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北朝鮮に拉致された日本人を救出するための全国協議会

映画「アブダクション(拉致)?めぐみストーリー」日本初の上映会(2006/06/28)
★☆救う会全国協議会ニュース★☆(2006.06.28-2)


■映画「アブダクション(拉致)?めぐみストーリー」日本初の上映会
 米国の監督夫妻が横田滋・早紀江夫妻等関係者に2004年から2年かかりで
密着取材して完成したドキュメンタリー映画「アブダクション(拉致)?めぐみ
ストーリー」(85分)が、6月27日、日本で初めて関係者限定で上映された。
既報の通り、同映画は既にいくつかの映画祭で最優秀観客賞、最優秀審査員賞を
受賞している。現在日本の配給会社と交渉中で、交渉がまとまれば日本でも上映
されることになるという。

 当日は、上映会にあたりクリス・シェリダン、パティ・キム両監督が来日し、
質疑応答が行われた。また、横田滋・早紀江さんら家族会関係者、救う会関係者
・ボランティアが映画を視聴した。さらに、安倍晋三官房長官、鈴木政二・官房
副長官、古屋圭司・拉致議連事務局長、松原 仁・同事務局長代理なども視聴し
た。

 両監督は質疑応答の中で以下のような発言を行った。
・2002年9月17日、金正日が拉致を認めたとの報道に衝撃を受け、200
4年、2005年に来日し、映画を撮影した。

・全体として、横田夫妻の努力や勇気に感化された。サムライ精神がある方と思っ
た。これまでの大変な活動は勇気がないとできないことだと思う。それが作品に
出ていると思う。

・忘れやすい点だが、普通の人、普通の家族が政治的な状況に絡んでいかねばな
らなかったことは大変なことだったと思う。

・わが子を失った悲しみをどう乗り切っていったかも伝わると思う。

・アメリカ人は拉致問題をほとんど知らないし、知っている人も一部のことしか
知らない。しかし、これまでの映画祭で約7000人がこの映画を見た。見た人
の共通の感想は、どうしてこういうことを今まで自分が知らなかったのか、とい
うことだった。その意味で、関心を高めることができたと思う。

 横田夫妻は映画を見たあとの感想として以下のように述べた。

滋さん 鑑定結果を伝える英国科学雑誌「ネイチャー」紙の記事は一般論につい
て述べたもので、その部分をそのまま引用すると誤解を与える可能性があり、日
本政府の反論も含める必要がある。しかし、映画は100点と思った。最優秀観
客賞をとったということは、この映画が広く伝える価値があることを示している
と思う。

早紀枝さん こんなに長い戦いだったかと改めて思った。涙がとまらなかった。
人間として許せないことを北朝鮮がやっていることを、この映画ですべての日本
人が知ることができればと思う。明日、金英男さんやヘギョンさんを出してきて、
また「死んでいます」などと言わせると思うが、もう日本人はだまされない。市
川さんの両親も90歳を過ぎ、早く子どもの声が聞けるようにしてあげなければ
ならない。日本がこのままにしておけば、世界からいい加減な国と思われる。




 ※小泉首相宛、はがき・メールを!(〒100-8968 千代田区永田町2-3-1 内
閣総理大臣 小泉純一郎殿、首相官邸のホームページ=
http://www.kantei.go.jp/の右下の「ご意見募集」欄を利用)

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