救う会全国協議会

〒112-0013 東京都文京区音羽1-17-11-905
TEL:03-3946-5780 FAX:03-3946-5784 info@sukuukai.jp

北朝鮮に拉致された日本人を救出するための全国協議会

北朝鮮からの通報につき伊原局長が家族等に説明(2014/09/19)
★☆救う会全国協議会ニュース★☆(2014.09.19-2)

 昨夜の北朝鮮からの通報につき、本日内閣府で、外務省の伊原純一アジア太平
洋州局長から家族会などに説明がありました。

 家族会等の参加者は以下の通りです。飯塚繁雄、横田滋・早紀江、有本明弘、
浜本七郎、増元照明・敏子、平野フミ子、松木信宏、本間勝、飯塚耕一郎、寺越
昭男、北野政男、内田美津夫。その他救う会から西岡力、島田洋一、平田隆太郎、
山岸丈良、調査会から荒木和博、村尾建兒。
政府からは、山谷えり子・拉致問題担当大臣、赤澤亮正副大臣、松本洋平政務官等。

 概要は以下の通り。

■北朝鮮からの通報につき伊原局長が家族等に説明

 以下の資料が配布された。

【北朝鮮側からの連絡内容】

・特別調査委員会は全ての日本人に関する調査を誠実に進めている。

・調査は全体で1年程度を目標としており、現在はまだ初期段階にある。現時点
で、この段階を超えた説明を行うことはできない。

<伊原局長説明>

 7月に調査が始まった時点で、最初の通報は夏の終わりから秋の初めという認
識が共にあった。すでに9月中旬を過ぎている。北京の「大使館」ルートを通じ
て文書でやりとりを行ってきた。

 いつ、どんな形で報告するのか照会したところ、昨夜返事が来た。「初期段階」
とか「この段階を超えた説明」とはどういう意味なのか分からないので、より詳
細な説明を求めないと調査状況が分からない。

 だからいきなり平壌に我々が乗り込むという話ではないと思うが、直接担当者
と会って確認する必要がある。

 我々の基本的立場は、「拉致被害者を始めとする全ての日本人に関する包括的
かつ全面的な調査を迅速に行い、その結果を速やかに通報すべき」ということで、
これはストックホルム合意にも書いてある。

 以上、不透明で分かりにくいと思われたと思うが、我々にも分からない。


<家族等からの意見・質問>

・通報を見て相当時間がかかりそうだ、処理が難しくなると感じた。数十年の経
験からすると北朝鮮のやることは不可解だ。動き出したチャンスを逃してはなら
ないが、北朝鮮のペースで動いてしまったら失敗する。日本の「全員返せ!」と
いう強い態度、姿勢を維持して、その上で制裁を含め対応を考えてほしい。中途
半端な報告ならいらない。

・先日、宋日昊は「十分な準備ができている」と言った。誰が責任を持っている
のか。こんな回答で政府は怒らないのか。我々は家族の命をかけて交渉にゆだね
ている。このことを考えてほしい。

・2002年に被害者が帰って来る前、事前にピックアップされた人は、指導員
と共に、3か月から6か月前から招待所を2回移動している。そして指導員と共
に、過去のことを反復して記憶させられている。結婚式はいつとか、把握させて
いる。招待所を変わったことで、隔離された感じを持ったという。そして帰って
きたら、過去のことを何でも知っていた。こんなことは普通なら覚えているわけ
はないのに。官房長官の会見で通報に関するコメントがなかったのはさびしい。

・宋日昊の説明は外務省にしたのではなくマスコミにしたもので、正式なもので
はなかったと思った。

・20年目に拉致されたことが分かって、さらに多くの失踪者がいることも分かっ
てきた。「8人死亡」とか別人の骨とかずさんなものばかり出されてそのままに
なっている。そして「解決済」と言っている。収容所のようなところで、ぶたれ
ながら生きているのならたまらない。「死亡」と言われ、なぎたおされるような
瞬間から、我々はずっと待っている。

・制裁の倍返ししかない。躊躇せず、今北朝鮮に行っている総連の50人は再入
国禁止にしたらいい。これを総理に上げてほしい。

・「初期段階」というのはスケジュール性がない。12人については初期ではな
く分かっている筈で納得できない。

・この回答は想定内だったのか。答えないなら制裁が必要だ。

・「初期段階」と言っているのは向こうがまとまりきれていないからだと思う。
日本が焦る必要はない。いつまで交渉するのかスケジュールを考えるべきだ。有
効な制裁を検討すべき。間違いない返事を引き出してほしい。

・古屋大臣は色々なシミュレーションを考えていると言ったが、これも考えてい
たのか。政府にしっかりやってもらうしかない。

・期限を切って回答がなければ倍返しで。

・次に2回目の回答、そして終了となる機会を与えてしまうのではないか。終了
と言わせない努力をしてほしい。また、金正恩を窮地に陥れる方策をとってほし
い。

・何か決裂した要因があるのか。これでは納得できない。

 以上の質問に対し、伊原局長は、以下のように述べた。

・全力をあげて、被害者の安全の確認と即時帰国、真相究明、実行犯の引き渡し
を政府全体の取り組みとして行う。

・迅速な対応を求める。

・今回の通報についてさらに詳細な説明をすぐに要求する。各分科会で何をして
いるのかの説明も求める。

・北朝鮮が通報してきたことを我々が検証する。検証のプロセスの中で必要があ
れば北朝鮮に行くこともある。

・安倍総理以下政府が一体となって全力で取り組む。

以上


★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆
■安倍首相にメール・葉書を
首相官邸のホームページに「ご意見募集」があります。
下記をクリックして、ご意見を送ってください。
[PC]https://www.kantei.go.jp/jp/forms/goiken.html
[携帯]http://form1.kmail.kantei.go.jp/cgi-bin/k/iken/im/goiken.cgi

葉書は、〒100-8968 千代田区永田町2-3-1 内閣総理大臣 安倍晋三殿

■救う会全国協議会ニュース

発行:北朝鮮に拉致された日本人を救出するための全国協議会(救う会)
TEL 03-3946-5780 FAX 03-3946-5784 http://www.sukuukai.jp
担当:平田隆太郎(事務局長 info@sukuukai.jp)
〒112-0013 東京都文京区音羽1-17-11-905
カンパ振込先:郵便振替口座 00100-4-14701 救う会
みずほ銀行池袋支店(普)5620780 救う会事務局長平田隆太郎
★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆
  
■ サイト内検索 ■


■ メールニュース ■
2024/10/18
家族会・救う会が石破総理に面会、横田代表挨拶
2024/10/11
拉致問題-新政権に望むこと4
2024/10/11
拉致問題-新政権に望むこと3
2024/10/09
拉致問題-新政権に望むこと2
2024/10/07
拉致問題-新政権に望むこと1

■過去のメールニュース■

  ■ 2024年
  ■ 2023年
  ■ 2022年
  ■ 2021年
  ■ 2020年
  ■ 2019年
  ■ 2018年
  ■ 2017年
  ■ 2016年
  ■ 2015年
  ■ 2014年
  ■ 2013年
  ■ 2012年
  ■ 2011年
  ■ 2010年
  ■ 2009年
  ■ 2008年
  ■ 2007年
  ■ 2006年
  ■ 2005年
  ■ 2004年
  ■ 2003年
  ■ 2002年
  ■ 2001年
  ■ 2000年
  ■ 1999年
■あなたにも出来る救出運動■
あなたにもできること

 ■ 映画「めぐみ」 ■ 

映画「めぐみ」

■ 書 籍 ■