曽我ミヨシさんを救出するぞ!東京連続集会6(2012/11/02)
★☆救う会全国協議会ニュース★☆(2012.11.02-3)
司会 それでは家族会の飯塚繁雄(田口八重子さん兄)さん、横田滋さん(横田
めぐみさん父)、増元照明さん(増元るみ子さん弟)、本間勝(田口八重子さん
兄)さんに、今聞いたお話についての感想や近況報告、また今日は拉致担当大臣
が辞任されたことについてお話ください。どうぞ宜しくお願い致します(拍手)。
◆変わる担当大臣?やる気がない
飯塚 曽我ミヨシさんについては、当初から拉致をされて北朝鮮にいると私たち
は信じています。一緒に色々な場面で活動し、言及してきました。今日のひとみ
さんの話は、前から聞いている部分もありますが、北朝鮮という国の実態、ある
いは被害者の扱い、あるいは北朝鮮での苦しい生活、これらは色々な情報や資料
で感じております。
うちの場合は田口八重子ですが、例の金賢姫の手記に、今曽我ひとみさんがお
話された内容が結構たくさん入っていますね。当時、日本人拉致被害者は粗末に
はしないという噂や情報がありました。
考えてみればそうかもしれません。相当なリスクを負いながら拉致してきたわ
けですから簡単に殺したりはしないだろうと。特に、北朝鮮で有効に使っていか
なければならないという、色々な場面、種類での目的、目標があったわけですか
ら、それは生きているということにくるわけです。
しかし、それぞれの拉致被害者の経過、実態を見ますと千差万別で、具体的に
言えば田口八重子は、もし帰ってきたとしても一番最後になるだろうと言われて
います。これは金賢姫もそう言っています。これは北における色々な状況、ある
いは情報、高官の実態・考え方をすべて承知している、知っているということが
大きな枷となっていると言われています。
そうは言っても、この問題は一挙に全員帰国という解決をお願いしていますの
で、そういったハンディみたいなものもありますが、これは日本政府が絶対、す
べてを取戻すという意欲をはっきりと打ち出していかなければいけないと思いま
す。
特定失踪者の方もたくさんいるはずです。そういうことを考えれば、まだまだ
北朝鮮に対しては、強い姿勢で、拉致被害者を全部返せという態度を貫いていか
ないと、変な幕引きになる恐れもあります。
一時、北朝鮮が日本人を11人出そうとしているという話もありました。それ
はまだ明らかになっていませんが、そういった小出しにする場合もあるかもしれ
ません。この問題は、一本釣りでは時間がかかって、お金もかかって大変だと思
います。ですから、ある時、ある日、いっぺんに解決するような固い目標を立て
ていかなければ、これからまた5年経ち、10年経つかもしれません。
そういうところは、私たちがしょっちゅう言っているように、待ってられない、
時間との勝負だという話があります。待っている家族も歳をとって大変だし、被
害者はなお大変だと、ああいう厳寒な国ですから。
ですから、今回の政府の対応というのは、今日は担当大臣がいなくなってしま
いましたが、そういうころころ変わる担当大臣、これの裏には政府・総理が本当
にやる気があるのかということを問われるということです。私はやる気がないと
思っています。こんな体制では、さすがの北朝鮮も相手にしてくれません。です
から、しっかりと、しかも地道に貫き通す、変更なしの大臣がいないと、この問
題は進まないです。行ったり来たり、場合によっては後戻りという場面もあるか
と思います。
今日私が記者会見で話したのは、変わらない大臣をきちっと据えてくれ、それ
ができないのならば総理が自ら直轄としてこの問題を担当し、具体的な策を実施
していくというふうにしなければいけないんじゃないか、という話もしました。
我々は本当に政府の動き、これは拉致問題と密接に関係があるにもかかわらず、
一生懸命、命がけでやっている姿が見えないというのが非常に残念です。まして
や、これも分かりませんが、早い時期に衆議院の解散があって、また政権が変わ
る、また大臣が変わる。
そういうことを思うほど、これはまた長くかかるのではという思いもしますが、
我々は今年を勝負の年として目標を立てていますので、政府の対応を強く求めて
いきます。どなたが大臣になるか分かりませんが、誰がなっても大臣一人だけで
は何もできません。政府当局が一丸となってこの問題に取組んでいかなければい
けないとさらに思いました。
そういう思いで、今年あと2か月半頑張りますが、拉致問題について十分注視
していただいて、何かとご協力をさらにお願いいたします。ありがとうございま
した(拍手)。
◆少し好転してきたか?4年ぶりの政府間交渉
横田滋 これまでこういった会合では、小泉総理の訪朝から10年にもなるので
すが、進展がまったくありませんでした。そして、2008年以降全く日朝交渉
が開かれていないことしか報告できなかったわけです。
しかし今年は7月31日に、日本清津会というところが、参議院の議員会館で
マスコミの方、国会議員の方も入れて初めて説明会みたいなものを行ったことを
きっかけに、外務省が訪朝を認めて、8月9、10日に日朝赤十字会談が開かれ、
それで遺骨収集にゴーサインがでました。
それだけであれば政府の関与は必要ないかもしれませんが、拉致で主張するに
は政府が関与しなければならいということで、政府が関与することも合意しまし
た。
そして、8月29、30、31日と3日間、述べにして7時間くらい、北京の
大使館をお互いに行き来して交渉したわけです。初めは局長クラスが出席すると
いうことだったのですが、北朝鮮がそこまでできないということで課長クラスの
交渉が行われて、その時次回は局長級の交渉を行うということです。
そして色々な話し合いをしていますが、結論には拉致という言葉はなくて、多
くの懸案事項を交渉するということで9月の中ごろまでに行われるんじゃないか
と思ったのですが、日本の政界がごたごたしているせいか、未だにいつ交渉する
ということが発表されておりません。
しかし、北側もことしは旱魃や洪水で食糧がないので、松原さんが、「拉致問
題が進展すれば人道支援ができる」ということを話しておられたんですが、いつ
までもやらないでおくということはできないと思います。
近く行われるような気もしますが、政府が北朝鮮問題の第一人者という、テレ
ビなどでよく静岡大学の伊豆見教授が「新潟日報」に寄稿した文章によりますと、
来年の終わりくらいにならないと進まないんじゃないかということを述べておら
れます。
しかし、今まで何もなかったところに、それが行われるようになったので、国
家間で交渉しなければ解決しませんので少し好転してきたんじゃないかと思って
います(拍手)。
◆みんながブルーリボンをつければ
増元照明 先ほど、みなさんに具体的になにをしてほしいかを言ったほうがいい
と注意を受けましたので申しますと、私はブルーリボンバッジをみなさんにつけ
ていただくことが一番大きな力になると思っています。
それは、2006年に日朝実務者協議を行った際、北朝鮮の実務者、外務省の
人ですが、北朝鮮が一番気にしていることは、日本の中で拉致問題が広がってい
くことと、国際社会に拉致問題が広がって行くこと、この2つを非常に気にして
いたということです。
ですから、すべての日本の国民のみなさんとは言いません。左の方もいらっしゃ
いますし、従北・親北の方もいらっしゃいます。でも8割くらいの方は、日本人
の拉致被害者を取戻したいという気持があると思っています。その方たちがみん
なブルーリボンをつけていただければ、朝鮮総連を通じて日本人の意思が伝わり
ます。これを是非お願いしたい。
もう一つは、田中慶秋大臣と最初に面会した時に申し上げたんですが、田中真
紀子文科大臣は、どうも授業料無償化問題で朝鮮学校にお金を出す雰囲気がぷん
ぷんします。これだけは阻止してくださいと申し上げました。
そしたら田中慶秋大臣が、朝鮮学校で行われている教育を考えるとわが国がお
金を出すのは絶対おかしいとおっしゃいました。民社グループのトップですから、
田中真紀子さんがいくら騒いでもさすがにあの重鎮には逆らえないだろうと思っ
ていたんですが、この重鎮がとれてしまったので野田さんでも止められない部分
があると思います。
そうすると国民のみなさんの意見です。文科省に対して、絶対朝鮮学校への無
償化問題を許すことはできない、出さないという決定をしてほしいというはがき
を送ってください。
それが北朝鮮に対して、日本がこの問題を重要視しているというメッセージに
もなります。これだけは阻止すべきだと私は思っています。
先ほど飯塚代表がおっしゃいましたが、拉致問題担当大臣のことです、実は法
律の中で17人というの(人数)が決められているんですね。私は、これを変え
ればいいと思いますが、その動きがなかなか出てきません。
しかし、政権交代があって大臣が代えられる、そして総理が変わったら大臣が
代えられる。このような状況を変えるためには民間人を置けばいいんじゃないで
すか。民間人を拉致問題担当大臣にして、民主党になろうと自民党になろうと拉
致問題担当大臣には手をつけない。この意思表示が北朝鮮に対して非常に重要な
ことになると思います。
日本は政権交代が起きようとも、(拉致問題についての)政策は変わらないと
いう強いメッセージを持つと思うんですが、国会議員の方たちはそこまで踏み込
んではできないでしょう。私なら拉致問題担当大臣を西岡さんにやってもらうん
ですけど(拍手)、そのくらいの覚悟を持ってやっていただきたいと私は思って
います。
これを政府に言ってもおそらく通じないので、ブルーリボンと文科省へのはが
き・メールをみなさんにおねがいしたいと思います。宜しくお願い致します(拍
手)。
◆自分たちのことは自分たちで守るということを考えて
本間勝 今日は曽我ひとみさんが遠くから出てこられました。曽我さんを見てい
ますと、私の妹八重子にだぶって映るんです。本当にこのように顔を合わせてしゃ
べれればいいなと、早く帰ってきてもらいたい。
ひとみさんも81歳のお母さんが未だに北におられるという状況を早く打破し
て日本に取戻す。拉致被害者はたくさんいるわけですから、その人たちが早く戻っ
てこれるように私たちも頑張らなきゃいけないんです。
話に聞きますと、佐渡の真野町というところは平坦なところです。どこも隠れ
場所のない砂地の海岸が広がっているところです。そこに工作船が堂々と入って
きて停泊していられた。それで連れていかれた。
佐渡の人たちも不審な船が来ている、見慣れない船が来ているということは分
かっていながら、自分たちの安全をまさかそういうことで、人が連れて行かれる
ということは思わなかったということは、本当に悔しい現実が起きているという
ことです。
自分たちのことは国民が安全を守らなきゃいけないとつくづく思います。だか
ら私たちは、安全の問題についても国にゆだねるのではなく、私たちの身近な問
題として、自分たちのことは自分たちで守るということを、拉致問題を通じて考
えていただきたいと思います。
先ほど増元さんが言われましたが、拉致問題の担当大臣は動かさず、民間人を
起用すべきだと。この問題は超党派でやるということになっていますので、国の
最優先課題となっていますからその案が一番いいと思います。政権が変わっても
解決されるまで続くように。
今の政権には人材がいない。ころころ変わって、出てくる人はだんだん悪くな
る。なんで松原さんがおろされたのか。それは野田さんと確執があると聞きます。
そのような人をおろすような総理では、この先任せていられないと思いますので、
次期政権がどうなるか分かりませんが、真剣に優秀な人材を探して、人材は試験
制度にしたっていいと思いますよ。
その人がどういう戦略を持っているか、この人ならば問題が解決できそうだな
ということを判定して担当大臣に任命するようなことも考えられなくもないです
ね。現実的でないかもしれませんが、そこまで考えざるをえない。本当に今の日
本の悲しい現状を国民が怒って、1000万署名をめざして頑張っていますが、
あと少しです。
達成してこの問題を押していきたいと思いますので、宜しくお願い致します
(拍手)。
以上
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■野田首相にメール・葉書を
首相官邸のホームページに「ご意見募集」があります。
下記をクリックして、ご意見を送ってください。
[PC]https://www.kantei.go.jp/jp/forms/goiken.html
[携帯]http://form1.kmail.kantei.go.jp/cgi-bin/k/iken/im/goiken.cgi
葉書は、〒100-8968 千代田区永田町2-3-1 内閣総理大臣 野田佳彦殿
■救う会全国協議会ニュース
発行:北朝鮮に拉致された日本人を救出するための全国協議会(救う会)
TEL 03-3946-5780 FAX 03-3946-5784 http://www.sukuukai.jp
担当:平田隆太郎(事務局長 info@sukuukai.jp)
〒112-0013 東京都文京区音羽1-17-11-905
カンパ振込先:郵便振替口座 00100-4-14701 救う会
みずほ銀行池袋支店(普)5620780 救う会事務局長平田隆太郎
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司会 それでは家族会の飯塚繁雄(田口八重子さん兄)さん、横田滋さん(横田
めぐみさん父)、増元照明さん(増元るみ子さん弟)、本間勝(田口八重子さん
兄)さんに、今聞いたお話についての感想や近況報告、また今日は拉致担当大臣
が辞任されたことについてお話ください。どうぞ宜しくお願い致します(拍手)。
◆変わる担当大臣?やる気がない
飯塚 曽我ミヨシさんについては、当初から拉致をされて北朝鮮にいると私たち
は信じています。一緒に色々な場面で活動し、言及してきました。今日のひとみ
さんの話は、前から聞いている部分もありますが、北朝鮮という国の実態、ある
いは被害者の扱い、あるいは北朝鮮での苦しい生活、これらは色々な情報や資料
で感じております。
うちの場合は田口八重子ですが、例の金賢姫の手記に、今曽我ひとみさんがお
話された内容が結構たくさん入っていますね。当時、日本人拉致被害者は粗末に
はしないという噂や情報がありました。
考えてみればそうかもしれません。相当なリスクを負いながら拉致してきたわ
けですから簡単に殺したりはしないだろうと。特に、北朝鮮で有効に使っていか
なければならないという、色々な場面、種類での目的、目標があったわけですか
ら、それは生きているということにくるわけです。
しかし、それぞれの拉致被害者の経過、実態を見ますと千差万別で、具体的に
言えば田口八重子は、もし帰ってきたとしても一番最後になるだろうと言われて
います。これは金賢姫もそう言っています。これは北における色々な状況、ある
いは情報、高官の実態・考え方をすべて承知している、知っているということが
大きな枷となっていると言われています。
そうは言っても、この問題は一挙に全員帰国という解決をお願いしていますの
で、そういったハンディみたいなものもありますが、これは日本政府が絶対、す
べてを取戻すという意欲をはっきりと打ち出していかなければいけないと思いま
す。
特定失踪者の方もたくさんいるはずです。そういうことを考えれば、まだまだ
北朝鮮に対しては、強い姿勢で、拉致被害者を全部返せという態度を貫いていか
ないと、変な幕引きになる恐れもあります。
一時、北朝鮮が日本人を11人出そうとしているという話もありました。それ
はまだ明らかになっていませんが、そういった小出しにする場合もあるかもしれ
ません。この問題は、一本釣りでは時間がかかって、お金もかかって大変だと思
います。ですから、ある時、ある日、いっぺんに解決するような固い目標を立て
ていかなければ、これからまた5年経ち、10年経つかもしれません。
そういうところは、私たちがしょっちゅう言っているように、待ってられない、
時間との勝負だという話があります。待っている家族も歳をとって大変だし、被
害者はなお大変だと、ああいう厳寒な国ですから。
ですから、今回の政府の対応というのは、今日は担当大臣がいなくなってしま
いましたが、そういうころころ変わる担当大臣、これの裏には政府・総理が本当
にやる気があるのかということを問われるということです。私はやる気がないと
思っています。こんな体制では、さすがの北朝鮮も相手にしてくれません。です
から、しっかりと、しかも地道に貫き通す、変更なしの大臣がいないと、この問
題は進まないです。行ったり来たり、場合によっては後戻りという場面もあるか
と思います。
今日私が記者会見で話したのは、変わらない大臣をきちっと据えてくれ、それ
ができないのならば総理が自ら直轄としてこの問題を担当し、具体的な策を実施
していくというふうにしなければいけないんじゃないか、という話もしました。
我々は本当に政府の動き、これは拉致問題と密接に関係があるにもかかわらず、
一生懸命、命がけでやっている姿が見えないというのが非常に残念です。まして
や、これも分かりませんが、早い時期に衆議院の解散があって、また政権が変わ
る、また大臣が変わる。
そういうことを思うほど、これはまた長くかかるのではという思いもしますが、
我々は今年を勝負の年として目標を立てていますので、政府の対応を強く求めて
いきます。どなたが大臣になるか分かりませんが、誰がなっても大臣一人だけで
は何もできません。政府当局が一丸となってこの問題に取組んでいかなければい
けないとさらに思いました。
そういう思いで、今年あと2か月半頑張りますが、拉致問題について十分注視
していただいて、何かとご協力をさらにお願いいたします。ありがとうございま
した(拍手)。
◆少し好転してきたか?4年ぶりの政府間交渉
横田滋 これまでこういった会合では、小泉総理の訪朝から10年にもなるので
すが、進展がまったくありませんでした。そして、2008年以降全く日朝交渉
が開かれていないことしか報告できなかったわけです。
しかし今年は7月31日に、日本清津会というところが、参議院の議員会館で
マスコミの方、国会議員の方も入れて初めて説明会みたいなものを行ったことを
きっかけに、外務省が訪朝を認めて、8月9、10日に日朝赤十字会談が開かれ、
それで遺骨収集にゴーサインがでました。
それだけであれば政府の関与は必要ないかもしれませんが、拉致で主張するに
は政府が関与しなければならいということで、政府が関与することも合意しまし
た。
そして、8月29、30、31日と3日間、述べにして7時間くらい、北京の
大使館をお互いに行き来して交渉したわけです。初めは局長クラスが出席すると
いうことだったのですが、北朝鮮がそこまでできないということで課長クラスの
交渉が行われて、その時次回は局長級の交渉を行うということです。
そして色々な話し合いをしていますが、結論には拉致という言葉はなくて、多
くの懸案事項を交渉するということで9月の中ごろまでに行われるんじゃないか
と思ったのですが、日本の政界がごたごたしているせいか、未だにいつ交渉する
ということが発表されておりません。
しかし、北側もことしは旱魃や洪水で食糧がないので、松原さんが、「拉致問
題が進展すれば人道支援ができる」ということを話しておられたんですが、いつ
までもやらないでおくということはできないと思います。
近く行われるような気もしますが、政府が北朝鮮問題の第一人者という、テレ
ビなどでよく静岡大学の伊豆見教授が「新潟日報」に寄稿した文章によりますと、
来年の終わりくらいにならないと進まないんじゃないかということを述べておら
れます。
しかし、今まで何もなかったところに、それが行われるようになったので、国
家間で交渉しなければ解決しませんので少し好転してきたんじゃないかと思って
います(拍手)。
◆みんながブルーリボンをつければ
増元照明 先ほど、みなさんに具体的になにをしてほしいかを言ったほうがいい
と注意を受けましたので申しますと、私はブルーリボンバッジをみなさんにつけ
ていただくことが一番大きな力になると思っています。
それは、2006年に日朝実務者協議を行った際、北朝鮮の実務者、外務省の
人ですが、北朝鮮が一番気にしていることは、日本の中で拉致問題が広がってい
くことと、国際社会に拉致問題が広がって行くこと、この2つを非常に気にして
いたということです。
ですから、すべての日本の国民のみなさんとは言いません。左の方もいらっしゃ
いますし、従北・親北の方もいらっしゃいます。でも8割くらいの方は、日本人
の拉致被害者を取戻したいという気持があると思っています。その方たちがみん
なブルーリボンをつけていただければ、朝鮮総連を通じて日本人の意思が伝わり
ます。これを是非お願いしたい。
もう一つは、田中慶秋大臣と最初に面会した時に申し上げたんですが、田中真
紀子文科大臣は、どうも授業料無償化問題で朝鮮学校にお金を出す雰囲気がぷん
ぷんします。これだけは阻止してくださいと申し上げました。
そしたら田中慶秋大臣が、朝鮮学校で行われている教育を考えるとわが国がお
金を出すのは絶対おかしいとおっしゃいました。民社グループのトップですから、
田中真紀子さんがいくら騒いでもさすがにあの重鎮には逆らえないだろうと思っ
ていたんですが、この重鎮がとれてしまったので野田さんでも止められない部分
があると思います。
そうすると国民のみなさんの意見です。文科省に対して、絶対朝鮮学校への無
償化問題を許すことはできない、出さないという決定をしてほしいというはがき
を送ってください。
それが北朝鮮に対して、日本がこの問題を重要視しているというメッセージに
もなります。これだけは阻止すべきだと私は思っています。
先ほど飯塚代表がおっしゃいましたが、拉致問題担当大臣のことです、実は法
律の中で17人というの(人数)が決められているんですね。私は、これを変え
ればいいと思いますが、その動きがなかなか出てきません。
しかし、政権交代があって大臣が代えられる、そして総理が変わったら大臣が
代えられる。このような状況を変えるためには民間人を置けばいいんじゃないで
すか。民間人を拉致問題担当大臣にして、民主党になろうと自民党になろうと拉
致問題担当大臣には手をつけない。この意思表示が北朝鮮に対して非常に重要な
ことになると思います。
日本は政権交代が起きようとも、(拉致問題についての)政策は変わらないと
いう強いメッセージを持つと思うんですが、国会議員の方たちはそこまで踏み込
んではできないでしょう。私なら拉致問題担当大臣を西岡さんにやってもらうん
ですけど(拍手)、そのくらいの覚悟を持ってやっていただきたいと私は思って
います。
これを政府に言ってもおそらく通じないので、ブルーリボンと文科省へのはが
き・メールをみなさんにおねがいしたいと思います。宜しくお願い致します(拍
手)。
◆自分たちのことは自分たちで守るということを考えて
本間勝 今日は曽我ひとみさんが遠くから出てこられました。曽我さんを見てい
ますと、私の妹八重子にだぶって映るんです。本当にこのように顔を合わせてしゃ
べれればいいなと、早く帰ってきてもらいたい。
ひとみさんも81歳のお母さんが未だに北におられるという状況を早く打破し
て日本に取戻す。拉致被害者はたくさんいるわけですから、その人たちが早く戻っ
てこれるように私たちも頑張らなきゃいけないんです。
話に聞きますと、佐渡の真野町というところは平坦なところです。どこも隠れ
場所のない砂地の海岸が広がっているところです。そこに工作船が堂々と入って
きて停泊していられた。それで連れていかれた。
佐渡の人たちも不審な船が来ている、見慣れない船が来ているということは分
かっていながら、自分たちの安全をまさかそういうことで、人が連れて行かれる
ということは思わなかったということは、本当に悔しい現実が起きているという
ことです。
自分たちのことは国民が安全を守らなきゃいけないとつくづく思います。だか
ら私たちは、安全の問題についても国にゆだねるのではなく、私たちの身近な問
題として、自分たちのことは自分たちで守るということを、拉致問題を通じて考
えていただきたいと思います。
先ほど増元さんが言われましたが、拉致問題の担当大臣は動かさず、民間人を
起用すべきだと。この問題は超党派でやるということになっていますので、国の
最優先課題となっていますからその案が一番いいと思います。政権が変わっても
解決されるまで続くように。
今の政権には人材がいない。ころころ変わって、出てくる人はだんだん悪くな
る。なんで松原さんがおろされたのか。それは野田さんと確執があると聞きます。
そのような人をおろすような総理では、この先任せていられないと思いますので、
次期政権がどうなるか分かりませんが、真剣に優秀な人材を探して、人材は試験
制度にしたっていいと思いますよ。
その人がどういう戦略を持っているか、この人ならば問題が解決できそうだな
ということを判定して担当大臣に任命するようなことも考えられなくもないです
ね。現実的でないかもしれませんが、そこまで考えざるをえない。本当に今の日
本の悲しい現状を国民が怒って、1000万署名をめざして頑張っていますが、
あと少しです。
達成してこの問題を押していきたいと思いますので、宜しくお願い致します
(拍手)。
以上
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■野田首相にメール・葉書を
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下記をクリックして、ご意見を送ってください。
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担当:平田隆太郎(事務局長 info@sukuukai.jp)
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