっ
てきているということなどです。

そういう内容を見ますと、私たちは、なぜ日本人が日本人を助けるために一丸
となれないのかという気持ちがあります。また、アメリカに行き、色々な話を聞
きますと、日本はこの問題を解決するために団結した雰囲気が見られないという
話をうかがいました。アメリカでは確かに政権が変わりました。日本人拉致問題
については、「よく理解をしている」という話は全員からうかがいましたが、で
はなぜアメリカは、日米関係の連携のもとに、北に対する強い態度に出られない
のかという疑問も当然あります。

そういうことも含めて考えますと、この問題は簡単に片付く問題ではないと覚
悟はしておりますけれども、あまりにも長い時間がかかると、我々は家族のこと
を思いながら、長い時間をひしひしと感じます。救出運動で頑張ってはおります
が、今日この時間も、北にいる被害者たちは、日本はいつ助けにきてくれるのか
と、兄弟親子家族はなぜ黙っているのかというような気持ちでいると思います。

従いまして、この問題は、早急に解決すべき問題だということは、誰にも分かっ
ている筈なのですが、実際には、はっきりとした動きが見えないのが残念です。
その意味では、この問題を解決するには、まだまだ拉致問題を取り巻く問題を解
決していかなければならない状況もうかがわれます。しかし、取り巻く問題を解
決しなければ拉致問題が解決しないということになりますと、相当の時間がかか
ることになります。

しかし、拉致問題というのは、24時間、常に考えて対応していかなければな
らないと願っています。国際連携も当然必要です。日本、韓国、米国、この3者
が一体となって北朝鮮に強いメッセージを与えていくことが必要だと感じていま
す。幸い、韓国では李明博大統領になってから、対北政策が前とはがらっと変わっ
たというイメージがあります。しかし、まだ盧武鉉政権時代の組織ががっちりと
していることもうかがわれます。日韓の連携を、またアメリカも含めた強い連携
をなんとか早く作れないかと思います。これは、家族会同士のつきあいもありま
すが、やはり国会議員同士、政府同士がきちんと手を組んで北朝鮮に当ること、
この問題を解決すべく具体的な術を考え出し、それを実行することが大切ではな
いかと考えます。

これからまた課題がたくさん出てくるでしょうが、それはすべて拉致問題の解
決に向かうのだと、早期解決をはかるのだという意気込みを含んだ形にしていっ
ていただきたいと思っています。

いつも言うことですが、この問題が絶対に風化しない、絶対に前進するという
条件の大きな一つは、国民の皆様の世論です。今日集まっていただいた方々の、
早く解決せよという意気込みがなければ、この問題が風化する恐れもあります。
日本がどれだけ一致団結できるのか、の根底には国民の皆様の世論があるという
ことを、心に思いながら、老体に鞭打って頑張ります。私たちの家族を取り返す
ためには、絶対にあきらめるわけにはいかない問題なのです。日々苦慮し、行動
し、何とか早く家族を取り戻したいという気持ちを力にしながら、これからも頑
張っていきますので、引き続きご支援をお願いいたします。




◆田原総一朗氏、テレビで「横田めぐみさん、有本恵子さんは死んでいる」

有本明弘さん(副代表、有本恵子さんの父)

今、西岡さんがおっしゃったように北朝鮮という国は嘘で塗り固められた国な
んです。始めに嘘をついたものだから、後々言うことも皆嘘をつかなければいけ
ないという国であって、そういう外交が1990年に自社訪朝団が行って、それ
以降、ずーっと続いているんです。スタートから嘘を言い、わが国に拉致なんか
ありえないと。その当時、そういう発言から始まったんです。今、はっきり言う
と、金正日将軍と言っておりますが、嘘つき将軍なんです(拍手)。それは皆さ
ん知っておいてください。

これからが私の言いたいことです。この嘘つき将軍に劣らぬ嘘つきのジャーナ
リストがいる。誰か。私はこの人には敬語は使いたくないんです。田原総一朗な
んです。わかりやすく言うと、先月の金曜日(4月24日)の深夜、月に一回の
「朝まで生テレビ」あります。そこで、「横田めぐみさん、有本恵子さんは死ん
でいるんだ」と。何の根拠があって言うのかと言いますと、外務省のナンバーツー
とかスリーというある人から聞いたんだと。だから死んでいるんだと。そういう
話であって、これは聞き捨てならない。眠い眠いと思って横になって観ておった
が、それを聞いた途端に眠気が吹っ飛んでしまった。これは大変だと。このビデ
オを手に入れなければ物が言えないというので、ビデオ探しに時間を費やして、
心当たりの人に話して、やっとビデオを手に入れて、今日持参して家族会の方々
に観てもらいました。皆さん、皆憤慨しております。

私は、心安い人にも相談しました。「根拠のないことを言っているのだから、
何を根拠にそう言っているのか抗議しなさい」と。そして、「田原総一朗だけで
はなくて、この番組を構成した報道局長にも抗議しなさい」と、内輪の人からそ
ういうお話も伺いました。

このビデオを午前中に家族の見てもらいまして、どうするかという結論を申し
上げますと、言論で言われたからには言論で応えるしかないというようなことで、
西岡さんが抗議の文書を書いて、抗議をするという話で一応は決着が着いており
ますが、私はそれぐらいでは済まされないんです。どうやってこれに我々は対決
していかなければならないのか。ジャーナリストが北朝鮮の言ったことをそのま
ま垂れ流して、これでどうするんですか。だから、モノを書く人、インターネッ
トとかそんなものでいろいろ意見を言える人は、この田原総一朗に対して総攻撃
をかけていただきたい(拍手)。これは日本の国の言論界に籍を置いている人の
責務ではないかと思っております。もう憤慨で2、3日眠れないんじゃないかと
思っています。

以下次号


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