救う会全国協議会

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北朝鮮に拉致された日本人を救出するための全国協議会

もう我慢できない!今年こそ結果を!国民大集会ご報告8(2014/05/13)
★☆救う会全国協議会ニュース★☆(2014.05.13)

■もう我慢できない!今年こそ結果を!国民大集会報告

◆早く胸に抱かせてやりたい

市川健一(市川修一さん兄)

 こんにちは。5人の被害者が帰国してから12年の歳月が流れています。被害
者家族も親も高齢化してきて、平均年齢が86歳になっています。私の父は3月
で99歳になりました。

 父の顔を見ると本当に涙が出て、早く胸に抱かせてやりたい、そればかりが毎
日毎日、心につのってきます。早く抱かせなければ、本当に間に合わない。それ
を思うと本当につらい。

 先月、ロシア、スペイン、タイのメディアが私の家に来られました。2、3日
前、スペインとタイの最有力の機関紙が新聞に掲載したのを私の家に送ってくれ
ました。これを機に、国際社会の関心が高まればありがたいなと思い、それをす
ごく期待しています。

 被害者全員が祖国の土を踏むまで、皆様方のお力を私たち家族にお貸しくださ
い。宜しくお願いいたします(拍手)。

◆国民大集会はこれを最後にしていただきたい

市川龍子(市川修一さん義姉)

 みなさんこんにちは。いつもありがとうございます。

 ただ今、安倍政権が本当にエネルギッシュに動いていただいています。はたか
ら見ていて、身体は大丈夫かなあと心配するところもありますが、安倍総理はい
つも、「私の政権のうちに被害者を家族の胸に抱かせるのは私の使命」と、本当
に嬉しく言っていただいています。

 私としては安倍政権が長く、長く続くことを願っておりますが、この拉致問題
だけはそう長く待ってはおられません。緊急に、一刻も早く解決していただかな
ければならない、重要な課題だと思っています。

 余分なことですが、私の友人が癌に冒され、今闘病生活をしています。4月2
1日もお見舞いにいってきました。その友人は、いつも拉致問題を注視して、腹
を立てたり、私たちにエールの電話をくれたりして、いつも真剣に関心を持って
くれていました。

 その友人が言うには、「拉致被害者全員が羽田のタラップから降りてくる映像
を見るまでは頑張るからね」と言ってくれています。先ほども電話しました。奥
さんが出てこられましたが、一進一退の状態です。本当にその人だけではありま
せん。日本国民が羽田のタラップから降りてくる日を待ち望んでいるんですね。
なんとか早く解決していただきたいと思います。

 そして3月28日に、安倍総理に、1千万の署名を、国民の声を絶対に無駄に
しないでいただきたいと強くお願いしてきました。願わくば、私はこの国民大集
会はこれを最後にしていただきたいなと思うくらいです(拍手)。

 私たちも足を引きずって署名活動をやっていますが3時間は無理です。2時間
が精一杯です。それでも頑張っています。もちろん皆さんに頭を下げるところで
すが、この拉致問題は国の威信がかかっていると言っても過言ではないと思いま
す。

 私たちの代表である議員の皆さんは本当に今こそ力を結集して、団結して、議
員さんの力を見せていただきたいと思っています。どうぞ引き続きご支援を宜し
くお願いいたします。ありがとうございました(拍手)。

◆日本中が笑顔になれる日が来るよう

斉藤文代(松木薫さん姉)

 皆様こんにちは。今日はありがとうございます。

 私の母は、今年1月11日に父のもとに参りました。苦しんで、苦しんで、最
後は6時間半くらい苦しみました。私は21年介護させていただきましたが、最
後に、「お母さん、もうお父さんの所に行ってもいいよ。頑張ったね」と言って
あげました。

 そしたら母は、涙を流して安心したように、「後を頼むね」というような顔を
しました。だから、「今度はお父さんのところで一緒に待っていてください」と。
亡くなった妹も一人いますので、「3人で待っててね」と。「今度必ず、薫のい
い報告をお父さん、お母さんにもってくるからそれまで待っててちょうだい」と。

 「私たちはしっかり兄弟力をあわせて頑張るから」ということで、49日に納
骨をしました。だから母はしっかりと我々を見守ってくれていると思います。

 母が闘病して入院している時も、「家族会の全部が帰ってくるといいねえ」と
私はよく話していました。母は声が出ないもんですから、ウンウンと合図をして
いました。

 「みんなが帰ってきたら笑顔でいつも生活できるから早くこの問題が解決する
といいね」と言ってたんですが、間に合いませんでした。

 私も一時、母が亡くなった時には本当に力が抜けて、どうしようかなあと思い
ましたが、母が21年頑張った分、私がまた21年くらい頑張らないと帰ってこ
れないのかなと自分に言い聞かせながら、もう1回頑張っていきたいと願ってい
ます。

 もう少し頑張ればいいことがあるような気がしますので、皆様方もどうぞお力
を貸していただいて、日本中が笑顔になれる日が来るまで宜しくお願いいたしま
す(拍手)。

◆今がチャンス

松木信宏(松木薫さん弟)

 みなさんこんにちは。私は母親の臨終に間に合わなかった親不孝者です。しか
し、私の兄は、帰ってきたくても帰ってこれずに、母親の最後を看取ることもで
きませんでした。たった一人の長男です。

 そういう状況下におかれたのはなぜか。もちろんお分かりのことだと思います
が、北朝鮮も原因ですが、もう一つはよど号メンバーです。

 先日、よど号メンバーの裁判の経過を集会でお話ししましたが、判決は単純明
快で、よど号メンバーの訴えは棄却されました。当然のことです。我々の手の届
かない北朝鮮で遠吠えしているわけですから、ましてや逮捕もされていない、警
察の令状も執行されていない中で、何が東京都を相手に裁判だ、ふざけるなとい
う話です(拍手)。

 彼らがそういうずうずうしい訴えをする理由は何かなと考えていたら、20代
の学生運動をやっているころの精神構造そのままに、何一つ成長しないで白髪頭
になっちゃったんだろうなと、逆に憐れみを覚えます。

 私の本音としたら、彼らが帰ってきたら、私の母の死に顔を見たことからすれ
ば、本当に何回殺してもあきたらない、これが本音です。

 しかし、日本ではそういうわけにはいきません。自分で選んだ北朝鮮ですから、
最後まで北朝鮮にいてもらいたいと思います(拍手)。

 北朝鮮の指導者はなぜ早く拉致問題を解決できないのか。拉致問題を解決でき
たら、お金が日本からいっぱい入ってくるじゃないですか。素直に返せばいいん
ですよ。それが返せないということは、正しい判断ができない臣下を持っている
ということです。

 だから一般国民を処刑しないで、早く日本と国交正常化できない、そういう頭
の悪い臣下たちを公開処刑したらいいじゃないですか。とにかく今がチャンスで
す。朝鮮にとっても日本にとっても。早く解決することを願っています。これか
らも応援宜しくお願いいたします(拍手)。

◆母親に元気な姿を見せてやりたかった

松本 孟(松本京子さん兄)

 みなさんこんにちは。妹がいなくなったのが29歳の時、それから月日が流れ
て37年。本当に長い月日があっという間に過ぎ去ろうとしています。そして母
が亡くなって3年目、今日が母の月命日です。

 なんとか母親に元気な姿を見せてやりたかった。でも残念なことに、母は先に
逝ってしまいましたが、残された私たちが力いっぱいこれから頑張って、日にち
が経ってもせめて妹の元気な姿を見せてやりたい。そのために皆様方のお力を是
非お貸しください。宜しくお願いいたします(拍手)。

◆北朝鮮に墓参に行くつもりはない

寺越昭男(寺越昭二さん長男)

 みなさんこんにちは。3月30日の『産経新聞』に、私たちが墓参で北朝鮮に
行くという記事があったそうです。私の地方では『産経新聞』が買えなくて、詳
しくは知らないんですが、基本的に私は墓参に行くつもりはありません。

 叔父の外雄さんのお墓もあるんですが、これは国交正常化した時に行ければと
思っています。

 家の父親の遺骨を返還していただきたい。これは2002年に、事件の真相究
明と遺骨の返還と拉致認定の3つを政府にお願いしていますので、あくまでも政
府が責任を持って遺骨を返還していただきたいと思っています。

 私たちが取りにいくという報道が一部あったようですが、基本的に拉致をした
のは北朝鮮なので、私たちが拉致された人を取り返しに行くのはできると思いま
すが、返していただきたいという形で行くのはできないと思います。

 他の拉致被害者と同じに、自衛隊が行って取り返してくるという時に、一緒に
行きますかというなら行きますが、それ以外は政府にお願いしたいと思っていま
す。以上です(拍手)。

◆実のある日朝交渉を

内田美津夫(寺越昭二さん三男)

 みなさんこんにちは。いつもご支援ありがとうございます。3月28日に日朝
交渉に向かう外務省アジア局長に、私たち家族会の情報を聞いていただきました。

 その時、寺越家として、交渉の時に親父の件を取り上げていただきたい、向こ
うに話をしていただきたいと要請しました。正式にはまだ返事が外務省から来て
いませんが、今日関係者の方から、色々な話の中に親父の件も間違いなく話して
いましたと。また、それについて向こうから明確な答えはその時出ませんでした
というお話をいただきました。

 相手が相手ですから、1回や2回ではっきり結論が出るとは思っていませんが、
私が思うに、日朝政府間交渉は粘り強く2回、3回と続けて結果を出していただ
きたいと思っています。

 これまで2008年、12年と何度か日朝交渉がありました。しかし北朝鮮側
に何かの問題が必ずあって交渉が途切れてします。一度途切れたら1年、2年の
スパンで、また交渉がむずかしくなって話ができなくなる。こういうことが今ま
で繰り返されました。

 今回だけは私たちは協力に政府・外務省をバックアップして何とか実のある日
朝交渉にしていただきたいと思っています。

 私たちは田舎にいて、少ししか活動できないんですが、嬉しいことに、昨年石
川県議会で議連を立ち上げていただいて山田会長以下、本当に精力的に動いてく
れています。この議連の方々の力をお借りして、結果が出るまでもう少し頑張り
たいと思っています。ご支援のほど、宜しくお願いいたします(拍手)。

(9につづく)


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■安倍首相にメール・葉書を
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葉書は、〒100-8968 千代田区永田町2-3-1 内閣総理大臣 安倍晋三殿

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