自民党拉致・外交合同会議に家族会・救う会「新運動方針」を配布(2017/02/21)
★☆救う会全国協議会ニュース★☆(2017.02.21)
本日2月21日、自民党本部で拉致問題対策本部・外交部会合同会議が開催さ
れ、山谷えり子本部長、阿達雅志外交部会長、加藤勝信拉致問題担当大臣、薗浦
健太郎外務副大臣、飯塚繁雄家族会代表、西岡力救う会会長、荒木和博調査会代
表が出席して挨拶した。その後、外務省から日米首脳会談及び日米韓外相会談に
ついて説明、続いて最新の北朝鮮情勢、次回国連人権理事会における決議案の提
出について説明がなされた。資料として家族会・救う会の「今後の運動方針」も
配布され、出席の古屋圭司同本部最高顧問はじめ多数の衆参両院議員が活発な質
疑や「今年中の救出」に向けた提案などが出された。救う会からは山岸丈良事務
局次長も出席した。
飯塚代表、西岡会長の挨拶概要は以下の通り。
■自民党拉致・外交合同会議に家族会・救う会「新運動方針」を配布
飯塚繁雄(家族会代表)
拉致されてから40年、家族会を結成して救出運動を始めてから20年の節目、
とよく言われます。私たちにとっては毎日毎日が節目という思いで活動し、救出
を待ち焦がれている状態です。20年も経ってしまったこの事態が問題であろう
と思います。この先25年の節目とか30年の節目とか、ありえません。北朝鮮
にいる被害者、救出を待っている家族は相当疲れています。
こういう状態で、今回決定した方針は、「今年中にすべての被害者を救出せよ」
という大きなテーマです。いろいろ取り巻く状況がたくさんありますけれども、
こういう状況に振り回されて拉致問題解決が陰に隠れてしまうことが恐ろしいと
思います。私たちはもう待てないんです。核、ミサイルの問題が解決するのは相
当先になると思います。そういう問題も大切ですが、それよりも最優先に拉致被
害者の救出を念頭において、国会の先生方も含めてそれに対してのベクトルをき
ちっと合わせていただき、もう我慢の限界を超してしまっているこの状況を踏ま
えて具体的な対応をぜひお願いいたします。
トランプ大統領の話もいろいろあります。具体的に日本が、こうしてほしいとい
う話を間髪入れず要請していって、取り巻く国際社会からも圧力をかけていただ
きたい思います。この問題を直接解決していくのは日本政府です。したがって日
本政府があらゆるイニシアチブをとって、外国においても、そのほかのケースに
おいても具体的に要請していただきたいと考えます。
これから私たちも苦しい中戦っていきますけれども、先生方のお力も発揮してい
ただいて、今年中にということを念頭において、活動なり要請なりしていきたい
と思います。近々総理との面会の要請も出しておりますけれども、こういった話
も含めて、もう待てないという話を伝えてまいりたいと思います。どうもありが
とうございました。
西岡力(救う会会長)
20年救出運動を続けて、家族会と救う会では年に1回か2回合同会議を行って
いますが、今回初めて横田夫妻が健康上の理由があって欠席しました。親の世代
で参加できたのは有本さんのお父さんだけです。北朝鮮は代を継いで独裁してい
ますけれども、我々は代を継いで運動を続けるわけにはいかない。土俵の俵に足
がかかっているような切迫感を持っています。運動方針で「政府は拉致問題を最
優先とし今年中にすべての被害者を救出せよ!」「全被害者救出のための実質的
協議を行え!」というスローガンを出しました。
このまま何もしないと、核やミサイル、あるいはテロなどの暴風雨の中で拉致の
旗が飛んでいってしまうのではないか。しかし、我々が主体的に努力すればこの
圧力を梃子に使える。何もしなければ負けるかもしれないが、この圧力を使える
かもしれないというピンチとチャンスが両方来ているのではないかと思っていま
す。ぜひ知恵を絞って活用していただきたいと思い、実質的協議をということを
申し上げています。安倍総理もおっしゃっているように、制裁はかける時と降ろ
す時の2回使える。古屋圭司先生が本部長だった時に厳しい13項目の制裁案を
作り、それが今実行されています。今度はそれを降ろすことを条件に北朝鮮と話
し合いができるようになったということです。国際制裁より高い部分は拉致で使っ
ていただきたい。それが我々が言う実質的協議です。
また、北朝鮮側がなぜ8人を死んだと言ったのか。一つの背景は秘密をたくさん
知っているということです。そのことについても、帰国する被害者が静かに家族
と暮らすということを希望すれば日本政府はそれを守るというような実質的協議
をしてほしいということです。家族はそれを希望しています。我々運動体も帰国
した人たちを反北朝鮮運動の先頭に立てることを考えていません。そういう、返
すならこれができるという条件の話し合いができる環境ができているのではない
か。
トランプ大統領との首脳会談でも「早期に」ということが入ったということは、
核・ミサイル問題も大切で日本として絶対譲歩できませんが、拉致問題を早期に
解決することに安倍政権が取り組んでも、アメリカがそれをサポートするという
約束を安部総理はとってきてくださったんだなあと私は大変感激しました。
本当に後がないという気持ちで、今年中と思っていますけれども、そのためには
実質的協議、日本はその用意がある、しましょうよと。返すという決断をしなさ
いと。こちらはできることがある。なぜなら拉致を理由に高い制裁をかけている
から、拉致を理由にかけている制裁は拉致が解決すれば降ろすことができる。
「見返り条件」という言葉も初めて使いました。ぜひ司司にいる方々が最善のこ
とをして下さって、経過の説明は要りませんが結果を出していただきたい。私た
ちも運動体として世論を盛り上げること、また情報を取ってくることなど全力で
戦おうと思っています。ぜひ一緒に戦って下さいますようお願いいたします。あ
りがとうございました。
以上
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■安倍首相にメール・葉書を
首相官邸のホームページに「ご意見募集」があります。
下記をクリックして、ご意見を送ってください。
[PC]https://www.kantei.go.jp/jp/forms/goiken.html
[携帯]http://form1.kmail.kantei.go.jp/cgi-bin/k/iken/im/goiken.cgi
葉書は、〒100-8968 千代田区永田町2-3-1 内閣総理大臣 安倍晋三殿
■救う会全国協議会ニュース
発行:北朝鮮に拉致された日本人を救出するための全国協議会(救う会)
TEL 03-3946-5780 FAX 03-3946-5784 http://www.sukuukai.jp
担当:平田隆太郎(事務局長 info@sukuukai.jp)
〒112-0013 東京都文京区音羽1-17-11-905
カンパ振込先:郵便振替口座 00100-4-14701 救う会
みずほ銀行池袋支店(普)5620780 救う会事務局長平田隆太郎
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本日2月21日、自民党本部で拉致問題対策本部・外交部会合同会議が開催さ
れ、山谷えり子本部長、阿達雅志外交部会長、加藤勝信拉致問題担当大臣、薗浦
健太郎外務副大臣、飯塚繁雄家族会代表、西岡力救う会会長、荒木和博調査会代
表が出席して挨拶した。その後、外務省から日米首脳会談及び日米韓外相会談に
ついて説明、続いて最新の北朝鮮情勢、次回国連人権理事会における決議案の提
出について説明がなされた。資料として家族会・救う会の「今後の運動方針」も
配布され、出席の古屋圭司同本部最高顧問はじめ多数の衆参両院議員が活発な質
疑や「今年中の救出」に向けた提案などが出された。救う会からは山岸丈良事務
局次長も出席した。
飯塚代表、西岡会長の挨拶概要は以下の通り。
■自民党拉致・外交合同会議に家族会・救う会「新運動方針」を配布
飯塚繁雄(家族会代表)
拉致されてから40年、家族会を結成して救出運動を始めてから20年の節目、
とよく言われます。私たちにとっては毎日毎日が節目という思いで活動し、救出
を待ち焦がれている状態です。20年も経ってしまったこの事態が問題であろう
と思います。この先25年の節目とか30年の節目とか、ありえません。北朝鮮
にいる被害者、救出を待っている家族は相当疲れています。
こういう状態で、今回決定した方針は、「今年中にすべての被害者を救出せよ」
という大きなテーマです。いろいろ取り巻く状況がたくさんありますけれども、
こういう状況に振り回されて拉致問題解決が陰に隠れてしまうことが恐ろしいと
思います。私たちはもう待てないんです。核、ミサイルの問題が解決するのは相
当先になると思います。そういう問題も大切ですが、それよりも最優先に拉致被
害者の救出を念頭において、国会の先生方も含めてそれに対してのベクトルをき
ちっと合わせていただき、もう我慢の限界を超してしまっているこの状況を踏ま
えて具体的な対応をぜひお願いいたします。
トランプ大統領の話もいろいろあります。具体的に日本が、こうしてほしいとい
う話を間髪入れず要請していって、取り巻く国際社会からも圧力をかけていただ
きたい思います。この問題を直接解決していくのは日本政府です。したがって日
本政府があらゆるイニシアチブをとって、外国においても、そのほかのケースに
おいても具体的に要請していただきたいと考えます。
これから私たちも苦しい中戦っていきますけれども、先生方のお力も発揮してい
ただいて、今年中にということを念頭において、活動なり要請なりしていきたい
と思います。近々総理との面会の要請も出しておりますけれども、こういった話
も含めて、もう待てないという話を伝えてまいりたいと思います。どうもありが
とうございました。
西岡力(救う会会長)
20年救出運動を続けて、家族会と救う会では年に1回か2回合同会議を行って
いますが、今回初めて横田夫妻が健康上の理由があって欠席しました。親の世代
で参加できたのは有本さんのお父さんだけです。北朝鮮は代を継いで独裁してい
ますけれども、我々は代を継いで運動を続けるわけにはいかない。土俵の俵に足
がかかっているような切迫感を持っています。運動方針で「政府は拉致問題を最
優先とし今年中にすべての被害者を救出せよ!」「全被害者救出のための実質的
協議を行え!」というスローガンを出しました。
このまま何もしないと、核やミサイル、あるいはテロなどの暴風雨の中で拉致の
旗が飛んでいってしまうのではないか。しかし、我々が主体的に努力すればこの
圧力を梃子に使える。何もしなければ負けるかもしれないが、この圧力を使える
かもしれないというピンチとチャンスが両方来ているのではないかと思っていま
す。ぜひ知恵を絞って活用していただきたいと思い、実質的協議をということを
申し上げています。安倍総理もおっしゃっているように、制裁はかける時と降ろ
す時の2回使える。古屋圭司先生が本部長だった時に厳しい13項目の制裁案を
作り、それが今実行されています。今度はそれを降ろすことを条件に北朝鮮と話
し合いができるようになったということです。国際制裁より高い部分は拉致で使っ
ていただきたい。それが我々が言う実質的協議です。
また、北朝鮮側がなぜ8人を死んだと言ったのか。一つの背景は秘密をたくさん
知っているということです。そのことについても、帰国する被害者が静かに家族
と暮らすということを希望すれば日本政府はそれを守るというような実質的協議
をしてほしいということです。家族はそれを希望しています。我々運動体も帰国
した人たちを反北朝鮮運動の先頭に立てることを考えていません。そういう、返
すならこれができるという条件の話し合いができる環境ができているのではない
か。
トランプ大統領との首脳会談でも「早期に」ということが入ったということは、
核・ミサイル問題も大切で日本として絶対譲歩できませんが、拉致問題を早期に
解決することに安倍政権が取り組んでも、アメリカがそれをサポートするという
約束を安部総理はとってきてくださったんだなあと私は大変感激しました。
本当に後がないという気持ちで、今年中と思っていますけれども、そのためには
実質的協議、日本はその用意がある、しましょうよと。返すという決断をしなさ
いと。こちらはできることがある。なぜなら拉致を理由に高い制裁をかけている
から、拉致を理由にかけている制裁は拉致が解決すれば降ろすことができる。
「見返り条件」という言葉も初めて使いました。ぜひ司司にいる方々が最善のこ
とをして下さって、経過の説明は要りませんが結果を出していただきたい。私た
ちも運動体として世論を盛り上げること、また情報を取ってくることなど全力で
戦おうと思っています。ぜひ一緒に戦って下さいますようお願いいたします。あ
りがとうございました。
以上
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■安倍首相にメール・葉書を
首相官邸のホームページに「ご意見募集」があります。
下記をクリックして、ご意見を送ってください。
[PC]https://www.kantei.go.jp/jp/forms/goiken.html
[携帯]http://form1.kmail.kantei.go.jp/cgi-bin/k/iken/im/goiken.cgi
葉書は、〒100-8968 千代田区永田町2-3-1 内閣総理大臣 安倍晋三殿
■救う会全国協議会ニュース
発行:北朝鮮に拉致された日本人を救出するための全国協議会(救う会)
TEL 03-3946-5780 FAX 03-3946-5784 http://www.sukuukai.jp
担当:平田隆太郎(事務局長 info@sukuukai.jp)
〒112-0013 東京都文京区音羽1-17-11-905
カンパ振込先:郵便振替口座 00100-4-14701 救う会
みずほ銀行池袋支店(普)5620780 救う会事務局長平田隆太郎
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