拉致も理由に北朝鮮に強力な制裁を?緊急集会報告4(2016/02/04)
★☆救う会全国協議会ニュース★☆(2016.02.04)
■拉致も理由に北朝鮮に強力な制裁を?緊急集会報告4
西岡 1年半経っても誰も帰ってきていない。本当に何が起きるか分からないと
いう中で待っているというのは精神的に本当に厳しい状況だと思います。そうい
う中で、ずっと先頭に立って、世論をリードして、被害者を取り戻そうと戦って
こられた家族の訴えを聞きたいと思います(拍手)。
◆嘘の本に怒りを感じた
有本明弘(有本恵子さん父、家族会副代表)
私は、私の意見を2通こしらえてきました。これは家族のみなさんにも知って
いただきたいことで、同じ立場に立って発言していただきたいことです。
それは家族会の元事務局長として私たちと一緒に活動していた蓮池透氏が講談
社から「拉致被害者たちを見殺しにした」というタイトルで本を出し、安倍総理
を批判していることです。
私はこのことにものすごく怒りを持っている一人です。彼にこんなことを言わ
せておくなら、家族会は団結してこれにものを言わなければならないと思います。
私の考えでは講談社がバックにいて、2回に渡って「産経新聞」に広告を出し
ています。1回目の広告で1つ目の意見を書き、2回目の広告で2つ目の意見を
書きました。
1回目の広告の後、安倍総理があれだけ怒りを露わにして、国会での質問に対
し、「私の言うことが間違っていたらバッジをはずす」とまで言いました。これ
は私にとってはとても大きな話で、そこまで言う必要はなかったのではないかと
思っています。朗読します。
【意見1】
「拉致被害者たちを見殺しにした安倍晋三と冷血な面々」の、この本の表紙が
間違っていると私は思っている。
表紙は、安倍総理のイメージを下げるための表紙であって、全くの虚偽の表紙
で有ります。
衆院予算委詳報・安倍首相「違ったら国会議員辞めます」、「国論を二分しよ
うとの策謀に引っかかってはだめ」、「拉致問題をめぐり熱弁」と産経新聞は書
きました。
NHKの国会中継での安倍総理の発言は、最後まで見ていました。総理は、講談
社が販売したこの本に「策謀」と声を荒げて発言しました。私もその通りだと思っ
ています。そこに講談社が入っている事は明白で有ります。
民主党緒方林太郎議員が、国会での質疑をしたのは、この本に書かれている事
を信じ質問に立ったと見るべきで有ります。
本の中に「安倍さんは、全員を取り戻すと、できもしない放言をしている。安
倍さんは実に罪作りだ」とありますが、安倍総理は、交渉の入口にいて、今から
解決して行こうとしてくれているのであり、罪作りは蓮池透である(拍手)。
【意見2】
この本の再広告を見て脅威を感じました。
本の表紙の「冷血な面々」とあるのは蓮池透自身と協力者及び講談社である
(拍手)。
安倍総理対緒方林太郎議員との国会での話は多数の国民の知る話であります。
そして、産経新聞に掲載された再広告は、安倍総理の国会での発言を知ってか
ら載せられたものでした。これは、安倍総理への敵対行為であり、決して許して
はなりません。
彼等の言い分は、憲法に保障された言論の自由を持ち出すと私は思っています。
誰が見ても聞いても、明らかに嘘である話は裁判所も認めないのであります。こ
れは、私の実地体験です。
安倍総理は、「国論を二分しようとの策謀に引っかかってはだめ」と発言しま
した。私も同感であります。
講談社幹部は、この現実をどう見ているのか、憲法に保証された言論の自由と
思っているのか明らかにすべきです。本は、明らかに嘘の蓮池透の思いであり、
講談社、蓮池透、その協力者は責任の取り方も知っておくべきであります(拍手)。
◆北は見ている、国会議員が言動で怒りを示してほしい
横田早紀江(横田めぐみさん母)
言いようのない長い年月のご支援に本当に感謝します。ありがとうございます。
人間の生活ですから、さまざまなことが起きてきます。よいことも、嬉しいこ
とも、悲しいこともありますが、これは国家犯罪として、その国の者が工作員と
して入り込んで、何の罪もない若い人たちをさらって、自分の国の教育を受けさ
せ、自分の国のために、否応なく一生を送らせようとしている問題なんです。こ
れが拉致問題です。
このことを解決するために、色々な方が、色々な形でご尽力してくださってい
ますが、何の姿も見えない。子どもの情報が分からない。本当のことが分からな
い。そのような悲しさの中で私たちは歳をとってきまして、本当に早く会いたい、
一目だけでも会いたい、あの人たちを自由にしてあげたいということを願ってい
るだけです。
あとは難しいことはなにも分かりませんが、先ほども中山先生や皆様が本当に
いい話をしてくださいました中で、「北朝鮮がいつも見ている」、「今日の集会
も見ている」、日本をみていて、「まあ大したことはないな」とか色々なことを
考えているのであれば、せっかくの国会の様子が、今日もそうですが、色々な人
たちが安倍さんに対して誹謗中傷したこともありますが、この問題を話された時
に、本当に皆様がのんびりと、よそごとのように聞いている議員の方々がたくさ
んいらっしゃいました。
こんなにたくさんの被害者がいるのに、熱心な方々は少しなのかなあと思った
くらいです。あの議場の中の議員の方が、日本国家の男子として、「本当にそん
なことはゆるせないんだ」と、「ぼくたちはみんな父親なんだ母親なんだ」、
「大事な子どもをとられて何をやっているのか」という態度を見せていただけれ
ば、その日のうちに(北朝鮮に)伝わるんではないでしょうか(拍手)。
議員がみんなで怒って、「北朝鮮!」と言っている。「これはちょっと大変だ
なあ」と思うのではないかと、このごろいつも思います。いかがでしょうか(拍
手)。
私たちはそういう表現をしていかなければなりません。特に北朝鮮の悪い人た
ちにどう言えば、そのことが分かるのかなあ、と。「伝わっていないと思う」と
いうお話もありましたが、そこを誰が、どういうふうに話していけばいいのか。
そして温かいけれども厳しい、両面をしっかりと伝えることができるようなスタ
ンスで、今後色々なことが成就しますように私たち全部が願っています。
同じ方がそのようなことを言っているということはびっくり仰天で、若い時の
透さんは本当に純粋で一生懸命やっていました。そのことを思い出しながら、ど
うしてこんなことになってしまうのかなあという悲しい思いをしています。
どうかこれからも力強いご支援をいただきますように、心からお願いいたしま
す。ありがとうございます(拍手)。
◆本当にこの日本というのは信じられるんでしょうか
増元照明(増元るみ子さん弟)
みなさんこんばんは。大勢いらしてくださりありがとうございます。
透さんの話が出たので少し言いますが、面白おかしく書かれるのが嫌だったの
で無視しようということになっていたんですが、緒方林太郎という方があんな質
問をしたのが間違いです(拍手)。
中山恭子さんが国会で言われたように、全く事実に反することを言っているの
で、総理にあのようなことを言うのは名誉棄損だと、これは間違いないと思って
います。
私は本を読んでないので、あまり批判もできないんですが、あまり読む気があ
りません。お金を払って買うほどの価値はないだろうと思っていますので買いま
せん。
透さんが意見を異にしたのは薫さんが(北朝鮮から)帰ってきてからです。薫
さんとのやりとりの中で、透さんが「早くすべて話せ」と言った時があるんです。
その時に薫さんが何と言ったかというと、「兄貴、お前すべてを知って耐えられ
るのか」という言葉を返したんです。
その中味がどうなのか、私は知るよしもありません。それ以降、蓮池家は守り
に入ったと私は思っています。その後、透氏の言動が非常にぶれ始めて、家族会
の総会にも出ない、救う会の集会にも出ない。
多様な意見があるのはいいと思うんですが、でも多様な意見は会の中で言うべ
きであって、会に出席もしないで外部にどんどん言うのは会の一員としては間違
いだろうし、事務局長としても間違いだろうということで、何度も勧告をして、
会に出てくれという話はしたんですが、結局出てこられなかったので、これはし
かたがないが退会していただくしかないだろうとなりました。
救う会の皆さんにもご迷惑をおかけしましたし、その他の皆さんにもご迷惑を
おかけしました。家族会の事務局長があのような発言をされるのは、非常に迷惑
だという話があちこちから来て、それで会としても決断をせざるをえなかったと
いう状況です。
それ以降、中山先生もおっしゃっていましたが、レインボーブリッジの某氏と
親しくなられて、だいぶ北寄りのというか融和的な発言をされるようになりまし
た。
救う会・家族会は制裁しか北朝鮮を動かす政策はないだろう、これしか被害者
を取り戻すことはできないだろうというのが10数年間の私たちの経験知です。
それを被害者を取り戻したご家族が、もうこれ以上色々なことを外部に話さな
いでほしい。救出運動をじゃましてほしくないのです。できれば控えてほしいと
思っています。
今年になって北朝鮮が核実験をしましたが、あれによって政府は制裁に一気に
傾きました。なぜなんだろう。
私たちは、ストックホルム合意に違反して、1年も2年も何もしない北朝鮮の
不誠実な対応に、(解除した)制裁を戻して、さらに追加制裁をしてくださいと、
何回も何回も言ってきましたが、その度に北朝鮮にいる人質を無事に取りもどす
ために何がいいのかと1年以上言い続けてきたのは外務省と政府ですよ。
それが核実験をした途端に、なぜ制裁の話になるんですか。じゃあ被害者を救
出するというのはどういうことなんですか。安倍総理がおっしゃっている、「拉
致問題は最重要課題」というのは全くの嘘だったのか。
私はもちろん、安倍さんの誠意、信念というのは信頼しています。安倍さんで
しか多分できないだろうと思っています。ただ、今の状況があまりにも拉致を軽
視し過ぎているのではないかと、被害者の命を軽視し過ぎているのではないかと
いう思いでおります。
私の父は、「日本を信じろ」と言っていましたが、本当にこの日本というのは
信じられるんでしょうか。私は今、政治家の方たちに信頼を置くことがなかなか
できなくなっているんです。そういう思いを私たちが抱いているということを、
国会の皆さんに知っていただきたい。
人の命は核問題よりもっと重要な問題だと思っています(拍手)。核は確かに
大勢の命を奪いますが、今そこにある命が失われようとしているのに、何も手立
てをしないというのはどういうことなんでしょうか。これが今の私の正直な思い
です(拍手)。
(5につづく)
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■安倍首相にメール・葉書を
首相官邸のホームページに「ご意見募集」があります。
下記をクリックして、ご意見を送ってください。
[PC]https://www.kantei.go.jp/jp/forms/goiken.html
[携帯]http://form1.kmail.kantei.go.jp/cgi-bin/k/iken/im/goiken.cgi
葉書は、〒100-8968 千代田区永田町2-3-1 内閣総理大臣 安倍晋三殿
■救う会全国協議会ニュース
発行:北朝鮮に拉致された日本人を救出するための全国協議会(救う会)
TEL 03-3946-5780 FAX 03-3946-5784 http://www.sukuukai.jp
担当:平田隆太郎(事務局長 info@sukuukai.jp)
〒112-0013 東京都文京区音羽1-17-11-905
カンパ振込先:郵便振替口座 00100-4-14701 救う会
みずほ銀行池袋支店(普)5620780 救う会事務局長平田隆太郎
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■拉致も理由に北朝鮮に強力な制裁を?緊急集会報告4
西岡 1年半経っても誰も帰ってきていない。本当に何が起きるか分からないと
いう中で待っているというのは精神的に本当に厳しい状況だと思います。そうい
う中で、ずっと先頭に立って、世論をリードして、被害者を取り戻そうと戦って
こられた家族の訴えを聞きたいと思います(拍手)。
◆嘘の本に怒りを感じた
有本明弘(有本恵子さん父、家族会副代表)
私は、私の意見を2通こしらえてきました。これは家族のみなさんにも知って
いただきたいことで、同じ立場に立って発言していただきたいことです。
それは家族会の元事務局長として私たちと一緒に活動していた蓮池透氏が講談
社から「拉致被害者たちを見殺しにした」というタイトルで本を出し、安倍総理
を批判していることです。
私はこのことにものすごく怒りを持っている一人です。彼にこんなことを言わ
せておくなら、家族会は団結してこれにものを言わなければならないと思います。
私の考えでは講談社がバックにいて、2回に渡って「産経新聞」に広告を出し
ています。1回目の広告で1つ目の意見を書き、2回目の広告で2つ目の意見を
書きました。
1回目の広告の後、安倍総理があれだけ怒りを露わにして、国会での質問に対
し、「私の言うことが間違っていたらバッジをはずす」とまで言いました。これ
は私にとってはとても大きな話で、そこまで言う必要はなかったのではないかと
思っています。朗読します。
【意見1】
「拉致被害者たちを見殺しにした安倍晋三と冷血な面々」の、この本の表紙が
間違っていると私は思っている。
表紙は、安倍総理のイメージを下げるための表紙であって、全くの虚偽の表紙
で有ります。
衆院予算委詳報・安倍首相「違ったら国会議員辞めます」、「国論を二分しよ
うとの策謀に引っかかってはだめ」、「拉致問題をめぐり熱弁」と産経新聞は書
きました。
NHKの国会中継での安倍総理の発言は、最後まで見ていました。総理は、講談
社が販売したこの本に「策謀」と声を荒げて発言しました。私もその通りだと思っ
ています。そこに講談社が入っている事は明白で有ります。
民主党緒方林太郎議員が、国会での質疑をしたのは、この本に書かれている事
を信じ質問に立ったと見るべきで有ります。
本の中に「安倍さんは、全員を取り戻すと、できもしない放言をしている。安
倍さんは実に罪作りだ」とありますが、安倍総理は、交渉の入口にいて、今から
解決して行こうとしてくれているのであり、罪作りは蓮池透である(拍手)。
【意見2】
この本の再広告を見て脅威を感じました。
本の表紙の「冷血な面々」とあるのは蓮池透自身と協力者及び講談社である
(拍手)。
安倍総理対緒方林太郎議員との国会での話は多数の国民の知る話であります。
そして、産経新聞に掲載された再広告は、安倍総理の国会での発言を知ってか
ら載せられたものでした。これは、安倍総理への敵対行為であり、決して許して
はなりません。
彼等の言い分は、憲法に保障された言論の自由を持ち出すと私は思っています。
誰が見ても聞いても、明らかに嘘である話は裁判所も認めないのであります。こ
れは、私の実地体験です。
安倍総理は、「国論を二分しようとの策謀に引っかかってはだめ」と発言しま
した。私も同感であります。
講談社幹部は、この現実をどう見ているのか、憲法に保証された言論の自由と
思っているのか明らかにすべきです。本は、明らかに嘘の蓮池透の思いであり、
講談社、蓮池透、その協力者は責任の取り方も知っておくべきであります(拍手)。
◆北は見ている、国会議員が言動で怒りを示してほしい
横田早紀江(横田めぐみさん母)
言いようのない長い年月のご支援に本当に感謝します。ありがとうございます。
人間の生活ですから、さまざまなことが起きてきます。よいことも、嬉しいこ
とも、悲しいこともありますが、これは国家犯罪として、その国の者が工作員と
して入り込んで、何の罪もない若い人たちをさらって、自分の国の教育を受けさ
せ、自分の国のために、否応なく一生を送らせようとしている問題なんです。こ
れが拉致問題です。
このことを解決するために、色々な方が、色々な形でご尽力してくださってい
ますが、何の姿も見えない。子どもの情報が分からない。本当のことが分からな
い。そのような悲しさの中で私たちは歳をとってきまして、本当に早く会いたい、
一目だけでも会いたい、あの人たちを自由にしてあげたいということを願ってい
るだけです。
あとは難しいことはなにも分かりませんが、先ほども中山先生や皆様が本当に
いい話をしてくださいました中で、「北朝鮮がいつも見ている」、「今日の集会
も見ている」、日本をみていて、「まあ大したことはないな」とか色々なことを
考えているのであれば、せっかくの国会の様子が、今日もそうですが、色々な人
たちが安倍さんに対して誹謗中傷したこともありますが、この問題を話された時
に、本当に皆様がのんびりと、よそごとのように聞いている議員の方々がたくさ
んいらっしゃいました。
こんなにたくさんの被害者がいるのに、熱心な方々は少しなのかなあと思った
くらいです。あの議場の中の議員の方が、日本国家の男子として、「本当にそん
なことはゆるせないんだ」と、「ぼくたちはみんな父親なんだ母親なんだ」、
「大事な子どもをとられて何をやっているのか」という態度を見せていただけれ
ば、その日のうちに(北朝鮮に)伝わるんではないでしょうか(拍手)。
議員がみんなで怒って、「北朝鮮!」と言っている。「これはちょっと大変だ
なあ」と思うのではないかと、このごろいつも思います。いかがでしょうか(拍
手)。
私たちはそういう表現をしていかなければなりません。特に北朝鮮の悪い人た
ちにどう言えば、そのことが分かるのかなあ、と。「伝わっていないと思う」と
いうお話もありましたが、そこを誰が、どういうふうに話していけばいいのか。
そして温かいけれども厳しい、両面をしっかりと伝えることができるようなスタ
ンスで、今後色々なことが成就しますように私たち全部が願っています。
同じ方がそのようなことを言っているということはびっくり仰天で、若い時の
透さんは本当に純粋で一生懸命やっていました。そのことを思い出しながら、ど
うしてこんなことになってしまうのかなあという悲しい思いをしています。
どうかこれからも力強いご支援をいただきますように、心からお願いいたしま
す。ありがとうございます(拍手)。
◆本当にこの日本というのは信じられるんでしょうか
増元照明(増元るみ子さん弟)
みなさんこんばんは。大勢いらしてくださりありがとうございます。
透さんの話が出たので少し言いますが、面白おかしく書かれるのが嫌だったの
で無視しようということになっていたんですが、緒方林太郎という方があんな質
問をしたのが間違いです(拍手)。
中山恭子さんが国会で言われたように、全く事実に反することを言っているの
で、総理にあのようなことを言うのは名誉棄損だと、これは間違いないと思って
います。
私は本を読んでないので、あまり批判もできないんですが、あまり読む気があ
りません。お金を払って買うほどの価値はないだろうと思っていますので買いま
せん。
透さんが意見を異にしたのは薫さんが(北朝鮮から)帰ってきてからです。薫
さんとのやりとりの中で、透さんが「早くすべて話せ」と言った時があるんです。
その時に薫さんが何と言ったかというと、「兄貴、お前すべてを知って耐えられ
るのか」という言葉を返したんです。
その中味がどうなのか、私は知るよしもありません。それ以降、蓮池家は守り
に入ったと私は思っています。その後、透氏の言動が非常にぶれ始めて、家族会
の総会にも出ない、救う会の集会にも出ない。
多様な意見があるのはいいと思うんですが、でも多様な意見は会の中で言うべ
きであって、会に出席もしないで外部にどんどん言うのは会の一員としては間違
いだろうし、事務局長としても間違いだろうということで、何度も勧告をして、
会に出てくれという話はしたんですが、結局出てこられなかったので、これはし
かたがないが退会していただくしかないだろうとなりました。
救う会の皆さんにもご迷惑をおかけしましたし、その他の皆さんにもご迷惑を
おかけしました。家族会の事務局長があのような発言をされるのは、非常に迷惑
だという話があちこちから来て、それで会としても決断をせざるをえなかったと
いう状況です。
それ以降、中山先生もおっしゃっていましたが、レインボーブリッジの某氏と
親しくなられて、だいぶ北寄りのというか融和的な発言をされるようになりまし
た。
救う会・家族会は制裁しか北朝鮮を動かす政策はないだろう、これしか被害者
を取り戻すことはできないだろうというのが10数年間の私たちの経験知です。
それを被害者を取り戻したご家族が、もうこれ以上色々なことを外部に話さな
いでほしい。救出運動をじゃましてほしくないのです。できれば控えてほしいと
思っています。
今年になって北朝鮮が核実験をしましたが、あれによって政府は制裁に一気に
傾きました。なぜなんだろう。
私たちは、ストックホルム合意に違反して、1年も2年も何もしない北朝鮮の
不誠実な対応に、(解除した)制裁を戻して、さらに追加制裁をしてくださいと、
何回も何回も言ってきましたが、その度に北朝鮮にいる人質を無事に取りもどす
ために何がいいのかと1年以上言い続けてきたのは外務省と政府ですよ。
それが核実験をした途端に、なぜ制裁の話になるんですか。じゃあ被害者を救
出するというのはどういうことなんですか。安倍総理がおっしゃっている、「拉
致問題は最重要課題」というのは全くの嘘だったのか。
私はもちろん、安倍さんの誠意、信念というのは信頼しています。安倍さんで
しか多分できないだろうと思っています。ただ、今の状況があまりにも拉致を軽
視し過ぎているのではないかと、被害者の命を軽視し過ぎているのではないかと
いう思いでおります。
私の父は、「日本を信じろ」と言っていましたが、本当にこの日本というのは
信じられるんでしょうか。私は今、政治家の方たちに信頼を置くことがなかなか
できなくなっているんです。そういう思いを私たちが抱いているということを、
国会の皆さんに知っていただきたい。
人の命は核問題よりもっと重要な問題だと思っています(拍手)。核は確かに
大勢の命を奪いますが、今そこにある命が失われようとしているのに、何も手立
てをしないというのはどういうことなんでしょうか。これが今の私の正直な思い
です(拍手)。
(5につづく)
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■救う会全国協議会ニュース
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担当:平田隆太郎(事務局長 info@sukuukai.jp)
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みずほ銀行池袋支店(普)5620780 救う会事務局長平田隆太郎
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