全国規模の拉致問題国民大集会を開催4(2021/11/22)
★☆救う会全国協議会ニュース★☆(2021.11.22)
■全国規模の拉致問題国民大集会を開催4
西岡 続きましてもう一つの主催者である知事の会から、今日は鳥取県から平井
伸治知事に来ていただいています。
◆燃え上がる心で取り戻そう
平井伸治(鳥取県知事 北朝鮮による拉致被害者を救出する知事の会発起人 全
国知事会会長)
皆様、こんにちは。今日私たちはここに集い、この拉致問題の解決を是非とも
成し遂げようと、全国の心を一つにまとめるために、やってきました。必ず結果
を出すべく政府に迫り、そして私たちはこの運動を展開していかなければなりま
せん。
そういう中、西岡会長を初め救う会の皆様方、さらには飯塚代表、横田早紀江
様を初めご家族の皆様方、さらに古屋会長、北村事務局長を初め議連の皆様方、
また今日は各党から山谷先生、森先生、竹内先生、鈴木先生、玉木先生とお越し
をいただきました。是非この力を結集して結果を出していければと考えます。
今日は地方からも私たち47人の知事の会、会長は黒岩神奈川県知事ですが、
今日は全国知事会長を務めさせていただいている私平井が代わりに出させていた
だいています。ここに至るまで是非みんなでやろうと決議をさせていただきまし
た。
また松田会長を初め、全国の都道府県議連の皆さんも集結しています。鳥取県
からも野坂会長、坂野副会長が来ています。私たちはこの間、多くの月日を費や
してきました。
鳥取県は毎年、米子で家族会・救う会初め関係団体の方々と一緒に「国民の集
い」を開いてきました。今年は10月31日でした。衆議院の総選挙の日でした。
私たちは、「何度総選挙を経ても政権の枠組みがどう変わろうとも、なぜこれが
動かないんだ、なぜ北朝鮮から帰ってこないんだ。結果が出せなければなぐさめ
の拉致被害者救出の集会なのか」と何回も思ったものです。
本当に胸が締め付けられますし、忸怩たる思いがあります。何とかしていただ
きたいという我々地方の思いでもあります。
先ほどお話がありましたが、玉木議員からご紹介いただきました松本京子さん。
もう73歳です。私たちは集会を重ねて、その度に申し上げてきました。ご家族
もお歳を召しておられる。被害者もお歳を召しておられるんです。もう1日の猶
予もなくなってきているわけです。松本孟さんは今日も参加していただきました。
なかなか大変なお歳になってきておられますし、つい先日もまた一人ご家族を失っ
ておられます。
そのような時の流れの中で、私たちは是非とも願いを届けていかねばなりませ
ん。先ほど早紀江さんのお話にもありましたが、めぐみちゃんのことです。驚い
ておられました。
松本京子さんは10月21日にいなくなっています。特定失踪者に古都瑞子
(ふるいちみずこ)さんという方がおられますが、この方は11月14日にいなく
なっています。めぐみちゃんと同じような日ですね。この時期に、おだやかな日
本海の海で一体どんな悲劇が繰り返されたことか。
私たちは決して忘れませんし、憤りを絶やすことはできないわけです。穏やか
な白砂青松の松原の鳥取県米子の地から忽然と姿を消された京子さんは、毎日学
生服を作る工場に通い、そして編み物教室に行った時に拉致されました。残され
たのは片方のサンダルと、助けに行って殴られた人の顔です。こんな理不尽が許
される筈がありません。
この憤りをご来場の皆様と共有させていただければありがたいと思います。そ
してすべての拉致被害者を取り戻す。このことを実現していただきたいのです。
大紅葉燃え上がらんとしつつあり
高浜虚子がこのように詠んでいます。故郷のすばらしい錦の秋を今年も見るこ
とができないご家族の悲しみ、そして取り残されて北朝鮮におられる方の悲しみ。
私たちは決して忘れてはいけないのです。
燃え上がるのは大紅葉だけではありません。私たちの取り戻そうとする誓いで
す。そして今日この会場でも燃え上がりました。是非とも取り戻していきましょ
う。一緒に頑張りましょう。宜しくお願いいたします(拍手)。
◆12月の北朝鮮人権週間中にブルーリボンを
西岡 知事の会からは47都道府県から50名の代表の方が参加されています。
東京都からは黒沼副知事、神奈川県から小板橋副知事、新潟県からは佐久間副知
事が来られています。ありがとうございました(拍手)。
実はこの集会が始まる前に、家族会・救う会から平井知事に要請文をお渡しし
ました。それは今日の決議の3にあるんですが、12月に北朝鮮人権週間がある
のですが、その週に、知事の会の皆様や関係者の皆様に、ブルーリボンをつけて
もらいたいと要請しました。「赤い羽根」運動があるように、ブルーリボンをつ
けようというものです。
九州のある市では課長以上が服務中にバッジをつけます。議会の答弁で、「こ
のバッジは政治的な問題でなく人権問題だから服務中につけてもいい」という発
言があったと聞いています。是非、北朝鮮人権週間の時にみんなでバッジをつけ
ていただきたい。そして我々は忘れていないということを発信したいと思います。
知事の会にもお願いしました。宜しくお願いいたします(拍手)。
続きまして、全国の地方議員の先生方も集結していただきました。そのご紹介
と主催者としてのご挨拶をお願いいたします(拍手)。
◆政治は心で、そして実現すること
松田良昭(拉致問題地方議会全国協議会会長、神奈川県議会議員)
議会がお忙しい中、この度多くの同志に集まっていただきました。どうぞお立
ち下さい(拍手)。(113名全員の名前はスクリーンで紹介)
神奈川県議会には、「めぐみさんを助けてください」という声が寄せられてい
ます。その中には、横田滋さんの悲痛な思いが込められています。そして今日い
らっしゃる早紀江さんのお姿があります。この問題は許せないということで、各
地区でご活躍をいただいています。また街頭に立って、拉致問題を訴えていただ
いています。
この集会の前に、飯塚代表、西岡会長から北朝鮮人権週間中のブルーリボン着
用に関する要請文をいただきました。全国に発信します。
帰ってきていただければ、私たちの会は解散します。地方議連の活動は、啓発
活動です。この問題を忘れないよう続けているんですが、実際にこの問題を解決
するのは主権の問題ですから、国会議員そして政府です。地方議員の方々の思い
を代弁します。政治は心だと思っています。心を決したら、実現が第一です。是
非実現してほしいと思います。
今日ここにいらっしゃる先生方は、拉致問題について大変意識の高い方です。
でも国会議員がこの拉致問題をどこまで本気で実現してくれるのか。やっていき
ましょう。政治は心です。そして実現することです。是非拉致被害者を取り返し
ましょう。お願いいたします(拍手)。
西岡 続きまして特定失踪者家族会を代表して今井会長にお願いします(拍手)。
そして竹下さんに、特定失踪者家族会で参加された皆様をご紹介していただきま
す(拍手)。
◆国民はもっと怒らなけらばならない
今井英輝(特定失踪者家族会会長、今井裕さん兄)
国民大集会に参加できましたことに感謝いたします。本日は皆さんとはちょっ
と違った見方で拉致問題を紹介させていただきます。警察の決まり文句に、「も
し一人でも拉致でなかった人を認定したら北朝鮮から大変な反撃をくらう。だか
ら絶対に間違いがあってはならない」というのがあります。
私たちは拉致の認定について分かりません。私の弟、今井裕は2004年、日
弁連の先生方の支援を受けて弘前警察署を告発しました。以来、弘前警察署の外
事課のお役人が2か月に1回、「何か情報はありませんか」と土産を持ってきま
す。警察は人事が早く2年に1回くらいです。「何か情報はありませんか」と。
実は、私の弟の場合は、部屋を失踪したままにしてあったので、情報がたくさ
んあります。転勤の際、こういうことを言ったお役人がいました。「上司に情報
報告書を提出すると申し出たところ、上の承認が出ていないので勝手な行動をす
るなと言われて残念だね」と。
県警の外事が承認するのか警察庁の本庁なのか私たちには分かりません。科学
捜査研究所まで行ったものもあります。50年秋に発見された、日本海から拉致
されたと思われる地図も見つかりました。千葉から48年7月7日、失踪した古
川了子さんは4月に三井造船に入社しています。平成14年に北朝鮮から脱出し
た工作員安明進氏は、「病院で了子さんに似た人を見た」と証言しています。
また昭和51年2月7日、東京学芸大生の藤田進さんは、「新宿の警備会社に
アルバイトに行く」と言ったまま失踪しました。15年前、北朝鮮の脱北者が持
ち出した写真が藤田進さんだと言われ、鑑定した結果本人であることが判明しま
した。
これ以外にも拉致の可能性を否定できない、認定されない被害者がたくさんい
るということを知ってもらいたい。もし、「古川了子さん、藤田進さんが拉致と
認定されました」と発表された場合、では40年、45年経って、なぜ今まで隠
していたのか、と。「分かりませんでした」、「認定しても北朝鮮が返すことは
しない。だから認定しない」。
「絶対間違った認定はしない」というのが政府の方針ですから、2002年に帰っ
てきた人は19年間だれ一人認定されない。そして「死亡」したとされる12名
についても一人も帰ってきていません。
2002年の9月、小泉首相と金正日氏が会見し、初めて日本人の拉致を認め
謝罪しました。では拉致を求める前はどうだったか。「わが国は一人も拉致して
いない」と言っていました。「拉致は日本の武力反動のでっち上げで、ずっと前
から拉致はしていない」と言っていながら、5人を返した。つまり北朝鮮の言っ
ていることは全部嘘なんです。
北朝鮮の謝罪に日本はどのような反撃をしたか。反撃は何もしていません。む
しろ、「5人を返してもらってありがとう」と。金を払ったかどうかは知りませ
んが、食糧支援を25万トンしています。こんな北朝鮮の扱いに国民はおとなし
すぎるのです。国民はもっと怒らなけらばならないと思います(拍手)。
2002年9月17日に5人が帰って19年経ちました。残りの12名につい
ても、死亡診断書は嘘でした。今まで北朝鮮が言ったことについては全部嘘です。
先日岸田総理が就任のメッセージを発信しました。この時の北朝鮮外務省の動き
について日本は、「北朝鮮に侵略、日本は謝罪と賠償をしていない」とのメッセー
ジを発しています。
北朝鮮は国連の経済制裁により、またコロナにより、いよいよ苦しくなったと
思われます。今こそ拉致被害者救出のチャンスと思われます。まずは両国のトッ
プ会談の実現と早期解決を望みます(拍手)。
◆特定失踪者家族参加者紹介
竹下珠路(特定失踪者家族会事務局長、古川了子さん姉)
先程古谷先生から、「行動する議員連盟である」と明確にお話しいただきまし
た。それを聞きまして、「行動する議員」、「行動する公務員」、「行動する国
民」、「行動する家族」でありたいと思いました(拍手)。
今日、この場に参加させていただきました特定失踪者の家族をご紹介いたしま
す。失踪年代順に申し上げます。
斉藤良治 昭和36年10月神奈川県横須賀市から失踪した斉藤正治さんの弟
さんです(拍手、以下略)
早坂勇治 昭和43年4月東京都墨田区から失踪した早坂勝男さんのお兄さん
です
今井英輝家族会会長 昭和44年3月青森県弘前市から失踪した今井裕さんの
お兄さんです
生島馨子 昭和47年11月東京都渋谷区ら失踪した生島孝子さんのお姉さん
です
矢島文恵 昭和49年5月富山県新湊市から失踪した荒谷敏生さんの妹さんで
す
佐々木アイ子 平成3年埼玉県浦和市から失踪した佐々木悦子さんのお母さん
です
匿名のYIさん 1970年代山形県から失踪したTOさんの妹さんです
そして昭和48年7月 千葉県市原市から失踪した古川了子の姉竹下珠路です
ありがとうございました(拍手)。
西岡 全国から救う会の仲間が来ています。お立ち下さい(拍手)。私たちのア
メリカでの活動をずっと支えてくださった古森義久さん、スーザン古森さんです
(拍手)。
ここで第2部を終了いたします。
(5につづく)
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■岸田首相にメール・葉書を
首相官邸のホームページに「ご意見募集」があります。
下記をクリックして、ご意見を送ってください。
[PC]https://www.kantei.go.jp/jp/forms/goiken.html
[携帯]http://form1.kmail.kantei.go.jp/cgi-bin/k/iken/im/goiken.cgi
葉書は、〒100-8968 千代田区永田町2-3-1 内閣総理大臣 岸田文雄殿
■救う会全国協議会ニュース
発行:北朝鮮に拉致された日本人を救出するための全国協議会(救う会)
TEL 03-3946-5780 FAX 03-3946-5784 http://www.sukuukai.jp
担当:平田隆太郎(事務局長 info@sukuukai.jp)
〒112-0013 東京都文京区音羽1-17-11-905
カンパ振込先:郵便振替口座 00100-4-14701 救う会
みずほ銀行池袋支店(普)5620780 救う会事務局長平田隆太郎
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■全国規模の拉致問題国民大集会を開催4
西岡 続きましてもう一つの主催者である知事の会から、今日は鳥取県から平井
伸治知事に来ていただいています。
◆燃え上がる心で取り戻そう
平井伸治(鳥取県知事 北朝鮮による拉致被害者を救出する知事の会発起人 全
国知事会会長)
皆様、こんにちは。今日私たちはここに集い、この拉致問題の解決を是非とも
成し遂げようと、全国の心を一つにまとめるために、やってきました。必ず結果
を出すべく政府に迫り、そして私たちはこの運動を展開していかなければなりま
せん。
そういう中、西岡会長を初め救う会の皆様方、さらには飯塚代表、横田早紀江
様を初めご家族の皆様方、さらに古屋会長、北村事務局長を初め議連の皆様方、
また今日は各党から山谷先生、森先生、竹内先生、鈴木先生、玉木先生とお越し
をいただきました。是非この力を結集して結果を出していければと考えます。
今日は地方からも私たち47人の知事の会、会長は黒岩神奈川県知事ですが、
今日は全国知事会長を務めさせていただいている私平井が代わりに出させていた
だいています。ここに至るまで是非みんなでやろうと決議をさせていただきまし
た。
また松田会長を初め、全国の都道府県議連の皆さんも集結しています。鳥取県
からも野坂会長、坂野副会長が来ています。私たちはこの間、多くの月日を費や
してきました。
鳥取県は毎年、米子で家族会・救う会初め関係団体の方々と一緒に「国民の集
い」を開いてきました。今年は10月31日でした。衆議院の総選挙の日でした。
私たちは、「何度総選挙を経ても政権の枠組みがどう変わろうとも、なぜこれが
動かないんだ、なぜ北朝鮮から帰ってこないんだ。結果が出せなければなぐさめ
の拉致被害者救出の集会なのか」と何回も思ったものです。
本当に胸が締め付けられますし、忸怩たる思いがあります。何とかしていただ
きたいという我々地方の思いでもあります。
先ほどお話がありましたが、玉木議員からご紹介いただきました松本京子さん。
もう73歳です。私たちは集会を重ねて、その度に申し上げてきました。ご家族
もお歳を召しておられる。被害者もお歳を召しておられるんです。もう1日の猶
予もなくなってきているわけです。松本孟さんは今日も参加していただきました。
なかなか大変なお歳になってきておられますし、つい先日もまた一人ご家族を失っ
ておられます。
そのような時の流れの中で、私たちは是非とも願いを届けていかねばなりませ
ん。先ほど早紀江さんのお話にもありましたが、めぐみちゃんのことです。驚い
ておられました。
松本京子さんは10月21日にいなくなっています。特定失踪者に古都瑞子
(ふるいちみずこ)さんという方がおられますが、この方は11月14日にいなく
なっています。めぐみちゃんと同じような日ですね。この時期に、おだやかな日
本海の海で一体どんな悲劇が繰り返されたことか。
私たちは決して忘れませんし、憤りを絶やすことはできないわけです。穏やか
な白砂青松の松原の鳥取県米子の地から忽然と姿を消された京子さんは、毎日学
生服を作る工場に通い、そして編み物教室に行った時に拉致されました。残され
たのは片方のサンダルと、助けに行って殴られた人の顔です。こんな理不尽が許
される筈がありません。
この憤りをご来場の皆様と共有させていただければありがたいと思います。そ
してすべての拉致被害者を取り戻す。このことを実現していただきたいのです。
大紅葉燃え上がらんとしつつあり
高浜虚子がこのように詠んでいます。故郷のすばらしい錦の秋を今年も見るこ
とができないご家族の悲しみ、そして取り残されて北朝鮮におられる方の悲しみ。
私たちは決して忘れてはいけないのです。
燃え上がるのは大紅葉だけではありません。私たちの取り戻そうとする誓いで
す。そして今日この会場でも燃え上がりました。是非とも取り戻していきましょ
う。一緒に頑張りましょう。宜しくお願いいたします(拍手)。
◆12月の北朝鮮人権週間中にブルーリボンを
西岡 知事の会からは47都道府県から50名の代表の方が参加されています。
東京都からは黒沼副知事、神奈川県から小板橋副知事、新潟県からは佐久間副知
事が来られています。ありがとうございました(拍手)。
実はこの集会が始まる前に、家族会・救う会から平井知事に要請文をお渡しし
ました。それは今日の決議の3にあるんですが、12月に北朝鮮人権週間がある
のですが、その週に、知事の会の皆様や関係者の皆様に、ブルーリボンをつけて
もらいたいと要請しました。「赤い羽根」運動があるように、ブルーリボンをつ
けようというものです。
九州のある市では課長以上が服務中にバッジをつけます。議会の答弁で、「こ
のバッジは政治的な問題でなく人権問題だから服務中につけてもいい」という発
言があったと聞いています。是非、北朝鮮人権週間の時にみんなでバッジをつけ
ていただきたい。そして我々は忘れていないということを発信したいと思います。
知事の会にもお願いしました。宜しくお願いいたします(拍手)。
続きまして、全国の地方議員の先生方も集結していただきました。そのご紹介
と主催者としてのご挨拶をお願いいたします(拍手)。
◆政治は心で、そして実現すること
松田良昭(拉致問題地方議会全国協議会会長、神奈川県議会議員)
議会がお忙しい中、この度多くの同志に集まっていただきました。どうぞお立
ち下さい(拍手)。(113名全員の名前はスクリーンで紹介)
神奈川県議会には、「めぐみさんを助けてください」という声が寄せられてい
ます。その中には、横田滋さんの悲痛な思いが込められています。そして今日い
らっしゃる早紀江さんのお姿があります。この問題は許せないということで、各
地区でご活躍をいただいています。また街頭に立って、拉致問題を訴えていただ
いています。
この集会の前に、飯塚代表、西岡会長から北朝鮮人権週間中のブルーリボン着
用に関する要請文をいただきました。全国に発信します。
帰ってきていただければ、私たちの会は解散します。地方議連の活動は、啓発
活動です。この問題を忘れないよう続けているんですが、実際にこの問題を解決
するのは主権の問題ですから、国会議員そして政府です。地方議員の方々の思い
を代弁します。政治は心だと思っています。心を決したら、実現が第一です。是
非実現してほしいと思います。
今日ここにいらっしゃる先生方は、拉致問題について大変意識の高い方です。
でも国会議員がこの拉致問題をどこまで本気で実現してくれるのか。やっていき
ましょう。政治は心です。そして実現することです。是非拉致被害者を取り返し
ましょう。お願いいたします(拍手)。
西岡 続きまして特定失踪者家族会を代表して今井会長にお願いします(拍手)。
そして竹下さんに、特定失踪者家族会で参加された皆様をご紹介していただきま
す(拍手)。
◆国民はもっと怒らなけらばならない
今井英輝(特定失踪者家族会会長、今井裕さん兄)
国民大集会に参加できましたことに感謝いたします。本日は皆さんとはちょっ
と違った見方で拉致問題を紹介させていただきます。警察の決まり文句に、「も
し一人でも拉致でなかった人を認定したら北朝鮮から大変な反撃をくらう。だか
ら絶対に間違いがあってはならない」というのがあります。
私たちは拉致の認定について分かりません。私の弟、今井裕は2004年、日
弁連の先生方の支援を受けて弘前警察署を告発しました。以来、弘前警察署の外
事課のお役人が2か月に1回、「何か情報はありませんか」と土産を持ってきま
す。警察は人事が早く2年に1回くらいです。「何か情報はありませんか」と。
実は、私の弟の場合は、部屋を失踪したままにしてあったので、情報がたくさ
んあります。転勤の際、こういうことを言ったお役人がいました。「上司に情報
報告書を提出すると申し出たところ、上の承認が出ていないので勝手な行動をす
るなと言われて残念だね」と。
県警の外事が承認するのか警察庁の本庁なのか私たちには分かりません。科学
捜査研究所まで行ったものもあります。50年秋に発見された、日本海から拉致
されたと思われる地図も見つかりました。千葉から48年7月7日、失踪した古
川了子さんは4月に三井造船に入社しています。平成14年に北朝鮮から脱出し
た工作員安明進氏は、「病院で了子さんに似た人を見た」と証言しています。
また昭和51年2月7日、東京学芸大生の藤田進さんは、「新宿の警備会社に
アルバイトに行く」と言ったまま失踪しました。15年前、北朝鮮の脱北者が持
ち出した写真が藤田進さんだと言われ、鑑定した結果本人であることが判明しま
した。
これ以外にも拉致の可能性を否定できない、認定されない被害者がたくさんい
るということを知ってもらいたい。もし、「古川了子さん、藤田進さんが拉致と
認定されました」と発表された場合、では40年、45年経って、なぜ今まで隠
していたのか、と。「分かりませんでした」、「認定しても北朝鮮が返すことは
しない。だから認定しない」。
「絶対間違った認定はしない」というのが政府の方針ですから、2002年に帰っ
てきた人は19年間だれ一人認定されない。そして「死亡」したとされる12名
についても一人も帰ってきていません。
2002年の9月、小泉首相と金正日氏が会見し、初めて日本人の拉致を認め
謝罪しました。では拉致を求める前はどうだったか。「わが国は一人も拉致して
いない」と言っていました。「拉致は日本の武力反動のでっち上げで、ずっと前
から拉致はしていない」と言っていながら、5人を返した。つまり北朝鮮の言っ
ていることは全部嘘なんです。
北朝鮮の謝罪に日本はどのような反撃をしたか。反撃は何もしていません。む
しろ、「5人を返してもらってありがとう」と。金を払ったかどうかは知りませ
んが、食糧支援を25万トンしています。こんな北朝鮮の扱いに国民はおとなし
すぎるのです。国民はもっと怒らなけらばならないと思います(拍手)。
2002年9月17日に5人が帰って19年経ちました。残りの12名につい
ても、死亡診断書は嘘でした。今まで北朝鮮が言ったことについては全部嘘です。
先日岸田総理が就任のメッセージを発信しました。この時の北朝鮮外務省の動き
について日本は、「北朝鮮に侵略、日本は謝罪と賠償をしていない」とのメッセー
ジを発しています。
北朝鮮は国連の経済制裁により、またコロナにより、いよいよ苦しくなったと
思われます。今こそ拉致被害者救出のチャンスと思われます。まずは両国のトッ
プ会談の実現と早期解決を望みます(拍手)。
◆特定失踪者家族参加者紹介
竹下珠路(特定失踪者家族会事務局長、古川了子さん姉)
先程古谷先生から、「行動する議員連盟である」と明確にお話しいただきまし
た。それを聞きまして、「行動する議員」、「行動する公務員」、「行動する国
民」、「行動する家族」でありたいと思いました(拍手)。
今日、この場に参加させていただきました特定失踪者の家族をご紹介いたしま
す。失踪年代順に申し上げます。
斉藤良治 昭和36年10月神奈川県横須賀市から失踪した斉藤正治さんの弟
さんです(拍手、以下略)
早坂勇治 昭和43年4月東京都墨田区から失踪した早坂勝男さんのお兄さん
です
今井英輝家族会会長 昭和44年3月青森県弘前市から失踪した今井裕さんの
お兄さんです
生島馨子 昭和47年11月東京都渋谷区ら失踪した生島孝子さんのお姉さん
です
矢島文恵 昭和49年5月富山県新湊市から失踪した荒谷敏生さんの妹さんで
す
佐々木アイ子 平成3年埼玉県浦和市から失踪した佐々木悦子さんのお母さん
です
匿名のYIさん 1970年代山形県から失踪したTOさんの妹さんです
そして昭和48年7月 千葉県市原市から失踪した古川了子の姉竹下珠路です
ありがとうございました(拍手)。
西岡 全国から救う会の仲間が来ています。お立ち下さい(拍手)。私たちのア
メリカでの活動をずっと支えてくださった古森義久さん、スーザン古森さんです
(拍手)。
ここで第2部を終了いたします。
(5につづく)
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■岸田首相にメール・葉書を
首相官邸のホームページに「ご意見募集」があります。
下記をクリックして、ご意見を送ってください。
[PC]https://www.kantei.go.jp/jp/forms/goiken.html
[携帯]http://form1.kmail.kantei.go.jp/cgi-bin/k/iken/im/goiken.cgi
葉書は、〒100-8968 千代田区永田町2-3-1 内閣総理大臣 岸田文雄殿
■救う会全国協議会ニュース
発行:北朝鮮に拉致された日本人を救出するための全国協議会(救う会)
TEL 03-3946-5780 FAX 03-3946-5784 http://www.sukuukai.jp
担当:平田隆太郎(事務局長 info@sukuukai.jp)
〒112-0013 東京都文京区音羽1-17-11-905
カンパ振込先:郵便振替口座 00100-4-14701 救う会
みずほ銀行池袋支店(普)5620780 救う会事務局長平田隆太郎
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