救う会全国協議会

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北朝鮮に拉致された日本人を救出するための全国協議会

外務省平松課長が公開質問状へ答え、それに対する家族会・救う会声明発表(2003/05/14)
★☆救う会全国協議会ニュース★☆(2003.05.14-1)

■ 外務省平松課長が公開質問状へ答え、それに対する家族会・救う会声明発表


   声 明

 本日(5月13日)外務省アジア太平洋局北東アジア課平松賢司課長より、我々の
4月28日付け公開質問状への答えを受領した。
 そこで平松課長は、3月17日に国連人権委員会強制的失踪作業部会あてに出され
た日本政府回答書は、拉致被害者・家族支援室および拉致問題に関する専門幹事会に
協議することなく、自身が最終決済をしたものであると断言した上で、「手続き・内
容いずれの面でも適切さを欠いていたと深く反省しております」と謝罪した。
 公開質問状でも言及したように家族会・救う会は3月12日川口順子外務大臣と面
会し、拉致解決に全力で取り組むという話を聞いたのだが、その5日後に外務省がこ
のような回答を作ったことに対し激しい怒りと強い不信感を覚え続けている。
 家族会・救う会は平松課長の今回の謝罪を受けて、日本政府に次の3点を求めるも
のだ。
1、 川口外務大臣は、なぜこのような「不適切な対応」が起きてしまったのかにつ
いて自身の責任をどう考えているのか明らかにしていただきたい。
2、 それをふまえて、関係者が納得できる処分を行っていただきたい。
3、 2度と同じ過ちが繰り返されないよう、拉致問題を国政の最優先課題として取
り組むという小泉内閣の基本姿勢にふさわしく、内閣全体が参与する拉致問題専担部
署を早急に設置していただきたい。

平成15年5月13日

北朝鮮による拉致被害者家族連絡会代表 横田滋
北朝鮮に拉致された日本人を救出するための全国協議会会長 佐藤勝巳




       ※※※※

北朝鮮による拉致被害者家族連絡会
代表 横田滋殿

北朝鮮に拉致された日本人を救出するための全国協議会
会長 佐藤勝巳殿

外務省アジア太平洋局
北東アジア課長 平松賢司

公開質問状に対する回答について
 平成15年4月28日付けの貴会からの公開質問状に対しましては、下記のとおり
回答いたします。
 なお、小職は担当課長として、我が国国民に対する重大な犯罪行為である拉致問題
解決のために日々努力しているところですが、今般の対応につきましての皆様からの
ご叱責については、これを重く受け止め、至らない点がありましたことを深くお詫び
申し上げます。今後、このようなことのないよう、拉致問題を何としても解決すると
いう思いを胸に、政府内の関係当局とも緊密に連携しながら、一層の努力を重ねてい
く所存であります。
                   記
1. 国連人権委員会強制的失踪作業部会事務局より日本政府に対しては、昨年12
月4日付け書簡をもって、原敕晁さん、田口八重子さん、市川修一さん、増元るみ子
さん、横田めぐみさんのケースにつきご家族より申し立てられた内容につき通報があ
るとともに、関連情報を提供するよう要請がありました。作業部会における一連の手
続は非公開のため、書簡の公開ができないことにつきまして御理解いただくようお願
いいたします。
2. 3月17日に日本政府が作業部会に提出した回答書は、別添1のとおりです。
内容につきましては、すでに作業部会により貴会に通報があったとおりですが、これ
は、外務本省が内容を起案し、在ジュネーブ日本政府代表部が作業部会事務局に提出
したものです。
3. 3月17日付作業部会宛回答書について
(1) 3月17日付け回答書は、当課担当官が起案の上、課内の決済手続を経て、
小職が最終的な決済をしました。
(2) 外務省は、昨年11月、日朝会談及び拉致問題に関する事実解明のための調
査団を踏まえ、ご家族からの要請に基づき、作業部会に対して、申立人の代理人とし
て齋木参事官が作業部会に出席してプレゼンテーションを行い、事実関係及び政府と
しての見解を口頭で説明し、今般申し立てた8名の方々に関する情報(荒木氏より託
された8名の基本的情報、政府調査団の報告書、家族会及び救う会が作成した矛盾点・
疑問点)を提出した経緯があります。その結果、上記1.のとおり、本件が審議の対
象として取り上げられ、北朝鮮をはじめとする関係国に情報提供が要請されることと
なりました。
 上記の経緯を受け、外務省としては、以下の考え方から、作業部会に対して回答を
行いました。
? 昨年11月の申し立ての際に、各事案の概要、政府の調査団の調査結果及びそれ
に対して貴会が作成された疑問点・矛盾点に関する約50ページにわたる文章を提出
するとともに、口頭でも、事案の概要とともに、政府の立場につき説明しており、必
要と思われる情報を作業部会に提供していたこと。
? 我が国からの情報提供の結果、作業部会における審議が再開されたのであり、作
業部会からの関連情報提供要請は、第一義的には、北朝鮮をはじめとする我が国以外
の国に対するものであると判断されたこと。
? 8名の被害者の方々が北朝鮮に拉致されたことを示す情報については、すでに1
1月の申立ての際に作業部会に報告しましたが、それを越えて、8名の所在特定に直
接資する情報はないと判断されたこと。むしろ、作業部会からの要請に基づいて行わ
れるであろう北朝鮮側の回答を入手した上で、それに反論する形で作業部会に追加的
に情報を提供することが適当と判断したこと。
(3) しかしながら、回答書作成までの時点において、松木薫さんのものとされる
遺骨が法医学の専門家による鑑定の結果、別人のものであることが判明したこと等、
昨年11月以降、拉致問題を巡っては一定の進展があることについては、貴会等から
ご指摘をいただいたとおりです。外務省としても、作業部会に日本政府の立場をより
正確に伝え、北朝鮮に対し強く情報提供を求めるよう作業部会に要請するという観点
からは、これらの事項については、3月の回答の中に含めておくことが望ましかった
と深く反省しております。
4. 上記3.(2)に述べた考え方については、政府内の関係当局においても共有
されているものとの小職の認識に基づき、回答書の内容につき、あえて内閣官房拉致
被害者・家族支援室及び拉致問題に関する専門幹事会に協議することなく、当課の判
断で提出いたしましたが、手続・内容いずれの面でも適切さを欠いていたと深く反省
しております。
5. 平成13年4月に貴会より申し立てられた事案に関しましては、政府としては、
別添2の文書を作業部会に対して提出いたしました。この文書は、外務省から警察庁
に対して、情報提供を依頼し、警察庁より提供された文書を基に外務省にて英文を作
成した上で、作業部会に提出したものです。


付属添付文書(略)




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