６者協議 薮中局長に期待?家族会・救う会(2004/02/05)
★☆救う会全国協議会ニュース★☆(2004.02.05-2)
■６者協議 薮中局長に期待?家族会・救う会
「家族会」、「救う会」は、平成１６年２月５日、内閣府支援室会議室で、細田博之・
内閣官房副長官、薮中三十二・外務省アジア大洋州局長らと懇談した。
内閣官房からは、中山恭子・内閣府参与、小熊博・内閣府拉致被害者等支援室長他
が参加、また外務省からは、斎木昭隆・アジア大洋州局審議官、伊藤直樹・北東アジ
ア課長等が参加した。「家族会」からは、横田滋・早紀江代表夫妻、飯塚繁雄副代表、
蓮池透事務局長、増元照明事務局次長、「救う会」からは西岡力常任副会長、平田隆太
郎事務局長が参加した。
会合は情報交換会であったが、開催が２月２５日からと決定した６者国協議を控えて
おり、今後の対応等について「家族会」、「救う会」から以下のような意見や要望が出さ
れた。
・田中均外務審議官が定期的に北京で北朝鮮と接触していると聞くが、そのラインが
残っているということが金正日にとって、（拉致問題を都合よく終わらせるために）
まだ使えると思っているかもしれない。しかし、「救う会」、「家族会」は田中氏を信じ
ていない。
・米国政府の「テロ支援国リスト」に北朝鮮を載せる理由として「家族会」、「救う会」
が拉致問題を取り上げてほしいと言っていることを、日本政府はただ取り次ぐのでは
なく、自ら働きかけてほしい。
・６者協議で、北朝鮮がまた「日本は約束を破った」などの発言をし、拉致問題に応
じなかったらどう対応するのか。
・小泉首相や、福田官房長官が、「まだ制裁を実施する状況にない」というような発
言をしていることが、残念だ。やる気がないと発言すれば制裁効果はなくなる。被害
者家族が何人も亡くなられ、また「生き地獄」のような毎日を送っているのになぜ、
「実施する状況にない」のか。６者協議で北朝鮮が誠意ある対応を見せなかったら、
もう待てる状況にないので、期限を切って圧力を行使する姿勢を見せてほしい。
・帰国した５人以外の家族の即時帰国はもちろんそれ以外の被害者の問題も強く言っ
てほしい。
・金正日政権が崩壊するなどの混乱した事態が起こった時、被害者がどこに生存して
おり、どう救出するかの検討はなされているのか。
・副長官は、政府の立場とは別に、一政治家として、日本人が怒っていることを北朝
鮮に聞こえるように発言してほしい。
これらに対し、細田副長官は、「北朝鮮は今じたばたしていると見ている。６者協
議で新たな展開がなければ忍耐の限界、という家族の思いを、総理、官房長官に報告
する」と述べた。また、薮中局長は、「核・ミサイル・拉致の３点解決がない限り国
交正常化も経済協力もありえない。テロリスト・リストについては米国政府が決める
ことだが、実現すれば有意義と伝える。皆さんの思いを体し、交渉原則を踏まえ全力
で６者協議に臨む」と述べた。中山参与は、「被害者救出は、支援室が発足した時か
らの課題で、今後も検討を深める。内閣事務官が訪朝したとの報道があったがその事
実はない」と述べた。
「家族会」、「救う会」は、拉致問題解決については薮中局長を信頼し期待している旨を
伝え、会合は終了した。
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救う会全国協議会ニュース
発行：北朝鮮に拉致された日本人を救出するための全国協議会
TEL 03-3946-5780/FAX 03-3946-5784
http://www.sukuukai.jp
〒112-0013 東京都文京区音羽1-17-11-905
担当：平田隆太郎（事務局長info@sukuukai.jp）
カンパ振込先：郵便振替口座 00100-4-14701 救う会
みずほ銀行池袋支店（普）5620780 救う会事務局長平田隆太郎
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■６者協議 薮中局長に期待?家族会・救う会
「家族会」、「救う会」は、平成１６年２月５日、内閣府支援室会議室で、細田博之・
内閣官房副長官、薮中三十二・外務省アジア大洋州局長らと懇談した。
内閣官房からは、中山恭子・内閣府参与、小熊博・内閣府拉致被害者等支援室長他
が参加、また外務省からは、斎木昭隆・アジア大洋州局審議官、伊藤直樹・北東アジ
ア課長等が参加した。「家族会」からは、横田滋・早紀江代表夫妻、飯塚繁雄副代表、
蓮池透事務局長、増元照明事務局次長、「救う会」からは西岡力常任副会長、平田隆太
郎事務局長が参加した。
会合は情報交換会であったが、開催が２月２５日からと決定した６者国協議を控えて
おり、今後の対応等について「家族会」、「救う会」から以下のような意見や要望が出さ
れた。
・田中均外務審議官が定期的に北京で北朝鮮と接触していると聞くが、そのラインが
残っているということが金正日にとって、（拉致問題を都合よく終わらせるために）
まだ使えると思っているかもしれない。しかし、「救う会」、「家族会」は田中氏を信じ
ていない。
・米国政府の「テロ支援国リスト」に北朝鮮を載せる理由として「家族会」、「救う会」
が拉致問題を取り上げてほしいと言っていることを、日本政府はただ取り次ぐのでは
なく、自ら働きかけてほしい。
・６者協議で、北朝鮮がまた「日本は約束を破った」などの発言をし、拉致問題に応
じなかったらどう対応するのか。
・小泉首相や、福田官房長官が、「まだ制裁を実施する状況にない」というような発
言をしていることが、残念だ。やる気がないと発言すれば制裁効果はなくなる。被害
者家族が何人も亡くなられ、また「生き地獄」のような毎日を送っているのになぜ、
「実施する状況にない」のか。６者協議で北朝鮮が誠意ある対応を見せなかったら、
もう待てる状況にないので、期限を切って圧力を行使する姿勢を見せてほしい。
・帰国した５人以外の家族の即時帰国はもちろんそれ以外の被害者の問題も強く言っ
てほしい。
・金正日政権が崩壊するなどの混乱した事態が起こった時、被害者がどこに生存して
おり、どう救出するかの検討はなされているのか。
・副長官は、政府の立場とは別に、一政治家として、日本人が怒っていることを北朝
鮮に聞こえるように発言してほしい。
これらに対し、細田副長官は、「北朝鮮は今じたばたしていると見ている。６者協
議で新たな展開がなければ忍耐の限界、という家族の思いを、総理、官房長官に報告
する」と述べた。また、薮中局長は、「核・ミサイル・拉致の３点解決がない限り国
交正常化も経済協力もありえない。テロリスト・リストについては米国政府が決める
ことだが、実現すれば有意義と伝える。皆さんの思いを体し、交渉原則を踏まえ全力
で６者協議に臨む」と述べた。中山参与は、「被害者救出は、支援室が発足した時か
らの課題で、今後も検討を深める。内閣事務官が訪朝したとの報道があったがその事
実はない」と述べた。
「家族会」、「救う会」は、拉致問題解決については薮中局長を信頼し期待している旨を
伝え、会合は終了した。
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発行：北朝鮮に拉致された日本人を救出するための全国協議会
TEL 03-3946-5780/FAX 03-3946-5784
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〒112-0013 東京都文京区音羽1-17-11-905
担当：平田隆太郎（事務局長info@sukuukai.jp）
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