3団体合同会議開催、アピール採択(2002/05/12)
★☆救う会全国協議会ニュース★☆(2002.05.12)
■3団体合同会議開催、アピール採択
家族会・地方議員の会・救う会は5月12日、3団体の合同会議を開催し、以下
のアピールを採択しました。この問題は拉致された人々の救出にとっても極め
て重要な懸念となる問題です。どうか皆様にも御理解・御協力をお願い申し上
げます。
瀋陽領事館事件に関するアピール
今回の事件は中国当局の日本に対する重大な主権侵害であることはもちろん、
死を覚悟して北朝鮮を脱出する難民を、日本国が保護しようとしないというこ
とを国際的に明らかにしてしまった点からも、極めて重大な問題である。
私たちは拉致問題に関し外務省に要請等をするとき何度も、「拉致された人
々が中国に脱出したら間違いなく保護してくれますね」と念をおしてきた。答
えはいつも「やります」だったが、今回のことでそれもリップサービスに過ぎ
ないことが明らかになった。このようなことでは拉致された人々が命からがら
中国に脱出して、日本の公館に助けを求めようとして阻止される、それを大使
館の職員が傍観しているだけという、悪夢のような事態すら想像されるのであ
る。また、「日本人なら助けるつもりだったが北朝鮮の人間だったので放置し
た」というのであれば許されざる人権侵害である。
外務省は拉致問題を「人道問題」であるとしている。しかし、誰が見てもわ
かるように拉致は犯罪、それも北朝鮮による日本人拉致は国家が国家目的にも
とづいて行った国家犯罪、重大な主権侵害であり、日本国民への人権侵害に他
ならない。そのようなことを「人道問題」としてごまかそうという姿勢と、今
回のように本来の普遍的人権・人道問題ないがしろにする姿勢は同じ線上にあ
る。
生々しい映像が世界を駆け巡ったが、領事館に駆け込もうとした人の中には
背中に幼児を背負った女性もいた。5人は世界でもっとも人権の蹂躙された地
域の一つである北朝鮮から命からがら脱出し、一縷の希望を抱き、アジアの中
心的民主主義国家であるはずの日本の領事館にやっと入ったにもかかわらず、
中国の官憲によって連れ戻された失望は想像を絶するものである。さらに彼ら
が万一北朝鮮に送還されたらどんな運命が待ち受けているか、戦慄とせざるを
えない。
<私たちは日本国政府・外務省に要求する>
この5人を取り返すことができないなら、瀋陽総領事及び領事館員、中国大
使、アジア局長はもとより、外務大臣も辞任して責任を取るべきである。同時
に今後、日本は今回の事件の反省の上にたって、外国公館のあり方を全面的に
見直し、積極的に北朝鮮の難民を保護するとアピールし、実際に全力をあげて
「人道問題」に取り組むべきである。さらに、中国政府に対して北朝鮮を脱出
した人々を難民として認定するよう強硬に求めるよう要求する。東アジアで人
権や自由、あるいは平和という普遍的価値観のためにリーダーシップをとれる
国家は我が国しかないという現実を政府は直視し、行動しなければならない。
<私たちは中国政府に要求する>
中国政府は日本国の主権を侵害して総領事館から連行した5人の身柄を直ち
に日本国政府に引き渡し、謝罪しなければならない。また、そもそも北朝鮮を
脱出した人々を難民認定しないことは重大な人権の侵害である。2008年北京オ
リンピックを控え、WTO加盟を果たすなど、国際社会の一員として参加しよ
うとしている中国にとって今回の事件は重大なイメージダウンである。江沢民
政権が北朝鮮難民問題で国際社会に通用する解決をするよう強く求めるもので
ある。
<私たちは北朝鮮当局に要求する>
そもそもこの事件の根本原因は北朝鮮の人権蹂躙、経済破綻にある。北朝鮮
当局はただちに現在の基本政策である「先軍政治」、さらにその
根本にある対南赤化統一路線を破棄し、民主化及び人権の保障をせよ。自国民
の国外への渡航を自由化し、また最低限中国並に外国人の入国を認めよ。
私たちは拉致された人々を救出する。そして北朝鮮の人々が人間らしい生活
ができるよう最大限の協力をする。今回の事件はその覚悟をさらに確固とした
ものとさせた。全国民、そして国際社会の心ある人々の協力を切に希望するも
のである。
平成14年5月12日
「北朝鮮による拉致」被害者家族連絡会
北朝鮮に拉致された日本人を救出する地方議員の会
北朝鮮に拉致された日本人を救出するための全国協議会 合同会議
★★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★
発行:北朝鮮に拉致された日本人を救出するための全国協議会
TEL 03-3946-5780/FAX 03-3944-5692 narkn@hotmail.com http://www.asahi-net.or.jp/~lj7k-ark
〒112-0015 東京都文京区目白台3-25-13
担当:事務局長 荒木和博
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恐縮ですが送信を希望されない方はメールにてお知らせ下さい
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■3団体合同会議開催、アピール採択
家族会・地方議員の会・救う会は5月12日、3団体の合同会議を開催し、以下
のアピールを採択しました。この問題は拉致された人々の救出にとっても極め
て重要な懸念となる問題です。どうか皆様にも御理解・御協力をお願い申し上
げます。
瀋陽領事館事件に関するアピール
今回の事件は中国当局の日本に対する重大な主権侵害であることはもちろん、
死を覚悟して北朝鮮を脱出する難民を、日本国が保護しようとしないというこ
とを国際的に明らかにしてしまった点からも、極めて重大な問題である。
私たちは拉致問題に関し外務省に要請等をするとき何度も、「拉致された人
々が中国に脱出したら間違いなく保護してくれますね」と念をおしてきた。答
えはいつも「やります」だったが、今回のことでそれもリップサービスに過ぎ
ないことが明らかになった。このようなことでは拉致された人々が命からがら
中国に脱出して、日本の公館に助けを求めようとして阻止される、それを大使
館の職員が傍観しているだけという、悪夢のような事態すら想像されるのであ
る。また、「日本人なら助けるつもりだったが北朝鮮の人間だったので放置し
た」というのであれば許されざる人権侵害である。
外務省は拉致問題を「人道問題」であるとしている。しかし、誰が見てもわ
かるように拉致は犯罪、それも北朝鮮による日本人拉致は国家が国家目的にも
とづいて行った国家犯罪、重大な主権侵害であり、日本国民への人権侵害に他
ならない。そのようなことを「人道問題」としてごまかそうという姿勢と、今
回のように本来の普遍的人権・人道問題ないがしろにする姿勢は同じ線上にあ
る。
生々しい映像が世界を駆け巡ったが、領事館に駆け込もうとした人の中には
背中に幼児を背負った女性もいた。5人は世界でもっとも人権の蹂躙された地
域の一つである北朝鮮から命からがら脱出し、一縷の希望を抱き、アジアの中
心的民主主義国家であるはずの日本の領事館にやっと入ったにもかかわらず、
中国の官憲によって連れ戻された失望は想像を絶するものである。さらに彼ら
が万一北朝鮮に送還されたらどんな運命が待ち受けているか、戦慄とせざるを
えない。
<私たちは日本国政府・外務省に要求する>
この5人を取り返すことができないなら、瀋陽総領事及び領事館員、中国大
使、アジア局長はもとより、外務大臣も辞任して責任を取るべきである。同時
に今後、日本は今回の事件の反省の上にたって、外国公館のあり方を全面的に
見直し、積極的に北朝鮮の難民を保護するとアピールし、実際に全力をあげて
「人道問題」に取り組むべきである。さらに、中国政府に対して北朝鮮を脱出
した人々を難民として認定するよう強硬に求めるよう要求する。東アジアで人
権や自由、あるいは平和という普遍的価値観のためにリーダーシップをとれる
国家は我が国しかないという現実を政府は直視し、行動しなければならない。
<私たちは中国政府に要求する>
中国政府は日本国の主権を侵害して総領事館から連行した5人の身柄を直ち
に日本国政府に引き渡し、謝罪しなければならない。また、そもそも北朝鮮を
脱出した人々を難民認定しないことは重大な人権の侵害である。2008年北京オ
リンピックを控え、WTO加盟を果たすなど、国際社会の一員として参加しよ
うとしている中国にとって今回の事件は重大なイメージダウンである。江沢民
政権が北朝鮮難民問題で国際社会に通用する解決をするよう強く求めるもので
ある。
<私たちは北朝鮮当局に要求する>
そもそもこの事件の根本原因は北朝鮮の人権蹂躙、経済破綻にある。北朝鮮
当局はただちに現在の基本政策である「先軍政治」、さらにその
根本にある対南赤化統一路線を破棄し、民主化及び人権の保障をせよ。自国民
の国外への渡航を自由化し、また最低限中国並に外国人の入国を認めよ。
私たちは拉致された人々を救出する。そして北朝鮮の人々が人間らしい生活
ができるよう最大限の協力をする。今回の事件はその覚悟をさらに確固とした
ものとさせた。全国民、そして国際社会の心ある人々の協力を切に希望するも
のである。
平成14年5月12日
「北朝鮮による拉致」被害者家族連絡会
北朝鮮に拉致された日本人を救出する地方議員の会
北朝鮮に拉致された日本人を救出するための全国協議会 合同会議
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発行:北朝鮮に拉致された日本人を救出するための全国協議会
TEL 03-3946-5780/FAX 03-3944-5692 narkn@hotmail.com http://www.asahi-net.or.jp/~lj7k-ark
〒112-0015 東京都文京区目白台3-25-13
担当:事務局長 荒木和博
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