救う会全国協議会

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北朝鮮に拉致された日本人を救出するための全国協議会

佐藤勝巳「救う会」会長が民主党・岡田克也幹事長と面談(2003/02/07)
★☆救う会全国協議会ニュース★☆(2003.02.07-2)


■佐藤勝巳「救う会」会長が民主党・岡田克也幹事長と面談

 平成15年2月7日午後2時より、議員会館の民主党・上田清司議員の部屋で、同
議員立会いの下に、岡田幹事長と佐藤勝巳所長、平田隆太郎「救う会」幹事が面談し
た。
 この面談は、去る1月28日、「家族会」の増元照明事務局次長と平田隆太郎「救
う会」幹事が、全国幹事会・家族会の集会で決議した岡田幹事長への抗議文を岡田氏
に届けたことを受け、上田議員が仲介して約35分面談したもの。抗議は、岡田議員
が、NHKテレビで、「5人を北朝鮮に返さない決定を政府がわざわざ支援する必要
はない」と語ったことによる。

 岡田氏は、冒頭、「色々とご迷惑をおかけしました」と述べた上で、次のように語っ
た。
 この話のそもそもの始まりは、昨年8月の東大・駒場祭で、「金正日政権を追い込
むべきだ」という平沢勝栄氏と議論になったことに始まる。「政府の立場は交渉が基
本」の筈で私もそう言った。(5人の帰国後)「五人を返せ」とは言っていない。行
きたくないならその意思を尊重すればいい。「政府がわざわざ支持しなくても」、と
言った。それを定例記者会見でも言った。当時は幹事長代理で、11月に幹事長になっ
た時、この発言が改めて取上げられた。公明党の冬柴幹事長が、(日朝交渉は)「大
成功」と言ったので、まだ5人の家族が帰っていないし、8人の死亡確認も科学的な
結論がでていない、その他にも拉致被害者がいるかもしれないし、日本人妻の問題も
あるのに、何が大成功かと批判した。だから何とかすべきというのが基本的な思いだ。
幹事長として出ていると、党として結論を出しているわけではないのに、……(党の
見解と思われてしまう)。個人的な見解と混同されてしまうのはしかたがないことだ
が、申し訳ないことだった。

(以下懇談、敬称略)
上田 災いを転じて福となしたい。党をあげてこの問題と取組むしかけを作りたい。
佐藤先生などからも話を聞く場を作りたい。
岡田 これまで直接話を伺う場がなかった。党のネクストキャビネットの外務問題は
伊藤英成氏、安全保障問題は前原誠司氏が担当しているし、そういう人たちを集めた
場で、ご教示願いたい。
佐藤 12月に国会の委員会に証人として呼ばれた時にも話したが、金正日政権は話
合えば分かる相手ではない。この認識が最も重要で、その認識次第で政策も変わって
くる。5人を返せば、自分の意思で帰ったとして拉致問題は終わりにされる。
岡田 その可能性は高い。
佐藤 1つは外為法を改正して送金できなくすること。また、万景峰だけが北の船で
はない。月平均83隻、年間約1000隻もの船が来ている。境港ではシケのため覚
醒剤が流れ着いた。そして、日本近海で座礁した何隻もの船をほったらかしにしてい
る。地元自治体ではやむをえず自費で重油を抜かねばならない。そこで、保険に入っ
ていない船は入港できないように法改正をする。日本は北の生殺与奪の権を握ってい
ることを理解してほしい。家族を帰国させるのに弾一発打つ必要もない。5人が帰国
しないことを政府が支持しようがしまいが関係ない。
岡田 覚醒剤は非合法だ。ラングーン事件等、金正日はとんでもないと思うが、追い
詰められたから一部認めた。金正日は日本の金がほしい。そういうやりかたもあるが、
強く話合う中で譲歩を引き出すことができる。それには支援をちらつかせることも必
要だ。
佐藤 交渉に反対しているのではない。制裁を前提に交渉すべきだ。交渉のテーブル
に着かせるだけで支援をとられてしまうようなのはだめ。では残された方法はなにか。
それを議論すべきだ。
岡田 金正日は上海に行って(改革開放の現場を見て)考えが変わったと思う。外資
を入れなければならないと。
佐藤 全く違う。何も変わっていない。変化のメルクマールは、農業で請負制を実施
するか、個人独裁をやめるか、南を統一する路線を変えるか(軍事も含め)、市場経
済を導入するかだが、何も変わっていない。
岡田 生き残る手段が変わったのでは。
佐藤 そう。だから認めた。しかし、「核戦争も辞さず」で実は手段も変わっていな
い。
上田 民主党の会合で是非そういう話を聞かせてほしい。



■ 国連人権委員会強制的失踪作業部会が4月21日から24日まで開催

 昨年金正日が拉致を認めたことを受けて、家族会が再審議を要請した国連人権委員
会強制的失踪作業部会がニューヨークで4月21日から24日まで開催されることが
明らかになりました。事前に手続きを行えば家族会や救う会が出席しプレゼンテーショ
ンすることもできるといいます。家族会・救う会は1月の会議で同作業部会への代表
派遣を決めています。米国政府・議会・国民への訴えを目的とする第2次訪米団と、
この作業部会への代表派遣との関係は、現在訪米中の島田、福井・救う会幹事の帰国
を待って検討します。


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