中国人拉致被害者家族が崔銀姫氏と面会(2006/03/20)
★☆救う会全国協議会ニュース★☆(2006.03.20)
■中国人拉致被害者家族が崔銀姫氏と面会
3月18日午後、救う会の斡旋により中国人拉致被害者家族が韓国ソウル市内のホ
テルで崔銀姫氏と面会した。
面会したのは、1978年7月2日マカオで失踪した孔令イン(貝二つの下に言)Hong
Leng-iengさん(1957年生まれ)の家族、弟Hong Leng-chun(1959年生まれ)と父親
(本人の意思で名前非公開 1922年生まれ)の二人。孔さんを崔銀姫氏が平壌郊外の
招待所で何回も目撃し話を交わしたと1988年に出版された著書の中で証言してい
た。
曽我ひとみさんとジェンキンズさんの証言により拉致されていることが明らかになっ
た、タイ人女性アノチャ・パンジョイさんと孔さんは同じ1978年7月2日にマカ
オで失踪している。その関係で孔さんの拉致の疑いが浮かび上がり、救う会西岡力常
任副会長が昨年12月13日、ソウルで崔銀姫氏と会い、詳しい情報を聴取した。そ
の記録を持って、増元照明家族会事務局長と西岡副会長が今年1月13日、マカオま
ででかけて孔さん家族と面会し、崔証言を詳しく伝えたところ、孔さんの家族関係、
身上情報が全面的に一致し、拉致されたことが明らかになっていた。その模様はすで
に本ニュースで伝えたところだが、孔さん家族から家族会・救う会に、崔さんとの面
会を斡旋してほしいと依頼があり、それが18日ソウルで実現したのだ。
面会には西岡副会長と島田洋一副会長が同席、通訳を勤めた。面会の様子は以下の
ようだった。
まず、家族が崔さんに孔さんと北朝鮮で良い友人になってくれたことに対して感謝
の意を表明があり、お会いできてうれしいとの挨拶が両者からあった。その後、孔さ
んの拉致される前の多数の写真を見て、崔さんが「間違いない」と断言した。また、
崔さんは「お父さんの顔が孔さんとそっくりだ」とも語った。
崔さんから孔さんは自分に「父は中国本土で学校の先生をしており、母は針仕事を
しており、弟は学校に通っている」と伝えたが正しいかという確認の質問があり、全
部正しい、それ以外にも崔さんが伝えてくれた情報はすべて正しいとの答えがあった。
1月の時点で明らかになっていない新事実が一つある。崔さんは西岡副会長に孔さ
んの洗礼名が「マリア」であったと伝えたが、家族は孔さんがカソリックで洗礼を受
けていることは知っていたが、洗礼名は覚えていなかった。その後、家族が孔さんが
洗礼を受けた教会で調べたところ、洗礼名は「マリア」で間違いなかった。つまり、
家族さえ記憶していなかった孔さんの情報を崔さんが伝えたことになり、拉致された
ことは完全に間違いないといえる。
確認作業をする途中、弟さんはお姉さんである孔さんのことを思いだしたのか、感
極まって涙で言葉が出ない場面もあった。
崔さんは、「孔さんは必ず元気でおり、早く自由世界で家族と再会できるように毎
日お祈りしている」と話し、家族も「自分たちもそれを願っている。早く孔さんと会
いたい」と繰り返し答えていた。
その後、崔さんが家族に北朝鮮での孔さんの様子について伝えた。その中で西岡が
12月にソウルで聞くことが出来なかった部分を紹介する。
・孔さんから、朝鮮語を学び中国語を教えているという話を聞いた。誰に教えている
のかについては話が出なかったので分からない。
・孔さんも崔もストレスのため胃腸が悪くなり、昼食後消化のため散歩をしていた。
そのとき、監視の目を盗んで2人で会った。孔さんが焼酎とするめを服の中に隠して
持ってきて大きな岩の陰に隠れて二人で酒を酌み交わしながら色々な話をした。
・孔さんは金正日の秘密宴会に出たことがあり、そこで金正日から良い結婚をさせて
やると言われた、と崔に話した。
崔さんは、自分が1988年にに手記を発表したとき家族に会いたかった。そのと
き、韓国の東亜日報記者がマカオまで取材に行ったが、孔さんの家族は取材を拒否し
たので、会えなかった。なぜその時私と会おうとしなかったか、という質問をした。
孔さん家族は、そのとき、大韓機爆破事件、ラングーン爆弾テロ事件、崔銀姫さんた
ちの脱出事件などがあり雰囲気が良くなかったので、記者には会ったが取材を拒否し
た。その後、半年後、崔さんに会いたいと考え記者に連絡したが、うまくいかなかっ
たという答えがあった。
※小泉首相宛、はがき・メールを!(〒100-8968 千代田区永田町2-3-1 内
閣総理大臣 小泉純一郎殿、首相官邸のホームページ=
http://www.kantei.go.jp/の右下の「ご意見募集」欄を利用)
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救う会全国協議会ニュース
発行:北朝鮮に拉致された日本人を救出するための全国協議会
TEL 03-3946-5780 FAX 03-3946-5784 http://www.sukuukai.jp
担当:平田隆太郎(事務局長info@sukuukai.jp)
〒112-0013 東京都文京区音羽1-17-11-905
カンパ振込先:郵便振替口座 00100-4-14701 救う会
みずほ銀行池袋支店(普)5620780 救う会事務局長平田隆太郎
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■中国人拉致被害者家族が崔銀姫氏と面会
3月18日午後、救う会の斡旋により中国人拉致被害者家族が韓国ソウル市内のホ
テルで崔銀姫氏と面会した。
面会したのは、1978年7月2日マカオで失踪した孔令イン(貝二つの下に言)Hong
Leng-iengさん(1957年生まれ)の家族、弟Hong Leng-chun(1959年生まれ)と父親
(本人の意思で名前非公開 1922年生まれ)の二人。孔さんを崔銀姫氏が平壌郊外の
招待所で何回も目撃し話を交わしたと1988年に出版された著書の中で証言してい
た。
曽我ひとみさんとジェンキンズさんの証言により拉致されていることが明らかになっ
た、タイ人女性アノチャ・パンジョイさんと孔さんは同じ1978年7月2日にマカ
オで失踪している。その関係で孔さんの拉致の疑いが浮かび上がり、救う会西岡力常
任副会長が昨年12月13日、ソウルで崔銀姫氏と会い、詳しい情報を聴取した。そ
の記録を持って、増元照明家族会事務局長と西岡副会長が今年1月13日、マカオま
ででかけて孔さん家族と面会し、崔証言を詳しく伝えたところ、孔さんの家族関係、
身上情報が全面的に一致し、拉致されたことが明らかになっていた。その模様はすで
に本ニュースで伝えたところだが、孔さん家族から家族会・救う会に、崔さんとの面
会を斡旋してほしいと依頼があり、それが18日ソウルで実現したのだ。
面会には西岡副会長と島田洋一副会長が同席、通訳を勤めた。面会の様子は以下の
ようだった。
まず、家族が崔さんに孔さんと北朝鮮で良い友人になってくれたことに対して感謝
の意を表明があり、お会いできてうれしいとの挨拶が両者からあった。その後、孔さ
んの拉致される前の多数の写真を見て、崔さんが「間違いない」と断言した。また、
崔さんは「お父さんの顔が孔さんとそっくりだ」とも語った。
崔さんから孔さんは自分に「父は中国本土で学校の先生をしており、母は針仕事を
しており、弟は学校に通っている」と伝えたが正しいかという確認の質問があり、全
部正しい、それ以外にも崔さんが伝えてくれた情報はすべて正しいとの答えがあった。
1月の時点で明らかになっていない新事実が一つある。崔さんは西岡副会長に孔さ
んの洗礼名が「マリア」であったと伝えたが、家族は孔さんがカソリックで洗礼を受
けていることは知っていたが、洗礼名は覚えていなかった。その後、家族が孔さんが
洗礼を受けた教会で調べたところ、洗礼名は「マリア」で間違いなかった。つまり、
家族さえ記憶していなかった孔さんの情報を崔さんが伝えたことになり、拉致された
ことは完全に間違いないといえる。
確認作業をする途中、弟さんはお姉さんである孔さんのことを思いだしたのか、感
極まって涙で言葉が出ない場面もあった。
崔さんは、「孔さんは必ず元気でおり、早く自由世界で家族と再会できるように毎
日お祈りしている」と話し、家族も「自分たちもそれを願っている。早く孔さんと会
いたい」と繰り返し答えていた。
その後、崔さんが家族に北朝鮮での孔さんの様子について伝えた。その中で西岡が
12月にソウルで聞くことが出来なかった部分を紹介する。
・孔さんから、朝鮮語を学び中国語を教えているという話を聞いた。誰に教えている
のかについては話が出なかったので分からない。
・孔さんも崔もストレスのため胃腸が悪くなり、昼食後消化のため散歩をしていた。
そのとき、監視の目を盗んで2人で会った。孔さんが焼酎とするめを服の中に隠して
持ってきて大きな岩の陰に隠れて二人で酒を酌み交わしながら色々な話をした。
・孔さんは金正日の秘密宴会に出たことがあり、そこで金正日から良い結婚をさせて
やると言われた、と崔に話した。
崔さんは、自分が1988年にに手記を発表したとき家族に会いたかった。そのと
き、韓国の東亜日報記者がマカオまで取材に行ったが、孔さんの家族は取材を拒否し
たので、会えなかった。なぜその時私と会おうとしなかったか、という質問をした。
孔さん家族は、そのとき、大韓機爆破事件、ラングーン爆弾テロ事件、崔銀姫さんた
ちの脱出事件などがあり雰囲気が良くなかったので、記者には会ったが取材を拒否し
た。その後、半年後、崔さんに会いたいと考え記者に連絡したが、うまくいかなかっ
たという答えがあった。
※小泉首相宛、はがき・メールを!(〒100-8968 千代田区永田町2-3-1 内
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