救う会全国協議会

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北朝鮮に拉致された日本人を救出するための全国協議会

国連安保理の北朝鮮制裁決議で緊急声明(2006/10/15)
★☆救う会全国協議会ニュース★☆(2006.10.15)
 
 家族会・救う会では、本日、国連安保理において北朝鮮制裁決議が採択されたこ
と、またそれに先立ち我が国が独自制裁を決定したことに対し、緊急声明を発した。
緊急声明の全文は以下の通り。

 
■国連安保理の北朝鮮制裁決議で緊急声明

 本日(日本時間10月15日)国連安保理事会で、去る10月9日に北朝鮮が核実
験を強行したことに対する制裁決議が採択された。それに先立って13日には我が国
政府が独自の制裁発動を決定した。テロ国家北朝鮮の核実験は許されないという立場
から、私たちはこの安保理制裁決議と我が国の独自制裁を強く支持する。

 安保理決議には拉致問題を意味する「人道に対する国際社会の懸念に北朝鮮が対応
する重要性を強調する」という文言が加わり、我が国の制裁では、「北朝鮮が拉致問
題に対して何ら誠意ある対応を見せていないこと」が理由として明記された。これら
は私たちが強く求めてきたものであり、関係者の努力に感謝したい。

 今後とも我が国政府は、国際社会と連携して、核問題と並んで拉致問題早期解決の
ために全力を尽くしていただきたい。

 核実験と制裁発動によって北朝鮮情勢は予断を許さない緊張が続いている。そのよ
うな中で緊急に取り組むべき課題が拉致被害者の安全確保である。

 13日、菅総務大臣は、NHKに対し、拉致問題を短波ラジオ国際放送で重点的に
取り上げるよう命令することを検討する考えを示した。放送法には、「命令放送」の
規定があり、総務大臣は、NHKに政府の重要政策等の放送を命令できる。脱北者の
証言等によると、北朝鮮幹部等の中でNHK国際放送を密かに聴取している者はかな
りいるという。事は人命にかかわる。総務省、NHK等関係者は、拉致被害者の安全
確保のために、為し得る事はすべて行なうという姿勢をとっていただきたい。ここに
強く求める。



 平成18年10月15日



    北朝鮮による拉致被害者家族連絡会 代表 横田 滋

    北朝鮮に拉致された日本人を救出するための全国協議会 会長 佐藤 勝巳



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