救う会全国協議会

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北朝鮮に拉致された日本人を救出するための全国協議会

「勝負の年の延長戦」今年こそ?国民大集会開催5(2013/05/09)
★☆救う会全国協議会ニュース★☆(2013.05.09)

司会 それではここで、家族会の訴えの時間とさせていただきます。今日は9家
族17人の家族が来ていらっしゃいます。よくこの訴えを聞いていただきたいん
ですが、この17人の内、親の世代は4人、横田ご夫妻と有本ご夫妻だけです。
あとはもう来ることができる健康状態ではありません。親の一番若い横田早紀江
さんも70代です。あとは皆さん80代、90代です。

 そして兄弟の世代が8人。一番上は飯塚さんで70代です。子どもの世代が5
人です。拉致問題は親が子どもを捜しているというイメージを持ってきましたが、
この壇上では親の世代よりも子どもの世代の方が多い。

 寺越さんたち3人。50年前ですから子どもといっても大きくなっています。
そして曽我さんと飯塚耕一郎さんです。

 時間の推移を感じながら家族の訴えを聞きたいと思います。(以下マイクを廻
して着席順に発言)。


横田早紀江(横田めぐみさん母)

 皆様こんにちは(拍手)。本当に長い年月で、私たちにとっては考えられない
ような長い年月です。命を何とも思っていない、棒切れのようにしか思っていな
い国に、大切な子どもたちを連れ去られたまま、彼らがあちらのどこにいるのか、
何を働かされているのか分からない状態です。

 幽閉されたまま、親は、「助けてください」、「助けてください」と訴え続け
てきました。16年前、救う会新潟の小島晴則さんという方が立ち上がってくだ
さった頃ですが、署名活動を街頭で、恥ずかしいなと思いながら始めたことが、
どんどん皆様にご縁をいただいて、今日まで支えていただきました。

 そして1000万を越えるような本当にすごい、熱意のある、このような署名
が集められたことは、私たちには本当に信じられないような思いで感謝していま
す。

 何という恐ろしいことが、日本の国の中で、堂々と行われ続けていたのでしょ
うか。そして平和であった日本の国民は、私たちも含めて、平和でよかった、こ
れで平和になったと何にも思わないで暮らしていた時期に、大切な子どもたちが
色々な場所から煙のように一瞬に消えてしまっていた。

 ものすごい数の人たちが、命を命とも思わない人間によって連れていかれたま
ま、あちらでまだ助けを求めています。そのようなことが、本当にこの国で起き
ているんだということを、本当にたくさんの若者たちにも知っていただきたいと
思います。

 これ以上長引かせるわけにはいきません。私たち親の代が少なくなり、後は兄
弟や子どもの代になっていく。そのような長い年月、まだ大切な命を救うことも
できない日本は、本当に国家として恥ではないんでしょうか(拍手)。

 こんなに恐ろしいことが、こんなに長い年月、どうしても取り返すことができ
ない。総理大臣が10人も11人も変わられ、拉致担当大臣があっという間に変
わられ、何の必要があって変わるのか分からないような状態です。

 その中にあって、私たちは何も分からない普通の庶民でしかないんですけれど
も、色々なことを学ばせていただきました。

 国家が本当の平和を得るためには、子どもたちを確実に自分たちの土地に取戻
さなければなりません。堂々と、国民がみんな一緒になって、「よく帰ってきた
ね」と言ってあげなければなりません。

 そのために私たちはこれからも頑張ってまいりますので、どうか宜しくご支援
ください。本当に長い間ありがとうございます(拍手)。


有本明弘(有本恵子さん父)

 みなさんこんにちは。短い時間に、皆さん方に知っていただきたいことがあり
ます。去年は文章にして私は読上げました。そのことについても(今回)半分書
きました。後の半分も注目して聞いてください。

 本日は私たち拉致被害者家族のためお集まりいただき、関係者の皆様、ご来場
の皆様に厚く御礼申し上げます。

 昨年4月28日、国民大集会では、皆様に安倍元総理の唱えた憲法改正実現の
ため、近く行われる総選挙には、憲法改正を唱える先生方を選んでくださること
をお願いして、私の挨拶に代えさせていただきますとお話しました(拍手)。

 あれから1年、私の思いは本当に届きました。皆さんご存知の通り、安倍総理
が再度、日本国総理大臣の地位につき、その第一声が、「憲法を改正し、日米同
盟を強化し、1月には訪米する」という力強い発言がありました。

 この会場にいらっしゃる皆さんも、私の思いと同じだと私は思っています(拍
手)。中国および北朝鮮の態度は、わが国にとって容認できない事柄が続いてい
ます(拍手)。

 このことに関して、3年あまりの民主党政権で多くの国民が不安を持った結果、
安倍総理が憲法を改正することを選挙の全面に掲げ、その結果が今の現実であり
ます。

 その国民大集会の5日後の、5月3日の憲法記念日には、新聞各社は国民世論
を公開し、各社は60%以上の人が憲法改正OKという数字を出しました。以上
は1年前の話です。

 今年7月には、国民の憲法改正の世論は上がっても下がりはしません。現に、
安倍内閣支持率は75%だとマスコミは言っているのです。国民が関心を持って
いる事案であり、日本国民の有権者が投票する7月の参議院選挙において、憲法
改正の国民投票も同時に行うべきであると私は思っております(拍手)。それは
投票箱を一つ増やせば結果が出るのであります。

 これに関しては、関係する人たちに知恵を出して、話を進めていただくことを
お願いするしかありませんが、本日ご来場いただいている先生方にも、このこと
に関して実現できますようご努力をいただけるようお願いいたします(拍手)。

 そして参議院選挙で、機会あるごとに私はお話をしていきたいと思っているの
であります。

 さらに、中国、北朝鮮と緊迫した現在のアジア情勢において、早急に実現しな
ければならない問題なのであります。安倍総理の決断をお願いするものでありま
す。以上です(拍手)。


増元照明(増元るみ子さん弟)

 みなさんこんにちは。今日1000万署名達成をここでご報告できたことを感
謝申し上げます。これもひとえに、私たちの家族を取戻すために動き始めた全国
協議会の各地の皆様が、毎日のように、また毎月該当に立ち、署名をことから始
まったものです。本当に感謝申し上げます。

 私は、拉致被害者家族連絡会ができた当時から、常に考えています。北朝鮮に
いる姉は私たちの活動をどう思っているだろうか、と。

 北朝鮮で自分たちの身が危なくなるから黙っていてほしいと思うのか、それと
も救出するために、日本が本当に強い国で私たちを救出してほしいと心から願っ
ているのか。それは未だに分かりません。迷いながら16年、来てしまいました。

 私は、言葉を尽くさなければこの日本は変わらないし、私たちが声を上げなけ
ればこの日本も変わらないという思いで戦ってまいりました。姉に、ぜひそう思っ
てもらえればと思っています。

 自分たちを30数年前に見捨てた弱い日本ではあってはならないという思いを
被害者たちに持ち続けていただきたいんです。そして自分たちを救出できる強い
国に生まれ変わってほしいという思いを彼女たちに思ってもらいたいと思ってい
ます(拍手)。

 その国づくりをするために、皆さんとともに、この拉致問題を通して、う私た
ちの国ありかたを考えていただかなければならないと思っています。

 私たちの国が、強い国であり、被害者を取戻し、そして国民を守れる強い国づ
くりを皆さんとともに、日本にいる私たちがやっていかなければ、北朝鮮にいる
拉致被害者の犠牲は無駄になってしまいます。

 是非、ご協力をお願いします(拍手)。


市川健一(市川修一さん兄)

 みなさんこんにちは。遅々として進まない拉致問題。3月に98歳になった父
に、一刻も早く会わせてやりたいと願っていても、現状は厳しく、本当にどうし
ていいか分からないほど落ち込んでおります。

 でも、私たちは負けるわけにはいきません。被害者を未だ再会を果たせない家
族は、救う会とともに活動しています。時には心が折れる時もあります。でも、
「頑張ってください」、「応援していますよ」、「全員が帰ってくることを願っ
ていますよ」と、温かい言葉をかけてくださいます。この時が一番嬉しいです。

 また、世論も高まってきました。私たちはこの世論が頼りで、本当に心強く思っ
ています。国が、人間本位の観点からしっかりと北朝鮮に意見を伝え、そしてぶ
れなく対応していくためには、どうしても国民の皆様方の後押しが必要です。

 私たちがお願いするのは、被害者全員が帰国するまで、この拉致問題に関心を
持ち続けてほしいということです(拍手)。風化することが一番怖いのです。み
なさん、どうか拉致問題を忘れないでください。皆様方の力をお貸しください。
宜しくお願い致します(拍手)。


市川龍子(市川修一さん義姉)

 みなさんこんにちは。いつもご支援ありがとうございます。改めて家族を代表
して、壇上に上がっていらっしゃる国会議員の皆様にお願いします。悠長なこと
は言っておれないんです。一生懸命に走りに走ってください。お願いいたします
(拍手)。

 私たち家族は、安倍総理を信じて進むしかありません。でも、救出の期日がな
いということに悲しくてたまりません。いつ救出できるのか、それがないので、
本当に悲しくて、悲しくてたまりません。

 私も、市川家に嫁いで7年目の不可解な事件でした。以来34年、夫婦共々人
生の半分は拉致との戦いです。何とかここで救出をお願いしたいんです。98歳
になる父、弟修一のことを尋ねてくれないのが嬉しいのか、悲しいのか複雑な心
境です。

 ぼけてはいません。施設に会いにいくと、とても喜んでくれます。でも私たち
は修一のことは言いません。父も修一のことは尋ねません。きっと、父ですから
修一のことは忘れられないと思います。 何としてもこの父に、修一を抱かせて
やりたいと思います。

 悲しいついでですが、悪いお知らせですが、この拉致問題が解決せずに長引い
ていくことを喜んでいるやからがいると聞きました。本当に悲しいです。悪い言
葉で言えば、この拉致問題を食い物にしているというやからです。何としても、
こういう人たちも断じていかなければならない。今日ここで言うべきではなかっ
たと思いますが、じゃあいつ言うんだ、今でしょう、という言葉で終ります(拍
手)。


斉藤文代(松木薫さん姉)

 いつも皆様にご支援していただき、本当に感謝しております。

 今日は、私の母、松木スナヨに代って、私が母の気持をちょっとお話したいと
思います。病院に入院してからもう12年くらいになります。自宅介護を5年く
らいしていまして、病院に入りまして、寝たきりで12年くらいになり、今年の
3月10日、93歳の誕生日を迎えました。

 その前、1月に、母が望んでいました大臣に手紙を書きたいということができ
なくて、「会いたい、会いたい、一言言いたい」と言っていた古屋大臣が、母に
会いにきてくれました(拍手)。

 その時に私が母に言いました。「お母さん、今日は薫さんのお母さんに会いた
いと古屋大臣が来てくれたのよ。何か言いたいことある」と言ったら、目をぱっ
と見開いて古屋大臣に何か訴えるような顔をしました。

 で大臣が、「斉藤さん、まだ目力があるから大丈夫だよ」と言ってくれました。
でもこの2、3日はちょっと弱ってきております。目の方も力がありませんし、
身体を動かすのも、看護師さんたちが一生懸命やってくれております。身体の色
々なところが壊疽というんですか、何か黒くなってきて、かわいそうな骨と皮だ
けの姿になっておりますが、「会いたい、会いたい」という信念だけで生きてお
ります。

 「何とかもう少し頑張りましょう」と私は言っているんですけど、本人はもう
声を出すこともできませんので、ウーンと言ってますけど、母が父の所に行ける
のかなと、薫に会わずにこのまま行っちゃうんじゃないかなという心配で、毎日
介護しています。

 もう少し頑張れば、母も会えるかもしれませんので、皆様の心の力で母がなん
とか薫に会える日まで、心の中からエールを送っていただければ、母もまだ頑張
れると思っております。

 いつも皆様には暖かいお力をいただいておりますので、もう一度私も熊本に帰
りまして、「もう1回頑張ってみようよ」ということで、力をつけたいと思って
おります。これからも一生懸命、母の介護をさせていただきますので、どうぞ拉
致問題が早く解決することを願って応援していただきたいと思っております。ど
うぞ宜しくお願い致します(拍手)。


松本孟(松本京子さん兄)

 みなさんこんにちは。妹がいなくなって今年で35年。母親は、今か今かと帰
るのをずっと待ちながら昨年11月27日、他界いたしました。90歳でした。
妹のことはほとんど何も言わずに、だまって、ひっそりと亡くなりました。さぞ
かし悔しかっただろうと思っています。

 葬式を終え、母親の荷物を片付けていると、たんすの中から妹の新聞の切り抜
きとか、色んなものが出てきました。口では言わなかった母が、人目を忍ぶよう
にこんなことをしていたのかな、親ってこんなもんなんだなと身につまされまし
た。今はその新聞の切り抜きを大事にしています。

 古屋大臣が先日、母の墓参りに見えました。遠いところを来ていただき、本当
にありがとうございました(拍手)。できることなら母と一緒に墓参りをと、古
屋大臣と母が一緒に墓参りができる、そういうこともちらっと夢に思いを馳せま
した。しかし、待つことなく他界しました。本当に悔しかっただろうなと思いま
す。

 私の力では助けることはできませんけれど、皆さん方の力をちょうだいして、
力強いご声援で、一日も早く母の墓前に嬉しい報せができる日を心待ちにしてい
ますので、どうぞお力を貸してください。宜しくお願い致します(拍手)。


寺越昭男(寺越昭二さん長男)

 みなさんこんにちは。長い間お疲れ様です。

 昭和38年に父親が拉致され、来月12日でちょうど満50年になります。父
親が突然いなくなって24年後に、突然北朝鮮から手紙が来て、「突然こちらで
生活するようになった」という手紙でした。

 それから北朝鮮という国は、恐い国で、どんな国かわからないのでしばらく様
子を見ようということで、手紙のやり取りをしていましたが、北朝鮮にいる武志、
私のいとこになりますが、武志のお母さんがあちこち飛び回って、外務省に行っ
ても国交がない、警察に行ってもどうにもならない。

 そういうことで2002年に小泉さんが訪朝して、金正日が拉致を認めて、私
たちも家族会に参加させていただきました。

 どうしてこれだけ時間がかかったのか。私はやっぱり、手紙が来た時に、強い
日本であれば、拉致であれ、救助であれ、日本政府として正式に、親父たちを返
せ、いとこを返せというのが本当だと思うんですね。強い日本でないばっかりに、
そういうことができなかった。これがやはり一番の原因だと思います。

 本当にこれから、何があっても強い日本になっていただくために、何をしなけ
ればならないかは、国民のみなさんが一番分かっていると思います。今後とも宜
しくお願いいたします(拍手)。


北野政男(寺越昭二さん次男)

 みなさんこんにちは。三人で何かしゃべろと言われても、なかなか別々のこと
を言うのが難しいんです。寺越友枝さんは、「拉致」でありながら「(北朝鮮に
よる)救助」と言って、北朝鮮にこれまで72回行っています。

 一昨年は武志の胃にポリプができたと新聞紙上に載っておりましたが、それを
日本に持って帰ってきて、政府に、「北朝鮮に意志を派遣してください」とお願
いに来たそうですが、政府からは、「分かりました。できるだけ協力いたします」
という返答をいただいた。

 北朝鮮には、「日本に治療に出してくれないか」と。しかし、「北朝鮮にも立
派な医師はたくさんいますから北朝鮮の医者で十分ですよ」と言って、出しても
らえなかった。

 今年また行って、2、3日前帰ってきました。そして北朝鮮政府に、「ミサイ
ルは発射するんですか」と尋ねたらしいです。北朝鮮の公安の方は、「予告なし
に発射することはありません」という答えを持ってきました。

 つまり、一生懸命北朝鮮は、「戦時下、戦時下」と煽っていても、戦時下の様
子を見せていないというのが実態ではないのかなと思います。

 あまり話はうまくないんですが、そんなこともあって、寺越友枝さんが北朝鮮
に行って「救助」と言っていることが関係しているのかどうかクエスチョンです
が、政府は未だに(寺越事件を)拉致認定をしていただけません。証拠がないと
いうことで。

 でも、100%拉致です。北朝鮮のそういった工作に負けずに、拉致認定して
いただいて、証拠がなくても拉致認定されるんですよということを北朝鮮に見せ
ていただきたい(拍手)。

 また、特定失踪者の方々にも、ある程度の拉致疑惑があれば、認定するという
希望を与えていただきたい。私たちも含めて、70、80を越えて、歩くのもやっ
との世代です。北朝鮮に圧力をかける意味で、特定失踪者の方々にも、もうちょっ
と頑張れば会えるかもしれないという希望を持っていただきたいと私は思います
(拍手)。


内田美津夫(寺越昭二さん三男)

 みなさんこんにちは。私たちの親父が北朝鮮に連れていかれて50年経ちます。
私たちが声を上げて家族会に参加させていただき、この活動を始めてから今年で
11年目になります。

 金正日が拉致を認めて、1、2年の間に解決するんじゃないかと思って参加し
たんですが、本当にこんなに10年もかかるとは夢にも思いませんでした。

 その間、総理大臣、拉致担当大臣にお願いにあがりました。本当にあっという
間の10年で、そこで何か収穫があったのかと言われても、「頑張ります、一緒
にやりましょう」ということだけで終ったんではないかと思います。

 今日私は、古屋大臣に、「北朝鮮は核とミサイルは絶対離さないのではないか、
拉致問題を核・ミサイル問題と一緒に考えていたらいつまで経っても解決しない
のではないかと私は思う。今までのやり方と違って、直接拉致問題だけで北朝鮮
のドアを叩くやり方をやってもらえないか」という要望をしました。

 今後どんな動きをして拉致問題を一日も早く解決してくれるのか、見守ってい
きたいと思います。今後ともご支援宜しくお願い致します(拍手)。


松木信宏(松木薫さん弟)

 先だって、私の兄たちを拉致したとされています「よど号」メンバーの指名手
配犯たちが、東京都を相手に訴状を出しました。「いわれのない拉致疑惑で名誉
を傷つけられた」ということです。

 日本は自由な国ですから、言いたいことがあるならば正々堂々と日本に帰って
きて自分の口でものを言ってからにしていただきたい。まっさきにそう思いまし
た(拍手)。

 そのメンバーたちと近しいジャーナリストの方が言っていることは、「直感で
その通りだと思う」ということで、そう言っている人がいると聞いております。
メンバーたちが「正しい」と言うのであれば、その証拠を私たちに是非見せてい
ただきたいと思います。はっきりと、「よど号メンバーは拉致に関わっていない」
と言うのであれば、私の目の前にその証拠を見せていただきたいと思います(拍
手)。

 これは裁判の場ではっきりすると思いますのでこれ以上は申しませんが、私は
一方的な話だけでは事実は分からないと常々考えています。私の兄たち被害者は、
北朝鮮にいて何も言い返しができません。何もものが言えません。そして一方は
北朝鮮にいながら自由に発信しています。それだけで不公平という思いがします。

 そういう状況下で、向こうが言っていることが正しいと言える神経が分かりま
せん。それならば、私の兄たちがはっきりものが言えるような状況になってから
客観的な判断を下していただきたいと思います(拍手)。

 そのためには、北朝鮮に行かれた方たちが、北朝鮮の本を書いたり、私の兄の
ことを書いています。中には事実もあるでしょうし、間違いがあるのかもしれま
せん。しかし、被害者が帰ってきていないという状況下では、客観的な事実は分
からないんです。帰ってきてからじゃないと分からないんです。

 一刻も早く是非帰ってきて、先ほど姉も申しましたが、生きている内になんと
か会わせてあげたいと思っています。

 (よど号の)メンバーたちも、自分たちが言いたいことがあるならば、さっさ
と帰ってきて、さっさと言って、事実をはっきりさせたらいいと思います。

 今後とも頑張ってまいります。是非宜しくお願い致します(拍手)。

(6につづく)

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葉書は、〒100-8968 千代田区永田町2-3-1 内閣総理大臣 安倍晋三殿

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