長崎で中国総領事館に抗議、街頭活動(2002/05/27)
★☆救う会全国協議会ニュース★☆(2002.05.27)
■長崎で中国総領事館に抗議、街頭活動
長崎準備会では本日27日役員が中国の長崎総領事館を訪れ、瀋陽事件に関す
る抗議を行いました。また、抗議活動終了後、長崎市中心部で街頭署名活動を
行いました。以下、事務局の北村芳正氏からの報告の抜粋です。
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三時に中国総領事館に五名で出向き、要請書を提出してきました。もちろん
受け取りはしなかったのですが、「要請書をお渡ししたい」と申し込んだから
か、門の前まで領事館員が出てきて(核実験の抗議に行くと出ても来ません)、
奥村当会幹事長が読み上げるのを聞いていました。
脱北者の難民認定を求めたくだりで対応をたずねるとについては「コメント
できない」と応え、領事館侵入への謝罪を求めたくだりでは「こちらが謝罪を
する理由はない、そういうことは県を通じて言ってきなさい」と言い放って、
途中で館内に入ってしまいました。
読み上げた後、受け取るよう呼びかけましたが、反応しませんでしたので、
郵便受けに差し入れて要請行動を終えました。
その後、マスコミに見解を述べ、二三質問に答えて帰ってきたところです。
2日前の連絡だったのですが、地元はじめ長崎に支局を置く報道機関はほぼ出
てきており、やはり関心の高さを感じました。
(要請書)
平成14年5月27日
中華人民共和国国家主席 江沢民 閣下
北朝鮮に拉致された日本人を救出する長崎の会(準備会)代表 松尾 千秋
要 請 書
私たちは、今回の事件について、北朝鮮に拉致された日本人が貴国に脱出し
た場合、その取り扱いがどのようになるか、を物語るもの
として、重大な関心を寄せてきました。今回、貴国の武装警官が日本国領事館
に立ち入って強制連行したという事実には、驚きと憤りを感じています。
貴国には、捕らえた5人を第三国に出国させるという人道的な対応をされま
したが、これは国際世論に配慮した例外的な措置であり、貴国はこれまで北朝
鮮を脱出した人々を難民と認定せず、捕らえては強制送還するという重大な人
権侵害を犯しています。貴国の姿勢からは、北朝鮮から脱出してきた日本人が
わが国の公館に助けを求めようとしても、同じように貴国官憲から阻止され再
び北朝鮮に連れ戻されるという事態をも想定せざるを得ません。
こうした貴国の人権無視の外交姿勢は、2008年北京オリンピックを控え、W
TO加盟を果たすなど、国際社会の一員たらんとしている貴国には重大なイメ
ージダウンになります。北朝鮮難民問題が国際的な関心を集めたこの機会に、
貴国が、同問題に対して国際社会に通用する人道的な解決を図るよう求めます。
また、貴国は、日本国の主権を侵害して5人の身柄を総領事館から連行した
という事実を率直に認め、日本国政府に謝罪すべきです。外国公館には要請が
ない限りは立ち入らないということは、国際社会のルールですが、今回の事件
は、貴国がそのルールをいとも簡単に踏みにじり、更にはそれを正当化して恥
じない国である、ということを国際社会に強く印象づけました。貴国が国際的
な信頼を回復する方法は、強弁を繰り返すのではなく、自らの非は率直に認め
て謝罪し、他国の主権を侵害するような同様の事件を再発させないことを約束
すること以外にはありません。
わが国と貴国との友好関係の増進を祈り、貴国の誠実な対応を求めます。
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発行:北朝鮮に拉致された日本人を救出するための全国協議会
TEL 03-3946-5780/FAX 03-3944-5692 narkn@hotmail.com http://www.asahi-net.or.jp/~lj7k-ark
〒112-0015 東京都文京区目白台3-25-13
担当:事務局長 荒木和博
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恐縮ですが送信を希望されない方はメールにてお知らせ下さい
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■長崎で中国総領事館に抗議、街頭活動
長崎準備会では本日27日役員が中国の長崎総領事館を訪れ、瀋陽事件に関す
る抗議を行いました。また、抗議活動終了後、長崎市中心部で街頭署名活動を
行いました。以下、事務局の北村芳正氏からの報告の抜粋です。
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三時に中国総領事館に五名で出向き、要請書を提出してきました。もちろん
受け取りはしなかったのですが、「要請書をお渡ししたい」と申し込んだから
か、門の前まで領事館員が出てきて(核実験の抗議に行くと出ても来ません)、
奥村当会幹事長が読み上げるのを聞いていました。
脱北者の難民認定を求めたくだりで対応をたずねるとについては「コメント
できない」と応え、領事館侵入への謝罪を求めたくだりでは「こちらが謝罪を
する理由はない、そういうことは県を通じて言ってきなさい」と言い放って、
途中で館内に入ってしまいました。
読み上げた後、受け取るよう呼びかけましたが、反応しませんでしたので、
郵便受けに差し入れて要請行動を終えました。
その後、マスコミに見解を述べ、二三質問に答えて帰ってきたところです。
2日前の連絡だったのですが、地元はじめ長崎に支局を置く報道機関はほぼ出
てきており、やはり関心の高さを感じました。
(要請書)
平成14年5月27日
中華人民共和国国家主席 江沢民 閣下
北朝鮮に拉致された日本人を救出する長崎の会(準備会)代表 松尾 千秋
要 請 書
私たちは、今回の事件について、北朝鮮に拉致された日本人が貴国に脱出し
た場合、その取り扱いがどのようになるか、を物語るもの
として、重大な関心を寄せてきました。今回、貴国の武装警官が日本国領事館
に立ち入って強制連行したという事実には、驚きと憤りを感じています。
貴国には、捕らえた5人を第三国に出国させるという人道的な対応をされま
したが、これは国際世論に配慮した例外的な措置であり、貴国はこれまで北朝
鮮を脱出した人々を難民と認定せず、捕らえては強制送還するという重大な人
権侵害を犯しています。貴国の姿勢からは、北朝鮮から脱出してきた日本人が
わが国の公館に助けを求めようとしても、同じように貴国官憲から阻止され再
び北朝鮮に連れ戻されるという事態をも想定せざるを得ません。
こうした貴国の人権無視の外交姿勢は、2008年北京オリンピックを控え、W
TO加盟を果たすなど、国際社会の一員たらんとしている貴国には重大なイメ
ージダウンになります。北朝鮮難民問題が国際的な関心を集めたこの機会に、
貴国が、同問題に対して国際社会に通用する人道的な解決を図るよう求めます。
また、貴国は、日本国の主権を侵害して5人の身柄を総領事館から連行した
という事実を率直に認め、日本国政府に謝罪すべきです。外国公館には要請が
ない限りは立ち入らないということは、国際社会のルールですが、今回の事件
は、貴国がそのルールをいとも簡単に踏みにじり、更にはそれを正当化して恥
じない国である、ということを国際社会に強く印象づけました。貴国が国際的
な信頼を回復する方法は、強弁を繰り返すのではなく、自らの非は率直に認め
て謝罪し、他国の主権を侵害するような同様の事件を再発させないことを約束
すること以外にはありません。
わが国と貴国との友好関係の増進を祈り、貴国の誠実な対応を求めます。
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発行:北朝鮮に拉致された日本人を救出するための全国協議会
TEL 03-3946-5780/FAX 03-3944-5692 narkn@hotmail.com http://www.asahi-net.or.jp/~lj7k-ark
〒112-0015 東京都文京区目白台3-25-13
担当:事務局長 荒木和博
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