救う会全国協議会

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北朝鮮に拉致された日本人を救出するための全国協議会

週刊新潮の救う会役員誹謗記事に安明進氏が反論(2006/10/26)
★☆救う会全国協議会ニュース★☆(2006.10.26)


 『週刊新潮』10月12日号に、「『救う会』を特捜部に告発する『告発テー
プ』」なる誹謗記事が出た。その記事は、松尾秀雄元救う会幹事、兵本達吉元救
う会幹事らが、佐藤勝巳会長、西岡力常任副会長を東京地検特捜部に告発するこ
とになったというものである。その証拠として、安明進氏が語ったという証拠の
「告白テープ」があると書いていた。その「告発テープ」で、安明進氏が、救う
会が提供した970万円の「金銭授受を明確に否定」したと書かれている。

 あくまで『週刊新潮』は客観的立場に立った報道をした形を装っているが、事
実はまったく異なるものである。本日、安明進氏が、公表してほしいと、「週刊
新潮に対する私、安明進の立場」なる怒りの一文(日本語と韓国語)を救う会に
直接渡しにきた。

 救う会が篤志家から平成14年に1000万円を貰ったことがある。この10
00万円は特別会計として拉致被害者情報収集費に使用するため、一般会計とは
区別された。北朝鮮との特殊な情報源を秘匿しないと生命の危機にも影響するこ
とからこのような措置がとられたが、この経理処理につき、平成16年に、「横
領ではないか」との指摘が兵本氏からなされたことがあり、全国幹事の中から特
別監査員2名が任命され、個別に関係者に面会し、事情聴取と経理文書の審査を
した結果、「横領または流用したと立証する根拠は認められなかった」と報告さ
れ、その報告が全国幹事会で承認されたという経緯があった。また、兵本幹事の
讒言につき、全国幹事会は、今後、「憶測にもとづく言動」を禁止する決定を行っ
た。

 ところが、全国幹事会直後、兵本氏は会場外に待たせていたと思われる『週刊
新潮』記者と連れ立って姿を消し、取材を受け、再び「憶測にもとづく言動」を
行ったことがあった。その結果、兵本氏は、全会一致で幹事を解任されることと
なった。その上、兵本氏は前記全国幹事会で、家族会を前にして、「拉致被害者
は既に死亡している」と考えられない主張をしていたのである。

 今回もその『週刊新潮』である。しかも、「告発されることになった」という
告発前の予告記事である。兵本氏らと事前にどういう関係があったのだろうか。
しかも、客観的立場からの取材を装い、「救う会」と安氏はともにコメントを拒
否したとし、両者に取材する意思があったかのように装っている。救う会はその
ような讒言に関わらなかっただけのことである。

 兵本氏は、「告発テープは安氏の話を私が録音したものですが」と語っている
が、兵本氏は安明進をだまして「隠し撮り」をしたのである。安明進氏はテープ
をとられていることなど全く予想していなかった。逆に、安明進氏は、兵本氏は
全国幹事会で反救う会の発言をした人との認識を持っていたので、回答を避けよ
うとしただけである。それがどうして「告発」テープなのか。兵本氏がどのよう
な発言をしてきたかをよく知る『週刊新潮』にもかかわらず、そのようなテープ
を記事にした週刊誌の記者は、客観的というより救う会全国幹事会の全会一致の
決定を無視した偏向的な記事ではないか。「膿は出さなければなりせん」と兵本
氏に語らせ、兵本氏と連携してありもしない「膿」を記事にしたのである。

 以下の安明進氏の怒りの一文を読んでいただきたい。(平田隆太郎)


■週刊新潮の救う会役員誹謗記事に安明進氏が反論

週刊新潮に対する私、安明進の立場

 この間日本の有名週刊誌『週刊新潮』にあまりにも驚くべき記事が掲載され、
遅ればせながら記事の内容が真実ではなく、またその内容は私が最も尊敬する方
であり最も頼もしい同志でもある救う会常任副会長 西岡先生に対する数人の人
々の意図的で陰湿な攻撃である事実を明らかにすることを決心しました。

 2年前にもこのような事がありましたが、今回も再び同じ内容の主張がなされ
たことには私自身の責任も少なくないという認識もあり黙っていることはできま
せんでした。

 結論から申し上げれば、週刊新潮の記事の内容は完全に歪曲されたもので、特
に西岡先生が私に白紙領収証へのサインを強要したことはなく、そんなことを求
める方でもないということです。

 私のことを心配し何とか自腹を切ってでも助けようとする西岡先生が、なぜ話
にもならない非難を受けなければならないのか、あまりに胸が痛みますし申し訳
ない思いで一杯です。

 それとともに、2年前の私の行動をこの上なく後悔しています。

 2004年12月頃と思われるのですが、当時有名なある国会議員が私を個人
的に呼び、会ったことがありました。内容を公にすることはできませんが、当時
の私は北朝鮮内部の協力者たちを通じてその国会議員の頼み事を解決していた状
況なので、その国会議員と会うことを拒否するわけもありませんでしたが、日本
の現実をよく知らない状態であり、その国会議員のことは拉致問題を解決しよう
と熱心に働いている人だと思っていたのです。

 その方と会うことやその内容は外部に公開される性格のものではないと捉えて
いましたので、静かに秘密裡に会うものと思っていましたが、その席にはその方
だけではなく全く面誰のない他のお二人もいて驚きました。

 平凡な雑談とともにある程度食事を終えたころ、私がその席に伺った用件では
ない、まったく思いもよらない話が持ち出されました。

 面識のない他の二人がいるので元々本来の話はできないだろうと予想はしまし
たが、それでも全く違う問題、すでに全国救う会の幹部会議でこれ以上論議しな
いことにした問題を持ち出されたので、私としては何も話せませんでしたし、ま
た話したくもありませんでした。

 それにその人たちからそんなことを尋ねられるのも不快であり、救う会幹部が
集まった席でもない、まったく関係のない人たちの質問に誠意ある返事をする必
要もなく、その人たちと私はそんな関係でもないと思いました。

 その間題については救う会が内部的に解決することなので私はノーコメントで
一貫しても良いという西岡先生の思慮深い助言もありましたので、具体的な金額
まで問い質そうとするその人たちに対して、私は分かりませんとノーコメントで
一貫するしかありませんでした。

 しかしながら、具体的金額、領収証、サインなどに関する質問が執拗に続き、
私としてはできるだけその席を早く切り上げたいあまり、密かに録音までしてい
たその方々の陥穿に嵌ってしまったようです。

 しかし断言いたしますが、確かなことは、私は西岡先生の圧力に負けて白紙小
切手にサインしたとは言いませんでしたし、私がそんな返答をするはずもなかっ
たということです。

 すでに全国救う会の幹部たちが皆集まった場で解決され、持ち出す余地もない
その間題を今回再び取り上げ、日本の法廷にまで持って行くという人々に対して
私は問いたいのです。

 本当に良心的にその間題を疑う余地なくすっきり解決して運動に役立てようと
しているのか、そうではなく何らかの不満や私利私欲のために敢えて持ち出して
いるのではないのか、と。

 今でこそ満天下に明らかになりましたが、1997年当時日本で誰も北朝鮮金
正日政権の日本人拉致行為に対して分からず認めようとしない時から、私は佐藤
会長や西岡先生を見てきましたし、どんな方々なのか誰よりもよく分かっている
と自負しています。

 私はこの方々の頼みなら、金正日政権に終止符を打ち北朝鮮の同胞を人間らし
く暮せるようにしたいという私の生涯の目標とも一致するので、生命をかけても
助ける価値があると判断するほど、その方々を信頼し尊敬して来ました。

 そんな方々が私のために2年前に続いて今回再び非道徳的行為をする人たちで
あるのかような誤解を受けていることがあまりに申し訳なく、これ以上その方々
に合わせる顔がありません。

 金正日政権の反人道的な拉致行為を告発して拉致被害者たちを救出しようとい
う同じ目的で日本にたびたび来ましたし、1年の3分の1以上をここ日本に滞在
しましたが、私は韓国に、さらに金正日政権と戦う最前線にまた帰ることにしま

した。その道だけがこれ以上その方々に迷惑を掛けず、私自身も堂々としていら
れる道だと考えました。

 拉致問題を解決する上でこれまで少なからぬ成果もありました。

 しかし私は、北朝鮮金正日政権の反人道的行為に対して、そして日本が金正日
からどれほどの脅威を受けているかについて、もっと機会を得て日本国民にお伝
えしたかった。それが残念ではありますが、私は日本を去る決心をしました。

 しかし今後、西岡先生と現救う会幹部が歪曲された情報によって法廷に立つと
か、他のでたらめな攻撃を受けることがあれば、私はどこからでも直ちに駆けつ
けて真実を述べるつもりです。

 日本を去るにあたってもう一つ残念なことは、拉致問題解決のためには勿論、
北朝鮮政府の卑劣な意図を把握するためのさまざまな情報活動には、時に尊い生
命の犠牲を伴うこともあれば、膨大な対価が必要になることもあるという事実、
これを現段階では詳らかにできないのです。これは将来に期さなければなりませ
ん。

 今後二度と西岡先生のような立派な方々が私のために誤解を受けるようなこと
は絶対にあってはならないというのが私の固い意志です。

 今回話にもならない内容で西岡先生と現救う会指導部の名誉を毀損した数人の
人々、具体的な真実も分からない状態で記事化した週刊新潮に深い遺憾を表明し
ます。

 今後その方々の毀損された名誉を回復する道ならば、それはまた希代の悪党金
正日と戦う道の一部だと考え最善を尽くします。

 なぜならば今の救う会組職を無きものにしようと誰よりも悪足掻きしているの
が金正日政権であり、救う会組職に対する歪曲された情報を流す人々も金正日政
権を助けることになっていると確信するからです。

 今まで私を信じて積極的に協力し手伝ってくれた尊敬する多くの日本の方々、
そして拉致被害者ご家族の皆様、救う会組職に心から感謝を申し上げ、遠い所に
あっても今後もずっと協力して行くことをお約束致します。

 深く頭を下げ心からの感謝を申し上げてあいさつを終えます。お元気で。



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