救う会全国協議会

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北朝鮮に拉致された日本人を救出するための全国協議会

万景峰号入港?中央埠頭で怒りの抗議行動(2005/05/18)
★☆救う会全国協議会ニュース★☆(2005.05.18-1)


■万景峰号入港?中央埠頭で怒りの抗議行動

 5月18日、新潟西港中央埠頭で万景峰号入港抗議行動と抗議集会が開催され
た。主催は、家族会(横田 滋代表)、救う会(佐藤勝巳会長)、拉致議連(平
沼赳夫会長)で、地元救う会新潟(馬場吉衛会長)が共催。家族会からは、増元
照明事務局長の他、市川龍子さん、斉藤文代さん、平野フミ子さん、本間 勝さ
ん、寺越昭男さん、内田美津夫さん、救う会からは、佐藤勝巳会長、平田隆太郎
事務局長、他各地幹事が参加、拉致議連からは西村眞悟幹事長、近藤基彦議員が
かけつけた。地元からの参加者を合わせ約100名(人数制限があるため)が、
遠方より迫り来て着岸した万景峰号を前に、怒りと悔しさの思いを訴えた。

 続いて、埠頭近くの新潟木材会館で抗議集会が開かれた。近藤基彦議員から平
沼赳夫会長のメッセージが朗読され、また、西村眞悟幹事長が、「国民が苦しん
でいる時に見て見ぬふりをする国には未来がない。しかし、皆さんの力で政治を
動かすことができる。この道を行くしかない」と訴えた。

 家族会参加者の訴えの概要は以下の通り。
 増元照明家族会事務局長 「万景峰号が入るということは、北朝鮮がやってき
たことを許すメッセージになる。他方、国民大集会で見られたように国民はそう
みていない。政治が変わらないと被害者を取り戻せない」

 内田美津夫さん 「国交省がずさんな審査で入港を許可したと聞いている。国
民の気持ちを踏まえていれば入港は止められた筈だ。それが悔しくてならない」

 斉藤文代さん 「初めて新潟に来た。万景峰号が入ってくるのを見て、悲しく
て、悔しくてたまらなかった。なぜ入港を止められないのか。早く助けて、とい
う声が毎日聞こえる」

 市川龍子さん 「多くの議員が日朝友好議連に入っているという。悪いことを
した国となぜ友好を結ばなければならないのか。憎むべきは金正日だが、制裁を
発動しないなら小泉首相に矛先を向けざるをえなくなる。修一は初めての給料で
今年90歳になる母に大島つむぎを送ったが、まだそれを着てはいない。羽田空
港でそのつむぎを着せて一日も早く修一を迎えさせたい」

 平野フミ子さん 「今日本が本当にだめになっている。小泉首相は怒りの声を
あげない。あきらめろと言っているかのうようだ。日本の世直し、再生が必要だ。
幸か不幸か、国民は拉致問題をきっかけにこの問題を考えるようになった。拉致
問題が解決しない限り明日の日本はない」

 本間 進さん 「初めて入港してくる姿をみた。海保の巡視艇は機関砲のカバー
をはずしていた。安全なときはカバーしたままだのはず。北朝鮮の船をあれだけ
警護して入ってきた。万景峰号の白いブリッジがスクリーンのようになって(田
口)八重子の顔が泣いているように見えた。

 寺越昭男さん 「もしマスコミが、『今日万景峰号が入港しましたが』と小泉
首相に聞けば、『ああそうですか。保険に入ったんでしょう。何の問題もないと
思います』と答えるのではないか。拉致した国の船を入れるような総理は一日も
早く辞めてほしい」

 佐藤勝巳救う会会長 「国民の主権侵害をただす職位にありながら首相は何も
しなかった。このままでは恥ずべき総理になりかねない。法務大臣は大臣の権限
で、日本の国益を犯す在日の北朝鮮国会議員6人の再入国許可を取りやめること
ができる。国会は、6人を参考人に招致し、糾すべきだ。今の法律でもできるこ
とがある」

抗議集会は以下の抗議声明を拍手で承認し終了した。


◆抗議声明

 本日また、新潟港にテロ国家北朝鮮の貨客船、万景峰号が入港した。私たちは
言いようがない口惜しさの中で、その姿を見ている。

 そもそも、この新潟から13歳の横田めぐみさんが憎むべき国家テロにより連
れ去られてから28年が過ぎようとしている。金正日政権はいまこの瞬間も故郷
に帰ることを待ちわびているめぐみさんたちを抑留したままである。それどころ
か、北朝鮮はあろうことか、国と国との正式の外交協議の場に「偽遺骨」さえ出
してきた。

 日本政府は、昨年12月24日、「迅速で誠実な対応を取らないなら、厳しい
対応をする」と制裁発動を予告しながら、いまだに何もしていない。

 万景峰号をはじめとする北朝鮮船舶に対する、改正油濁法にもとづく国土交通
省の保険審査も信じられないほどずさんなものだったという。

 また、北朝鮮国会議員である朝鮮総連幹部らはこの4月も北朝鮮で開かれた国
会に参席するため、日朝間を自由に往来した。

 なぜ、日本政府は北朝鮮のためには迅速に保険審査をパスさせたり自由往来を
認めたりしながら、日本人被害者救出のための制裁発動には迅速に動かないのか、
全く理解できない。ただただ口惜しいばかりだ。

 私たちは、ここ新潟港で、日本政府に次のことを強く求める。

 万景峰号の入港を直ちに禁止せよ!
 北朝鮮に対し、ただちに制裁を発動せよ!
 ずさんな北朝鮮船舶の保険審査をやり直せ!

 平成17年5月18日

 北朝鮮による拉致被害者家族連絡会代表 横田 滋
 北朝鮮に拉致された日本人を救出するための全国協議会会長 佐藤勝巳
 北朝鮮に拉致された日本人を早期に救出するために行動する議員連盟会長 平沼赳夫
 横田めぐみさん等被拉致日本人救出新潟の会会長 馬場吉衛
 他、万景峰号抗議活動参加者一同


 ※小泉首相宛、はがき・メールを!(〒100-8968 千代田区永田町2-3-1 内
閣総理大臣 小泉純一郎殿、首相官邸のホームページ=
http://www.kantei.go.jp/の右下の「ご意見募集」欄を利用)


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