制裁は担保された?梅田参事官(2006/07/18)
★☆救う会全国協議会ニュース★☆(2006.07.18-2)
家族会・救う会では、マ大臣との面会後に、同席した梅田邦夫外務相参事官か
ら国連安全保障理事会およびサミットについて報告を受けた。概要以下の通り。
■制裁は担保された?梅田参事官
梅田 ミサイル発射の兆候があってから、小泉総理、安倍官房長官、麻生外相は、
平和に対する脅威への対応措置が記された国連憲章7章を入れることを目標とし、
最後までぶれは全くなかった。結果的に7章との文言は削除されたが、非難決議
案の「国際平和と安全の維持への安保理の責任」という表現は7条のことで、制
裁が担保された。中国は沈黙していたが、米国、英国、フランスも終了後同じ説
明を行った。中国は、当初プレスステイトメントでいいと言っていたが、それが
議長声明と譲歩し、さらに非難決議まで譲歩せざるをえなかった。
また、安保理決議では、北朝鮮のミサイル発射と核開発につき、「地域内外の
平和、安定及び安全を危うくすることを確認し……」となっており、地域「内外」
とは北朝鮮問題は世界の問題だということだ。さらに、国連憲章7章39条(安
全保障理事会は、平和に対する脅威、平和の破壊又は侵略行為の存在を決定し、
並びに、国際の平和及び安全を維持し又は回復するために、勧告をし……)の
「平和に対する脅威」ということばを決議は引用した。
サンクトペテルブルグ・サミットの議長総括では、北朝鮮に関して核問題、ミ
サイル問題と並べて、拉致問題を記述したが、これも後の世界に残る文書であり、
大きな意義があった。
近くマレーシアでARF(ASEAN地域フォーラム)とASEAN拡大外相
会議があり、日、米とともに北朝鮮外相も出てくるかもしれない。そこでも拉致
問題につき協議ができる。
★コメント(平田隆太郎救う会事務局長)
北朝鮮によるミサイル発射に対し日本が直ちに単独制裁を発動したということ
は、日本が戦後初めて普通の国としての対応を行うことができたという意味で、
日本外交の転機になったのではないか。
また外交青書には「対応」という言葉だけがあふれ、日本がこれまで主体的、
主導的に行った活動はODAのばらまきだけと言われてきた。日本外交と言えば
起こったできごとに「対応」するだけとされてきたが、今回、国連安保理決議で
は日本が高い目標を掲げ、主導的な役割を果たした結果、全会一致の決議をまと
めた。これも振返ってみれば、日本外交の転機になるできごとと評価されること
になるかもしれない。
政治家が責任ある対応を主導し、外務省がそれに応えたことがこれだけの成果
を生んだと思われる。まだ「救出」は果たされていないが、北朝鮮を追い詰める
ことができたことは間違いない。北朝鮮では担当者が金正日にどう報告するか苦
しんでいるのではなかろうか。北朝鮮は安保理議決を直ちに拒否したが、これだ
けで追加的制裁の理由となる筈だ。北朝鮮が今後も不誠実な対応を続けるなら、
今回のように粛々と、直ちに追加制裁を発動してほしいものだ。
※小泉首相宛、はがき・メールを!(〒100-8968 千代田区永田町2-3-1 内
閣総理大臣 小泉純一郎殿、首相官邸のホームページ=
http://www.kantei.go.jp/の右下の「ご意見募集」欄を利用)
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救う会全国協議会ニュース
発行:北朝鮮に拉致された日本人を救出するための全国協議会
TEL 03-3946-5780 FAX 03-3946-5784 http://www.sukuukai.jp
担当:平田隆太郎(事務局長info@sukuukai.jp)
〒112-0013 東京都文京区音羽1-17-11-905
カンパ振込先:郵便振替口座 00100-4-14701 救う会
みずほ銀行池袋支店(普)5620780 救う会事務局長平田隆太郎
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家族会・救う会では、マ大臣との面会後に、同席した梅田邦夫外務相参事官か
ら国連安全保障理事会およびサミットについて報告を受けた。概要以下の通り。
■制裁は担保された?梅田参事官
梅田 ミサイル発射の兆候があってから、小泉総理、安倍官房長官、麻生外相は、
平和に対する脅威への対応措置が記された国連憲章7章を入れることを目標とし、
最後までぶれは全くなかった。結果的に7章との文言は削除されたが、非難決議
案の「国際平和と安全の維持への安保理の責任」という表現は7条のことで、制
裁が担保された。中国は沈黙していたが、米国、英国、フランスも終了後同じ説
明を行った。中国は、当初プレスステイトメントでいいと言っていたが、それが
議長声明と譲歩し、さらに非難決議まで譲歩せざるをえなかった。
また、安保理決議では、北朝鮮のミサイル発射と核開発につき、「地域内外の
平和、安定及び安全を危うくすることを確認し……」となっており、地域「内外」
とは北朝鮮問題は世界の問題だということだ。さらに、国連憲章7章39条(安
全保障理事会は、平和に対する脅威、平和の破壊又は侵略行為の存在を決定し、
並びに、国際の平和及び安全を維持し又は回復するために、勧告をし……)の
「平和に対する脅威」ということばを決議は引用した。
サンクトペテルブルグ・サミットの議長総括では、北朝鮮に関して核問題、ミ
サイル問題と並べて、拉致問題を記述したが、これも後の世界に残る文書であり、
大きな意義があった。
近くマレーシアでARF(ASEAN地域フォーラム)とASEAN拡大外相
会議があり、日、米とともに北朝鮮外相も出てくるかもしれない。そこでも拉致
問題につき協議ができる。
★コメント(平田隆太郎救う会事務局長)
北朝鮮によるミサイル発射に対し日本が直ちに単独制裁を発動したということ
は、日本が戦後初めて普通の国としての対応を行うことができたという意味で、
日本外交の転機になったのではないか。
また外交青書には「対応」という言葉だけがあふれ、日本がこれまで主体的、
主導的に行った活動はODAのばらまきだけと言われてきた。日本外交と言えば
起こったできごとに「対応」するだけとされてきたが、今回、国連安保理決議で
は日本が高い目標を掲げ、主導的な役割を果たした結果、全会一致の決議をまと
めた。これも振返ってみれば、日本外交の転機になるできごとと評価されること
になるかもしれない。
政治家が責任ある対応を主導し、外務省がそれに応えたことがこれだけの成果
を生んだと思われる。まだ「救出」は果たされていないが、北朝鮮を追い詰める
ことができたことは間違いない。北朝鮮では担当者が金正日にどう報告するか苦
しんでいるのではなかろうか。北朝鮮は安保理議決を直ちに拒否したが、これだ
けで追加的制裁の理由となる筈だ。北朝鮮が今後も不誠実な対応を続けるなら、
今回のように粛々と、直ちに追加制裁を発動してほしいものだ。
※小泉首相宛、はがき・メールを!(〒100-8968 千代田区永田町2-3-1 内
閣総理大臣 小泉純一郎殿、首相官邸のホームページ=
http://www.kantei.go.jp/の右下の「ご意見募集」欄を利用)
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担当:平田隆太郎(事務局長info@sukuukai.jp)
〒112-0013 東京都文京区音羽1-17-11-905
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