救う会全国協議会

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北朝鮮に拉致された日本人を救出するための全国協議会

北朝鮮は世界の拉致被害者を返せ!国際セミナー出席外国人拉致家族情報(2014/03/02)
★☆救う会全国協議会ニュース★☆(2014.03.02)

 3月3日(月)午後2時から5時まで参議院議員会館で、家族会・救う会・拉致議連
主催で「北朝鮮は世界の拉致被害者を返せ!国際セミナー」を開催します。また、
同日午前10時半から国際拉致解決連合第3回総会を開催します。そのために、韓国か
ら朝鮮戦争中拉致の被害者家族会代表と休戦後拉致の家族会代表、タイから拉致被
害者家族が2日に訪日しました。またルーマニアと米国家族からメッセージが届いて
います。

 来日した外国人家族とメッセージを送ってきた家族の拉致事件概要を事前にお伝え
します。


■国際セミナー出席外国人拉致家族情報 (2014.03.03)

○金聖浩(キム・ソンホ)朝鮮戦争拉致被害者家族協議会名誉理事長
拉致被害者は父親 金有淵氏
1901年黄海道甕津出生
東亜日報記者、東亜日報京城支局長を経て拉致当時は、京城神学校教授兼シンドク
教会牧師
1950年8月25日 ソウル市麻浦区孔徳洞の自宅から拉致される

拉致状況
1950年8月23日正午頃、ソウル市麻浦区公徳洞の自宅に政治保衛部員が3?
4人、黒いジープでやってきて「キリスト教連盟で会議があるから行こう」と強制
連行した。そのときすでに、神学校の同僚教授らが逮捕されたという消息を知った
黄ソンテク牧師が金有淵氏の自宅に逃げてきていたが、金有淵氏は黄氏をかくまっ
たまま自分一人で自宅を出て逮捕された。連行されるとき家族に「心配するな。教
会を守って連れて行かれるのだから光栄だ」と語った。金有淵氏はすでに殉教の準
備ができていたのか、連行される1カ月前に、息子である金聖浩氏を麻浦の河岸か
ら逃がしながら「私はここに残って教会を守り残った信者たちの世話をしなければ
ならない。お前は避難して私のあとを継いでくれ」と話し自宅に戻り、拉致された。

その後、他の宗教界指導者らと共に平壌近郊、中和面の農家に分散収容され、1951
年5月初め、大同郡の農家に収容された。1951年7月、北朝鮮地下教会指導者と隠密
に連絡したことが発覚して政治保衛部に連行され、その後消息がない。

金聖浩氏は父親を捜索するため米軍傘下の対北工作機関KLO要員となって活動した。


○安炳璿(アン・ビョンスン)拉北者家族協議会事務局長
1966年9月生まれ
2011年に事務局長就任
父親が1972年黄海で漁業操業中に拉致される
被害者 安スヨン 父親
1972年12月28日、はえ縄漁業漁船五大洋61号、62号が黄海でエイ漁をしていて乗組
員24人が北へ拉致される。安スヨン氏は62号乗組員だった。先月(2014年2月)に
北朝鮮金剛山で行われた南北離散家族面会において、安スヨン氏といっしょに拉致
された五大洋61号乗務員の朴ヤンス氏が韓国に住む弟と面会した。そこで安氏の消
息が伝えられたかどうかは現段階では不明。
当時年齢:37才
故郷:全羅北道全州


○バンジョン・パンジョイ
タイ人拉致被害者アノーチャー・パンジョイさんの甥
アノーチャーさんは、1978年マカオから拉致。曽我ひとみさん、ジェンキンスさん
たちとともに脱走米兵の妻となって一緒に生活していた。


○ガブリエル・ブンベア 
ルーマニア人拉致被害者ドイナ・ブンベアさんの弟
ドイナさんは、1978年、ローマで拉致された。脱走米兵ジェームズ・ドレスノクの
妻となって曽我さんたちと一緒に生活していた。ドイナさんは97年に死亡したが、
息子の一人にガブリエルとい名前をつけていた。


○デヴィド・スネドン
2004年8月14日、米国人留学生デヴィド・スネドン(当時24)さんが、中国南部の雲
南省シャングリラ県で消息を絶った。家族が現地で調査したところ、事故に遭ったり
事件に巻き込まれた形跡は一切なかった。救う会が入手した情報などによると、スネ
ドンさんはタイなどに逃げる脱北者を助けていた疑いで中国安全局に調査を受け、そ
の後、現地に来ていた北朝鮮政治保衛部要員に引き渡された可能性がある。2012年4月、
スネドンさんの両親が訪日して救う会・家族会・拉致議連が主催する国民大集会に参
加し、その後も連繋を持っている。


以上


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