寺越昭二さん、外雄さん拉致事件真相究明へ(2002/10/13)
★☆救う会全国協議会ニュース★☆(2002.10.13)
ソウル訪問中、ネットワークへの接続のトラブルのためニュースが送れませんでし
た。ご迷惑をおかけしたことをお詫び申し上げます。
今後15日の生存確認者5人の帰国に引き続き、次にはその家族も含めた完全原状復
帰が課題となると思います。それと同時に北朝鮮側が「死亡」と発表した8人及びそ
れ以外の拉致被害者の生存確認及び帰国問題が救出の中心課題となります。具体的に
は申し上げにくいのですが、ソウルで得た情報などからして、全員帰国のためには日
本国内で、北朝鮮側の発表を信じず、今回帰国する5人以外の拉致被害者がすべて生
きているという前提で「返せ」との声を高められるかにかかっているようです。この
5人の原状復帰で一件落着にしてはなりません。灯台下暗しのような話ですが、北朝
鮮の対応を変えられるのは実は日本国民の意思にカギがあると感じました。これから
5人のことにすべての関心が集中すると思いますが、ぜひご協力賜りますようお願い
申し上げます。（荒木和博）
■寺越昭二さん、外雄さん拉致事件真相究明へ
現在一時帰国している寺越武志さんとともに拉致された武志さんの叔父、寺越昭二
さんと寺越外雄さんの事件について、ご家族が真相究明を求め外務省に要請を行いま
した。
11日午前9時30分、ご家族は衆議院第1議員会館第1会議室で斎木昭雄外務省アジア
大洋州局参事官に要請書を手渡し、平沢勝栄拉致議連事務局長ら同席のもと二人の死
亡について真相究明を要請する予定です。ご家族は要請終了後10時30分から同じ第1
会議室で記者会見を行いました。
寺越武志さんは帰国中も拉致問題について北朝鮮の宣伝塔的役割を果たしました。
そのどこまでが本心かはともかく、これまで武志さんの陰に隠れていた昭二さんと外
雄さんについても今後積極的に拉致の真相究明がなされるべきだと思います。
■日韓拉致関連団体共同声明を発表
韓国を訪問した民社人権会議（宇佐美忠信代表）訪韓団（団長・中田一郎副代表）
は10日夕、韓国の拉致関連4団体の代表と懇談を行い、日韓両国が提携して拉致問題
解決のために努力していくことを確認しあいました。韓国側は日本の国民大集会にも
参加している崔祐英拉北者家族協議会会長や李美一朝鮮戦争拉北人士家族協議会理事
長らがさんか、また、日本側は民社人権会議の幹事でもある荒木和博救う会全国協議
会事務局長も参加しました。
席上韓国側からは15日に予定されている日本人拉致被害者の帰国を歓迎し、日本政
府及び国民の努力を高く評価するとともに、これまでの南北離散家族再会の状況から
みて、北朝鮮側が被害者の帰国を宣伝に利用する可能性が高いので充分な注意が必要
との指摘がありました。
韓国では家族が大統領との面会を要請してきましたが、昨日正式に断られたことも
あり、懇談の中で日韓両国の共同声明を出すことを決定、以下の文面をまとめました。
この声明は11日午前行われた記者会見で発表されました。
日韓ＮＧＯ共同声明書
日韓両国のＮＧＯ関係者は10月10日、北朝鮮によって強制的に拉致された拉致被害
者問題について相互の立場を確認し共同対応の方法を模索するため、意義ある会合の
時間を持ち、重要な合意をした。
このような会合は北朝鮮金正日政権による拉致テロ事件が全世界を驚愕させている
状況で成されたという意味で意義があるものであり、両国ＮＧＯ関係者の虚心坦懐な
対話を通じて相互協力、共同対応の適切な方法を編み出した。
北朝鮮金正日体制による拉致テロ事件への協力過程は今後の韓日両国の友好増進に
大きく寄与するであろうという期待とともに、持続的な連帯を強化していくことを約
束し、次のように私たちの立場を明らかにする。
北朝鮮金正日政権は反人倫的拉致テロに対し全人類の前に謝罪し拉致被害者を即刻
送還せよ
韓国拉致被害者問題の早急な解決のため金大中大統領は被害者家族の面会に応じよ
日韓両国にいる北朝鮮関係者は拉致被害者に関するすべての情報を提供し、被害者
救出に積極的に協力せよ
日韓両国ＮＧＯは北朝鮮に抑留中の拉致被害者の早急な送還のため今後とも連帯し
ていくことを明らかにするものである。
2002年10月11日
日韓拉致関連団体一同
（声明参与団体）
日本 北朝鮮に拉致された日本人を救出するための全国協議会
民社人権会議
韓国 被拉致・脱北・人権・市民連帯
拉北者家族協議会
朝鮮戦争拉北人士家族協議会
北韓民主化ネットワーク
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救う会全国協議会ニュース
発行：北朝鮮に拉致された日本人を救出するための全国協議会
TEL 03-3946-5780/FAX 03-3944-5692 http://www.asahi-net.or.jp/~lj7k-ark
〒112-0015 東京都文京区目白台3-25-13
担当：荒木和博（事務局長 k-araki@mac.email.ne.jp）
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恐縮ですが送信を希望されない方は荒木のＩＤ宛メールをお送り下さい。
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ソウル訪問中、ネットワークへの接続のトラブルのためニュースが送れませんでし
た。ご迷惑をおかけしたことをお詫び申し上げます。
今後15日の生存確認者5人の帰国に引き続き、次にはその家族も含めた完全原状復
帰が課題となると思います。それと同時に北朝鮮側が「死亡」と発表した8人及びそ
れ以外の拉致被害者の生存確認及び帰国問題が救出の中心課題となります。具体的に
は申し上げにくいのですが、ソウルで得た情報などからして、全員帰国のためには日
本国内で、北朝鮮側の発表を信じず、今回帰国する5人以外の拉致被害者がすべて生
きているという前提で「返せ」との声を高められるかにかかっているようです。この
5人の原状復帰で一件落着にしてはなりません。灯台下暗しのような話ですが、北朝
鮮の対応を変えられるのは実は日本国民の意思にカギがあると感じました。これから
5人のことにすべての関心が集中すると思いますが、ぜひご協力賜りますようお願い
申し上げます。（荒木和博）
■寺越昭二さん、外雄さん拉致事件真相究明へ
現在一時帰国している寺越武志さんとともに拉致された武志さんの叔父、寺越昭二
さんと寺越外雄さんの事件について、ご家族が真相究明を求め外務省に要請を行いま
した。
11日午前9時30分、ご家族は衆議院第1議員会館第1会議室で斎木昭雄外務省アジア
大洋州局参事官に要請書を手渡し、平沢勝栄拉致議連事務局長ら同席のもと二人の死
亡について真相究明を要請する予定です。ご家族は要請終了後10時30分から同じ第1
会議室で記者会見を行いました。
寺越武志さんは帰国中も拉致問題について北朝鮮の宣伝塔的役割を果たしました。
そのどこまでが本心かはともかく、これまで武志さんの陰に隠れていた昭二さんと外
雄さんについても今後積極的に拉致の真相究明がなされるべきだと思います。
■日韓拉致関連団体共同声明を発表
韓国を訪問した民社人権会議（宇佐美忠信代表）訪韓団（団長・中田一郎副代表）
は10日夕、韓国の拉致関連4団体の代表と懇談を行い、日韓両国が提携して拉致問題
解決のために努力していくことを確認しあいました。韓国側は日本の国民大集会にも
参加している崔祐英拉北者家族協議会会長や李美一朝鮮戦争拉北人士家族協議会理事
長らがさんか、また、日本側は民社人権会議の幹事でもある荒木和博救う会全国協議
会事務局長も参加しました。
席上韓国側からは15日に予定されている日本人拉致被害者の帰国を歓迎し、日本政
府及び国民の努力を高く評価するとともに、これまでの南北離散家族再会の状況から
みて、北朝鮮側が被害者の帰国を宣伝に利用する可能性が高いので充分な注意が必要
との指摘がありました。
韓国では家族が大統領との面会を要請してきましたが、昨日正式に断られたことも
あり、懇談の中で日韓両国の共同声明を出すことを決定、以下の文面をまとめました。
この声明は11日午前行われた記者会見で発表されました。
日韓ＮＧＯ共同声明書
日韓両国のＮＧＯ関係者は10月10日、北朝鮮によって強制的に拉致された拉致被害
者問題について相互の立場を確認し共同対応の方法を模索するため、意義ある会合の
時間を持ち、重要な合意をした。
このような会合は北朝鮮金正日政権による拉致テロ事件が全世界を驚愕させている
状況で成されたという意味で意義があるものであり、両国ＮＧＯ関係者の虚心坦懐な
対話を通じて相互協力、共同対応の適切な方法を編み出した。
北朝鮮金正日体制による拉致テロ事件への協力過程は今後の韓日両国の友好増進に
大きく寄与するであろうという期待とともに、持続的な連帯を強化していくことを約
束し、次のように私たちの立場を明らかにする。
北朝鮮金正日政権は反人倫的拉致テロに対し全人類の前に謝罪し拉致被害者を即刻
送還せよ
韓国拉致被害者問題の早急な解決のため金大中大統領は被害者家族の面会に応じよ
日韓両国にいる北朝鮮関係者は拉致被害者に関するすべての情報を提供し、被害者
救出に積極的に協力せよ
日韓両国ＮＧＯは北朝鮮に抑留中の拉致被害者の早急な送還のため今後とも連帯し
ていくことを明らかにするものである。
2002年10月11日
日韓拉致関連団体一同
（声明参与団体）
日本 北朝鮮に拉致された日本人を救出するための全国協議会
民社人権会議
韓国 被拉致・脱北・人権・市民連帯
拉北者家族協議会
朝鮮戦争拉北人士家族協議会
北韓民主化ネットワーク
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発行：北朝鮮に拉致された日本人を救出するための全国協議会
TEL 03-3946-5780/FAX 03-3944-5692 http://www.asahi-net.or.jp/~lj7k-ark
〒112-0015 東京都文京区目白台3-25-13
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