拉致被害者関連情報は虚偽--救う会が声明発表(2002/09/20)
★☆救う会全国協議会ニュース★☆(2002.09.20-1)
■拉致被害者関連情報は虚偽--救う会が声明発表
昨日来8件11人の拉致被害者のうち死亡したと北朝鮮が発表した人々の「死亡年月
日」が報道されました。しかし、これには重大な疑義があります。そのことについて
は昨日の荒木署名論文でも明らかにしましたが、あらためて日付を見るとこれが虚偽
である可能性が高まっています。
たとえば鹿児島の市川健一さんの場合1979年9月4日に亡くなったことになっていま
すが、亡命工作員安明進氏が市川さんと推定される人物に会ったのは1980年代以降で
す。このため、「死亡年月日」を聞いて市川さんのご家族は嘘だと分かり、安心した
そうです。
これらのことはまもなく明らかになると思いますが、心配なのは「死亡」が独り歩
きしていることです。これは拉致された人々を見捨てることにつながり、これから抹
殺してしまうことになりかねません。各位のご協力をよろしくお願い申し上げます。
救う会では昨日、以下の声明を発表しました。
緊急声明
北朝鮮が小泉訪朝団に提出した拉致家族の「安否情報」はまったく根拠のないものだ。
日本政府はいま現在までその情報が事実かどうか確認していない。つまり、死亡とさ
れた8人は現在も生きている可能性が高い。それなのに、17日、日本政府が家族に
「死亡しています」と伝えたことにより、現在も生きている被害者が殺されてしまう
危険が高まっている。その根拠を以下に挙げる。
1,17日飯倉公館で植竹副大臣は横田さん家族にめぐみさんは「死亡している」「
確認した」と告げた。
2、ところが17日平壌で横田めぐみさんの娘と称する女性と面会した梅本駐英公使
は、
その女性がめぐみさんの娘である根拠として・どこにでもあるバトミントンラケット、
・20代の女性の写真だけを示された。そのうえ・、・ともに日本側に提供されてい
ない。また、梅本公使は女性の声をテープでとるなり、姿を写真やビデオで撮ること
をしていない。
3、18日午後5時半、梅本公使は「死亡を確認していない」「自分は聞いたことを
東京に伝えただけ」と横田・蓮池両家族と救う会荒木事務局長に語った。
4、また、有本、市川、増元の3家族に対しても、北朝鮮の死亡情報を外務省は確認
していない。そのことは安倍副長官が18日午前、家族と救う会荒木・西岡に言明し
た。
5、生存とされた4人についても面会した梅本公使は本人確認のための証拠を確保し
ていない。なぜなら、4人の家族は外務省に本人しか知らない個人情報や身体的特徴
などを教えていない。また、蓮池薫と称する人物に面会したときの様子を家族に報告
した梅本公使は「われわれはその人と会ってその人が薫さん本人かどうか断定してい
ない」と明確に答えた。また、梅本公使はその男性の声や姿を録音、撮影していない。
6、一方、被害者家族は17日東京に集結し、北側が提供する安否情報を待っていた。
そこで、11人全部の情報を出さなければ大変な非難の声が家族からでて、それをマ
スコミが大きく報道したはずだ。
7、そこで全員の情報と称するものを提供したが、そこでは表に出したくない被害者
はみな死亡とした。そして、横田めぐみさんは運動のシンボルなので娘と称する女性
を準備して待っていた。ただし、客観的証拠は一切与えていない。
以上が、いま現在明らかになった北朝鮮提供の「安否情報」に関する事実だ。つまり
確認は一切取れていない。客観的証拠はまったく確保されていない段階と言うことだ。
一方、救う会が確保している次の2つの情報は死亡とされためぐみさんらがつい最近
まで生きていたことを伝えている。
1、7月はじめ、韓国情報機関幹部が救う会役員に、最近拉致された日本人の10人
程度のグループがある招待所から別の招待所に移動させられたことが確認されたと、
次のように伝えた。
「カナダで行われたサミットで小泉が拉致を取り上げたのをみて、日本はそこまで問
題を大きくするのかと驚き、そのあと急遽10人程度の拉致された日本人をある招待
所から別の招待所に移動させた。どこから、どこへという場所と誰をということは確
認できていない」
2、昨年8月24日朝鮮日報は90年代末までに平壌に8人の拉致された日本人がピ
ョンチョン区域アンサン招待所に集団生活していることが確認されたと報じた。救う
会の調べによるとこの情報は、現在韓国に住む北朝鮮亡命者N氏の目撃情報であるこ
とが確認された。救う会はN氏が「自分が目撃した中に横田めぐみさんと奥土祐木子
さんの顔写真とよく似ている女性がいた」と証言していることを確認した。このN氏
の証言は外務省に伝えられている。
以上から救う会は死亡とされた8人の多くは生きている可能性が高いと考えている。
しかし、このまま、未確認の死亡情報が一人歩きすると、めぐみさんらがいま殺され
る可能性がある。
平成14年9月19日
北朝鮮に拉致された日本人を救出するための全国協議会
■今日東京・大阪で街頭活動
◎東京「北朝鮮による拉致に抗議するのための緊急街宣」
日時 9月20日(金) 12:00
場所 新宿駅西口京王デパート前
主催 北朝鮮に拉致された日本人を救出するための地方議員の会(土屋たかゆき会長
)
北朝鮮に拉致された日本人を救出する市民ネットワーク
問い合わせ 山本(090-3901-3288)
◎大阪
9月20日(金) 17:00
場所 梅田阪急ナビオ前
主催 救う会大阪
問い合わせ 朝生(06-6846-9567)
★★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆
救う会全国協議会ニュース
発行:北朝鮮に拉致された日本人を救出するための全国協議会
TEL 03-3946-5780/FAX 03-3944-5692 http://www.asahi-net.or.jp/~lj7k-ark
〒112-0015 東京都文京区目白台3-25-13
担当:荒木和博(事務局長 k-araki@mac.email.ne.jp)
----------------------------------------------------------------------
恐縮ですが送信を希望されない方は荒木のID宛メールをお送り下さい。
★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆
■拉致被害者関連情報は虚偽--救う会が声明発表
昨日来8件11人の拉致被害者のうち死亡したと北朝鮮が発表した人々の「死亡年月
日」が報道されました。しかし、これには重大な疑義があります。そのことについて
は昨日の荒木署名論文でも明らかにしましたが、あらためて日付を見るとこれが虚偽
である可能性が高まっています。
たとえば鹿児島の市川健一さんの場合1979年9月4日に亡くなったことになっていま
すが、亡命工作員安明進氏が市川さんと推定される人物に会ったのは1980年代以降で
す。このため、「死亡年月日」を聞いて市川さんのご家族は嘘だと分かり、安心した
そうです。
これらのことはまもなく明らかになると思いますが、心配なのは「死亡」が独り歩
きしていることです。これは拉致された人々を見捨てることにつながり、これから抹
殺してしまうことになりかねません。各位のご協力をよろしくお願い申し上げます。
救う会では昨日、以下の声明を発表しました。
緊急声明
北朝鮮が小泉訪朝団に提出した拉致家族の「安否情報」はまったく根拠のないものだ。
日本政府はいま現在までその情報が事実かどうか確認していない。つまり、死亡とさ
れた8人は現在も生きている可能性が高い。それなのに、17日、日本政府が家族に
「死亡しています」と伝えたことにより、現在も生きている被害者が殺されてしまう
危険が高まっている。その根拠を以下に挙げる。
1,17日飯倉公館で植竹副大臣は横田さん家族にめぐみさんは「死亡している」「
確認した」と告げた。
2、ところが17日平壌で横田めぐみさんの娘と称する女性と面会した梅本駐英公使
は、
その女性がめぐみさんの娘である根拠として・どこにでもあるバトミントンラケット、
・20代の女性の写真だけを示された。そのうえ・、・ともに日本側に提供されてい
ない。また、梅本公使は女性の声をテープでとるなり、姿を写真やビデオで撮ること
をしていない。
3、18日午後5時半、梅本公使は「死亡を確認していない」「自分は聞いたことを
東京に伝えただけ」と横田・蓮池両家族と救う会荒木事務局長に語った。
4、また、有本、市川、増元の3家族に対しても、北朝鮮の死亡情報を外務省は確認
していない。そのことは安倍副長官が18日午前、家族と救う会荒木・西岡に言明し
た。
5、生存とされた4人についても面会した梅本公使は本人確認のための証拠を確保し
ていない。なぜなら、4人の家族は外務省に本人しか知らない個人情報や身体的特徴
などを教えていない。また、蓮池薫と称する人物に面会したときの様子を家族に報告
した梅本公使は「われわれはその人と会ってその人が薫さん本人かどうか断定してい
ない」と明確に答えた。また、梅本公使はその男性の声や姿を録音、撮影していない。
6、一方、被害者家族は17日東京に集結し、北側が提供する安否情報を待っていた。
そこで、11人全部の情報を出さなければ大変な非難の声が家族からでて、それをマ
スコミが大きく報道したはずだ。
7、そこで全員の情報と称するものを提供したが、そこでは表に出したくない被害者
はみな死亡とした。そして、横田めぐみさんは運動のシンボルなので娘と称する女性
を準備して待っていた。ただし、客観的証拠は一切与えていない。
以上が、いま現在明らかになった北朝鮮提供の「安否情報」に関する事実だ。つまり
確認は一切取れていない。客観的証拠はまったく確保されていない段階と言うことだ。
一方、救う会が確保している次の2つの情報は死亡とされためぐみさんらがつい最近
まで生きていたことを伝えている。
1、7月はじめ、韓国情報機関幹部が救う会役員に、最近拉致された日本人の10人
程度のグループがある招待所から別の招待所に移動させられたことが確認されたと、
次のように伝えた。
「カナダで行われたサミットで小泉が拉致を取り上げたのをみて、日本はそこまで問
題を大きくするのかと驚き、そのあと急遽10人程度の拉致された日本人をある招待
所から別の招待所に移動させた。どこから、どこへという場所と誰をということは確
認できていない」
2、昨年8月24日朝鮮日報は90年代末までに平壌に8人の拉致された日本人がピ
ョンチョン区域アンサン招待所に集団生活していることが確認されたと報じた。救う
会の調べによるとこの情報は、現在韓国に住む北朝鮮亡命者N氏の目撃情報であるこ
とが確認された。救う会はN氏が「自分が目撃した中に横田めぐみさんと奥土祐木子
さんの顔写真とよく似ている女性がいた」と証言していることを確認した。このN氏
の証言は外務省に伝えられている。
以上から救う会は死亡とされた8人の多くは生きている可能性が高いと考えている。
しかし、このまま、未確認の死亡情報が一人歩きすると、めぐみさんらがいま殺され
る可能性がある。
平成14年9月19日
北朝鮮に拉致された日本人を救出するための全国協議会
■今日東京・大阪で街頭活動
◎東京「北朝鮮による拉致に抗議するのための緊急街宣」
日時 9月20日(金) 12:00
場所 新宿駅西口京王デパート前
主催 北朝鮮に拉致された日本人を救出するための地方議員の会(土屋たかゆき会長
)
北朝鮮に拉致された日本人を救出する市民ネットワーク
問い合わせ 山本(090-3901-3288)
◎大阪
9月20日(金) 17:00
場所 梅田阪急ナビオ前
主催 救う会大阪
問い合わせ 朝生(06-6846-9567)
★★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆
救う会全国協議会ニュース
発行:北朝鮮に拉致された日本人を救出するための全国協議会
TEL 03-3946-5780/FAX 03-3944-5692 http://www.asahi-net.or.jp/~lj7k-ark
〒112-0015 東京都文京区目白台3-25-13
担当:荒木和博(事務局長 k-araki@mac.email.ne.jp)
----------------------------------------------------------------------
恐縮ですが送信を希望されない方は荒木のID宛メールをお送り下さい。
★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆