本年もよろしくお願い申し上げます(2003/01/01)
★☆救う会全国協議会ニュース★☆(2003.01.01)
■本年もよろしくお願い申し上げます
救う会全国協議会事務局長 荒木和博
旧年中は大変お世話になりました。本年もよろしくお願い申し上げます。
昨年は救出運動にとっては5人の帰国を実現したという意味で画期的な年でした。
同時に年末のメールニュースでも書きましたように、救出運動自体が質量共に大きく
変化した年でもありました。
これまでとことなり、署名もカンパも量的に大きく増えました。街頭で署名活動を
やっても列をなすようなところも少なくありません。あちこちに署名活動を進めたり
ブルーリボンを作るグループが生まれています。現在は全国協議会の状況からして、
新たなグループを組織化していく余裕がないため、とりあえず別途にやっていただい
ていますが、いずれにしても大変ありがたいことです。
一方、北朝鮮が死亡と伝えた8人及び曽我ミヨシさん、久米裕さんの2人を合わせた
政府認定被害者10人について北朝鮮側は未だ納得できる回答をよこしていません。最
近の報道は帰国した5人の日常に焦点が合わされており、それはそれで結構なのです
が、やはり最優先にしなければならないのはこの10人をふくめた、まだ帰ってきてい
ない人々です。
また、5人にしても、北朝鮮に残した家族のこと以外にも、まだ心の中に重い部分
を持っています。私たちが気を遣わなければならないのはそこだと思います。私は先
月18日から20日まで、5人が新潟で再開したとき同行していました。ある場で地村保
志さんと隣り合わせになり、とりとめもない話をしていたのですが、ふと地村さんが
「(富貴恵さんと)2人になったときは日本の歌を歌っていたんですよ」と言いまし
た。そのとき私は彼らの四半世紀を思い、どんな気持ちだったのだろうかと慄然とし
ました。また、帰国できていない人たちは酷寒の北朝鮮で、今もそのような思いでい
るのではないかと、何とも言えない気持ちになりました。
1月10日から「特定失踪者問題調査会」が設立されるにあたり、救う会では私がそ
ちらに移るため事務局体制も変更されます。移行期間中いろいろとご迷惑をおかけす
ることもあるかと思いますが、何卒よろしくお願い申し上げます。今まだ名前も分か
っていない拉致被害者を救うことは私たち、というより国家と国民の責務であり、し
かもこの3カ月でわかったのですが、実は日本にはそれらの人々を救うためのシステ
ムが存在していないのです。本来政府が行うことであるのは当然ですが、それを待っ
ている時間はない、また、日本国を構成する一国民としてこれを放置しておくことは
できないというのが新たな組織を立ち上げる最大の理由です。どうかご理解賜ります
ようお願い申し上げます。
「拉致被害者救出」について、ほぼ世論のコンセンサスができ、当初救う会が動か
なければ進まなかった救出運動も、今では逆に救う会が追いつかない程になってきて
います。これは大変喜ばしいことながら、救う会でカバーできない部分が増えたため、
こちらでも対応できないことが多くなってしまいました。さらに新年は調査会設立で
引き継ぎが完了するまでにまた若干の時間がかかると思われ、色々ご迷惑をおかけし
ますが、ご協力をお願いします。
なお、「ご家族に手紙やメールを出したが返事が来ない」といった声もごく稀に聞
こえてきます。しかし、これは物理的に不可能です。皆さん毎日膨大な手紙が届き、
読んでいるだけで夜半までかかるという状態になっておられると聞いています。どう
かそういったことにもお気遣いいただければ幸いです。
日本人拉致被害者救出は、韓国人拉致被害者の救出にもつながり、最終的には今寒
さと飢えで苦しんでいるであろう多数の北朝鮮国民を救うことにも、あるいは在日朝
鮮人帰国者やその日本人家族の問題など北朝鮮に関わる人権問題を解決することにも
つながっていきます。今北朝鮮で救いを待っている人々が今年の年末は祖国で、家族
とともに正月を過ごすことができるよう、皆様のご協力を切にお願いする次第です。
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救う会全国協議会ニュース
発行:北朝鮮に拉致された日本人を救出するための全国協議会
TEL 03-3946-5780/FAX 03-3944-5692 http://www.asahi-net.or.jp/~lj7k-ark
(ホームページ・但し現在更新されていませんので各救う会のサイト
への入口としてご利用下さい)
http://www.eshirase.net/bn/narkn-news.htm
(このメールニュースのバックナンバーのホームページ)
〒112-0015 東京都文京区目白台3-25-13
担当:荒木和博(事務局長 k-araki@mac.email.ne.jp)
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恐縮ですが送信を希望されない方は荒木のID宛メールをお送り下さい。
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■本年もよろしくお願い申し上げます
救う会全国協議会事務局長 荒木和博
旧年中は大変お世話になりました。本年もよろしくお願い申し上げます。
昨年は救出運動にとっては5人の帰国を実現したという意味で画期的な年でした。
同時に年末のメールニュースでも書きましたように、救出運動自体が質量共に大きく
変化した年でもありました。
これまでとことなり、署名もカンパも量的に大きく増えました。街頭で署名活動を
やっても列をなすようなところも少なくありません。あちこちに署名活動を進めたり
ブルーリボンを作るグループが生まれています。現在は全国協議会の状況からして、
新たなグループを組織化していく余裕がないため、とりあえず別途にやっていただい
ていますが、いずれにしても大変ありがたいことです。
一方、北朝鮮が死亡と伝えた8人及び曽我ミヨシさん、久米裕さんの2人を合わせた
政府認定被害者10人について北朝鮮側は未だ納得できる回答をよこしていません。最
近の報道は帰国した5人の日常に焦点が合わされており、それはそれで結構なのです
が、やはり最優先にしなければならないのはこの10人をふくめた、まだ帰ってきてい
ない人々です。
また、5人にしても、北朝鮮に残した家族のこと以外にも、まだ心の中に重い部分
を持っています。私たちが気を遣わなければならないのはそこだと思います。私は先
月18日から20日まで、5人が新潟で再開したとき同行していました。ある場で地村保
志さんと隣り合わせになり、とりとめもない話をしていたのですが、ふと地村さんが
「(富貴恵さんと)2人になったときは日本の歌を歌っていたんですよ」と言いまし
た。そのとき私は彼らの四半世紀を思い、どんな気持ちだったのだろうかと慄然とし
ました。また、帰国できていない人たちは酷寒の北朝鮮で、今もそのような思いでい
るのではないかと、何とも言えない気持ちになりました。
1月10日から「特定失踪者問題調査会」が設立されるにあたり、救う会では私がそ
ちらに移るため事務局体制も変更されます。移行期間中いろいろとご迷惑をおかけす
ることもあるかと思いますが、何卒よろしくお願い申し上げます。今まだ名前も分か
っていない拉致被害者を救うことは私たち、というより国家と国民の責務であり、し
かもこの3カ月でわかったのですが、実は日本にはそれらの人々を救うためのシステ
ムが存在していないのです。本来政府が行うことであるのは当然ですが、それを待っ
ている時間はない、また、日本国を構成する一国民としてこれを放置しておくことは
できないというのが新たな組織を立ち上げる最大の理由です。どうかご理解賜ります
ようお願い申し上げます。
「拉致被害者救出」について、ほぼ世論のコンセンサスができ、当初救う会が動か
なければ進まなかった救出運動も、今では逆に救う会が追いつかない程になってきて
います。これは大変喜ばしいことながら、救う会でカバーできない部分が増えたため、
こちらでも対応できないことが多くなってしまいました。さらに新年は調査会設立で
引き継ぎが完了するまでにまた若干の時間がかかると思われ、色々ご迷惑をおかけし
ますが、ご協力をお願いします。
なお、「ご家族に手紙やメールを出したが返事が来ない」といった声もごく稀に聞
こえてきます。しかし、これは物理的に不可能です。皆さん毎日膨大な手紙が届き、
読んでいるだけで夜半までかかるという状態になっておられると聞いています。どう
かそういったことにもお気遣いいただければ幸いです。
日本人拉致被害者救出は、韓国人拉致被害者の救出にもつながり、最終的には今寒
さと飢えで苦しんでいるであろう多数の北朝鮮国民を救うことにも、あるいは在日朝
鮮人帰国者やその日本人家族の問題など北朝鮮に関わる人権問題を解決することにも
つながっていきます。今北朝鮮で救いを待っている人々が今年の年末は祖国で、家族
とともに正月を過ごすことができるよう、皆様のご協力を切にお願いする次第です。
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救う会全国協議会ニュース
発行:北朝鮮に拉致された日本人を救出するための全国協議会
TEL 03-3946-5780/FAX 03-3944-5692 http://www.asahi-net.or.jp/~lj7k-ark
(ホームページ・但し現在更新されていませんので各救う会のサイト
への入口としてご利用下さい)
http://www.eshirase.net/bn/narkn-news.htm
(このメールニュースのバックナンバーのホームページ)
〒112-0015 東京都文京区目白台3-25-13
担当:荒木和博(事務局長 k-araki@mac.email.ne.jp)
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