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北朝鮮に拉致された日本人を救出するための全国協議会

米大使に国務長官宛の手紙を渡す?家族会・救う会(2021/03/15)
★☆救う会全国協議会ニュース★☆(2021.03.15)

 本日、家族会の横田早紀江さん、横田拓也さん、及び救う会の西岡力会長が、
ジョセフ・M・ヤング駐日米国臨時代理大使に面会し、懇談の上、本日来日予定
のアントニー・ジョン・ブリンケン米国務長官宛の手紙を渡した。

 横田拓也家族会事務局長は、ヤング大使に「引き続きバイデン政権においても
人権問題である拉致問題を重要視してほしい。北朝鮮が拉致問題を解決するまで
強力な制裁を緩める事が無いようにお願いしたい」と述べた。

 また、ヤング大使は、「必ずブリンケン国務長官に手渡す」と述べた。


■米大使に国務長官宛の手紙を渡す?家族会・救う会

アントニー・ブリンケン米国国務長官様

 私どもは北朝鮮による拉致の被害者家族の会(北朝鮮による拉致被害者家族連
絡会)とその支援団体(北朝鮮に拉致された日本人を救出するための全国協議会)
です。今回、貴国の国務長官と国防長官が日米2プラス2会談を持つために東京に
いらっしゃるということを聞き、人権問題である北朝鮮による日本人拉致問題に
ついてこのように書面でご挨拶申し上げます。

 ここで私どもの拉致問題解決への基本的な立場をご説明申し上げます。我が国
政府は拉致問題解決の条件として、1、拉致被害者としての認定の有無にかかわ
らず全ての被害者の安全確保と即時帰国、2、拉致に関わる真相究明、3、拉致
実行犯の引き渡し、の3つを挙げています。

 ここでいわれている我が国政府による拉致認定者とは2002年に帰国した拉
致被害者5人と、その時一方的に死亡したと言われたが偽死亡診断書や偽遺骨な
どが出され、死亡証拠が全て偽物だった8人及び北朝鮮が拉致していないとした
4人のことを指します。それから、残念ながら、証拠不足で我が国政府が認定で
きていない拉致被害者が存在することも間違いありません。我が国政府は8人と
4人とそれ以外の方の3つのカテゴリーの全拉致被害者の即時一括帰国を解決の
第1条件に掲げているのです。

 私どもはこの我が国政府の考えに基本的に賛成しています。2002年の小泉
首相訪朝の際、北朝鮮が5人の被害者だけの拉致を認めて、それ以外の多数の拉
致被害者については、13歳で拉致された横田めぐみさんら8人については「死
亡した」、帰国した曽我ひとみさんのお母様の曽我ミヨシさんら4人の政府認定
被害者とそれ以外の多数の未認定被害者については「拉致してない」などという
嘘をついて、帰国させなかった前例がありますので、次の日朝交渉では全ての拉
致被害者の一括帰国がなければならないと考えています。

 北朝鮮は強い圧力がかかった時だけに交渉の場に出てきます。これは私たちが
数十年間拉致被害者救出運動をしてきて体験した経験則です。現在、厳しい経済
制裁が北朝鮮にかけられています。北朝鮮はなんとかして制裁を緩和させ、外部
からの経済支援を得ようとさまざまな動きを見せてきました。しかし、残念なが
ら、日朝交渉は表向き進展がありません。

 安倍前政権と同じく菅義偉政権は拉致問題を国政の最重要課題として、北朝鮮
に対して条件をつけない日朝首脳会談を提案し続け、そこで拉致問題解決を北朝
鮮の最高首脳に迫る方針です。また、拉致問題をはじめとする懸案が解決すれば
我が国は北朝鮮に対して、過去の清算を行って経済支援をする準備があることも
表明しています。

 私どもはこの菅政権の方針を支持し、北朝鮮に対して、「全被害者の即時一括
帰国が実現するなら帰国した拉致被害者から秘密を聞き出して日朝国交正常化に
反対することはしない」というメッセージを繰り返し送っています。

 人権・自由・法の支配を重んじる米国バイデン政権におかれましても以上のよ
うな、拉致問題を巡る私どもの考えをぜひご理解頂き、対北交渉においては我が
国政府と緊密な連携を維持し、全拉致被害者の即時一括帰国実現のためにご尽力
下されば幸いです。特に全拉致被害者の即時一括帰国が実現するまで安易に制裁
を緩めることがないように強くお願いする次第です。

2021年3月15日
北朝鮮による拉致被害者家族連絡会代表 飯塚繁雄
北朝鮮に拉致された日本人を救出するための全国協議会会長 西岡力

以上





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