「外雄の子供は日本人や」?寺越文雄さんコメント(2010/05/14)
★☆救う会全国協議会ニュース★☆(2010.05.14)
一昨日、5月12日、海上保安庁第9管区海上保安本部が、拉致被害者寺越外雄さ
んの死亡認定を取消した件で、本日5月14日、地元の救う会兵庫(長瀬 猛代表)
が記者会見を行った。以下は、救う会兵庫に寄せられた兄の寺越文雄さんのメッ
セージと、救う会に寄せられた増元照明家族会事務局長のコメントである。
■「外雄の子供は日本人や」?寺越文雄さんコメント
◆「外雄の子供は日本人や」寺越文雄
平成9年6月27日に、甥の武志君の死亡認定が取り消された折、海上保安庁
から「外雄さんはどうしますか」というお話しを頂きましたが、当初はその重要
性に対する認識がありませんでした。
しかし、弟の望郷の念を思うと、出来る限りのことをしてやりたいと考えるよ
うになりました。いつになるのか分かりませんが、甥や姪が帰国したときに、十
分な支援が得られるように、また万が一北朝鮮から、緊急に助け出さなければな
らないときに、そこからこぼれるようなことがあってはならないと思います。
弟が「兄さん、ようやってくれた」と墓の下で思ってくれれば良いと思います。
今は病気で、皆さまの前でお話しができませんが、どうかこれからもご支援の
ほどよろしくお願い申し上げます。
◆外雄さんの死亡認定取消決定に関して?増元照明家族会事務局長
今回、寺越外雄さんの昭和38年に認定された死亡日が、事実とは違うことが
認められ、その日付での死亡認定が取り消された。今回の取り消しは、私の姉の
死亡認定とは違い、海上保安庁管轄内において決定されたもので、裁判所の関与
なくスムーズに手続きがとられたもので、早期に認定されたことは喜ばしいもの
である。
外雄さんの兄・文雄さんの弟・外雄さんへの思いから始まったものであった。
家族として外雄さんの無念の思いと、残された外雄さんの家族の安全保証の確保
も兼ねて申請されたものである。これで、外雄さんの遺族の安全保証を日本政府
として取り組める第一歩となる。
元来、「寺越事件」は間違いなく北朝鮮工作員による拉致であるが、日本政府
は未だにこれを「拉致認定」出来ないでいる。それは、生存している「寺越武志
さん」の証言(北朝鮮の船によって救助された)もあり、政府として認定してこ
なかったものであるが、韓国人拉致被害者・金英男(めぐみさんの夫とされる)
さんも武志さんと同様の証言をしているにも係わらず、韓国政府は「拉致被害者」
という認識で北朝鮮政府に返還を求めていることからすると、わが国政府はわが
国の見解として「拉致被害者」として認定すべきものである。それができないと
いうことは、北朝鮮政府への遠慮か北朝鮮にいる武志さんの安全保証か分からな
いが、本人の意思を北朝鮮国内あるいは監視の下では真実をいえない以上、政府
としての見解あるいは判断を独自にすべきである。
無念の思いで亡くなった外雄さんの思いを考えるとき、せめて日本政府に外雄
さんの家族の安全を確保するためにも、拉致認定すべきと考える。
今後、外雄さんほか「寺越事件の被害者」を国家として取扱うためにも、早期
の「拉致認定」が必要であると考える。家族会は、今後も日本政府に強く要請し
ていくとともに、文雄さんの思いを実現すべく取り組んでいきたい。
以上
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■鳩山首相にメール・葉書を
首相官邸のホームページに「ご意見募集」があります。
下記をクリックして、ご意見を送ってください。
http://www.kantei.go.jp/jp/forms/goiken.html
葉書は、〒100-8968 千代田区永田町2-3-1 内閣総理大臣 鳩山由紀夫殿
■救う会全国協議会ニュース
発行:北朝鮮に拉致された日本人を救出するための全国協議会(救う会)
TEL 03-3946-5780 FAX 03-3946-5784 http://www.sukuukai.jp
担当:平田隆太郎(事務局長 info@sukuukai.jp)
〒112-0013 東京都文京区音羽1-17-11-905
カンパ振込先:郵便振替口座 00100-4-14701 救う会
みずほ銀行池袋支店(普)5620780 救う会事務局長平田隆太郎
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一昨日、5月12日、海上保安庁第9管区海上保安本部が、拉致被害者寺越外雄さ
んの死亡認定を取消した件で、本日5月14日、地元の救う会兵庫(長瀬 猛代表)
が記者会見を行った。以下は、救う会兵庫に寄せられた兄の寺越文雄さんのメッ
セージと、救う会に寄せられた増元照明家族会事務局長のコメントである。
■「外雄の子供は日本人や」?寺越文雄さんコメント
◆「外雄の子供は日本人や」寺越文雄
平成9年6月27日に、甥の武志君の死亡認定が取り消された折、海上保安庁
から「外雄さんはどうしますか」というお話しを頂きましたが、当初はその重要
性に対する認識がありませんでした。
しかし、弟の望郷の念を思うと、出来る限りのことをしてやりたいと考えるよ
うになりました。いつになるのか分かりませんが、甥や姪が帰国したときに、十
分な支援が得られるように、また万が一北朝鮮から、緊急に助け出さなければな
らないときに、そこからこぼれるようなことがあってはならないと思います。
弟が「兄さん、ようやってくれた」と墓の下で思ってくれれば良いと思います。
今は病気で、皆さまの前でお話しができませんが、どうかこれからもご支援の
ほどよろしくお願い申し上げます。
◆外雄さんの死亡認定取消決定に関して?増元照明家族会事務局長
今回、寺越外雄さんの昭和38年に認定された死亡日が、事実とは違うことが
認められ、その日付での死亡認定が取り消された。今回の取り消しは、私の姉の
死亡認定とは違い、海上保安庁管轄内において決定されたもので、裁判所の関与
なくスムーズに手続きがとられたもので、早期に認定されたことは喜ばしいもの
である。
外雄さんの兄・文雄さんの弟・外雄さんへの思いから始まったものであった。
家族として外雄さんの無念の思いと、残された外雄さんの家族の安全保証の確保
も兼ねて申請されたものである。これで、外雄さんの遺族の安全保証を日本政府
として取り組める第一歩となる。
元来、「寺越事件」は間違いなく北朝鮮工作員による拉致であるが、日本政府
は未だにこれを「拉致認定」出来ないでいる。それは、生存している「寺越武志
さん」の証言(北朝鮮の船によって救助された)もあり、政府として認定してこ
なかったものであるが、韓国人拉致被害者・金英男(めぐみさんの夫とされる)
さんも武志さんと同様の証言をしているにも係わらず、韓国政府は「拉致被害者」
という認識で北朝鮮政府に返還を求めていることからすると、わが国政府はわが
国の見解として「拉致被害者」として認定すべきものである。それができないと
いうことは、北朝鮮政府への遠慮か北朝鮮にいる武志さんの安全保証か分からな
いが、本人の意思を北朝鮮国内あるいは監視の下では真実をいえない以上、政府
としての見解あるいは判断を独自にすべきである。
無念の思いで亡くなった外雄さんの思いを考えるとき、せめて日本政府に外雄
さんの家族の安全を確保するためにも、拉致認定すべきと考える。
今後、外雄さんほか「寺越事件の被害者」を国家として取扱うためにも、早期
の「拉致認定」が必要であると考える。家族会は、今後も日本政府に強く要請し
ていくとともに、文雄さんの思いを実現すべく取り組んでいきたい。
以上
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■鳩山首相にメール・葉書を
首相官邸のホームページに「ご意見募集」があります。
下記をクリックして、ご意見を送ってください。
http://www.kantei.go.jp/jp/forms/goiken.html
葉書は、〒100-8968 千代田区永田町2-3-1 内閣総理大臣 鳩山由紀夫殿
■救う会全国協議会ニュース
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TEL 03-3946-5780 FAX 03-3946-5784 http://www.sukuukai.jp
担当:平田隆太郎(事務局長 info@sukuukai.jp)
〒112-0013 東京都文京区音羽1-17-11-905
カンパ振込先:郵便振替口座 00100-4-14701 救う会
みずほ銀行池袋支店(普)5620780 救う会事務局長平田隆太郎
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