救う会全国協議会

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北朝鮮に拉致された日本人を救出するための全国協議会

国民大集会報告9(2016/09/30)
★☆救う会全国協議会ニュース★☆(2016.09.30-2)

◆新たな署名用紙に?核・ミサイルと切り離して拉致解決先行を

西岡 みなさんにお願いしていることの一つに署名があります。今現在、11,
627、997筆、約1162万筆になりました。今日から家族会・救う会の署
名用紙を変えます。皆さんにお配りしましたが、「政府は厳しい圧力を背景にし
てすべての拉致被害者救出を先行させよ」というものです。

 核問題の暴風雨が吹いている時ですが、核・ミサイルと切り離して、拉致解決
を先行させてほしい。自国民保護ということを忠実にやってほしいということで
すので、今まで政府に「全被害者を助けてほしい」という署名をしてくださった
方も、趣旨が違いますのでできますし、この署名を緊急に集めたいと思いますの
で、是非ご協力くださいますようお願いいたします。

◆全被害者を返せば制裁一部解除や人道支援はできる

 本当に核の暴風雨が吹いている。世界中が北朝鮮に圧力をかけようとしている。
この中で旗を上げないと、我々がしっかりその旗を握っていないと、飛ばされちゃ
うんです。だからこそ、今日は拉致だけの集会を開きました。

 北朝鮮も、核はアメリカ向きで日本向きではないとうそぶいています。それは
荒木さんもちょっと言いましたが、日本から取りたいものが残っているんです。
我々も出してもいいと思います。全員帰ってくるならば。

 政府が圧力をかけることは、目的ではありません。被害者を助けるための手段
です。制裁は2回使えます。かける時とおろすときです。人道支援は北朝鮮がめ
ぐみさんや松木さんが生きていることを認めれば再開できるんです。そんなに人
道支援がほしいなら、全被害者を返しなさい。そういう圧力の結果を今大臣のポ
ケットに我々は入れました。それを是非使っていただきたい。

 国際連携と圧力で全員を取り戻すというのはそういうことです。国際連携と圧
力が目的ではないんです。圧力をかけて、いやなら返しなさいという交渉をする。
その時、中山先生もおっしゃっていましたが、国交正常化とかそういうことを言っ
てはいけない。全被害者を返すことに集中して決断しなさい、と。決断すればで
きることがありますよ、と。

 もちろん日本として核・ミサイルも絶対解決しなければなりませんが、先行す
ることはできる。被害者をまず安全に取り戻す。北朝鮮で武力事態が起きたり、
大混乱が起きる前に、安全に全員取り戻すために必死で知恵を絞らなくてはなら
ない。

 圧力をかけてきました。国際連携も本当に全力でやってきました。何回我々は
アメリカに行ったか、ジュネーブに行ったか。それが実を結んできています。総
理も首脳会談100回以上、全部拉致を言っているとおっしゃいました。

 核問題で国際社会が圧力をかけている中でも、「安倍ならしょうがない、拉致
を安倍がやっているんだ」と思わせるくらいの印象を世界に与えることができる
ような外交をしてくださっていると私は思っています。

 だからこそ今、世界中が北朝鮮を非難している。核を持っている、弾頭まで作っ
ているのはけしからんと言っている。この大きな嵐の中で、我々はしっかり拉致
の旗を持って、拉致も絶対あきらめずに解決する、先行して先に解決する、それ
が自国民保護の責任である。我々日本人が日本人を助けるんだ。そういう決意を
強く、強く今日発信していきたいと思います。

 そのために決議案が準備されています。決議案の朗読を、拉致議連事務局次長、
鈴木馨祐(けいすけ)衆議院議員、お願いいたします。

◆決議案採択

鈴木馨祐(拉致議連事務局次長、自民党衆議院議員)

 では本日の国民大集会の締めくくりに当たり、決議案を朗読させていただきま
す。

決 議 案

 本日、私たちは本年2回目の国民大集会を開催した。4月の大集会から半年が過
ぎ、北朝鮮は全被害者を返すという決断を先延ばしにしながら、ミサイル発射と
核実験暴挙を行った。その不誠実で危険きわまる行動に強い怒りを覚える。

 北朝鮮が拉致という許しがたい国家テロを行って数十年が経ち、政府の拉致問
題対策本部が発足して10年になるが、いまだに多くの拉致被害者を救出できてい
ない。

 わが国の対北制裁は国連安保理決議が求める水準を大きく上回る。国連制裁は
核とミサイルを理由にしているが、わが国はそれに加えて拉致問題も理由にして
いるからだ。たとえば、人道支援の停止や貿易全面禁止は拉致を理由にかけてい
る制裁だ。核・ミサイルに関して国際社会と共に圧力を強めることと、拉致を理
由とする制裁をカードに全被害者救出のための実質的協議を行うことは矛盾しな
い。

 拉致被害者救出は人命のかかった緊急課題である。自国民保護は政府の当然の
責務であり、核問題での国際連携強化を進めつつも、北朝鮮からの被害者帰国を
先行して実現せねばならない。拉致問題がいかに重大な人権侵害事案であるかを
国際社会に訴えてきたのもこの時のためだった。

 あらためて政府に、核・ミサイル問題と切り離して全拉致被害者救出のための
実質的協議を行うよう求める。被害者が彼の地で祖国の助けを待っている以上、
私たちは負けるわけにはいかない。必ず救い出すという決意を込めて以下の決議
を行う。

一、北朝鮮は、今すぐ、被害者全員を返せ。全被害者を返すための実質的協議に
応ぜよ。

二、政府は、核・ミサイル問題と切り離して被害者帰国を先行させるための実質
的協議を最優先で実現せよ。

三、立法府は、北朝鮮のようなテロ集団を支える活動をわが国内で行うことを阻
止する新法を作れ。

平成28年9月17日
「最終決戦は続いている!制裁と国際連携で全員救出実現を!国民大集会」
参加者一同

 以上です。

西岡 ご承認いただければ強い拍手をお願いいたします(拍手)。

鈴木 では参加者の皆様方からのご承認をいただきましたので、決議とさせてい
ただきます。ありがとうございました(拍手)。

西岡 「最終決戦は続いている」と我々は言っています。この決戦に勝たなけれ
ばなりません。これまで我々が運動して築いてきた、「制裁と国際連携」で圧力
を今使う時です。

 被害者が苦しい中で今日も月を見ながら、待っています。北朝鮮にも秋夕(チュ
ソク)というのがあるんですが、お盆です。大きなお祭りですが、それが日本の
十五夜です。ふるさとにみんな帰る。しかし帰るふるさとがない被害者が月を見
て、曽我さんが北でやってたように祈っているはずです。

 今晩も月や星を見ている横田めぐみさんや有本恵子さんや、まだ私たちが名前
すら分からない全被害者が、「いつ日本から助けが来るのか」と待っています。

 困難な状況になってきましたが、しかしそれを困難だといってあきらめるわけ
には絶対にいかない。待っている人たちがいるからです。

 皆さん立ち上がってシュプレヒコールをしましょう。

シュプレヒコール オー

シュプレヒコール オー

北朝鮮はすべての被害者を返せ! 返せ! 返せ! 返せ!

日本政府はすべての被害者を取り戻せ! 取り戻せ!取り戻せ!取り戻せ!

我々はすべての被害者を取り戻すまで闘うぞ! 闘うぞ!闘うぞ!闘うぞ!

 ありがとうございました(拍手)。以上をもちまして閉会とします。ありがと
うございました(拍手)。

以上



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