小泉首相に決断を求める国民大集会に6000人(2005/04/25)
★☆救う会全国協議会ニュース★☆(2005.04.25-1)
■小泉首相に決断を求める国民大集会に6000人
家族会、救う会、拉致議連では、4月24日、東京・日比谷公会堂で「小泉首
相に決断を求める国民大集会」を開催したところ、会場には6000人が集まっ
たため公会堂で収容しきれず、日比谷公園内のにれの木広場にも第2会場が設営
され、登壇者らが、小泉首相は拉致問題を早期に解決するため北朝鮮への経済制
裁の発動を決断するよう訴えた。
集会では、はじめに家族会の横田滋代表が、「家族会は国家間の交渉に、鑑定
不能と見越して偽物の骨を出してくるということは、我々家族だけでなくて日本
国全体を侮辱しているんだと強い怒りを感じた。政府は、昨年12月24日、迅
速かつ誠意ある対応をしない限り、日本政府としては厳しい対応を取らざるを得
ない、と制裁の予告と取れるような談話を発表してから4か月になるが、未だに
慎重な姿勢のままだ。政府は世論の熱意を感じて制裁に踏み切るべきだ」と訴え
ると大きな拍手が起こった。
帰国した拉致被害者5人もメッセージを寄せ、曽我ひとみさんは、行方不明の
母、ミヨシさんについて、「見る物、聞く物、みんなが、母の姿に思えてなりま
せん。一日も早く、母に会いたくて、いてもたってもいられません。しかし、も
う母も73歳になってしまいました」と思いを述べ、「私も24年間北朝鮮にい
たので被害者の方々の気持ちは、痛いほどわかります」、「被害者の方々が全員
そろって元気で、タラップから降りて来る日を毎日毎日祈る気持ちで、まちわび
ています」と早期解決を訴えた。
帰国した蓮池薫さん・祐木子さん夫妻は、「私たちは拉致被害者のご家族の皆
様と関係機関に私たちが持っている情報を提供しましたし、これからも要請に応
じて積極的に提供することで、その情報にもとづいてご家族や政府がこの運動を
盛り上げ、北に対する強い外交を繰り広げていただきたい」、地村保志・富貴江
さん夫妻は「拉致問題の早期解決に向け国民世論が更に盛り上がるよう全国の皆
様に改めてご支援、ご協力をお願い申し上げます」と述べた。
未帰還者の家族によるパネルディスカッションでは、横田早紀江さんは「めぐ
みが北朝鮮で大切にしていたという爪切りは、私が誕生日に贈ったものです。苦
しさやさみしさの中で、こんな小さなものを見ながらがんばっていたのかと思う
と何としてでも助け出したい」と、横田滋さんは「めぐみに一言声をかけられる
なら、もう少しでヘギョンちゃんと一緒に帰られるから体に気をつけてねと伝え
たい」と語った。市川修一さんの兄の健一さんは「小さいころ年の離れた弟をい
つもおぶって遊びに出かけました。弟は親を大切にする子だったので、今も北朝
鮮で両親のことを心配しているでしょう。一刻も早く取り戻したい」と話した。
有本恵子さんの母、嘉代子さんは「私も年はいっているが、娘も年を重ねてい
る。どうすれば救えるのかと考えると夜も眠れない」と涙ながらに語った。1歳
の時に母親の田口八重子さんを拉致された飯塚耕一郎さんは「何もしてあげられ
ない母にいつもごめんとわびています。早く助け出し、『お母さん』と呼んであ
げたい」と話した。 平沼赳夫議連会長発言他は次号紹介。
大会決議の全文は以下の通り。
★国民大集会決議
いまこの瞬間も多くの拉致被害者たちが北朝鮮で「いつ帰れるだろうか」と指
折り数えて待っている。
彼らを救出するため、私たちは本日「小泉首相の決断を求める国民大集会」を
開催した。
日本は昨年12月24日、死亡診断書や遺骨などがすべて偽物であったことを受け
て、「迅速かつ誠意ある対応をしない場合、厳しい対応をとらざるを得ない」と
金正日政権に制裁を予告した。
本日で4か月が過ぎた。誰が見ても「迅速かつ誠意ある対応」は、なされてい
ない。それなのに、小泉首相は制裁発動を決断しない。
制裁発動は、拉致被害者全員を取り戻すという国家意思を内外に示すことだ。
それを躊躇していると、拉致問題を重視していないという間違ったメッセージが
発せられてしまう。
すでに国会は制裁法を成立させており、衆参両院の拉致特委は制裁発動を決議
し、拉致議連、自民、民主、公明3党の拉致対策本部も制裁発動を訴えている。
国民の大多数も制裁発動に賛成しており、その意思は500万を超える署名と
なって政府に提出されている。
未帰還者家族も、愛する肉親が北朝鮮で囚われている苦しい立場でありながら
座り込みも辞さない覚悟で制裁発動を求めている。
私たちは小泉首相に、北朝鮮に対する、制裁発動を強く求める。
制裁法による送金・貿易停止、船舶入港禁止と合わせて、北朝鮮最高人民会議
(国会)代議員を勤める総連幹部への再入国許可取り消しを行っていただきたい。
拉致被害者追加認定も実現して欲しい。
金正日政権に要求する。いますぐ、日本人拉致被害者を全員返せ。韓国人拉致
被害者もすべて返せ。核武装と戦争準備を止めて、北朝鮮民衆の生活向上に力を
尽くせ。
私たちは全ての拉致被害者を取り戻すまで、たたかい続けていくことを誓う。
平成17年4月24日
「小泉首相の決断を求める国民大集会」 参加者一同
※小泉首相宛、はがき・メールを!(〒100-8968 千代田区永田町2-3-1 内
閣総理大臣 小泉純一郎殿、首相官邸のホームページ=
http://www.kantei.go.jp/の右下の「ご意見募集」欄を利用)
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救う会全国協議会ニュース
発行:北朝鮮に拉致された日本人を救出するための全国協議会
TEL 03-3946-5780 FAX 03-3946-5784 http://www.sukuukai.jp
担当:平田隆太郎(事務局長info@sukuukai.jp)
〒112-0013 東京都文京区音羽1-17-11-905
カンパ振込先:郵便振替口座 00100-4-14701 救う会
みずほ銀行池袋支店(普)5620780 救う会事務局長平田隆太郎
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■小泉首相に決断を求める国民大集会に6000人
家族会、救う会、拉致議連では、4月24日、東京・日比谷公会堂で「小泉首
相に決断を求める国民大集会」を開催したところ、会場には6000人が集まっ
たため公会堂で収容しきれず、日比谷公園内のにれの木広場にも第2会場が設営
され、登壇者らが、小泉首相は拉致問題を早期に解決するため北朝鮮への経済制
裁の発動を決断するよう訴えた。
集会では、はじめに家族会の横田滋代表が、「家族会は国家間の交渉に、鑑定
不能と見越して偽物の骨を出してくるということは、我々家族だけでなくて日本
国全体を侮辱しているんだと強い怒りを感じた。政府は、昨年12月24日、迅
速かつ誠意ある対応をしない限り、日本政府としては厳しい対応を取らざるを得
ない、と制裁の予告と取れるような談話を発表してから4か月になるが、未だに
慎重な姿勢のままだ。政府は世論の熱意を感じて制裁に踏み切るべきだ」と訴え
ると大きな拍手が起こった。
帰国した拉致被害者5人もメッセージを寄せ、曽我ひとみさんは、行方不明の
母、ミヨシさんについて、「見る物、聞く物、みんなが、母の姿に思えてなりま
せん。一日も早く、母に会いたくて、いてもたってもいられません。しかし、も
う母も73歳になってしまいました」と思いを述べ、「私も24年間北朝鮮にい
たので被害者の方々の気持ちは、痛いほどわかります」、「被害者の方々が全員
そろって元気で、タラップから降りて来る日を毎日毎日祈る気持ちで、まちわび
ています」と早期解決を訴えた。
帰国した蓮池薫さん・祐木子さん夫妻は、「私たちは拉致被害者のご家族の皆
様と関係機関に私たちが持っている情報を提供しましたし、これからも要請に応
じて積極的に提供することで、その情報にもとづいてご家族や政府がこの運動を
盛り上げ、北に対する強い外交を繰り広げていただきたい」、地村保志・富貴江
さん夫妻は「拉致問題の早期解決に向け国民世論が更に盛り上がるよう全国の皆
様に改めてご支援、ご協力をお願い申し上げます」と述べた。
未帰還者の家族によるパネルディスカッションでは、横田早紀江さんは「めぐ
みが北朝鮮で大切にしていたという爪切りは、私が誕生日に贈ったものです。苦
しさやさみしさの中で、こんな小さなものを見ながらがんばっていたのかと思う
と何としてでも助け出したい」と、横田滋さんは「めぐみに一言声をかけられる
なら、もう少しでヘギョンちゃんと一緒に帰られるから体に気をつけてねと伝え
たい」と語った。市川修一さんの兄の健一さんは「小さいころ年の離れた弟をい
つもおぶって遊びに出かけました。弟は親を大切にする子だったので、今も北朝
鮮で両親のことを心配しているでしょう。一刻も早く取り戻したい」と話した。
有本恵子さんの母、嘉代子さんは「私も年はいっているが、娘も年を重ねてい
る。どうすれば救えるのかと考えると夜も眠れない」と涙ながらに語った。1歳
の時に母親の田口八重子さんを拉致された飯塚耕一郎さんは「何もしてあげられ
ない母にいつもごめんとわびています。早く助け出し、『お母さん』と呼んであ
げたい」と話した。 平沼赳夫議連会長発言他は次号紹介。
大会決議の全文は以下の通り。
★国民大集会決議
いまこの瞬間も多くの拉致被害者たちが北朝鮮で「いつ帰れるだろうか」と指
折り数えて待っている。
彼らを救出するため、私たちは本日「小泉首相の決断を求める国民大集会」を
開催した。
日本は昨年12月24日、死亡診断書や遺骨などがすべて偽物であったことを受け
て、「迅速かつ誠意ある対応をしない場合、厳しい対応をとらざるを得ない」と
金正日政権に制裁を予告した。
本日で4か月が過ぎた。誰が見ても「迅速かつ誠意ある対応」は、なされてい
ない。それなのに、小泉首相は制裁発動を決断しない。
制裁発動は、拉致被害者全員を取り戻すという国家意思を内外に示すことだ。
それを躊躇していると、拉致問題を重視していないという間違ったメッセージが
発せられてしまう。
すでに国会は制裁法を成立させており、衆参両院の拉致特委は制裁発動を決議
し、拉致議連、自民、民主、公明3党の拉致対策本部も制裁発動を訴えている。
国民の大多数も制裁発動に賛成しており、その意思は500万を超える署名と
なって政府に提出されている。
未帰還者家族も、愛する肉親が北朝鮮で囚われている苦しい立場でありながら
座り込みも辞さない覚悟で制裁発動を求めている。
私たちは小泉首相に、北朝鮮に対する、制裁発動を強く求める。
制裁法による送金・貿易停止、船舶入港禁止と合わせて、北朝鮮最高人民会議
(国会)代議員を勤める総連幹部への再入国許可取り消しを行っていただきたい。
拉致被害者追加認定も実現して欲しい。
金正日政権に要求する。いますぐ、日本人拉致被害者を全員返せ。韓国人拉致
被害者もすべて返せ。核武装と戦争準備を止めて、北朝鮮民衆の生活向上に力を
尽くせ。
私たちは全ての拉致被害者を取り戻すまで、たたかい続けていくことを誓う。
平成17年4月24日
「小泉首相の決断を求める国民大集会」 参加者一同
※小泉首相宛、はがき・メールを!(〒100-8968 千代田区永田町2-3-1 内
閣総理大臣 小泉純一郎殿、首相官邸のホームページ=
http://www.kantei.go.jp/の右下の「ご意見募集」欄を利用)
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救う会全国協議会ニュース
発行:北朝鮮に拉致された日本人を救出するための全国協議会
TEL 03-3946-5780 FAX 03-3946-5784 http://www.sukuukai.jp
担当:平田隆太郎(事務局長info@sukuukai.jp)
〒112-0013 東京都文京区音羽1-17-11-905
カンパ振込先:郵便振替口座 00100-4-14701 救う会
みずほ銀行池袋支店(普)5620780 救う会事務局長平田隆太郎
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