救う会全国協議会

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北朝鮮に拉致された日本人を救出するための全国協議会

フジテレビの特別番組に批判殺到(2002/10/26)
★☆救う会全国協議会ニュース★☆(2002.10.26-1)

※報道関係各位 下記の件で26日土曜午前11時より記者会見を行います。<場所は午
前9時頃までにメールニュースで連絡予定>。参加者は横田滋・早紀江夫妻と西岡力
全国協議会幹事・荒木和博同事務局長です。

■フジテレビの特別番組に批判殺到

                   荒木和博

 昨日9時からフジテレビ系で放送された特別番組に対して強い不快の念を表したメ
ールが多数届いています。

 前のニュースでは昨夕6時台のニュースでの報道の仕方に懸念を感じた旨書きまし
たが、その懸念はほぼ的中してしまったようです。安藤優子アナは今回の取材は何度
もフジテレビ側からの要請に基づくものとか、自由に質問して時間制限もなかったと
言っています。ならば朝日・毎日が一緒にいるのはなぜなのか、「自由に」というな
ら彼女の「謎の父親」や今回帰国している5人の家族には会おうとしなかったのか、
それは自由ではなかったのか。「すべてを語る」「自分の言葉で」などと言っている
がその割には母親の記憶が不自然ではないのか、本当に「すべてを」「自分の言葉で
」語ったと考えているのか、また、彼女が通訳を連れてきたのはどうしてなのか。フ
ジテレビは、おそらく私以外の多くの人も同様に感じたであろうこれらの疑問に答え
る必要があると思います。

 そもそも北朝鮮という世界で最も閉鎖された社会において、15歳の少女が自分の自
由意志でテレビの取材に応じて語るなどということがあると考えたのであれば、それ
だけでジャーナリスト失格です。安藤アナは西岡幹事の発言を聞き流す一方で「母で
あるめぐみさんの消息を確認できるかもしれないと思い申し込んだ」と言っています。
ならば新しい情報はほとんどなかったわけで、あれだけ大事な時間に繰り返し繰り返
し、これでもかこれでもかと映像を流す必要はなかったのではないでしょうか(しか
も横田夫妻のアップと交互に映す形で)。

 番組の意図はあまりにも明白です。彼女に「おじいさん、おばあさん、平壌に来て
ください」と泣いて訴えさせ、家族会を分断して救出運動を終息させようという策動
です。フジテレビが単に特ダネをものにできると思って飛びついたなら北朝鮮の意図
に完全に乗せられたものであり、厳しく責任を問われなければならないと思います。

 ただ、最後に一点だけ訂正しておきます。前のニュースで「キム・ヘギョンさんは
『おじいさん、おばあさんに会えると思って4回やってきたのに…』といった趣旨の
ことを言っていました。1回目は9月17日の小泉訪朝時、梅本和義駐英公使が会ったと
きで、4回目はこの取材です。途中に入っているのは9月29日からの調査団で斉木団長
らが会ったときですから、あと1回は何なのでしょう」と書きましたが15日の5人の帰
国のときの順安空港がありますから、この部分はおかしくはありません。誤りを訂正
しお詫び申し上げます。

 以上のようなことで、冒頭に書いたように本日午前中に救う会と家族会の意思表示
を致します。

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救う会全国協議会ニュース
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