救う会全国協議会

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北朝鮮に拉致された日本人を救出するための全国協議会

衆議院解散に当って?家族会・救う会会見と声明(2009/07/21)
★☆救う会全国協議会ニュース★☆(209.07.21)

本日、7月21日、家族会・救う会は記者会見を行い、衆議院解散に当っての
思いを述べ、また総選挙においては全立候補者にアンケート調査を行うことを発
表しました。アンケート結果は、公示後なるべく早めに、各都道府県で公表し、
また全ての結果について救う会全国協議会が記者会見とホームページで公表する
予定です。さらに、本日、衆議院解散に当って、家族会・救う会声明を発表しま
した。

記者会見参加者は、家族会=飯塚繁雄代表、横田滋前代表、有本明弘・嘉代子
副代表夫妻、浜本七郎副代表、増元照明事務局長、本間 勝氏、救う会=西岡 
力会長代行、平田隆太郎事務局長、山岸丈良事務局次長。

会見の概要と声明の全文、及び立候補者アンケートの設問は以下の通り。

■衆議院解散に当って?家族会・救う会会見と声明

◆記者会見概要

飯塚 今日衆議院が解散されました。拉致被害者のことを毎日思いながら運動し
ているものとしては、選挙になると、拉致問題を忘れてしまうのではないかとい
う心配をします。そうならないように、私たちは、各党をまわり、選挙の際の党
のマニフェストには、必ず「拉致問題の解決」を謳っていただきたいというお願
いをしました。今回の選挙は、自民、民主の戦いと聞いていますが、拉致問題は
党派を超えて、日本が一体となって解決に向かうのが本来の姿だと思います。従っ
て、各党がマニフェストで言及し、また各候補者が、選挙に当って拉致問題の解
決は我が国の最重要課題の一つと言及していただきたいと思っています。また、
当選後にその言葉通りに具体的に行動してほしいと願っています。さらに、立候
補者には、各地でアンケートを実施させていただきます。有権者の間では、拉致
問題の解決に関するご理解がかなり深まっていると思います。従って、候補者が
拉致問題の解決を訴えれば賛同していただけると感じています。

横田 拉致問題についてはこのところ全く動きがありません。昨年8月、北朝鮮
は拉致被害者の調査のやり直しを行うことを約束しましたが、福田総理が辞意を
表明したことを理由に、次の内閣の北朝鮮政策が分からないからとして調査の先
送りをしました。さらに10月には、調査をしないと発表しています。麻生総理
誕生の時は、すぐに解散・総選挙と多くの方が予測していましたが、それが現在
まで続いています。小泉総理の時に選挙がありましたが、以降は選挙の洗礼を受
けないで総理大臣になっていますので、北側としては、本格政権と交渉したいと
思っているのかも分かりません。今回の総選挙を経て、一日も早く安定政権を作
り、拉致問題の解決に力を入れていただきたいと思います。

有本明弘 10年以上救出運動をやってきました。自民党にも、民主党にも拉致
問題に関心を持ってくださる方々がいますが、身体を張ってやるという方は少数
のように思います。私たちは、身体を張って拉致問題をやるという方に、皆様が
声援を送ってくださればと願っています。拉致問題は票にならないと言う方も多
くいますが、そのような考え方ではこの国は成り立たないのです。国民の生命と
安全を第一義に考えるのが政治家の本分だと思います。

有本嘉代子 拉致問題は本当に長く時間がかかっています。拉致問題は日本の重
要課題だという認識が初めからなかったのだろうと思います。これだけの方々が
長い間に北朝鮮に連れて行かれたということは、交渉に当る人にそういう認識が
なかったからだと思います。日本国民が拉致されているということをきっちり頭
に入れていただいてほしいと思います。国のため、国民のためを思い、どうした
ら日本がよくなるのか、どうしたら拉致問題が解決するのかをきっちりと考えて
いただきたいと思います。またそういう議員を国民の皆様が支持していただきた
いと思います。

増元 7月21日の週に解散という情報を聞き、まだ1週間ありますので、さら
に各党で努力して、北朝鮮に対する貨物検査法案を通してほしいと思っていまし
た。それが成立しないまま解散になり、廃案になってしまったことにつき、非常
に失望しています。国内問題ではなく、国連の場で日本が主体的に発言し、制裁
決議1874号を勝ち得て、北朝鮮船舶の検査を履行することになったにも関わ
らず、我が国は法が整備されていないので参加できないということでは、日本の
国連での発言力が弱くなります。国益を損なうものだと思います。与野党に関わ
らず、日本の国際的な地位も考えて行動していただきたかったと思います。政権
交代は手段であって目的ではないと言われますが、有権者の皆様も、この国がど
ういう方向に行くのかを見極めた上で投票していただきたいと思います。また、
アンケートを実施させていただきますので、すべての候補者に答えてほしいと思
います。それが有権者に選択肢を与えることになりますので。

本間 (衆議院から)参議院に法案が送られたのに、審議しないままという党利
党略に憤りを感じています。街頭署名をしていると、市民の皆様から、「どうし
てこんなに長くかかるのか」ということをよく聞きます。北朝鮮に対して一枚岩
になれない各党に対する憤りを大きく感じています。私は、拉致問題を国政の最
優先課題とする人を選んでくださいと言っています。そういう人が集まれば、必
ず拉致問題は前進しますと。特定失踪者の家族の方々もやきもきしています。ま
たどういう形で連立が組まれるのかも危惧しています。本当に拉致問題を考えて
くださる方と一緒になって戦いたいと思います。

西岡 先ほど韓国から帰ってきました。北朝鮮問題の専門家や脱北者に多数会い
ましたが、金正日の健康状態は予断を許さない、という意見が多数でした。北朝
鮮が大きく変化する日が近いと感じました。韓国政府も米国政府も、また両国の
軍も、様々なシュミレーションを行い、色々な準備をしているようです。今回の
選挙で選ばれる政権は、北朝鮮の緊急事態をマネジメントする政権になる可能性
が高いと思います。その中で拉致被害者を全員取り戻すことができる政権になっ
てもらいたい。そのためには、核・ミサイルも含め、対北朝鮮政策をどうするの
かということは、今回の選挙の大きな争点になるべきで、その中で拉致問題も議
論されるべきと思っています。事態は緊迫しています。ところが、国内の議論は
内向きで、どこにどれだけの予算をつけるかばかりで、韓国や米国が持つ緊張感
とは大きな格差があります。選挙では、安全保障問題、主権の侵害問題をどうす
るかが焦点になってほしいと思います。


◆衆議院解散に当って?家族会・救う会声明

本日、衆議院が解散した。これに伴い、北朝鮮船舶貨物検査を行うための貨物
検査特別措置法案が廃案になった。

拉致被害者救出のために、北朝鮮に毅然とした態度をとるべき我が国が、当分
の間国連による制裁に参加できないという、あってはならない事態になった。

私たちは「残された国会の任期において知恵を絞って、貨物検査法を成立させ
るように関係者に求めたい」という声明を出したが、それが入れられずこのよう
な結果になったことは極めて残念だ。

私たちは、総選挙において、拉致問題が重要争点として取り上げられることを
強く望む。各党・各候補は、拉致被害者をどのようにして救い出すのかを、徹底
的に議論して欲しい。

私たちは各党がマニュフェストにおいて拉致問題をどのように扱っているかを
比較検討するとともに、候補者に対して拉致問題への考え方を問うアンケートを
実施する。

国民各位におかれては、拉致被害者を救出するために誰が国会議員になること
がふさわしいかを検討した上で、投票をしてくださるようにお願いしたい。

平成21年7月21日
北朝鮮による拉致被害者家族連絡会 代表 飯塚繁雄
北朝鮮に拉致された日本人を救出するための全国協議会 会長 藤野義昭


◆立候補者アンケート解答用紙


下記の回答から1つだけ選び、(  )にチェックを入れてください。

問1.貴下は「拉致問題は国政の最優先課題の一つ」と考えておられますか。
a.(  )はい
b.(  )いいえ
c.(  )その他

問2.北朝鮮は、昨年8月の拉致被害者の調査やり直し約束を一方的に破棄し、
ミサイルを発射、核実験を行いました。これに対し、家族会・救う会では、モノ、
カネ、ヒトの流れを断つ全面制裁を発動し、すべての拉致被害者を救出するとい
うわが国の強い意思を伝えるべきと要求しました。貴下は「全面制裁をすべき」
と考えておられますか。
a.(  )はい
b.(  )いいえ
c.(  )その他

問3.家族会・救う会の要求が実現し、政府は平成18年、拉致問題対策本部を
設置し、「安否不明の拉致被害者はすべて生存しているとの前提に立ち」、「す
べての拉致被害者の安全確保と即時帰国、真相の究明、拉致実行犯の引き渡しを
強く求める」こと、また「拉致問題の解決なくして北朝鮮との国交正常化はあり
得ない」ことを基本方針としました。貴下はこの基本方針に賛成されますか。
a.(  )はい
b.(  )いいえ
c.(  )その他

以上


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