救う会全国協議会

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北朝鮮に拉致された日本人を救出するための全国協議会

砲撃も拉致も許し難い蛮行?緊急集会開催(2010/11/29)
★☆救う会全国協議会ニュース★☆(2010.11.29)

昨日、11月28日、家族会・救う会は、東京・文京区民センターで、「北朝鮮の
韓国砲撃に抗議し拉致被害者救出に万全の備えを求める緊急集会」を開催した。

集会では、韓国の犠牲者のご冥福を祈るとともに、11月23日の北朝鮮による非
道、不法な韓国への砲撃は、拉致と同じ許し難い蛮行として厳しい抗議がなされ
た。

日曜日の夜にもかかわらず、100名を越す多数の参加者があり、また拉致議連
から、松原仁事務局長、長尾敬議員が、さらに小池百合子元防衛大臣(元拉致議
連副会長)がかけつけた。来賓として大韓民国民団の韓在銀副団長が挨拶し、北
東アジアの平和と安定のための連携を訴えた。

家族会から飯塚繁雄代表、増元照明事務局長、本間勝氏が参加、専門家による
報告では、救う会の西岡力会長、救う会拉致プロジェクト委員の惠谷治氏、安保
・防衛問題の専門家である潮匡人氏が、北朝鮮による砲撃を分析し、救出方法を
論議した。

概要は追って掲載。緊急集会の決議文は以下の通り。

■砲撃も拉致も許し難い蛮行?緊急集会開催

◆決議
11月23日、北朝鮮は韓国延坪島を砲撃した。砲撃には民家を無差別に狙う多連
装ロケット砲も使われ、民間人も含む多数の犠牲者が発生し、島民の多くは避難
生活を強いられている。休戦協定を一方的に踏みにじる許し難い軍事攻撃である。

本日我々は東京で、「北朝鮮の韓国砲撃に抗議し拉致被害者救出に万全の備え
を求める緊急集会」を開催した。我々は、この暴挙を行った北朝鮮金正日独裁政
権に強い抗議を行うとともに、韓国の犠牲者のご冥福を祈り、負傷者や財産被害
を受けた方々に心からの同情の意を表するものである。

韓国を砲撃した金正日独裁政権は、日本、韓国を初め多くの外国から無辜の民
を拉致し抑留しつづけている。また、金正日政権の支配下にある朝鮮学校では拉
致被害者救出運動を「反朝鮮人騒動」とするなどの反日偏向教育を行いながら、
厚かましくも国庫補助を得ようと画策している。今回の砲撃を受け、わが国政府
は手続きを停止することにした。すでに多額の補助を実施している地方自治団体
においても同様の措置がとられることを強く望みたい。

さらに、砲撃も拉致も同じ許し難い蛮行であるのに、なぜ拉致を理由に政府が
同じ対応をしてこなかったのかという疑問が残る。今回の北朝鮮の砲撃を契機に、
政府は、国としての姿勢を明確に示し、拉致も理由として追加制裁に踏み切るこ
とを強く求める。

「戦わなければ被害は拡大する」という単純な真理を胸に刻み、日韓米3国は、
挑発には相応の懲罰を与えるべきだ。その上で、政府は、流動化しつつある北朝
鮮情勢に対し、起こりうる全ての状況を想定した拉致被害者救出への万全の備え
を整え、韓国、米国との戦略対話を進めなければならない。また、北朝鮮急変事
態時の拉致被害者救出のための法整備と演習を早急に行うことを強く求める。

平成22年11月28日
「北朝鮮の韓国砲撃に抗議し拉致被害者救出に万全の備えを求める緊急集会」参
加者一同

以上



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