6か国協議に際して政府に望むこと(2003/08/22)
★☆救う会全国協議会ニュース★☆(2003.08.22)
「家族会」、「救う会」、「議連」では、6者協議直前の時期を選び、21日(木)
14時にクリステンソン・駐日米国臨時代理大使、14時45分に藪中三十二・外務
省アジア大洋州局長を訪問、また22日(金)10時に程永華・駐日中国臨時代理大
使を訪問し6者協議において拉致問題の全面解決を訴えた。また、22日(金)11
時半には、扇千景・国土交通大臣を訪問し、北朝鮮船舶入港禁止を可能とする新法整
備等を訴えた。関係書面は以下の通り。扇大臣には、万景峰号の入港反対声明(19
日既報)を提出した。
懇談の中で、藪中局長は「(6者協議の日本代表に)私がなると思う。皆さんと一
緒に解決にあたる」と述べ、「日本にとって拉致問題に触れないで包括的解決はあり
えない。結果を見ていただければいいわけだが……」と自信を覗かせた。一同は同局
長の努力に期待し激励した。
クリステンソン臨時代理大使は、「拉致問題は人間の悲劇であり、痛みを痛感して
いる」と述べた。日本側より、「拉致問題は解決済みという北朝鮮とは2国間交渉を
やってもらちがあかないことがはっきりしている。6か国協議の場で議題にしてほし
い」等と要請。「すべて正確に本国に伝えると」約束した。また、日本側から、9月
11日には「家族会」、「救う会」、「議連」から代表者を現場に送り、テロとの戦
いを誓い合いたいとの報告に、思いをこめて「あらゆる協力をする」と述べた。
程臨時代理大使は、小泉・胡錦濤会談等を引用し、「拉致問題に改めて同情を示
す」と述べた。「6者協議の中で、中朝協議の際問題提起してほしい」との日本側の
要請に、「本国に伝える」と述べた。なお、程代理大使との面会は前日22時過ぎに
決まった。
扇千景・国土交通大臣は、「93年に万景峰にPSCを行って以来、5つの法整備を行
ってきたことを述べ、その後十分な検査が行われなかったことを遺憾としつつも、座
礁船のほとんどは北朝鮮の船舶であり、今後保険に入っていない船は入港できなくす
る法整備をすすめる」と述べた。また、「8月25日の入港時に、5つ目の法律(無
線による相互連絡設備必置義務)に触れた場合、貨物船としてはいいが客船として使
用できなくなる。北朝鮮の対応を見守りたい」等と述べた。
■6か国協議に際して政府に望むこと
平成15年8月21日
外務省アジア大洋州局長 藪中三十二 殿
北朝鮮による拉致被害者家族連絡会代表 横田 滋
北朝鮮に拉致された日本人を救出するための全国協議会会長 佐藤勝巳
6か国協議に際して政府に望むこと
8月27日から北京で開催される6カ国協議に対して、私たち家族会・救う会は、息
をのむ思いで注目しています。
この間、日米、日韓首脳会談、先進国サミット、アセアン地域フォーラムなどで日
本人拉致事件の解決を北朝鮮に求める声明が出されてきました。つまり、6カ国協議
に参加する金正日政権以外の5カ国政府は、拉致問題の解決を求める日本政府の立場
を支持しているという、またとない好環境です。
しかし、いくら国際社会の理解が深まっても、肝心の日本政府が拉致解決のために
毅然たる姿勢を見せなければ、当事者でない外国政府は言葉だけの支持表明ですまし
てしまう恐れがあるのです。
この私たちの心配が現実のものになるかのような、報道がいま続いています。すな
わち、6カ国協議で拉致問題が正式議題にならず日本政府も冒頭発言でのみ拉致を取
り上げそれ以上は協議の場では触れない、北朝鮮が5人の被害者家族を返す見返りに
?拉致問題をこれ以上取り上げない?安倍副長官の交代?現金やコメ支援を要求して
いる、などです。
いま国際社会は「テロとの戦争」を第一の課題としています。小泉首相が国会で答
弁されたように「拉致はテロ」です。そもそも、金正日政権の核武装を絶対に許せな
いのは同政権が核をテロに使う国際社会共通の脅威だからです。であるなら、6カ国
協議で核と同時に拉致問題も議題として一括して議論するように日本政府は全力を尽
くすべきではないでしょうか。
いまこの瞬間も北朝鮮でとらわれの身で「いつ日本が助けに来てくれるのか」と待
ち続けている多くの拉致被害者とその家族を、国家の責任で一刻も早く絶対に助け出
すため、今回の6カ国協議に際して日本政府に次のことを強く求めます。
1, 6カ国協議の場で、金正日政権に「拉致した日本人と家族を全員返せ。返さ
なければ経済制裁だ」という強い意志を明確に伝え米、韓、中、ロ4か国にそれに同
調することを要請すること。
2, 6カ国協議の場で「核問題その他でどのような進展があろうとも我が国は拉
致問題の全面解決がなければ一切の経済支援、食糧支援を行わない」ことを明確にす
ること。
■6か国協議に際して米国政府に望むこと
平成15年8月21日
駐日本米合衆国大使閣下
北朝鮮による拉致被害者家族連絡会代表 横田 滋
北朝鮮に拉致された日本人を救出するための全国協議会会長 佐藤勝巳
8月27日から北京で開催される6カ国協議に対して、私たち北朝鮮による拉致被害
者の家族と支援組織は、息をのむ思いで注目しています。
この間、日米、日韓首脳会談、先進国サミット、アセアン地域フォーラムなどで日
本人拉致事件の解決を北朝鮮に求める声明が出されてきました。つまり、6カ国協議
に参加する金正日政権以外の5カ国政府は、拉致問題の解決を求める日本政府の立場
を支持しているという、またとない好環境です。
特に、貴国政府におかれましては、3月に私どもが訪米した際にも、拉致問題解決
のために全力を尽くすと約束し、5月の日米首脳会談でブッシュ大統領閣下が特別に
日本人拉致問題解決への支持を言及し、7月の3者会談でも日本人拉致問題を提起し
てくださりました。これらの貴国政府の言動に私たちは心から感謝しております。
いま国際社会は「テロとの戦争」を第一の課題としています。貴国のアーミテージ
国務副長官が貴国議会で答弁されたように「拉致はテロ」です。そもそも、金正日政
権の核武装を絶対に許せないのは、同政権が核をテロに使う危険がある国際社会共通
の脅威だからです。であるなら、6カ国協議で核と同時に拉致問題も議題として一括
して議論すべきだと私たちは考えています。
貴国におかれましても日本人拉致を国際社会共通の敵であるテロと位置づけ、6カ
国協議でその解決にご尽力くださいますよう重ねてお願い申し上げます。
■6か国協議に際して中国政府に望むこと
平成15年8月22日
駐日本中華人民共和国大使閣下
北朝鮮による拉致被害者家族連絡会代表 横田 滋
北朝鮮に拉致された日本人を救出するための全国協議会会長 佐藤勝巳
6か国協議に際して中国政府に望むこと
8月27日から貴国北京で開催される6カ国協議に対して、私たち北朝鮮による拉致
被害者の家族と支援組織は、息をのむ思いで注目しています。
この間、国連人権委員会決議、先進国サミット、アセアン地域フォーラムなどで日
本人拉致事件の解決を北朝鮮に求める声明が出されてきました。つまり、6カ国協議
に参加する金正日政権以外の5カ国政府は、拉致問題の解決を求める日本政府の立場
を支持しているという、またとない好環境です。
特に、貴国政府におかれましては、5月31日の日中首脳会談で胡錦濤国家主席が
日本人拉致問題解決への支持を言及し、8月11日、李肇星外相が「拉致被害者の
方々に中国政府としての同情の念を表したい」と述べてくださりました。これらの貴
国政府の言動に私たちは心から感謝しております。
いま国際社会は「テロとの戦争」を第一の課題としています。小泉首相が我が国国
会で答弁したように「拉致はテロ」です。そもそも、金正日政権の核武装を絶対に許
せないのは、同政権が核をテロに使う危険がある国際社会共通の脅威だからです。で
あるなら、6カ国協議で核と同時に拉致問題も議題として一括して議論すべきだと私
たちは考えています。
貴国におかれましても日本人拉致を国際社会共通の敵であるテロと位置づけ、6カ
国協議でその解決にご尽力くださいますようお願い申し上げます。
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救う会全国協議会ニュース
発行:北朝鮮に拉致された日本人を救出するための全国協議会
TEL 03-3946-5780/FAX 03-3946-5784
http://www.sukuukai.jp
〒112-0013 東京都文京区音羽1-17-11-905
担当:平田隆太郎(事務局長info@sukuukai.jp)
カンパ振込先:郵便振替口座 00100-4-14701 救う会
みずほ銀行池袋支店(普)5620780 救う会事務局長平田隆太郎
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「家族会」、「救う会」、「議連」では、6者協議直前の時期を選び、21日(木)
14時にクリステンソン・駐日米国臨時代理大使、14時45分に藪中三十二・外務
省アジア大洋州局長を訪問、また22日(金)10時に程永華・駐日中国臨時代理大
使を訪問し6者協議において拉致問題の全面解決を訴えた。また、22日(金)11
時半には、扇千景・国土交通大臣を訪問し、北朝鮮船舶入港禁止を可能とする新法整
備等を訴えた。関係書面は以下の通り。扇大臣には、万景峰号の入港反対声明(19
日既報)を提出した。
懇談の中で、藪中局長は「(6者協議の日本代表に)私がなると思う。皆さんと一
緒に解決にあたる」と述べ、「日本にとって拉致問題に触れないで包括的解決はあり
えない。結果を見ていただければいいわけだが……」と自信を覗かせた。一同は同局
長の努力に期待し激励した。
クリステンソン臨時代理大使は、「拉致問題は人間の悲劇であり、痛みを痛感して
いる」と述べた。日本側より、「拉致問題は解決済みという北朝鮮とは2国間交渉を
やってもらちがあかないことがはっきりしている。6か国協議の場で議題にしてほし
い」等と要請。「すべて正確に本国に伝えると」約束した。また、日本側から、9月
11日には「家族会」、「救う会」、「議連」から代表者を現場に送り、テロとの戦
いを誓い合いたいとの報告に、思いをこめて「あらゆる協力をする」と述べた。
程臨時代理大使は、小泉・胡錦濤会談等を引用し、「拉致問題に改めて同情を示
す」と述べた。「6者協議の中で、中朝協議の際問題提起してほしい」との日本側の
要請に、「本国に伝える」と述べた。なお、程代理大使との面会は前日22時過ぎに
決まった。
扇千景・国土交通大臣は、「93年に万景峰にPSCを行って以来、5つの法整備を行
ってきたことを述べ、その後十分な検査が行われなかったことを遺憾としつつも、座
礁船のほとんどは北朝鮮の船舶であり、今後保険に入っていない船は入港できなくす
る法整備をすすめる」と述べた。また、「8月25日の入港時に、5つ目の法律(無
線による相互連絡設備必置義務)に触れた場合、貨物船としてはいいが客船として使
用できなくなる。北朝鮮の対応を見守りたい」等と述べた。
■6か国協議に際して政府に望むこと
平成15年8月21日
外務省アジア大洋州局長 藪中三十二 殿
北朝鮮による拉致被害者家族連絡会代表 横田 滋
北朝鮮に拉致された日本人を救出するための全国協議会会長 佐藤勝巳
6か国協議に際して政府に望むこと
8月27日から北京で開催される6カ国協議に対して、私たち家族会・救う会は、息
をのむ思いで注目しています。
この間、日米、日韓首脳会談、先進国サミット、アセアン地域フォーラムなどで日
本人拉致事件の解決を北朝鮮に求める声明が出されてきました。つまり、6カ国協議
に参加する金正日政権以外の5カ国政府は、拉致問題の解決を求める日本政府の立場
を支持しているという、またとない好環境です。
しかし、いくら国際社会の理解が深まっても、肝心の日本政府が拉致解決のために
毅然たる姿勢を見せなければ、当事者でない外国政府は言葉だけの支持表明ですまし
てしまう恐れがあるのです。
この私たちの心配が現実のものになるかのような、報道がいま続いています。すな
わち、6カ国協議で拉致問題が正式議題にならず日本政府も冒頭発言でのみ拉致を取
り上げそれ以上は協議の場では触れない、北朝鮮が5人の被害者家族を返す見返りに
?拉致問題をこれ以上取り上げない?安倍副長官の交代?現金やコメ支援を要求して
いる、などです。
いま国際社会は「テロとの戦争」を第一の課題としています。小泉首相が国会で答
弁されたように「拉致はテロ」です。そもそも、金正日政権の核武装を絶対に許せな
いのは同政権が核をテロに使う国際社会共通の脅威だからです。であるなら、6カ国
協議で核と同時に拉致問題も議題として一括して議論するように日本政府は全力を尽
くすべきではないでしょうか。
いまこの瞬間も北朝鮮でとらわれの身で「いつ日本が助けに来てくれるのか」と待
ち続けている多くの拉致被害者とその家族を、国家の責任で一刻も早く絶対に助け出
すため、今回の6カ国協議に際して日本政府に次のことを強く求めます。
1, 6カ国協議の場で、金正日政権に「拉致した日本人と家族を全員返せ。返さ
なければ経済制裁だ」という強い意志を明確に伝え米、韓、中、ロ4か国にそれに同
調することを要請すること。
2, 6カ国協議の場で「核問題その他でどのような進展があろうとも我が国は拉
致問題の全面解決がなければ一切の経済支援、食糧支援を行わない」ことを明確にす
ること。
■6か国協議に際して米国政府に望むこと
平成15年8月21日
駐日本米合衆国大使閣下
北朝鮮による拉致被害者家族連絡会代表 横田 滋
北朝鮮に拉致された日本人を救出するための全国協議会会長 佐藤勝巳
8月27日から北京で開催される6カ国協議に対して、私たち北朝鮮による拉致被害
者の家族と支援組織は、息をのむ思いで注目しています。
この間、日米、日韓首脳会談、先進国サミット、アセアン地域フォーラムなどで日
本人拉致事件の解決を北朝鮮に求める声明が出されてきました。つまり、6カ国協議
に参加する金正日政権以外の5カ国政府は、拉致問題の解決を求める日本政府の立場
を支持しているという、またとない好環境です。
特に、貴国政府におかれましては、3月に私どもが訪米した際にも、拉致問題解決
のために全力を尽くすと約束し、5月の日米首脳会談でブッシュ大統領閣下が特別に
日本人拉致問題解決への支持を言及し、7月の3者会談でも日本人拉致問題を提起し
てくださりました。これらの貴国政府の言動に私たちは心から感謝しております。
いま国際社会は「テロとの戦争」を第一の課題としています。貴国のアーミテージ
国務副長官が貴国議会で答弁されたように「拉致はテロ」です。そもそも、金正日政
権の核武装を絶対に許せないのは、同政権が核をテロに使う危険がある国際社会共通
の脅威だからです。であるなら、6カ国協議で核と同時に拉致問題も議題として一括
して議論すべきだと私たちは考えています。
貴国におかれましても日本人拉致を国際社会共通の敵であるテロと位置づけ、6カ
国協議でその解決にご尽力くださいますよう重ねてお願い申し上げます。
■6か国協議に際して中国政府に望むこと
平成15年8月22日
駐日本中華人民共和国大使閣下
北朝鮮による拉致被害者家族連絡会代表 横田 滋
北朝鮮に拉致された日本人を救出するための全国協議会会長 佐藤勝巳
6か国協議に際して中国政府に望むこと
8月27日から貴国北京で開催される6カ国協議に対して、私たち北朝鮮による拉致
被害者の家族と支援組織は、息をのむ思いで注目しています。
この間、国連人権委員会決議、先進国サミット、アセアン地域フォーラムなどで日
本人拉致事件の解決を北朝鮮に求める声明が出されてきました。つまり、6カ国協議
に参加する金正日政権以外の5カ国政府は、拉致問題の解決を求める日本政府の立場
を支持しているという、またとない好環境です。
特に、貴国政府におかれましては、5月31日の日中首脳会談で胡錦濤国家主席が
日本人拉致問題解決への支持を言及し、8月11日、李肇星外相が「拉致被害者の
方々に中国政府としての同情の念を表したい」と述べてくださりました。これらの貴
国政府の言動に私たちは心から感謝しております。
いま国際社会は「テロとの戦争」を第一の課題としています。小泉首相が我が国国
会で答弁したように「拉致はテロ」です。そもそも、金正日政権の核武装を絶対に許
せないのは、同政権が核をテロに使う危険がある国際社会共通の脅威だからです。で
あるなら、6カ国協議で核と同時に拉致問題も議題として一括して議論すべきだと私
たちは考えています。
貴国におかれましても日本人拉致を国際社会共通の敵であるテロと位置づけ、6カ
国協議でその解決にご尽力くださいますようお願い申し上げます。
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救う会全国協議会ニュース
発行:北朝鮮に拉致された日本人を救出するための全国協議会
TEL 03-3946-5780/FAX 03-3946-5784
http://www.sukuukai.jp
〒112-0013 東京都文京区音羽1-17-11-905
担当:平田隆太郎(事務局長info@sukuukai.jp)
カンパ振込先:郵便振替口座 00100-4-14701 救う会
みずほ銀行池袋支店(普)5620780 救う会事務局長平田隆太郎
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