救う会全国協議会

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北朝鮮に拉致された日本人を救出するための全国協議会

最終決戦のとき、不退転の決意で全員救出を!国民大集会報告4(2015/05/07)
★☆救う会全国協議会ニュース★☆(2015.05.07)

■最終決戦のとき、不退転の決意で全員救出を!国民大集会報告

櫻井よしこ

 では次に、上田清司埼玉県知事にお願いいたします。上田知事は、北朝鮮によ
る拉致被害者を救出する知事の会の会長を務めておられます。

◆武力以外のことは何をしても国民は許してくれる

上田清司

 今日は、新潟県の泉田知事を初め、40の都道府県の知事代理の方々が来ておら
れますが、代表してご挨拶をさせていただきます。

 北朝鮮が拉致の加害者であることを表明してから10年を超えてしまいました。
逆に言うと、10年経ってもまだ残った人たちを私たちは取り戻すことができて
いないという思いで毎年この会場に来ています。

 昨年は5月に日朝協議が始まり、油断はできないけれども今度は安倍総理だ。
そしてまた古屋先生だ。そういう思いを持って、何らかの進展以上の期待があり
ました。しかし、のらりくらりで、またかと。

 私も国会議員の時に、横田ご夫妻を初め家族会の皆さんたちとアメリカの有力
な上院、下院の皆さんたちを訪ねたのが何年前だっただろうかというようなこと
を思い出しながら来ました。初めてアメリカにお願いをしてからもう16、7年
経ちます。

 そんなことを考える時、正直言って武力に訴えることはできませんが、それ以
外のことは何をしても国民は許してくれる(拍手)。安倍総理なら全権委任で大
丈夫だ。そういう思いで、安倍総理は官房副長官時代から熱心に取り組んでくだ
さったわけです。

 中山先生が今日お話されたことが、私はすべてではないかと思っています(拍
手)。私たちは外交交渉に入ったり、接触することがなかなかできない立場です。
しかし、地方にあって世論を盛り上げたり、県の広報紙や色々な集会で世論を盛
り上げることは、時として政府以上にできる場合があります。

 これからも全国知事会一致協力して世論を盛り上げるために頑張りますので、
どうぞ皆様最後まで一生懸命頑張りましょう。宜しくお願いいたします(拍手)。

櫻井よしこ

 次に、横田めぐみさんが拉致された地元新潟県から泉田裕彦知事もかけつけて
くださっています。一言ご挨拶をお願いいたします。

◆家族の時間が失われていく部分に賠償請求を

泉田裕彦

 今日もまた暗澹たる気持ちでこの日を迎えざるを得なくなったことを、本当に
残念に思っています。そしてまた、時間がないと言われているんですが、冷静に
考えると、ご家族の時間が今この時も、一刻一刻失われていっているという状況
です。

 拉致は北朝鮮の国家機関による犯罪です。交渉で取り返すのはしかたのないこ
とかもしれませんが、本来最初に返すということがどうしても必要な案件だと思っ
ています。どうすればいいのか。

 上田知事からも話がありました。武力は使えない。しかし、司法では間接強制
というのがあると思います。ご家族の時間が失われていく部分を、日本政府が懲
罰的賠償請求をしていただけないだろうか(拍手)。こういうことで北朝鮮に圧
力をかけていく道もあるのではないかと思います。

 一刻も早く、今失われつつある家族の時間を取り返したい。そして我が国政府
が、法人を決して見捨てないということを世界に示していただきたいと思ってい
ます。

 世論を盛り上げるために、新潟県としても全力をあげていきます。昨年の集会
では、県庁のシステムをフルに使い、今まで来たことのなかった、お話を聞いて
いただけなかった方々に割り振りをして来ていただくことができました。今年も、
一人でも多くの国民に聞いていただけるよう全力を尽くします。一日も早い拉致
の解決を願って今日の挨拶とさせていただきます。今後とも宜しくお願いいたし
ます。

櫻井よしこ

 副知事の方々がおいでですので、ご紹介をさせていただきます。

東京都副知事の秋山俊行様(拍手、以下略)

京都府副知事の山下晃正様

神奈川県副知事の吉川伸治様

 どうもありがとうございました。この他にも、地方議会の方々が多数いらして
います。地方議会の議員の皆さん方は、松田良昭さんにお願いいたします。松田
さんは拉致問題地方議会全国協議会の会長で、神奈川県議会議員でいらっしゃい
ます。

◆全国各地で、日本人は怒っているんだと訴えている

松田良昭

 平成14年9月17日に、北朝鮮は日本人を拉致したことを認めました。それ
から13年、あの日、このありえない事実に、埼玉県、東京都、新潟県、神奈川
県の有志が立って、全国に議連を作ろうということで呼びかけました。現在、3
9都道府県の議会が加盟し、全員が一日も早い救出を求めて運動をしています。

 今日も全国から、拉致問題に意識のある同志がかけつけてくれました。本日は
統一地方選挙後半の投票日でもありますので、限られた人数ですが、思いは一つ
です。今日かけつけていただいた役員の方々をご紹介し、その際同じ都道府県の
方々は一緒にお立ち下さい。

 まず初めに、副会長県です。
新潟県 三富佳一会長(拍手、以下略)
東京都 古賀俊昭会長
埼玉県 長峰宏芳会長

 次に、各府県です。
青森県 阿部広悦議長
宮城県 中村功顧問
秋田県 北林康司副会長
福島県 遠藤忠一会長
栃木県 岩崎信幹事長
群馬県 腰塚誠会長
千葉県 本清秀雄顧問
富山県 四方正治会長
石川県 大口英夫事務局長
福井県 中川平一会長
岐阜県 藤墳守会長
静岡県 相坂摂治事務局次長
京都府 片山誠治幹事
和歌山県 吉井和視幹事長
島根県 小沢秀多会長
山口県 新谷和彦会長
香川県 新田耕造事務局長
愛媛県 森高康行会長
長崎県 野本三雄会長
鹿児島県 酒匂卓郎事務局長

 本日は24都府県にご参加いただきました。各市町村の議員の方々もどうぞお
立ち下さい(拍手)。

 この議員の方々は、全員が拉致問題を公約に入れて、ブルーリボンバッジを胸
に付けて、街頭に立って有権者の方々に訴えるだけでなく、署名活動もしていま
す。草莽の力で一刻も早い北朝鮮からの日本人奪還を訴えています。

 我々は北朝鮮が日本人を返さない限り、徹底的に戦うという姿勢を持って、全
国協議会は突き進みます。新たに議員に選ばれた方々で、私は全国の方々に、も
う一度議連を作ってほしいという要請をします。本当はもうそんなことはしたく
ない。しかし、北朝鮮が返さない限り、我々は全国各地で、日本人は怒っている
んだと訴えています。

 一度も本当のことを言ったことがない北朝鮮に対して、我々日本人は怒ってい
るんだということを言い続けます。そして、一刻も早い奪還を、皆さんと共にめ
ざしたいと思います。宜しくお願いいたします(拍手)。

櫻井よしこ

 ただいま39の都道府県の方々、そして全国の市区町村の議員の方々をご紹介
いただきました。拉致被害者の家族と一番密着して行動してくださっている地方
議会の皆様に心から御礼申し上げます。ありがとうございました(拍手)。

 その他にも会場には各地の救う会の方々がおられます。どうぞその場でお立ち
下さい(拍手)。本当に皆さんありがとうございました(拍手)。

 また、ステージには拉致問題で力を貸してくださっている方がおられます。産
経新聞ワシントン駐在編集特別委員の古森義久さんです(拍手)。救う会のアメ
リカにおけるアドバイザーを務めてくださっているスーザン古森さんです(拍手)。
そして長年この拉致問題にずっと関わってくださいました元仙台市長の梅原克彦
さんです(拍手)。

 さてここで、家族会の皆様方から、思いを込めて、一言ずつ伺っていきたいと
思います。まず横田滋さんからお願いします。

◆一刻も早く帰れるように

横田 滋(横田めぐみ父、元家族会代表)

 どうして拉致のことを優先的に考えているかと言いますと、拉致問題は国の主
権の問題とか国民の生命等に関わる重大な問題であるということです。北朝鮮か
ら帰ってもらうことが必要ということです。

 例えば北朝鮮は、「地上の楽園」などと言って、新潟からご主人と一緒に行っ
た方で、帰ろうと思っても返してくれないんですが、これは人権問題ではありま
すが、主権侵害の問題とは少し違います。人数的にはそういう方がたくさんおら
れます。

 現在政府が被害者に認定しているのは17人です。その中で、蓮池さん夫妻、
地村さん夫妻と曽我さんで5人。後からジェンキンズさんも帰ってきましたので、
帰って来たのは6人です。そして8人は死亡となっています。不自然なことに8
人は遺骨がありません。「遺骨」を二度出したりはしましたが別人のものでした。

 また、若い人が不自然な事故死をしています。そして遺骨は土葬にしていたが
洪水で流されて残っていないというのも不自然です。松木さんの「遺骨」は少し
下流にあったからとして、本人のものとは違うかもしれないと言って出してきま
した。これも実際は別人のものですから全くいい加減なものです。

 昨年5月の協議で、早いの(報告)は涼しくなったころに、一番遅くても来年
の7月までに結果を出すということでしたが、全然出さない。年末くらいには出
すだろうということでしたが、出ませんでした。

 今年になって中国で日朝協議をしていますが、成果はあがっていません。約束
を破ってばかりいますので、我々としては一刻も早く帰れるように政府のお力を
いただけるようにと思っています。これで終わります(拍手)。

◆もうこの辺で全国の大きな喜びに

横田早紀江(横田めぐみさん母)

 皆様こんにちは。本当に長い年月このようにご支援いただき、本当にありがと
うございます。今日は安倍総理を初め国会議員の皆様、地方議員の皆様、そして
支援してくださっている皆様、本当にたくさんの皆様に来ていただき、熱い中、
力強いお言葉をいただいて感謝しています。

 先日、小山という所で蓮池薫さんの講演会がありました。私は11年ぶりに対
面したんですが、色々なことを考えさせられました。薫さんがおっしゃったこと
で、「私は命以外のものは全部なくしました」ということでした。

 そして、「拉致被害者は向こうにとって有益に使うための道具にしか過ぎない
ものですから、拉致をされた人たちは、食べ物など生活のレベルは日本に比べて
非常に低いけれども、なんとかやっていける」という感じでした。

 しかし、「精神状態を強く維持していくことだけが最後の問題」ということで
した。「誰がどこまで精神状態を維持して頑張りぬけるかということだけです」
と。

 私たちは普通の市民でしかありません。だから何にもできないんです。「子ど
もたちを返してください」と言うだけです。本当にこんなことが起きているなん
て全く思わなかったことが、突然家の門から消えて、20年間も何も分かりませ
んでした。

 親は、「何でいなくなったんだろう。どうしたんだろうか。殺されたんだろう
か。海におぼれているんだろうか」とみんな気が狂うように探し回って、本当に
絶望の中で死んだ方がいいと思うくらいまでいって、打ちのめされて過ごしてき
ました。

 本当に多くの皆様のお助けの中で今日まで、私は79歳になりますが、生かさ
れてきました。そしてこれからも訴えていかなければならないかもしれませんが、
先ほどどなたかがおっしゃっていましたように、拉致問題という大変なことが、
日本の国の中で本当に起きているんだということを知っていただくまでものすご
い年月が必要だったんです。

 署名活動をしても、「そんな変なもの私たちには関係ありませんよ」、「そん
なこと嘘でしょう」という方が通り過ぎていかれて、それでもたくさんの方に助
けていただきながら、署名は本当に集まらなかったものが今は1000万以上を
総理にお渡しすることができました。

 今は中学校にもたくさんお呼びいただいて、たくさんの全校生徒が座って、初
めて聞くかのような問題を聞いて、真剣に自分たちの問題として、こんなに大変
なことを何も知らないで平和に暮らしていて、今日も親とけんかをして出てきた
けど、こんなことは罰が当たることだったと涙を流して感想文をたくさん書いて
いただきます。

 そしてこのような大変な問題が、長々と延びて、延びて、延びて、ちっとも動
かないだけに大きな問題であること、そして解決された時、日本にとって最高の
喜びの場となると思います。そして一人ひとりの国民の思い、あらゆる人たちの
思いをくつがえすほど素晴らしいものに日本が変わっていくのではないかと思い
ます。

 向こうで苦しんでいるであろう子どもたちのことをいつも私は祈りながら、写
真を見ながら、「今日も頑張ってね。いつも祈っているから」と。季節ごとにお
雛様を飾ってあげたり、どなたかからいただいたあの子の好きなお花を飾ってあ
げたり、中学生のめぐみちゃんがどんな女性になったかなあと色々なことを思い
ながら毎日暮らしておりますが、もうこの辺で全国の大きな喜びに変換させてい
ただきたいと思います。

 どうかこれからも宜しくお願いいたします(拍手)。ありがとうございました
(拍手)。

(5につづく)




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