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北朝鮮に拉致された日本人を救出するための全国協議会

北朝鮮の嘘が満天下にあばかれた?金賢姫氏との面会概況2(2010/07/23)
★☆救う会全国協議会ニュース★☆(2010.07.23)

■北朝鮮の嘘が満天下にあばかれた?金賢姫氏との面会概況2

(金賢姫氏との面会概況1のつづき)

◆金正日が拉致指令?「まさに私たちがその1期生です」

・招待所のおばさんなどから、「日本人の夫婦がいるという話を聞いている。そ
れも一組じゃないと聞いている」「男の工作員が日本人の夫婦から日本語を学ん
でいるという話を聞いた」と証言。

・「田口八重子さんが金賢姫を教え、めぐみさんが金淑姫を教えた。それは76年
に金正日が『指導核心工作員を作りなさい』、『その指導核心工作員は現地化し
なければいけない』と指令したことによるものか」と聞いたら、「まさに私たち
がその1期生です。金正日から直接は聞いていませんが、教官たちから聞いてい
ました」と答え、76年の金正日の拉致指令を確認した。

・「あなたの同級生の男性があと6人いた。その人たちも日本人化教育を受けた
のですか」と聞きましたら、「その人たちは日本人化教育ではなく、東南アジア
担当だった」と答えた。東南アジア人化教育が並行して行われていた可能性が出
てくる。そして、「自分と金淑姫が日本人化教育を受けた。女性がもう一人いた
が、その人は中国人化教育を受けたのじゃないか」と証言した。

・「他に日本人化教育を受けた人はどれくらいいたのか」と聞いたら、「分かり
ません」ということでした。

・ 家族の各人に対してくりかえし「生きていますよ」、「皆さん生きています
よ」、「希望を持って生きてください」という話をした。その根拠としては、ま
ず、「外国人としてきちんと待遇をする」ということで、増元さんが、「処刑と
いうのはどうですか」と聞いたら、「外国人は処刑しません」と答えた。

・男の被害者は、最初は「ひどい目にあわされる」「ひどい目にあわされ、言う
ことを聞くようになれば外国人としての待遇がなされるので、そんな簡単に死ぬ
ようなことはありません」と証言。

・「北朝鮮の体制に関わるような秘密、重要なことをさせられているので、生き
ている人が『死んだ』とされている。しかし、北朝鮮という国は日本のようなき
ちんとした国じゃないから、ある日、『やっぱり生きていました』ということは
十分あり得る。希望を持ってください。とにかく皆さんと会えて嬉しかった」と
話す。

・ 「工作機関の内部で、『当初は拉致した人たちを教育して工作員として使う
計画だった。しかし、試してみたら心変わりして使えなかった。やはり外国人は
信用できない、ということで方針が変わって、教官として使うことになった。そ
して工作員の先生として使うことになった』と聞いた」と証言。


【7月22日面会後の記者会見における西岡・救う会会長のコメント】

◆あばかれた北朝鮮の嘘?大韓機事件はでっち上げで金賢姫は北朝鮮人ではない

一点私の所感を申し上げます。今回の訪日は大変意味があったと思っています。
世論喚起という意味もありますが、それよりも、未だに北朝鮮は大韓機爆破事件
を認めてないのです。金賢姫さんは偽物だと言っています。北朝鮮人じゃないと
言っています。その金賢姫さんが覚えていた横田めぐみさんの特徴で横田さんの
ご両親が感動したこと、あるいは飯塚さんが覚えている妹の八重子さんの特徴と、
金賢姫さんが現地で会った特徴が合って、だからこそ心の交流がどんどん深まっ
ていっている。金賢姫さんが偽物だったら我々全部がだまされたことになります。
そんなことはないということで、日本政府が公式に、本物だという前提で呼び、
北で聞いたことについて当事者が聞いたら、失踪する前の状況と合っているとい
うことが確認された。ここで、北朝鮮に言いたい「大韓機事件はでっち上げだと
いう嘘はもう通じないですよ」と。

通じなくなった嘘、金賢姫さんも言っていましたが、30年前の嘘にこだわらな
くなれば田口八重子さんや横田めぐみさんが帰ってくる可能性が出てくる。そこ
は私と金賢姫さんの意見が一致したのですが、秘密が秘密でなくなってしまうよ
うにすれば死亡とされた被害者が帰って来れる道ができる。そういう点で今回、
金賢姫さんが偽物だという北朝鮮の嘘は、完全に、完膚なきまで否定されました。

心と心の交流が、飯塚さんや横田さんたちにできたということが、金賢姫偽物
説の嘘を暴露したことになったのです。心と心が通じたということは、偽者だっ
たらありえないのです。つまり北朝鮮の嘘を一つ、満天下にあばくことができた
ということで、大変、戦略的に意味があったと思います。ですから、家族が心と
心の交流ができたというのは、家族だけがよかったのではなく、そのことに本当
に意味があったということを強調しておきたいと思います。

以上




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