フランス人、イタリア人、オランダ人拉致被害者に関する有力情報(2006/03/10)
★☆救う会全国協議会ニュース★☆(2006.03.10-2)
■フランス人、イタリア人、オランダ人拉致被害者に関する有力情報
1978年7月、4人のレバノン人女性が日本企業に就職させるとだまされて北朝
鮮に拉致された。
家族が気づき騒ぎはじめ、1979年4月 2人がユーゴスラビアのベオグラード
の送られ家族に電話で「元気で暮らしているから心配しないで欲しい」と言わされた。
1979年8月、再び同じ2人はベオグラードに送られた。2人はホテルで隙を見て
脱出に成功した。
2人の証言から拉致が発覚しレバノン政府が北朝鮮と交渉して残りの2人 も19
79年11月に取り戻した。
しかし、後から解放された2人のうち1人シハームさんは脱走米兵と結婚、妊娠し
ていたため、北朝鮮に戻った。
シハームさんの母親ハイダールさんは2005年12月、日本を訪れ、東京と大阪
の国民大集会で娘の解放を訴え、麻生外相、安倍官房長官と面談した。
後から解放された2人が拉致された後北朝鮮で3人のフランス人女性、2人のオラ
ンダ人女性、3人のイタリア人女性を含む合計28人といっしょにスパイにさせられ
る訓練を受けた、と証言しているという情報が以前からあった。今回、救う会はその
点について報じているレバノンのアラビア語新聞"EL NAHAR"1979年11月9日付
記事を入手、全訳した。以下全訳を掲載する。なお、1人の被害者の固有名詞は本人
の意思を配慮して伏せ字とした。
なお、韓国人拉致被害者である女優の崔銀姫氏は、北朝鮮の招待所でフランス人女
性が拉致されてきているという具体的な話を聞いて、その著書に詳しく書いている。
レバノン人拉致については、高世仁『拉致 北朝鮮の国家犯罪』講談社文庫が詳し
い。
"EL NAHAR" 1979年11月9日金曜日
公安による調査の中で
北朝鮮からの帰還者2人はスパイ活動の訓練を受けた
公安部長であるファールーク・アビー・アルムルマウは司法当局に対し,スパイ活
動をさせるため北朝鮮にレバノン人女性4人を派遣したスパイ網に関与している嫌疑
で,レバノン人男性への逮捕令状を請求した。
公安の担当部署は,レバノン外務省が駐レバノン北朝鮮通商代表部部長に働きかけ
た後,数日前にようやくレバノンに帰還したシハーム・タルシーフ,XXXX・XX
XXXに対する調査を行い,同調査に基づいて令状の請求を行った。
最初の調査によると,同レバノン人男性は当初,現在の劣悪な社会情勢に苦しむ若
いレバノン人女性をターゲットにしており,東京または香港のいずれかのホテルでの
仕事を口実に,4人のレバノン人女性を誘い出すことに成功した。その仕事の賃金は,
月給1,500ドルに加え,契約成立後に支度金として3,000ドルを支払うとい
うものであった。
4人の女性らがパスポートと荷物を準備した後,同レバノン人男性が東京までのチ
ケットを用意した。その女性らは飛行機に乗り,東ヨーロッパのある国の首都にある
空港に降り立ち,その後,いくつかの空港を経由して北朝鮮の首都平壌に到着した。
シハームとXXXX,またその他の2人は,パスポートを没収された後,ある施設
に移送された。同施設では,柔道,テコンドー,空手のほか,盗聴などあらゆるスパ
イ活動のための訓練が行われ,金日成思想への洗脳も行われた。
シハームとXXXXによれば,同施設には28人の若い女性がおり,その中にはフ
ランス人3人,イタリア人3人,オランダ人2人,その他中東や西ヨーロッパからき
た女性が含まれていた。また,彼女らは反抗することが不可能であったと強調する。
公安はシハームとXXXXの二人が極秘手段で北朝鮮から東ヨーロッパに出国した
後,ベイルートに帰還させ,彼女らから詳細を聴取した。その後,駐レバノン北朝鮮
通商代表部部長を召喚して,シハーム・シュライテフとXXXX・XXXXXの返還
を要求していたレバノン外務省に彼女らの帰還について伝えた。
※小泉首相宛、はがき・メールを!(〒100-8968 千代田区永田町2-3-1 内
閣総理大臣 小泉純一郎殿、首相官邸のホームページ=
http://www.kantei.go.jp/の右下の「ご意見募集」欄を利用)
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救う会全国協議会ニュース
発行:北朝鮮に拉致された日本人を救出するための全国協議会
TEL 03-3946-5780 FAX 03-3946-5784 http://www.sukuukai.jp
担当:平田隆太郎(事務局長info@sukuukai.jp)
〒112-0013 東京都文京区音羽1-17-11-905
カンパ振込先:郵便振替口座 00100-4-14701 救う会
みずほ銀行池袋支店(普)5620780 救う会事務局長平田隆太郎
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■フランス人、イタリア人、オランダ人拉致被害者に関する有力情報
1978年7月、4人のレバノン人女性が日本企業に就職させるとだまされて北朝
鮮に拉致された。
家族が気づき騒ぎはじめ、1979年4月 2人がユーゴスラビアのベオグラード
の送られ家族に電話で「元気で暮らしているから心配しないで欲しい」と言わされた。
1979年8月、再び同じ2人はベオグラードに送られた。2人はホテルで隙を見て
脱出に成功した。
2人の証言から拉致が発覚しレバノン政府が北朝鮮と交渉して残りの2人 も19
79年11月に取り戻した。
しかし、後から解放された2人のうち1人シハームさんは脱走米兵と結婚、妊娠し
ていたため、北朝鮮に戻った。
シハームさんの母親ハイダールさんは2005年12月、日本を訪れ、東京と大阪
の国民大集会で娘の解放を訴え、麻生外相、安倍官房長官と面談した。
後から解放された2人が拉致された後北朝鮮で3人のフランス人女性、2人のオラ
ンダ人女性、3人のイタリア人女性を含む合計28人といっしょにスパイにさせられ
る訓練を受けた、と証言しているという情報が以前からあった。今回、救う会はその
点について報じているレバノンのアラビア語新聞"EL NAHAR"1979年11月9日付
記事を入手、全訳した。以下全訳を掲載する。なお、1人の被害者の固有名詞は本人
の意思を配慮して伏せ字とした。
なお、韓国人拉致被害者である女優の崔銀姫氏は、北朝鮮の招待所でフランス人女
性が拉致されてきているという具体的な話を聞いて、その著書に詳しく書いている。
レバノン人拉致については、高世仁『拉致 北朝鮮の国家犯罪』講談社文庫が詳し
い。
"EL NAHAR" 1979年11月9日金曜日
公安による調査の中で
北朝鮮からの帰還者2人はスパイ活動の訓練を受けた
公安部長であるファールーク・アビー・アルムルマウは司法当局に対し,スパイ活
動をさせるため北朝鮮にレバノン人女性4人を派遣したスパイ網に関与している嫌疑
で,レバノン人男性への逮捕令状を請求した。
公安の担当部署は,レバノン外務省が駐レバノン北朝鮮通商代表部部長に働きかけ
た後,数日前にようやくレバノンに帰還したシハーム・タルシーフ,XXXX・XX
XXXに対する調査を行い,同調査に基づいて令状の請求を行った。
最初の調査によると,同レバノン人男性は当初,現在の劣悪な社会情勢に苦しむ若
いレバノン人女性をターゲットにしており,東京または香港のいずれかのホテルでの
仕事を口実に,4人のレバノン人女性を誘い出すことに成功した。その仕事の賃金は,
月給1,500ドルに加え,契約成立後に支度金として3,000ドルを支払うとい
うものであった。
4人の女性らがパスポートと荷物を準備した後,同レバノン人男性が東京までのチ
ケットを用意した。その女性らは飛行機に乗り,東ヨーロッパのある国の首都にある
空港に降り立ち,その後,いくつかの空港を経由して北朝鮮の首都平壌に到着した。
シハームとXXXX,またその他の2人は,パスポートを没収された後,ある施設
に移送された。同施設では,柔道,テコンドー,空手のほか,盗聴などあらゆるスパ
イ活動のための訓練が行われ,金日成思想への洗脳も行われた。
シハームとXXXXによれば,同施設には28人の若い女性がおり,その中にはフ
ランス人3人,イタリア人3人,オランダ人2人,その他中東や西ヨーロッパからき
た女性が含まれていた。また,彼女らは反抗することが不可能であったと強調する。
公安はシハームとXXXXの二人が極秘手段で北朝鮮から東ヨーロッパに出国した
後,ベイルートに帰還させ,彼女らから詳細を聴取した。その後,駐レバノン北朝鮮
通商代表部部長を召喚して,シハーム・シュライテフとXXXX・XXXXXの返還
を要求していたレバノン外務省に彼女らの帰還について伝えた。
※小泉首相宛、はがき・メールを!(〒100-8968 千代田区永田町2-3-1 内
閣総理大臣 小泉純一郎殿、首相官邸のホームページ=
http://www.kantei.go.jp/の右下の「ご意見募集」欄を利用)
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担当:平田隆太郎(事務局長info@sukuukai.jp)
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