被害者の即時一括帰国を!特別集会報告5(2018/07/05)
★☆救う会全国協議会ニュース★☆(2018.07.05)
■被害者の即時一括帰国を!特別集会報告5
◆今の情勢はかなりいい
西岡 私も時間をいただいていますので、お手元の決議案を見ていただきながら、
若干情勢分析をして、決意を固めたいと思っています。但し、先生方の話、家族
の訴えの中で、なすべきことはほぼ網羅されていますが、確認の意味で申し上げ
たいと思います。
今の情勢はかなりいいです。米朝首脳会談は、先ほど中山先生からもお話があ
りましたが、私は共同声明の中でキーとなるところは一行だけだと思っています。
「トランプ大統領は北朝鮮に安全の保証を与えると約束し、金正恩委員長は朝鮮
半島の非核化を完結するための固く揺るぎない約束を再確認した」
つまり、トランプ大統領が出したのは安全です。なぜトランプ大統領が「安全」
を言うのか。北朝鮮に誰か攻めてきたら一緒に戦ってあげるのか。同盟国じゃな
いんです。それなのに「安全」を言うということは、実は攻撃するのを待ってあ
げますよ、です。
核をやめないなら攻撃すると言っていたけど、待ってあげますよ、と。それが
「安全」の約束なんです。安全を保障したんです。
それに対して金正恩委員長が、「非核化の完結」を約束した。CVIDと言っ
て、「完全で検証可能で不可逆的な非核化」のことで、その中のCは入っている。
VとI、「検証可能で不可逆的な」が入っていませんが、しかし「完全な」とい
うことが取れているので、いくつか残っていてもだめなんです。それを金正恩委
員長が約束した。
◆金正恩が約束を破ったら「安全」がなくなる構造の共同声明
ある人が言っていましたが、「文在寅大統領に約束しても破ったって怖くない」。
確かに板門店宣言で同じような約束をしていますが、しかしトランプ大統領に約
束した。トランプ大統領は金正恩委員長のことを、「いいやつだ」と言っていま
す。
しかし、裏切ったらどうなんだ。「俺はここまでちゃんと信用してやっている
んだ」と。約束したのは「安全」ですから、「安全」がなくなるかもしれないと
いう大きな取り引きが書かれている。しかし、具体的にどう安全を保障するのか、
核をどう止めるのかについては書いてない。
それをこれから決めるということですが、しかし担保がされているわけです。
「安全対非核化」。つまり、ムチの役割はアメリカが担っていいい。非核化を止
めたらいつでも「安全」がなくなるという表向きの構造になっているんです。
トランプ大統領の記者会見の話を聞くと、長くて、話がとんでいくので、どこ
が焦点なのか分かりにくいのですが、ボルトンさん(安全保障担当大統領補佐官)
たちが付いていて作った共同声明の文書を見ると、骨は通っていると私は見てい
ます。
もちろん古森さんがおっしゃった通り、本当に彼らが約束を守るかどうか分か
りませんが、そしたら「安全」がなくなるんです。そういう構造になっている。
◆拉致被害者を返せば非核化の金は日本が払うとトランプ大統領
ではその中で拉致問題をどう組み込むのかということだったわけですが、トラ
ンプ大統領はムチの役割を果たしている。北朝鮮が核を止める、彼らが作った核
弾頭を出す、アメリカがそれを持っていってもいいですよ、と。
リビアの時は、カダフィが「大量破壊兵器を止めますよ」と言ったら、ひと月
後にアメリカの飛行機が来て、そこに主要な部品を積んで持っていった。そうい
うことが起きる場合に、当然北朝鮮は、「開発にいくらかかったと思ってるんで
すか」、「それをどうしてくれるんですか」と絶対言います。
トランプ大統領は先回りして、「私は払わない」と言った。つまり「ムチの役
割は果たすが、アメの役割は自分のものではない」と言っている。一方、安倍総
理はフロリダでゴルフをしながらトランプ大統領に会った後の記者会見で、「日
本は拉致問題が解決して核・ミサイル問題が解決すれば、平壌宣言に基づいて不
幸な過去を清算して国交正常化し、経済協力する準備がある」と言っています。
トランプ大統領が今回金正恩に、拉致問題について安倍さんのメッセージを伝
えてくれた中に、当然今の総理がおっしゃったことも入っていると思います。私
は中身は聞いていませんが。流れからするとそうだと思います。
つまり、「出すと言っている奴がいるぞ。しかしその条件は、拉致被害者が帰っ
てくることだと安倍晋三は言っているんだ。シンゾーに会って条件を聞け。核・
ミサイルを止めないと俺はなぐる。しかし、止めたらアメを出す人を俺はちゃん
と準備している。アメをもらう条件は、核・ミサイルだけじゃない。拉致も入っ
ている」と。
トランプ大統領はディールがうまい人です。ディールにはアメとムチが必要な
んです。そういうディールを金正恩に持ちかけている。逆に、日本側の立場から
すると、有本のお父さんが言った通り、トランプ大統領の軍事力を拉致を解決す
ることに使える枠組みができた。
まだ枠組みができただけです。しかし、そこまでは来たということです。その
ために我々は何回もアメリカに行って国際社会に訴えましたし、総理は繰り返し
トランプ大統領に拉致を訴えてきたし、古屋圭司先生なんかは3か月に1回くら
い訪米してアメリカの議員に訴えてきた。そういうものが今、実を結んできた。
枠組みはできたと思っています。
◆北朝鮮もシンガポール会談は成功だったと思っている
では拉致を解決すればお金をもらえると北朝鮮が思ってこちらに接近してくる
場合に、その解決の定義は何なのかということが問題になるわけです。私が聞い
ている北朝鮮内部の話では、「彼らもシンガポール会談は成功だったと言ってい
る。いよいよ日本から金を取る番だ。しかし、拉致については金正恩が決定する。
他の人間は言うなと言われている」という情報があります。
今のところ彼らは、「解決済み」だとか、「日本は蚊帳の外だ」とか繰り返し、
シンガポール会談の後も言っています。しかしそれをよく読んでみると、「拉致
は解決済みだが、不幸な過去の清算は終わっていない」と。
安倍総理が、「不幸な過去の清算をする」と言っていることと合うようなこと
を繰り返し言っています。「拉致のことを言うなら、もう永久に会わないぞ」と
は言わないんです。拉致のことは終わっているが、日本との間で会わなければい
けないことがある。不幸な過去を清算してお金をもうらうことが残っていると彼
らは繰り返し言っているのです。
トランプ大統領から、「アメリカはアメの部分は担わないぞ」と言われている
こととみんな合うわけです。
彼らは日本からお金をとろうとするでしょう。もちろん、もう少し見なくては
分かりません。7月に米朝がどこまで進むのか。本当に彼らは核を止めるのか、
止めないでごまかすのか。ごまかすことになったら、もう一度軍事的緊張が高ま
るのか。
◆日朝会談を前に北朝鮮が日本に仕掛けを始めた
そういう変数がありますが、一番いいシナリオで彼らが核を出してきた場合に、
次はどうなるか。北朝鮮の統一戦線部等は当然、2002年に金正日が決裁した、
「8人死亡4人未入境」は変えないで何人か出す。あの時めぐみさんたちを返し
ていれば、こんなに追い込まれなかったのに、返せなかった理由があったのです。
秘密をたくさん知っていた。よど号の人たちが何をやっていたのか知っていた。
理由があったんです。
だから工作機関はそのままで、もう一度死亡の証拠等を出して、「本当にあの
時のことが真実なんだ」と言ってお金をもらおうとするでしょう。まずはそこか
らスタートすると思います。日朝が始まるというのはそういうことなんです。
そして日本国内でそれに呼応するような動きが出てきています。先ほど先生方
も何回か言及されましたが、国会の中で日朝国交促進議員連盟が、10年間冬眠
状態だったのに突然起き上がって、総会を開いて、その時の講師が朝鮮総連の平
壌支局長と、もう一人田中均局長でした。
田中局長は何を言ったか。「合同調査委員会を作るべきだ」と言いました。実
は2004年、小泉総理が二度目の訪朝をする直前に、田中局長もまだ外務省で
現役だった時に、合同調査委員会の提案をしているんです。
その時いらっしゃいましたよね(中山恭子議員に)。「そんなことはだめだ」
と。当時安倍さんは幹事長でした。「そんな茶番はだめだ」とテレビに出て言っ
ていました。「拉致をした人間は被害者のことを知っているんだ」とも。
そして、「小泉総理が二度目の訪朝をすれば金正日と会える。金正日の口から
『8人死亡4人未入境は間違いでした』と言わせなければならない」という話を
していました。その問題の本質は変わっていません。
そして、合同調査委員会ではなく、北朝鮮が再調査をするということになりま
した。合同調査委員会で一番怖いのは、日本が調査委員会に入ってしまったら、
出た結論を日本も認めたことになる。でも捜査権も何もない。日本の警察がいく
ら優秀でも、権限がない人がいくら言っても調査できないんです。
絶対に合同調査委員会はやってはいけないのに、なぜ合同調査委員会が繰り返
し出てくるのか。2002年に彼らが言ったことを裏打ちしようとしている。し
かし、今のままではそれができないから、日本の優秀な警察がそれを見てきて、
「やはりそうでした」と言わせようとしている。
これから日朝が向き合って、こちらはアメの役割を果たす。しかし、「全員返
せ」という最後の勝負の時に、日本の中から国交正常化が優先で、合同調査委員
会を作れという動きが公然と出てきたという状況です。
◆向こうも最後の勝負をかけようとしてきている
あるいは、6月12日にシンガポール会談がありましたが、その二日後に日本
の全国紙に出ていた識者の座談会を見ると、京都大学、あるいは慶応大学という
一流の大学の教授が出てきて、「日本は拉致と核が先で、その後国交正常化と言っ
ている。北朝鮮は国交正常化が先と言っている。日本は順番を果敢に変えるべき
だ」と言っている。
あるいは、「全員生存を前提として交渉するという日本政府の方針はこれでい
いのか」と公然と新聞紙上で言っている。そういう動きがどんどん出てきた。こ
れは、向こうはもうやる気なんです。無視するんじゃない。向こうも最後の勝負
をかけようとしてきている。
だから、「過去の清算をしろ」と言っているし、「国交正常化しましょう」と
も言っているんです。そういう人たちの所に働きかけをしているから、動きが出
てくるんです。
だからこそ、「全被害者の即時一括帰国」、これは絶対に譲れないと。繰り返
し家族の方たちが言っていたように、「報告書なんかいらない」と。8人の被害
者がタラップから降りてくる、4人の被害者がタラップから降りてくること、そ
れ以外のまだ認定できていない被害者が帰ってくること、その3つのカテゴリー
が全部帰ってこなければならない。
一番難しいのは8人だと思っています。それ以外の人は、「探し方が甘かった。
探したら出てきました」と言える。8人は、「死んだ」と言って、死亡の日付と
か診断書とか、二人については「遺骨」と称するものまで出してきた。それが嘘
でしたと認めることは、金正日が嘘をついたことを国際社会に認めることにもな
りかねないことですから、相当追い込まれなければやらないということです。
しかし、それをさせなければ「全被害者の一括帰国」にならない。だから、ま
だまだ越えるべき山はある。古屋先生がおっしゃった通り、本当に胸突八丁です
が、向こうも胸突八丁で「8人死亡」のままでお金をとろうとしてきているんで
す。
◆拉致解決の定義は「全被害者の即時一括帰国」
戦いは1回しかない。ここで負けたら絶望的になるかもしれない。しかし、希
望もある。オールジャパンと言っていたけれど、それも国会の中で、残念ながら
自民党の先生まで含めて、そちら側の議員連盟があるということです。もちろん
数は古屋先生の議員連盟の方が断然多いですし、こちらの方がずっとやってきた
わけですが、しかしそういう動きが出てきたことは無視できない。それが今我々
が置かれた状況です。
だからこそ、もう一度皆さんで集まっていただいて、「全被害者の即時一括帰
国」、これは議連の申し入れ書もそういうタイトルになっていますが、私たちも
全く同じことを考えていて、総理も官房長官も、「拉致問題の解決のために一番
必要なのは、全被害者の即時一括帰国だ」と繰り返しおっしゃっています。そこ
は一致しているんです。
でも、「何人か出そうじゃないか」とか、「もう一度死亡診書を出そうじゃな
いか」とか、最悪の場合は、本物の遺骨を作るために被害者を傷つけるというこ
とすらやりかねないということを頭に入れておきながら、対応を考えなければな
らない。
◆日本は、全員返せば拉致で取り引きをするつもりがあると伝える
もう一つ我々はメッセージを送らなければならない。「我々は取り引きをする
つもりがある」ということです。拉致被害者を即時一括帰国、全員返すならば、
今日の決議案にも書かれていますが、経済支援に反対しない。全員が帰って来た
後であれば、です。
拉致問題を利用して政権を倒そうとはしていない。被害者を返せということで
交渉しようとしているんだ、と。
北朝鮮のGNPは、国連の発表では日本円で2兆円弱、韓国政府の発表だと4
兆円弱です。今公式には発表されていませんが、2002年の小泉訪朝の時に、
日本側から約1兆円、100億ドルのODAを提供するという話だった。国交正
常化の後ですが。
そういう話があったということを、当時北朝鮮の幹部だった人が複数言ってい
ます。その1兆円という金額は、国連の発表だとGNPの半分です。韓国の発表
でも4分の1強になる。魅力がないわけではないんです。
我々は、もちろん軍事的に使われてはだめだ。民政に使われる。プロジェクト
ベースで現金を渡すことは日本の法律上できませんよ。しかしできることはあり
ます、ということを言う。
もう一つ。秘密が暴露されることを恐れているのなら、被害者は公務員でもな
いし、責任がないんですから。被害者家族の願いは平凡な国民に?ることですか
ら、帰ってきたら政治運動をしない。反北朝鮮運動の先頭に立つことは、我々も
そんなことは望みませんから、静かに繰らずという本人と家族の願いを実現する
のが政府の責任だ、それを保証する、と裏の交渉で言っていただいていい。
返すということが前提であれば、条件の話は十分できる。日本は法治国ですか
ら法の枠組みの中でできることとできないことがあるが、できることはいっぱい
ある。
すべての被害者の即時一括帰国ということを呑むのであれば、例えば、「再調
査をした結果、当時の金正日の部下が嘘をついた。金正日は嘘をついていない」
と言ってもいい。様々なことが考えられるという真剣な交渉を今していただかな
ければならない時期です。
古森さんがおっしゃったように、国際情勢は一定程度有利にきていますが、国
内を見ると色々な動きがまだある。北朝鮮の中で、そういう動きがある間は、被
害者を全員返さなくても日本からお金を取れると思っている間は、我々の目標は
達成できない。
しかし全員返せば、ディールするんだ。取引は成立するんだというメッセージ
も発信し続けながら、最後の山に対し、石に爪を立てても登り切りたいと。被害
者が待っていますから。そう強く思って今日の集会を企画させていただきました。
それでは今日の決議案を救う会の島田洋一副会長に朗読していただきます。
◆決議案採択
島田洋一(救う会副会長)
合同調査委員会に関してひとことだけ。西岡さんが今言われた通りですが、そ
もそもめぐみさんや八重子さんを日本に返すということであれば、調査の必要は
ないわけです。
合同調査をやりましょうというのは、「死んでますという報告書を出してきて
もいいですよ」というメッセージになってしまう。そこが最大の問題だと思いま
す。
実際に向こうに合同調査に行ったとします。西岡さんが、捜査権がないからで
きないと言われましたが、向こうは、「分かりました。では捜査権を与えましょ
う。日本側だけで事情聴取してもらってもいいですよ」と。「たまたま拉致被害
者の誰々さんが交通事故で死んだ。その現場をみていた証人が見つかりました。
我々は別の部屋に行っていますから日本側だけで事情聴取してください」と。
当然嘘を言わされるわけですが、そういう芝居を向こうはやってくるでしょう
し、あるいはキム・ヘギョンさん、別名ウンギョンさん、めぐみさんの娘さんが、
「お母さんは亡くなりました」という嘘を言わされたけど、あのような不幸なこ
とがまた、「拉致被害者の子どもが何人かみつかりました」と出してこられて、
「お父さん、お母さんは死んだんです」と言わされる。
そういった状況を招くことになります。従って色々な意味で合同調査委員会は
論外であると思います。
それでは決議案を朗読いたします。
決議案
米朝首脳会談でトランプ大統領が金正恩委員長に、安倍総理のメッセージを伝
えた。総理は、今後北朝鮮と直接向き合って拉致問題を解決していくとの決意を
明らかにした。いよいよ重大な局面を迎える。
ところが、国内でおかしな動きが見える。拉致問題解決の前に、経済支援をせ
よ、国交正常化せよ、などの言説が公然と交わされている。拉致は国家犯罪であ
り主権と人権の重大な侵害だ。拉致問題の解決がない限り国交正常化も経済支援
も行わないという現在の政府方針を貫かねばならない。
一部には、「日朝合同調査委員会の設置」というおかしな意見もまた出てきて
いる。これは「8人死亡、4人未入境」という北朝鮮側通告を前提として、その
「裏付け」に事実上協力することになる策謀である。
総理との面談で家族会も強調した通り、首脳会談開催を焦ってはならない。全
拉致被害者の即時一括帰国を確実に得られるまで水面下の調整を続け、成果を確
信できたとき初めて首脳会談に臨んでもらいたい。前のめりは禁物である。
私たちはここで、以下の通り決議する。
1.全拉致被害者の即時一括帰国を最優先で求めよ。それが実現後の経済支援に
私たちは反対しない。死亡とされ偽の証拠しかない8人、拉致が確実なのに未入
境とされた4人、間違いなく存在する多数の未認定被害者の全てを一括帰国させ
よ。
2.金正恩委員長に全拉致被害者を返すという決断を迫れ。合同調査委員会といっ
た策謀は断固拒否せよ。
3.日朝首脳会談開催に前のめりになるな。全拉致被害者の即時一括帰国が実現
できると判断した後に首脳会談に臨め。
4.拉致解決の日まで対北制裁を緩めてはならない。政府は、拉致問題が解決し
ない限り国交正常化も経済支援も行わないとの方針を堅持し、国連安保理決議の
厳守に向けた活動を強めよ。
平成30年6月29日
全被害者の即時一括帰国を!特別集会 参加者一同
(拍手)
西岡 ありがとうございました。決議案が採択されました。「全被害者の即時一
括帰国」を旗印にして、先生方や大臣、皆さん方と一緒に我々も最後の最後まで
戦います。頑張りましょう。ありがとうございました(拍手)。
以上
★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆
■安倍首相にメール・葉書を
首相官邸のホームページに「ご意見募集」があります。
下記をクリックして、ご意見を送ってください。
[PC]https://www.kantei.go.jp/jp/forms/goiken.html
[携帯]http://form1.kmail.kantei.go.jp/cgi-bin/k/iken/im/goiken.cgi
葉書は、〒100-8968 千代田区永田町2-3-1 内閣総理大臣 安倍晋三殿
■救う会全国協議会ニュース
発行:北朝鮮に拉致された日本人を救出するための全国協議会(救う会)
TEL 03-3946-5780 FAX 03-3946-5784 http://www.sukuukai.jp
担当:平田隆太郎(事務局長 info@sukuukai.jp)
〒112-0013 東京都文京区音羽1-17-11-905
カンパ振込先:郵便振替口座 00100-4-14701 救う会
みずほ銀行池袋支店(普)5620780 救う会事務局長平田隆太郎
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■被害者の即時一括帰国を!特別集会報告5
◆今の情勢はかなりいい
西岡 私も時間をいただいていますので、お手元の決議案を見ていただきながら、
若干情勢分析をして、決意を固めたいと思っています。但し、先生方の話、家族
の訴えの中で、なすべきことはほぼ網羅されていますが、確認の意味で申し上げ
たいと思います。
今の情勢はかなりいいです。米朝首脳会談は、先ほど中山先生からもお話があ
りましたが、私は共同声明の中でキーとなるところは一行だけだと思っています。
「トランプ大統領は北朝鮮に安全の保証を与えると約束し、金正恩委員長は朝鮮
半島の非核化を完結するための固く揺るぎない約束を再確認した」
つまり、トランプ大統領が出したのは安全です。なぜトランプ大統領が「安全」
を言うのか。北朝鮮に誰か攻めてきたら一緒に戦ってあげるのか。同盟国じゃな
いんです。それなのに「安全」を言うということは、実は攻撃するのを待ってあ
げますよ、です。
核をやめないなら攻撃すると言っていたけど、待ってあげますよ、と。それが
「安全」の約束なんです。安全を保障したんです。
それに対して金正恩委員長が、「非核化の完結」を約束した。CVIDと言っ
て、「完全で検証可能で不可逆的な非核化」のことで、その中のCは入っている。
VとI、「検証可能で不可逆的な」が入っていませんが、しかし「完全な」とい
うことが取れているので、いくつか残っていてもだめなんです。それを金正恩委
員長が約束した。
◆金正恩が約束を破ったら「安全」がなくなる構造の共同声明
ある人が言っていましたが、「文在寅大統領に約束しても破ったって怖くない」。
確かに板門店宣言で同じような約束をしていますが、しかしトランプ大統領に約
束した。トランプ大統領は金正恩委員長のことを、「いいやつだ」と言っていま
す。
しかし、裏切ったらどうなんだ。「俺はここまでちゃんと信用してやっている
んだ」と。約束したのは「安全」ですから、「安全」がなくなるかもしれないと
いう大きな取り引きが書かれている。しかし、具体的にどう安全を保障するのか、
核をどう止めるのかについては書いてない。
それをこれから決めるということですが、しかし担保がされているわけです。
「安全対非核化」。つまり、ムチの役割はアメリカが担っていいい。非核化を止
めたらいつでも「安全」がなくなるという表向きの構造になっているんです。
トランプ大統領の記者会見の話を聞くと、長くて、話がとんでいくので、どこ
が焦点なのか分かりにくいのですが、ボルトンさん(安全保障担当大統領補佐官)
たちが付いていて作った共同声明の文書を見ると、骨は通っていると私は見てい
ます。
もちろん古森さんがおっしゃった通り、本当に彼らが約束を守るかどうか分か
りませんが、そしたら「安全」がなくなるんです。そういう構造になっている。
◆拉致被害者を返せば非核化の金は日本が払うとトランプ大統領
ではその中で拉致問題をどう組み込むのかということだったわけですが、トラ
ンプ大統領はムチの役割を果たしている。北朝鮮が核を止める、彼らが作った核
弾頭を出す、アメリカがそれを持っていってもいいですよ、と。
リビアの時は、カダフィが「大量破壊兵器を止めますよ」と言ったら、ひと月
後にアメリカの飛行機が来て、そこに主要な部品を積んで持っていった。そうい
うことが起きる場合に、当然北朝鮮は、「開発にいくらかかったと思ってるんで
すか」、「それをどうしてくれるんですか」と絶対言います。
トランプ大統領は先回りして、「私は払わない」と言った。つまり「ムチの役
割は果たすが、アメの役割は自分のものではない」と言っている。一方、安倍総
理はフロリダでゴルフをしながらトランプ大統領に会った後の記者会見で、「日
本は拉致問題が解決して核・ミサイル問題が解決すれば、平壌宣言に基づいて不
幸な過去を清算して国交正常化し、経済協力する準備がある」と言っています。
トランプ大統領が今回金正恩に、拉致問題について安倍さんのメッセージを伝
えてくれた中に、当然今の総理がおっしゃったことも入っていると思います。私
は中身は聞いていませんが。流れからするとそうだと思います。
つまり、「出すと言っている奴がいるぞ。しかしその条件は、拉致被害者が帰っ
てくることだと安倍晋三は言っているんだ。シンゾーに会って条件を聞け。核・
ミサイルを止めないと俺はなぐる。しかし、止めたらアメを出す人を俺はちゃん
と準備している。アメをもらう条件は、核・ミサイルだけじゃない。拉致も入っ
ている」と。
トランプ大統領はディールがうまい人です。ディールにはアメとムチが必要な
んです。そういうディールを金正恩に持ちかけている。逆に、日本側の立場から
すると、有本のお父さんが言った通り、トランプ大統領の軍事力を拉致を解決す
ることに使える枠組みができた。
まだ枠組みができただけです。しかし、そこまでは来たということです。その
ために我々は何回もアメリカに行って国際社会に訴えましたし、総理は繰り返し
トランプ大統領に拉致を訴えてきたし、古屋圭司先生なんかは3か月に1回くら
い訪米してアメリカの議員に訴えてきた。そういうものが今、実を結んできた。
枠組みはできたと思っています。
◆北朝鮮もシンガポール会談は成功だったと思っている
では拉致を解決すればお金をもらえると北朝鮮が思ってこちらに接近してくる
場合に、その解決の定義は何なのかということが問題になるわけです。私が聞い
ている北朝鮮内部の話では、「彼らもシンガポール会談は成功だったと言ってい
る。いよいよ日本から金を取る番だ。しかし、拉致については金正恩が決定する。
他の人間は言うなと言われている」という情報があります。
今のところ彼らは、「解決済み」だとか、「日本は蚊帳の外だ」とか繰り返し、
シンガポール会談の後も言っています。しかしそれをよく読んでみると、「拉致
は解決済みだが、不幸な過去の清算は終わっていない」と。
安倍総理が、「不幸な過去の清算をする」と言っていることと合うようなこと
を繰り返し言っています。「拉致のことを言うなら、もう永久に会わないぞ」と
は言わないんです。拉致のことは終わっているが、日本との間で会わなければい
けないことがある。不幸な過去を清算してお金をもうらうことが残っていると彼
らは繰り返し言っているのです。
トランプ大統領から、「アメリカはアメの部分は担わないぞ」と言われている
こととみんな合うわけです。
彼らは日本からお金をとろうとするでしょう。もちろん、もう少し見なくては
分かりません。7月に米朝がどこまで進むのか。本当に彼らは核を止めるのか、
止めないでごまかすのか。ごまかすことになったら、もう一度軍事的緊張が高ま
るのか。
◆日朝会談を前に北朝鮮が日本に仕掛けを始めた
そういう変数がありますが、一番いいシナリオで彼らが核を出してきた場合に、
次はどうなるか。北朝鮮の統一戦線部等は当然、2002年に金正日が決裁した、
「8人死亡4人未入境」は変えないで何人か出す。あの時めぐみさんたちを返し
ていれば、こんなに追い込まれなかったのに、返せなかった理由があったのです。
秘密をたくさん知っていた。よど号の人たちが何をやっていたのか知っていた。
理由があったんです。
だから工作機関はそのままで、もう一度死亡の証拠等を出して、「本当にあの
時のことが真実なんだ」と言ってお金をもらおうとするでしょう。まずはそこか
らスタートすると思います。日朝が始まるというのはそういうことなんです。
そして日本国内でそれに呼応するような動きが出てきています。先ほど先生方
も何回か言及されましたが、国会の中で日朝国交促進議員連盟が、10年間冬眠
状態だったのに突然起き上がって、総会を開いて、その時の講師が朝鮮総連の平
壌支局長と、もう一人田中均局長でした。
田中局長は何を言ったか。「合同調査委員会を作るべきだ」と言いました。実
は2004年、小泉総理が二度目の訪朝をする直前に、田中局長もまだ外務省で
現役だった時に、合同調査委員会の提案をしているんです。
その時いらっしゃいましたよね(中山恭子議員に)。「そんなことはだめだ」
と。当時安倍さんは幹事長でした。「そんな茶番はだめだ」とテレビに出て言っ
ていました。「拉致をした人間は被害者のことを知っているんだ」とも。
そして、「小泉総理が二度目の訪朝をすれば金正日と会える。金正日の口から
『8人死亡4人未入境は間違いでした』と言わせなければならない」という話を
していました。その問題の本質は変わっていません。
そして、合同調査委員会ではなく、北朝鮮が再調査をするということになりま
した。合同調査委員会で一番怖いのは、日本が調査委員会に入ってしまったら、
出た結論を日本も認めたことになる。でも捜査権も何もない。日本の警察がいく
ら優秀でも、権限がない人がいくら言っても調査できないんです。
絶対に合同調査委員会はやってはいけないのに、なぜ合同調査委員会が繰り返
し出てくるのか。2002年に彼らが言ったことを裏打ちしようとしている。し
かし、今のままではそれができないから、日本の優秀な警察がそれを見てきて、
「やはりそうでした」と言わせようとしている。
これから日朝が向き合って、こちらはアメの役割を果たす。しかし、「全員返
せ」という最後の勝負の時に、日本の中から国交正常化が優先で、合同調査委員
会を作れという動きが公然と出てきたという状況です。
◆向こうも最後の勝負をかけようとしてきている
あるいは、6月12日にシンガポール会談がありましたが、その二日後に日本
の全国紙に出ていた識者の座談会を見ると、京都大学、あるいは慶応大学という
一流の大学の教授が出てきて、「日本は拉致と核が先で、その後国交正常化と言っ
ている。北朝鮮は国交正常化が先と言っている。日本は順番を果敢に変えるべき
だ」と言っている。
あるいは、「全員生存を前提として交渉するという日本政府の方針はこれでい
いのか」と公然と新聞紙上で言っている。そういう動きがどんどん出てきた。こ
れは、向こうはもうやる気なんです。無視するんじゃない。向こうも最後の勝負
をかけようとしてきている。
だから、「過去の清算をしろ」と言っているし、「国交正常化しましょう」と
も言っているんです。そういう人たちの所に働きかけをしているから、動きが出
てくるんです。
だからこそ、「全被害者の即時一括帰国」、これは絶対に譲れないと。繰り返
し家族の方たちが言っていたように、「報告書なんかいらない」と。8人の被害
者がタラップから降りてくる、4人の被害者がタラップから降りてくること、そ
れ以外のまだ認定できていない被害者が帰ってくること、その3つのカテゴリー
が全部帰ってこなければならない。
一番難しいのは8人だと思っています。それ以外の人は、「探し方が甘かった。
探したら出てきました」と言える。8人は、「死んだ」と言って、死亡の日付と
か診断書とか、二人については「遺骨」と称するものまで出してきた。それが嘘
でしたと認めることは、金正日が嘘をついたことを国際社会に認めることにもな
りかねないことですから、相当追い込まれなければやらないということです。
しかし、それをさせなければ「全被害者の一括帰国」にならない。だから、ま
だまだ越えるべき山はある。古屋先生がおっしゃった通り、本当に胸突八丁です
が、向こうも胸突八丁で「8人死亡」のままでお金をとろうとしてきているんで
す。
◆拉致解決の定義は「全被害者の即時一括帰国」
戦いは1回しかない。ここで負けたら絶望的になるかもしれない。しかし、希
望もある。オールジャパンと言っていたけれど、それも国会の中で、残念ながら
自民党の先生まで含めて、そちら側の議員連盟があるということです。もちろん
数は古屋先生の議員連盟の方が断然多いですし、こちらの方がずっとやってきた
わけですが、しかしそういう動きが出てきたことは無視できない。それが今我々
が置かれた状況です。
だからこそ、もう一度皆さんで集まっていただいて、「全被害者の即時一括帰
国」、これは議連の申し入れ書もそういうタイトルになっていますが、私たちも
全く同じことを考えていて、総理も官房長官も、「拉致問題の解決のために一番
必要なのは、全被害者の即時一括帰国だ」と繰り返しおっしゃっています。そこ
は一致しているんです。
でも、「何人か出そうじゃないか」とか、「もう一度死亡診書を出そうじゃな
いか」とか、最悪の場合は、本物の遺骨を作るために被害者を傷つけるというこ
とすらやりかねないということを頭に入れておきながら、対応を考えなければな
らない。
◆日本は、全員返せば拉致で取り引きをするつもりがあると伝える
もう一つ我々はメッセージを送らなければならない。「我々は取り引きをする
つもりがある」ということです。拉致被害者を即時一括帰国、全員返すならば、
今日の決議案にも書かれていますが、経済支援に反対しない。全員が帰って来た
後であれば、です。
拉致問題を利用して政権を倒そうとはしていない。被害者を返せということで
交渉しようとしているんだ、と。
北朝鮮のGNPは、国連の発表では日本円で2兆円弱、韓国政府の発表だと4
兆円弱です。今公式には発表されていませんが、2002年の小泉訪朝の時に、
日本側から約1兆円、100億ドルのODAを提供するという話だった。国交正
常化の後ですが。
そういう話があったということを、当時北朝鮮の幹部だった人が複数言ってい
ます。その1兆円という金額は、国連の発表だとGNPの半分です。韓国の発表
でも4分の1強になる。魅力がないわけではないんです。
我々は、もちろん軍事的に使われてはだめだ。民政に使われる。プロジェクト
ベースで現金を渡すことは日本の法律上できませんよ。しかしできることはあり
ます、ということを言う。
もう一つ。秘密が暴露されることを恐れているのなら、被害者は公務員でもな
いし、責任がないんですから。被害者家族の願いは平凡な国民に?ることですか
ら、帰ってきたら政治運動をしない。反北朝鮮運動の先頭に立つことは、我々も
そんなことは望みませんから、静かに繰らずという本人と家族の願いを実現する
のが政府の責任だ、それを保証する、と裏の交渉で言っていただいていい。
返すということが前提であれば、条件の話は十分できる。日本は法治国ですか
ら法の枠組みの中でできることとできないことがあるが、できることはいっぱい
ある。
すべての被害者の即時一括帰国ということを呑むのであれば、例えば、「再調
査をした結果、当時の金正日の部下が嘘をついた。金正日は嘘をついていない」
と言ってもいい。様々なことが考えられるという真剣な交渉を今していただかな
ければならない時期です。
古森さんがおっしゃったように、国際情勢は一定程度有利にきていますが、国
内を見ると色々な動きがまだある。北朝鮮の中で、そういう動きがある間は、被
害者を全員返さなくても日本からお金を取れると思っている間は、我々の目標は
達成できない。
しかし全員返せば、ディールするんだ。取引は成立するんだというメッセージ
も発信し続けながら、最後の山に対し、石に爪を立てても登り切りたいと。被害
者が待っていますから。そう強く思って今日の集会を企画させていただきました。
それでは今日の決議案を救う会の島田洋一副会長に朗読していただきます。
◆決議案採択
島田洋一(救う会副会長)
合同調査委員会に関してひとことだけ。西岡さんが今言われた通りですが、そ
もそもめぐみさんや八重子さんを日本に返すということであれば、調査の必要は
ないわけです。
合同調査をやりましょうというのは、「死んでますという報告書を出してきて
もいいですよ」というメッセージになってしまう。そこが最大の問題だと思いま
す。
実際に向こうに合同調査に行ったとします。西岡さんが、捜査権がないからで
きないと言われましたが、向こうは、「分かりました。では捜査権を与えましょ
う。日本側だけで事情聴取してもらってもいいですよ」と。「たまたま拉致被害
者の誰々さんが交通事故で死んだ。その現場をみていた証人が見つかりました。
我々は別の部屋に行っていますから日本側だけで事情聴取してください」と。
当然嘘を言わされるわけですが、そういう芝居を向こうはやってくるでしょう
し、あるいはキム・ヘギョンさん、別名ウンギョンさん、めぐみさんの娘さんが、
「お母さんは亡くなりました」という嘘を言わされたけど、あのような不幸なこ
とがまた、「拉致被害者の子どもが何人かみつかりました」と出してこられて、
「お父さん、お母さんは死んだんです」と言わされる。
そういった状況を招くことになります。従って色々な意味で合同調査委員会は
論外であると思います。
それでは決議案を朗読いたします。
決議案
米朝首脳会談でトランプ大統領が金正恩委員長に、安倍総理のメッセージを伝
えた。総理は、今後北朝鮮と直接向き合って拉致問題を解決していくとの決意を
明らかにした。いよいよ重大な局面を迎える。
ところが、国内でおかしな動きが見える。拉致問題解決の前に、経済支援をせ
よ、国交正常化せよ、などの言説が公然と交わされている。拉致は国家犯罪であ
り主権と人権の重大な侵害だ。拉致問題の解決がない限り国交正常化も経済支援
も行わないという現在の政府方針を貫かねばならない。
一部には、「日朝合同調査委員会の設置」というおかしな意見もまた出てきて
いる。これは「8人死亡、4人未入境」という北朝鮮側通告を前提として、その
「裏付け」に事実上協力することになる策謀である。
総理との面談で家族会も強調した通り、首脳会談開催を焦ってはならない。全
拉致被害者の即時一括帰国を確実に得られるまで水面下の調整を続け、成果を確
信できたとき初めて首脳会談に臨んでもらいたい。前のめりは禁物である。
私たちはここで、以下の通り決議する。
1.全拉致被害者の即時一括帰国を最優先で求めよ。それが実現後の経済支援に
私たちは反対しない。死亡とされ偽の証拠しかない8人、拉致が確実なのに未入
境とされた4人、間違いなく存在する多数の未認定被害者の全てを一括帰国させ
よ。
2.金正恩委員長に全拉致被害者を返すという決断を迫れ。合同調査委員会といっ
た策謀は断固拒否せよ。
3.日朝首脳会談開催に前のめりになるな。全拉致被害者の即時一括帰国が実現
できると判断した後に首脳会談に臨め。
4.拉致解決の日まで対北制裁を緩めてはならない。政府は、拉致問題が解決し
ない限り国交正常化も経済支援も行わないとの方針を堅持し、国連安保理決議の
厳守に向けた活動を強めよ。
平成30年6月29日
全被害者の即時一括帰国を!特別集会 参加者一同
(拍手)
西岡 ありがとうございました。決議案が採択されました。「全被害者の即時一
括帰国」を旗印にして、先生方や大臣、皆さん方と一緒に我々も最後の最後まで
戦います。頑張りましょう。ありがとうございました(拍手)。
以上
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発行:北朝鮮に拉致された日本人を救出するための全国協議会(救う会)
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