救う会全国協議会

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北朝鮮に拉致された日本人を救出するための全国協議会

蓮池さん・奥土さん拉致事件の日付確認(2002/10/09)
★☆救う会全国協議会ニュース★☆(2002.10.09-1)

■蓮池さん・奥土さん拉致事件の日付確認

 蓮池薫さん・奥土祐木子さん拉致事件の日付について、7月30日ではないかとの話
が流れていましたが、再度調べ直したところ、やはり通常言われていた7月31日が正
しかったことが分かりました。一部混乱もあるようですので、ご参考までお知らせし
ておきます。

■13日に家族会・14日救う会全国協議会幹事会開催

 家族会では13日午後2時から、東京芝の三田会館で家族会会議を開きます。また、
救う会全国協議会は同じく三田会館で14日午前10時から全国協議会幹事会を開催し、
現状の分析と今後の活動について検討を行います。報道関係者の取材については追っ
てご連絡します。
 
■福岡の会で声明

 福岡の会(青木英実代表)では6日、以下の声明を発表しました。

 改めて拉致問題の解決がなければ、国交正常化交渉再開には断固反対する

 ならびに被害者家族と運動を誹謗中傷する動きに厳しく警告する。

 北朝鮮に拉致された日本人を救出する福岡の会代表  青木英実

 先の訪朝調査団報告に見られるように、拉致事件に関する北朝鮮側の説明はきわめ
て不自然であり、あわてて捏造したものとしか思えない。

 これをもって北朝鮮の誠意ある回答などと主張するとしたら、良識を疑われてもや
むをえまい。

 本来拉致事件は物証も、自白もそろった明白なる犯罪であり、拉致被害者の、家族
を含む全員、即時一斉無事帰国以外に選択の余地はない。

 これは、本来国交正常化に絡んで取り上げなければならない他の交渉、つまり取引
や約定に関する諸問題とは全く性質を異にしている。

 国家犯罪である以上、まずは拉致被害者の現状復帰、真相究明がなされるべきであ
る。その後は、個人であれば司法によって刑罰に処せられるべきだが、国際的な司法
制度が整備されていない以上、この場合は、日本国の国法を犯し、日本の主権を侵害
し、日本国民に危害を与えた北朝鮮に対し懲罰、制裁を加えることはなんら問題ない
と考える。

 しかも北朝鮮は、国家犯罪を行った上に、不誠実で、被害者家族と日本国民を愚弄
するような態度をとり続けている。

 日本は正常化交渉より先に、国家として北朝鮮に対してまずは厳しい懲罰を科すべ
きであり、人、モノ、カネの動きを一切封鎖するなどの制裁措置を発動すべきである。

 これによって北朝鮮に圧力を加えると暴発するかもしれないとか、被害者の生命に
危害が及ぶかもしれないなどという意見がある。

 しかしそもそも国の威信が傷つくと分かりながら、拉致問題を認めざるを得なくなっ
たのは、北朝鮮がぎりぎりまで追い詰められている証拠であって、小競り合いや特殊
工作程度を除けば、すでに大きな戦争を行う余力は全くないと考えざるを得ない。

 もはや暴発するための手立ても失いつつあるのである。

 被害者についていえば、そもそも家族や国民世論の厳しい圧力に耐えられず、金正
日は拉致犯罪を認めざるを得なくなったのである。現在も被害者の多くは生存してい
ると考えられる。

 大事な人質を、そう簡単に抹殺してしまうはずはなく、日本が厳しい姿勢をとり続
ければ、北朝鮮も生き残るためには人質を帰さざるを得なくなるであろう。

 北朝鮮は、こちらが融和的に出ればどこまでも無理を通そうとするが、こちらが強
硬に出れば妥協してくるのである。

 国交正常化を必要としているのは、北朝鮮であって日本ではない。まずは明白な犯
罪である拉致事件を解決すべきである。

 日朝国交正常化交渉において、拉致の小委員会を設けるなどいう、いかにも外務官
僚が考えそうな小ざかしい方法が検討されているという。

 拉致問題の解決・究明が最大の懸案である以上、本委員会で徹底的に追究、主張す
べきであり、それが解決した後に、他の懸案に入ったらよい。進まなくて困るのは北
朝鮮およびその走狗と成り果てた政治家、外務官僚のみである。

 結局は、拉致問題を他の問題と切り離し、拉致問題解決が進まなくとも、経済協力
などの話が進むようにするための、外務省お得意の、国民を欺く猿芝居といえよう。

 われわれは、このような被害者家族と国民を裏切る国交正常化交渉には断固反対で
ある。

 なお、一部で、この問題があって、在日朝鮮人子弟が嫌がらせを受けているという
報道が盛んになされている。その報道が真実ならば、まことに悲しむべきことだ。

 しかし、本会が把握している限りでは、被害者家族に対して「わがままで身勝手」
とか、「小泉さんにお礼もいえない失礼な奴」「探したければ自分たちで船で探しに
行け」「騒げば騒ぐほど危ないぞ」といった類の脅しや嫌がらせが多数メールやファッ
クスで本会などに送られてきている。被害者家族の心を思うとき、はらわたが煮えく
り返るような思いである。

 在日朝鮮人師弟に対する嫌がらせ云々という報道は盛んになされ、あたかも拉致問
題を騒ぐこと自体が民族差別や排外意識を煽るかのようなニュアンスで伝えられるこ
とは多い。

 しかし、拉致という重大な人権侵害を受け、今も日本政府と北朝鮮によって不誠実
に扱われている、被害者や被害者家族に対して、なお脅しや嫌がらせがなされている
ことは全く報道されない。

 これらの内容には共通のパターンがあり、一部組織的と疑われるものもある。いず
れにしても、これらの誹謗中傷や脅迫には断固反撃することを付け加えておきたい。

 10月6日

■今後の活動
(長崎準備会)
日時 10月10日(木) 午後5時?7時
場所 デパート「大丸」前(長崎市・浜市アーケード、観光通アーケード交差点)
○内容 真相の徹底究明と生存者の即刻救出を求めるチラシの配布、同署名協力のお
願い
お問合せ 090?5472?7132(北村)

(三重の会)
日時 11月9日(土) 午後2時?
場所 近鉄四日市駅前、地場産業センター(通称じばさん三重)展示室
お問い合わせ 070-5337-4035(中川)

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救う会全国協議会ニュース
発行:北朝鮮に拉致された日本人を救出するための全国協議会
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