国民の大覚醒進む韓国?自由・人権で連帯を(2006/06/01)
★☆救う会全国協議会ニュース★☆(2006.06.01)
5月27日、家族会・救う会が主催した「日韓連帯東京集会」で、趙甲済・前
「月刊朝鮮」編集長は、韓国では国民の大覚醒進みつつあり、統一地方選挙では
与党が歴史的な惨敗となる、拉致救出を求める運動は、自由・人権の普遍的価値
で連帯できる、等と語った。文責=救う会事務局。
■国民の大覚醒進む韓国?自由・人権で連帯を
「韓国情勢と拉致問題」についてお話ししたい。91年に「月刊朝鮮」の記者
を日本に送り、辛光洙に関して取材した時、日本の警察はなぜすべて知っている
のに何もしないのか、報道もされないのか、国民は関心をもたないのか、と感じ
た。98年、金大中政権が発足する前は、拉致、脱北、収容所の人権問題につい
ては、韓国から発信されることが多かった。
ところが、2000年6月、南北首脳会談で6.15宣言が発表された以降、
金大中大統領が変わってしまった。これまで金大中は、政治的謀略家との評判も
あったが、民主化闘士の面が強かった。しかし、6.15宣言以降、韓国の拉北
政策を転換させた。現在の韓国社会を理解するのに一番重要な文書は、6.15
宣言だ。
6.15宣言は金正日の対南工作文書
この文書は、最初から最後まで、金正日の対南工作文書だ。実は、南北左翼連
合が、反米・反大韓民国をとり、スローガンは「われわれ民族同士」だった。こ
の文書にもこの言葉が書かれている。正しい意味は、「我々民族背信者同士」と
いうことだ。
また、この中の核心的な部分として、韓国の連合制と北朝鮮の低い段階の連邦
制に共通項が多いので、この方向で統一するということだ。
6.15前、連合制の主張は国家保安法違反で逮捕された。金大中が処罰され
る違反を犯したわけだ。連合制であれ連邦制であれ、これは詐欺だ。理由は簡単。
現在の分断は、イデオロギーと制度の違いで民族の違いではないと言い、自由民
主義体制と社会主義体制を維持して、これで統一ができると主張するものである。
従って詐欺であることは明らかだ。意図は、南北を共産化する中間段階というこ
とだ。そのために、北朝鮮は在韓米軍の撤退と国家保安法の撤廃を要求している。
金大中が、金正日の対南赤化に同意したということだ。
親北反米勢力が休戦ラインを越えて活動できる免許状を与えたわけだが、これ
を制御するために国家保安法が作られていたのだ。韓国の赤化を防いできたのは、
連合軍、韓国軍、国家保安法だった。金大中は、朝鮮戦争中は左翼活動家でずっ
と正体を隠し、6.15後に正体を出し、保安法を事実上停止状態にした。そし
て韓国社会で急激な左傾化が起こった。
これは日本の左翼とは意味が違う。韓国では、憲法で社会主義階級政党を認め
ていない。韓国の左派の特徴は、大韓民国の正統性と偉大な業績を認めず、左派
・金正日追随者は金正日政権に正当性ありとし、偉大と評価する。信念を持つ活
動家は、必ず、反米、反大韓民国的な活動をする。金日成、金正日への正しい理
解を持たず、北朝鮮の人民にも同情していない。
問題は、1998年以降、二代にわたり、そのような人物が大韓民国のリーダー
になったことだ。韓国政府が人権問題を取り上げないのは政治構造上の理念から
来ている。即ち、反民国、親北朝鮮的信念と価値観を持った人々は、これまで民
主派、進歩派勢力を偽装してきた。彼らに正体を公開せよというと、マッカーシ
ズム、反共攻勢だと反論してきた。
では右派が自由民主主義の中で業績をあげてきた中で、なぜ反憲法的勢力を議
場にあげることができたのか。答えは有権者がだまされたからである。左派を民
主闘士と信じてしまった。左派は、世界共通だが言語能力で国民をだます。そし
て権力を握りマスコミを握った。現在、御用言論の結果、明白な嘘も繰返し宣伝
すると国民の半分以上がだまされることになる。
6月にまた金大中が北朝鮮を訪問する。病人なのに統一問題を話合うと公言し
ている。核問題は平和的には解決できない。韓国人拉致被害者は20万人が帰っ
ていない。戦後の被害者500人も帰っていない。不法抑留者2万5千人の生死
確認と送還も実現していない。今、北朝鮮と韓国は休戦中で、ハーフタイムを迎
えているだけだ。
この状況の中で金大中が訪朝し、統一を議論することがいかにでたらめで危な
いことか。ミステリーは、なぜ80歳を過ぎた老政治家が無理をするのかだ。あ
る意味で、金大中、盧武鉉、金正日の3人の左派勢力が危機感を感じていること
を意味する。
与党は史上最悪の惨敗へ
韓国では、政権による国家への裏切りの反作用として国民の大覚醒が進んでい
る。言論や政府の政策だけを見るとみのがしやすいが、簡単に言うと、KBS、
MBCの報道が正しければ5月31日の統一地方選挙で与党が大勝利すると言っ
ているが、状況は反対だ。道、直轄市、特別市16選挙区の中でハンナラ党が1
2から14区でリードしている。市町村レベルの200人以上の市長、郡長選で
は与党は10?20%しかとれないとされている。与党は、史上最悪の惨敗とな
る可能性が高い。これはハンナラ党が人権問題で戦ったからではない。6.15
詐欺、国家反逆文書にハンナラ党は一度も廃棄や無効宣言をしたことがない。反
ウリ党、反盧武鉉世論が広がったのは、韓国国民が戦ったからだ。
韓国には多くの愛国市民団体がある。大集会に10万人以上が集まる。ほとん
ど毎日、ゲリラ的にデモしたりしている。先頭に立っているのは、偉大な韓国創
造をなしとげた老人世代だ。老人世代がもう一度民国を救出しようとしている。
興味深い統計がある。世論への影響力はテレビよりインターネットといわれる。
昨年、仁川のマッカーサー銅像を左派が壊そうとした。これに対し、若者と朝鮮
戦争に参戦した老人たちが立ち向かった。マスコミは進歩派に対する保守愛国勢
力の戦いと書いた。
今後、金大中、盧武鉉、金正日の左派勢力がしかけてくる可能性が2つある。
来年12月の大統領選挙で、3回目の左派政権を作る協力をする。そのために金
大中を招いて盧武鉉・金正日会談を画策し、統一の話が具体的に出てくる。今の
世論調査では、正常な状態なら左派が勝つ可能性は低い。誤用言論と左派団体を
使って非正常な状態を作り出すのではないか。
反対に、盧武鉉が、もう金正日と離れないと危ないと考える可能性もある。後
者なら、韓国は安全になるだろう。しかし、第一の可能性なら、韓国は内線的状
況になる。朴槿恵がテロにあったように、大統領候補者がテロにあうことになる
と、統制不可能な混乱に陥るだろう。
政権による左傾化と国民の大覚醒と、どちらが先にゴールインするかだ。韓国
の拉致問題は日本の拉致問題にも影響すると思う。日本人拉致問題は、金正日政
権により、それを支える盧武鉉政権により、後見人である中国政権により影響さ
れる。大統領選挙で正常な人が当選すれば、拉致問題にいい影響を与えると思う。
我々は勝ちつつある
北朝鮮人権問題に取組む韓国、日本、米国の運動の核心は、自由、人権を大切
にすることだと思う。領土問題や歴史問題は国籍が違うと意見も違うが、人権問
題は国籍を超えて同じ考えを持てる。皆さんが心配している問題の解決は、北朝
鮮金正日政権の交代、韓国左派政権の交代、中国民主化によって実現されるだろ
う。
我々の運動は、東アジアにおいて、自由、民主主義を広める運動であり、東ア
ジアに繁栄と平和の基礎を作る運動でもある。国境を越えて連帯すべきであると
思う。それはまた、北朝鮮の人を助けることにもなる。韓国では今、大覚醒が起
きており、我々は勝ちつつあるのです。
※小泉首相宛、はがき・メールを!(〒100-8968 千代田区永田町2-3-1 内
閣総理大臣 小泉純一郎殿、首相官邸のホームページ=
http://www.kantei.go.jp/の右下の「ご意見募集」欄を利用)
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救う会全国協議会ニュース
発行:北朝鮮に拉致された日本人を救出するための全国協議会
TEL 03-3946-5780 FAX 03-3946-5784 http://www.sukuukai.jp
担当:平田隆太郎(事務局長info@sukuukai.jp)
〒112-0013 東京都文京区音羽1-17-11-905
カンパ振込先:郵便振替口座 00100-4-14701 救う会
みずほ銀行池袋支店(普)5620780 救う会事務局長平田隆太郎
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5月27日、家族会・救う会が主催した「日韓連帯東京集会」で、趙甲済・前
「月刊朝鮮」編集長は、韓国では国民の大覚醒進みつつあり、統一地方選挙では
与党が歴史的な惨敗となる、拉致救出を求める運動は、自由・人権の普遍的価値
で連帯できる、等と語った。文責=救う会事務局。
■国民の大覚醒進む韓国?自由・人権で連帯を
「韓国情勢と拉致問題」についてお話ししたい。91年に「月刊朝鮮」の記者
を日本に送り、辛光洙に関して取材した時、日本の警察はなぜすべて知っている
のに何もしないのか、報道もされないのか、国民は関心をもたないのか、と感じ
た。98年、金大中政権が発足する前は、拉致、脱北、収容所の人権問題につい
ては、韓国から発信されることが多かった。
ところが、2000年6月、南北首脳会談で6.15宣言が発表された以降、
金大中大統領が変わってしまった。これまで金大中は、政治的謀略家との評判も
あったが、民主化闘士の面が強かった。しかし、6.15宣言以降、韓国の拉北
政策を転換させた。現在の韓国社会を理解するのに一番重要な文書は、6.15
宣言だ。
6.15宣言は金正日の対南工作文書
この文書は、最初から最後まで、金正日の対南工作文書だ。実は、南北左翼連
合が、反米・反大韓民国をとり、スローガンは「われわれ民族同士」だった。こ
の文書にもこの言葉が書かれている。正しい意味は、「我々民族背信者同士」と
いうことだ。
また、この中の核心的な部分として、韓国の連合制と北朝鮮の低い段階の連邦
制に共通項が多いので、この方向で統一するということだ。
6.15前、連合制の主張は国家保安法違反で逮捕された。金大中が処罰され
る違反を犯したわけだ。連合制であれ連邦制であれ、これは詐欺だ。理由は簡単。
現在の分断は、イデオロギーと制度の違いで民族の違いではないと言い、自由民
主義体制と社会主義体制を維持して、これで統一ができると主張するものである。
従って詐欺であることは明らかだ。意図は、南北を共産化する中間段階というこ
とだ。そのために、北朝鮮は在韓米軍の撤退と国家保安法の撤廃を要求している。
金大中が、金正日の対南赤化に同意したということだ。
親北反米勢力が休戦ラインを越えて活動できる免許状を与えたわけだが、これ
を制御するために国家保安法が作られていたのだ。韓国の赤化を防いできたのは、
連合軍、韓国軍、国家保安法だった。金大中は、朝鮮戦争中は左翼活動家でずっ
と正体を隠し、6.15後に正体を出し、保安法を事実上停止状態にした。そし
て韓国社会で急激な左傾化が起こった。
これは日本の左翼とは意味が違う。韓国では、憲法で社会主義階級政党を認め
ていない。韓国の左派の特徴は、大韓民国の正統性と偉大な業績を認めず、左派
・金正日追随者は金正日政権に正当性ありとし、偉大と評価する。信念を持つ活
動家は、必ず、反米、反大韓民国的な活動をする。金日成、金正日への正しい理
解を持たず、北朝鮮の人民にも同情していない。
問題は、1998年以降、二代にわたり、そのような人物が大韓民国のリーダー
になったことだ。韓国政府が人権問題を取り上げないのは政治構造上の理念から
来ている。即ち、反民国、親北朝鮮的信念と価値観を持った人々は、これまで民
主派、進歩派勢力を偽装してきた。彼らに正体を公開せよというと、マッカーシ
ズム、反共攻勢だと反論してきた。
では右派が自由民主主義の中で業績をあげてきた中で、なぜ反憲法的勢力を議
場にあげることができたのか。答えは有権者がだまされたからである。左派を民
主闘士と信じてしまった。左派は、世界共通だが言語能力で国民をだます。そし
て権力を握りマスコミを握った。現在、御用言論の結果、明白な嘘も繰返し宣伝
すると国民の半分以上がだまされることになる。
6月にまた金大中が北朝鮮を訪問する。病人なのに統一問題を話合うと公言し
ている。核問題は平和的には解決できない。韓国人拉致被害者は20万人が帰っ
ていない。戦後の被害者500人も帰っていない。不法抑留者2万5千人の生死
確認と送還も実現していない。今、北朝鮮と韓国は休戦中で、ハーフタイムを迎
えているだけだ。
この状況の中で金大中が訪朝し、統一を議論することがいかにでたらめで危な
いことか。ミステリーは、なぜ80歳を過ぎた老政治家が無理をするのかだ。あ
る意味で、金大中、盧武鉉、金正日の3人の左派勢力が危機感を感じていること
を意味する。
与党は史上最悪の惨敗へ
韓国では、政権による国家への裏切りの反作用として国民の大覚醒が進んでい
る。言論や政府の政策だけを見るとみのがしやすいが、簡単に言うと、KBS、
MBCの報道が正しければ5月31日の統一地方選挙で与党が大勝利すると言っ
ているが、状況は反対だ。道、直轄市、特別市16選挙区の中でハンナラ党が1
2から14区でリードしている。市町村レベルの200人以上の市長、郡長選で
は与党は10?20%しかとれないとされている。与党は、史上最悪の惨敗とな
る可能性が高い。これはハンナラ党が人権問題で戦ったからではない。6.15
詐欺、国家反逆文書にハンナラ党は一度も廃棄や無効宣言をしたことがない。反
ウリ党、反盧武鉉世論が広がったのは、韓国国民が戦ったからだ。
韓国には多くの愛国市民団体がある。大集会に10万人以上が集まる。ほとん
ど毎日、ゲリラ的にデモしたりしている。先頭に立っているのは、偉大な韓国創
造をなしとげた老人世代だ。老人世代がもう一度民国を救出しようとしている。
興味深い統計がある。世論への影響力はテレビよりインターネットといわれる。
昨年、仁川のマッカーサー銅像を左派が壊そうとした。これに対し、若者と朝鮮
戦争に参戦した老人たちが立ち向かった。マスコミは進歩派に対する保守愛国勢
力の戦いと書いた。
今後、金大中、盧武鉉、金正日の左派勢力がしかけてくる可能性が2つある。
来年12月の大統領選挙で、3回目の左派政権を作る協力をする。そのために金
大中を招いて盧武鉉・金正日会談を画策し、統一の話が具体的に出てくる。今の
世論調査では、正常な状態なら左派が勝つ可能性は低い。誤用言論と左派団体を
使って非正常な状態を作り出すのではないか。
反対に、盧武鉉が、もう金正日と離れないと危ないと考える可能性もある。後
者なら、韓国は安全になるだろう。しかし、第一の可能性なら、韓国は内線的状
況になる。朴槿恵がテロにあったように、大統領候補者がテロにあうことになる
と、統制不可能な混乱に陥るだろう。
政権による左傾化と国民の大覚醒と、どちらが先にゴールインするかだ。韓国
の拉致問題は日本の拉致問題にも影響すると思う。日本人拉致問題は、金正日政
権により、それを支える盧武鉉政権により、後見人である中国政権により影響さ
れる。大統領選挙で正常な人が当選すれば、拉致問題にいい影響を与えると思う。
我々は勝ちつつある
北朝鮮人権問題に取組む韓国、日本、米国の運動の核心は、自由、人権を大切
にすることだと思う。領土問題や歴史問題は国籍が違うと意見も違うが、人権問
題は国籍を超えて同じ考えを持てる。皆さんが心配している問題の解決は、北朝
鮮金正日政権の交代、韓国左派政権の交代、中国民主化によって実現されるだろ
う。
我々の運動は、東アジアにおいて、自由、民主主義を広める運動であり、東ア
ジアに繁栄と平和の基礎を作る運動でもある。国境を越えて連帯すべきであると
思う。それはまた、北朝鮮の人を助けることにもなる。韓国では今、大覚醒が起
きており、我々は勝ちつつあるのです。
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担当:平田隆太郎(事務局長info@sukuukai.jp)
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