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北朝鮮に拉致された日本人を救出するための全国協議会

北朝鮮船舶に対する国交省のずさんな保険審査について(2005/05/18)
★☆救う会全国協議会ニュース★☆(2005.05.18-2)

■北朝鮮船舶に対する国交省のずさんな保険審査について

 改正船舶油濁損害賠償保障法にもとづく審査について産経新聞が報道したが、
救う会がその後、情報を集めた結果、現時点で以下のことが判明した。


平成17年5月17日 救う会事務局

 国交省海事局は、北朝鮮船舶20隻について改正船舶油濁損害賠償保障法(改正
油濁法)にもとづく船主責任保険(PI保険)の審査を行いすべてパスさせたが、
審査は極めてずさんなものだったことが判明した。

 18隻が契約している保険会社、MMIAニュージーランドは3月18日に審
査をパスし入港証明書が交付された(3月に16隻、4月に2隻)。

 また、5月11日、万景峰号を含む2隻の船舶も、バミューダ登記の保険会社、
SEPIAが審査をパスし、入港証明書が交付された。

 しかし、MMIAニュージーランドのオーナー、ポール・ランキンは過去に支
払い拒否を繰り返している国際詐欺師であることが、海上保安庁と外務省の調査
で明らかになった。

 それを産経新聞が5月15日1面トップで報道した。

 なお、外務省の調査は国交省側が審査終了後に同社への疑念が広まったのを受
け審査の正当さを補強するべく急遽依頼したのだが、逆の結果が出た。

 ニュージーランドの新聞 「The Press」 が3月4日に外務省の調査に
ついて詳しく報じている。そこでニュージーランド保険会社幹部は、「(同社は)
外国で活動しておりニュージーランドの評判が落ちる」等と語っている。

 国交省内部でも、「国際的詐欺師と北朝鮮が組んで改正油濁法をザル法にしよ
うとしている」という評価がある。

 MMIAニュージーランドは2004年6月に設立されたことなどから、北朝鮮が
改正油濁法施行をにらみポール・ランキンに接触して作らせた保険会社ではない
かという見方もある。

 なぜ、国交省海事局がこのようなずさんな審査をしたのかは不明だが、「永田
町から速くせよという風が吹いていた」と話す関係者有り。なおランキンは今年
1月、日本人弁護士を連れて海事局を訪問している。

 万景峰他1隻はバミューダ登記の保険会社SEPIAと契約し国交省審査を通っ
たが、同社はポール・ランキンの娘婿の会社であるとの情報もある。

 ※小泉首相宛、はがき・メールを!(〒100-8968 千代田区永田町2-3-1 内
閣総理大臣 小泉純一郎殿、首相官邸のホームページ=
http://www.kantei.go.jp/の右下の「ご意見募集」欄を利用)


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