参院・拉致問題特別委員会が救う会石川から聴取(2006/02/23)
★☆救う会全国協議会ニュース★☆（2006.02.23-2）
昨日２月２２日、参議院拉致特別委員会委員が寺越事件の現場を訪れ、関係者
から事情聴取した。以下は、救う会石川からの報告である。
■参院・拉致問題特別委員会が救う会石川から聴取
参院・拉致問題特別会の広野ただし委員長ら１２名が２月２２日、「北朝鮮に
よる拉致問題等に関する実勢調査」を目的に石川県金沢市を訪れ、「宇出津事件」
「寺越事件」「特定失踪者」について石川県警山岡三四郎公安課長、大口英夫・
救う会石川事務局長、家族会・寺越昭男さん等、杉野正治・調査会常務理事らと
意見交換会を行いました。
救う会石川の大口英夫事務局長は「久米裕さんが拉致された宇出津事件が裁判
されていれば、数多くの物証や証言から有罪判決が下され、北朝鮮による日本人
拉致が広く知られることになり、その後発生した多くの拉致事件も防げたのでは
ないか」、「寺越事件は、現在も拉致被害者である寺越武志氏が拉致認定もされ
ず北朝鮮で生活していることや寺越昭二さんたち遺族が事件の真相解明を置き去
りにされ苦しんでいることなどをあげ、政治問題として決着したことが悲劇を招
き、また、その後の北朝鮮外交に多くの悪影響を与えてしまった」と訴えました。
また、一日も早く「北朝鮮人権法」を成立させ経済制裁を行うことを求めた。
家族会の寺越昭男、内田美津夫さんは「米国下院議会が北朝鮮の拉致を非難し
た決議に寺越事件の拉致被害者である父の昭二氏、叔父の外雄氏、従兄弟で当時
１３才だった武志氏ら３名が拉致被害者であると明記されていること」、「北朝
鮮が、元工作員・安明進氏が証言した昭二氏は拉致された時に船の上で射殺され、
海に沈められたと事実を否定する為に、３人は救助されて北朝鮮で生活し、昭二
氏は病死した証拠として建てた墓の生年月日が間違っており、北朝鮮は嘘を言っ
ている」と訴え、同委員会が政府に寺越事件を拉致認定するよう要請した。
調査会の杉野正治常務理事は「県内での９名の失踪者について」や調査会の活
動状況などを説明した。
出席した議員から、石川県選出でかつて新聞記者時代に寺越武志さん母・友枝
さんに同行して訪朝した経験のある岡田直樹(自民)議員は「寺越事件は偶発的な
拉致事件である」、「事件発生から４３年間、政治的な判断により武志さん母・
友枝さんの訪朝、武志氏の一時帰国を実現してきたことはやむをえない」、「北
朝鮮で生活する武志氏の問題があり拉致認定は慎重にしなければならない」と発
言がありました。国会議員が「寺越事件は拉致事件」であると公式に発言したの
は、岡田議員の発言が最初となります。
終了後、広野ただし委員長は報道に対し、「寺越事件については北朝鮮に暮ら
す武志氏の問題もあるが、委員会としては拉致であるとの印象を持った。解決に
向け、委員会の場で審議することになるだろう」と述べました。
※小泉首相宛、はがき・メールを！（〒100-8968 千代田区永田町2-3-1 内
閣総理大臣 小泉純一郎殿、首相官邸のホームページ＝
http://www.kantei.go.jp/の右下の「ご意見募集」欄を利用）
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救う会全国協議会ニュース
発行：北朝鮮に拉致された日本人を救出するための全国協議会
TEL 03-3946-5780 FAX 03-3946-5784 http://www.sukuukai.jp
担当：平田隆太郎（事務局長info@sukuukai.jp)
〒112-0013 東京都文京区音羽1-17-11-905
カンパ振込先：郵便振替口座 00100-4-14701 救う会
みずほ銀行池袋支店（普）5620780 救う会事務局長平田隆太郎
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昨日２月２２日、参議院拉致特別委員会委員が寺越事件の現場を訪れ、関係者
から事情聴取した。以下は、救う会石川からの報告である。
■参院・拉致問題特別委員会が救う会石川から聴取
参院・拉致問題特別会の広野ただし委員長ら１２名が２月２２日、「北朝鮮に
よる拉致問題等に関する実勢調査」を目的に石川県金沢市を訪れ、「宇出津事件」
「寺越事件」「特定失踪者」について石川県警山岡三四郎公安課長、大口英夫・
救う会石川事務局長、家族会・寺越昭男さん等、杉野正治・調査会常務理事らと
意見交換会を行いました。
救う会石川の大口英夫事務局長は「久米裕さんが拉致された宇出津事件が裁判
されていれば、数多くの物証や証言から有罪判決が下され、北朝鮮による日本人
拉致が広く知られることになり、その後発生した多くの拉致事件も防げたのでは
ないか」、「寺越事件は、現在も拉致被害者である寺越武志氏が拉致認定もされ
ず北朝鮮で生活していることや寺越昭二さんたち遺族が事件の真相解明を置き去
りにされ苦しんでいることなどをあげ、政治問題として決着したことが悲劇を招
き、また、その後の北朝鮮外交に多くの悪影響を与えてしまった」と訴えました。
また、一日も早く「北朝鮮人権法」を成立させ経済制裁を行うことを求めた。
家族会の寺越昭男、内田美津夫さんは「米国下院議会が北朝鮮の拉致を非難し
た決議に寺越事件の拉致被害者である父の昭二氏、叔父の外雄氏、従兄弟で当時
１３才だった武志氏ら３名が拉致被害者であると明記されていること」、「北朝
鮮が、元工作員・安明進氏が証言した昭二氏は拉致された時に船の上で射殺され、
海に沈められたと事実を否定する為に、３人は救助されて北朝鮮で生活し、昭二
氏は病死した証拠として建てた墓の生年月日が間違っており、北朝鮮は嘘を言っ
ている」と訴え、同委員会が政府に寺越事件を拉致認定するよう要請した。
調査会の杉野正治常務理事は「県内での９名の失踪者について」や調査会の活
動状況などを説明した。
出席した議員から、石川県選出でかつて新聞記者時代に寺越武志さん母・友枝
さんに同行して訪朝した経験のある岡田直樹(自民)議員は「寺越事件は偶発的な
拉致事件である」、「事件発生から４３年間、政治的な判断により武志さん母・
友枝さんの訪朝、武志氏の一時帰国を実現してきたことはやむをえない」、「北
朝鮮で生活する武志氏の問題があり拉致認定は慎重にしなければならない」と発
言がありました。国会議員が「寺越事件は拉致事件」であると公式に発言したの
は、岡田議員の発言が最初となります。
終了後、広野ただし委員長は報道に対し、「寺越事件については北朝鮮に暮ら
す武志氏の問題もあるが、委員会としては拉致であるとの印象を持った。解決に
向け、委員会の場で審議することになるだろう」と述べました。
※小泉首相宛、はがき・メールを！（〒100-8968 千代田区永田町2-3-1 内
閣総理大臣 小泉純一郎殿、首相官邸のホームページ＝
http://www.kantei.go.jp/の右下の「ご意見募集」欄を利用）
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担当：平田隆太郎（事務局長info@sukuukai.jp)
〒112-0013 東京都文京区音羽1-17-11-905
カンパ振込先：郵便振替口座 00100-4-14701 救う会
みずほ銀行池袋支店（普）5620780 救う会事務局長平田隆太郎
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